令和4年3月定例会 市長提案説明（追加補正予算分）

追加補正分

続きまして、同時に提案をいたしました令和3年度一般会計補正予算並びに その他の議案について御説明いたします。
最初に、第41号議案令和3年度一般会計補正予算についてであります。
今回の補正予算におきましては、国の経済対策補正予算に伴う補助内示を受け、国土強靭化に係る基盤整備事業などについて措置するほか、新型コロナウイルス感染症対策に係る事業費の増加分、地方創生臨時交付金などの交付に係る財源更正など、所要の補正をいたしました。
はじめに、国の補助内示に伴うもの、及び新型コロナウイルス感染症対策に係るものにつきまして、御説明申し上げます。まず、民生費の障害者総合支援費につきましては、生活介護事業所の建設や障害福祉サービス事業所などにおける生産性向上のためのICT導入に対する助成費合わせて、8，200余万円を補正するとともに、戸籍住民基本台帳費には、マイナポータルを利用して、オンラインで転出届や転入予約を行うことができる引っ越しワンストップサービスに対応するためのシステム改修費1，800余万円を補正するものであります。
また、子ども支援費及び、衛生費の健康増進対策費につきましては、柳ケ瀬グラッスル35内に整備する子育て支援施設及び健康・運動施設の保留床購入費用合わせて8億2，800万円をそれぞれの費目において補正するものであります。
次に、商工費の商工業振興費につきましては、キャッシュレス決済を活用した地域経済活性化事業について、昨年11月から実施した第三弾の利用拡大分の経費1億4，700余万円を、また、昨年4月から10月の間に実施された時短要請期間中の感染拡大防止協力金に係る追加の負担金1，700余万円を補正するものであります。
次に、土木費の道路橋梁新設改良費につきましては、水野町線の整備などに8，900余万円を、道路橋梁環境整備費には、真砂町11丁目光明町3丁目線の無電柱化などに1億3，600余万円を、河川水路新設改良費には、戸石川の改修に、4，500万円を補正するとともに、都市建設総務費には、利用者が減少した路線バスの運行に係る経費の助成費7，700万円を、公園整備事業費には、金公園の再整備などに3億4，800余万円を補正するものであります。
また、教育費の小学校管理費、中学校管理費、高等学校管理費、及び特別支援学校管理費につきましては、感染症対策経費7，200余万円を、それぞれの費目において補正するものであります。以上が国の補正予算、及び新型コロナウイルス感染症対策に係るもので、合わせて、18億6，200余万円の補正となります。
このほか、民生費の障害者総合支援費につきましては、就労継続支援事業所などの利用者数増加に伴い不足する訓練等給付費2億6，600余万円を、障害者福祉費には、放課後等デイサービスの利用者数増加に伴い不足する障害児通所給付費1億7，700余万円を補正するとともに、全国在宅障害児・者等実態調査が令和4年度に延期になったことから、調査費用130余万円を減額し、新年度に改めて措置するものであります。
次に、農林水産業費の畜産業振興費につきましては、農業6次産業化支援事業について、県の補助が不採択となったことから、助成費150万円を減額し、新年度に改めて措置するものであります。
また、商工費のコンベンション推進費及び文化・芸術振興費につきましては、文化産業交流センター及び文化センターにおける設備の更新について、部品の調達が困難なことから、合わせて1，300余万円を減額し、新年度に改めて措置するものであります。
次に、土木費の公園整備事業費につきましては、公園の利活用に関する調査費300万円を補正するものであります。
また、教育費の薬科大学管理費につきましては、科学技術振興機構の次世代研究者挑戦的研究プログラムを活用し、大学院生に対する研究環境の向上等にかかる助成費110余万円を補正するものであります。
加えて、今後の財政需要の備えといたしまして、財政調整基金に20億円、市民福祉健康医療基金に5億円、薬科大学整備基金に2億円を積み立てるとともに、第42号議案において、公共施設等マネジメントに関し、基本理念として市民の皆様との協働により取り組むことなどを定めた公共施設等マネジメント条例を制定することに併せ、将来の計画的な維持・更新等の財源の備えとして、第43号議案において、新たに設置する公共施設等マネジメント基金に20億円を積み立てるなど、それぞれの費目において補正するものであります。
また、国の補正予算に伴うものをはじめ、完了が次年度になる見込みの事業につきましては、繰越明許費として所要の措置を講ずるものであります。
以上、事業費の補正総額は69億9，433万9千円となり財源内訳といたしましては、
市税　9億　920万7千円
地方交付税　38億6，256万9千円
国及び県支出金　28億8，387万1千円
繰越金その他特定財源　16億　639万2千円
をもって充てる一方、
繰入金　20億円
市債　2億6，770万円
を減額するものであります。
次に、第44号議案から第47号議案は、いずれも条例の改正でありまして、提案理由が付記してありますので、説明を省略させていただきます。
第48号議案及び第49号議案は、いずれも工事委託契約の変更についてでありまして、第48号議案は、村山川河川改修工事について、第49号議案は、洞排水路改良工事について、それぞれ委託契約を変更しようとするものであります。
第50号議案は、工事請負契約の締結についてでありまして、岐阜市民会館改修工事について、請負契約を締結しようとするものであります。
第51号議案は、消防救急デジタル無線談合に伴う、損害賠償請求の支払を求める訴訟について、裁判所の勧告に基づき、和解しようとするものであります。
第52号議案は、県管理道路の引継ぎなどに伴い、市道路線の認定をしようとするものであります。
第53号議案　病院事業会計補正予算は、病院に勤務する医師への超過勤務手当等の一部未払いに対する遡及支給分など3億5，400余万円を補正するものであります。
第54号議案　下水道事業会計補正予算は、国の補正予算の内示に伴うもので、柏木排水路の整備工事費や、下水管渠 布設替え工事のほか、プラント機械設備の改築工事費など、合わせて、3億5，600余万円を補正するものであります。
最後に、専決処分事項についてであります。
報第1号及び報第2号は、新型コロナウイルス感染症対策事業及び国の経済対策に係る関連経費について補正をしたものであります。
以上、補正予算及び関係諸議案をご説明いたしました。
よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。