[県] 日吉神社社殿
日吉神社社殿(ひよしじんじゃしゃでん)
分類
県指定重要文化財(建造物)
指定年月日
昭和32年(1957)12月19日
所在地
岐阜市芥見2-93
所有者
日吉神社
解説
日吉神社社殿は、参道の階段を上がって奥、中央の八幡神社社殿(岐阜県指定重要文化財)の右隣に位置しています。両社殿とも創建年代は明らかではありませんが、規模・形式が似ており、組物(柱の上部にある、屋根を支える部材)の技法から様式上、桃山時代末期の建築と推定されています。随所にあしらわれている彫刻が時代の特色をよく表しています。
昭和38年(1963)には解体工事が行われ、屋根は桧皮葺から銅板葺に葺き替えられました。また、高欄・縁束・板壁・浜床・破風板の一部が取り替えられました。その他の部材は創建当初のもので、数度の補修を経ているにもかかわらず、よく当初の形式が踏襲されています。
建築用語
- 勾欄(こうらん):建物の縁回りなどに設けられる工作物。
- 縁束(えんづか):縁側において縁框(えんがまち)を支持する束。
- 浜床(はまゆか):神社において本殿などの向拝下にある低い縁。「浜縁」ともいう。
- 破風板(はふいた):屋根の妻側において山形に取り付けられた板及びその付属物の総称。
【参考】彰国社編『建築大辞典 第2版<普及版>』1993年刊
関連情報
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