[県] 岐阜別院本門

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ページ番号1030610  更新日 令和7年3月3日

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岐阜別院本門

岐阜別院本門(ぎふべついんほんもん)

分類

県指定重要文化財(建造物)

指定年月日

昭和50年(1975)7月17日

所在地

岐阜市西野町3-1

所有者

本願寺岐阜別院

解説

 岐阜別院は浄土真宗本願寺派の別院で、寺伝によると慶長8年(1603)、本願寺12代准如(じゅんにょ)宗主の開基とされています。
 岐阜別院の本門は、宝暦6年(1756)に建立されたもので、屋根は入母屋造、本瓦葺です。様式は唐様(禅宗様)で、本柱の前後に二本ずつ控柱を持ち、四脚門に属する構造をとっています。また、柱の下に設置された石製礎盤や、屋根の垂木が放射線状に二重に並んだ扇垂木などは、唐様特有の様式です。
 門の両側に左右対称に設けられた脇門(わきもん)もほぼ同じ造りです。総欅(けやき)造りで、多彩な彫刻など時代の特色をよくあらわし、技術的にも優れた建造物です。

建築用語

  • 入母屋造(いりもやづくり):入母屋屋根を持つ建物の形式。上部を切妻造の形式にし、その四方に庇屋根を付ける。
  • 唐様(禅宗様):鎌倉時代に大仏様より少し遅れ、禅宗の伝来と共に中国の南宋から伝えられた仏教建築様式。初めは禅宗建築のみに限られていたが、その後、他宗派の建築にも行われ、和様建築に大きな影響を及ぼした。

【参考】彰国社編『建築大辞典 第2版<普及版>』1993年刊

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