[市] 正法寺大仏殿
正法寺大仏殿(しょうぼうじだいぶつでん)
分類
市指定重要文化財(建造物)
指定年月日
平成27年(2015)4月7日
所在地
岐阜市大仏町8
所有者
正法寺
解説
金鳳山正法寺は、江戸時代初期に中国から伝わった黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院で、黄檗山萬福寺(京都府宇治市)の末寺です。天和3年(1683)に広音(こうおん)和尚が草庵を結んだことに始まり、萬福寺第6代住持千呆(せんがい)和尚を開山に迎えて創建されました。
江戸時代後期には大釈迦如来像(通称、岐阜大仏)が造られ、大仏殿は、大仏造立と並行して造営が進められました。
像高10mを超える大仏を安置するには、巨大な空間が必要で、大仏殿は巨大仏像を安置するという目的で内部空間と構造が設計されました。八角形の通し柱を八角形に配して固めることにより大空間を形成していることが最大の特徴で、他に見られない固有の形式として評価できます。
また、過去に増改築を繰り返しており、参拝者が階段で二重(二層目)に登り、大仏正面から参拝できるようにしていたこと、螺旋状の巡拝経路を有していたことも、他には見られない大きな特徴です(現在は二重以上へ登ることはできません)。
明治9年(1876)、第13代掬泉(きくせん)和尚のもとで有志を募って行われた修理・改築により、現在の姿となりました。
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