[市] 護国之寺奥之院

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ページ番号1030601  更新日 令和7年3月3日

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護国之寺奥之院

護国之寺奥之院(ごこくしじおくのいん)

分類

市指定重要文化財(建造物)

指定年月日

昭和59年(1984)3月19日

所在地

岐阜市長良雄総194-1

所有者

護国之寺

解説

 雄総山護国之寺は、天平年間(729~749)、行基により創建された寺院と伝わっています。
 護国之寺の奥之院は、切石積基壇上に礎石を置き円柱を建てた寄棟造りの重層仏堂建築です。丘陵上に南面して建ち、内部に十一面千手観音像を安置しています。
 基壇の床は塼(せん)という敷瓦を四半敷(しはんじき)(建物の方向に対して45度の角度に並べて敷く方法)に敷き、建物の南側一間分は雨打土間としています。また、内部の天井が桟のない鏡天井となっていることや、正面扉が桟唐戸(さんからど)となっていることなど、禅宗様の特徴を持った建築様式が各所にみられます。
 棟札により、宝暦5年(1755)に第11代良恭上人が再興したものであることがわかっており、江戸時代中期の手法を残す、岐阜市内でも数少ない建築の一つです。

建築用語

  • 桟唐戸(さんからと):框(かまち)の中に幅広の桟を縦横に組み、その間に鏡板や連子を入れたもの。

【参考】彰国社編『建築大辞典 第2版<普及版>』1993年刊

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