[市] 三輪神社社殿
三輪神社社殿(みわじんじゃしゃでん)
分類
市指定重要文化財(建造物)
指定年月日
昭和43年(1968)4月17日
所在地
岐阜市三輪965
所有者
三輪神社
解説
三輪神社は、美濃国神名帳(みののくにじんみょうちょう)に正二位美和大明神と記載があり、大和国三輪大神を江洲志賀郡と濃州山県郡に祀ったと伝えられています。永禄年間(1558~1570)に、近松光保(ちかまつみつやす)が願主となって社殿を建立し、現在地に遷座したといわれています。
現在の社殿は、棟札の墨書から、元禄9年(1696)に再建されたものであることがわかっています。再建の際には、建立当初の様式を踏襲したといわれ、随所に室町時代の様式がみられます。
構造は、桁行三間、梁間二間、入母屋造、一間向拝付、桧皮葺の大きい社殿です。
社殿に祀られている木造神像は五躯あり、いずれも素朴な神像です(岐阜市指定重要文化財、非公開)。
建築用語
- 桁行(けたゆき):小屋梁に直角の方向。「桁行方向」ともいう。
- 梁間(はりま):小屋梁に平行な方向。「梁間方向」、「梁行」ともいう。
- 入母屋造(いりもやづくり):入母屋屋根を持つ建物の形式。上部を切妻造の形式にし、その四方に庇屋根を付ける。
- 向拝(こうはい):社殿の正面に差し出された構造物で、参詣人の礼拝のためのもの。
【参考】彰国社編『建築大辞典 第2版<普及版>』1993年刊
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