[市] 絹本著色亀姫像(光国寺)

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ページ番号1022083  更新日 令和5年6月19日

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亀姫像

絹本著色亀姫像(けんぽんちゃくしょくかめひめぞう)

分類

市指定重要文化財

指定年月日

昭和58(1983)年10月13日

所在

光国寺(加納西広江町2-28)

解説

 亀姫は徳川家康の長女で、初代加納藩主奥平信昌(おくだいらのぶまさ)の正室です。母は築山殿(つきやまどの)で、江戸幕府二代将軍秀忠、尾張藩祖徳川義直(よしなお)の姉にあたります。元和元年(1615)に夫信昌が没すると仏門に帰依(きえ)し、盛徳院(せいとくいん)と号しました。
 この肖像画は、晩年の亀姫を描いたものと考えられ、小袖の上に墨染の衣を身に着け、右手に数珠を持ち、頭巾を被る僧の姿をしています。また、上畳の上に片膝を立てて座る姿勢は、当時の正式な座り方であると考えられています。荘厳な御簾(みす)や帷(とばり)からは、家康の娘である亀姫の高い地位と、加納大夫人と崇められて大名以上であったといわれる様子がうかがえます。
 光国寺(こうこくじ)は、亀姫が自身の菩提寺とするため慶長19年(1614)に創建した寺院ですが、父家康の没後には寺内に堂を建てて父の菩提を弔うなど、深い関わりがありました。
 この肖像画と極めてよく似た肖像画が加納の盛徳寺(せいとくじ)や京都妙心寺(みょうしんじ)の大法院(だいほういん)などにありますが、光国寺にはこの肖像画をはじめ、亀姫の遺品が多く伝わっています。

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