令和2年12月18日 市長定例記者会見

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ページ番号1006231  更新日 令和3年8月31日

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写真:令和3年12月18日定例記者会見をする市長


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 「ぎふ灯りウィーク」の開催について
  • 「Net119緊急通報システム」及び「現場映像システム」の運用開始について
  • 「岐阜市ひとり暮らし高齢者ガイドブック」の発行について
  • エエトコタント岐阜市のリニューアルについて

会見資料

発言要旨

【市長】
それでは、令和2年度第10回定例記者会見をはじめます。
本日の発表事項は4点であります。
まず1点目、「ぎふ灯りウィーク」の開催についてであります。
「withコロナ」の考え方のもと、市民や事業者ともに、感染防止対策と社会経済活動の両立を図る取り組みを進めるべく、来年1月30日から2月7日にかけて、新しい生活様式を取り入れた催しを実施いたします。
この期間を「ぎふ灯りウィーク コロナ社会に明かりを灯す」とし、メイン事業として、「ぎふ灯り物語」とするイベントを初めて開催をいたします。
この事業は、鵜飼オフシーズンの持続的な市の観光コンテンツの新たな創出に向けて、観光庁の補助事業採択を受け、実証事業として実施するものです。
本市は、鵜飼の篝火(かがりび)や、手力の火祭、岐阜城天守閣からのパノラマ夜景、こよみのよぶねといった四季折々、物語のごとく「灯り」の景色が見られます。
そこで、本イベントは「ぎふの灯り」をブランドとして確立し観光誘客を進めるべく、本市の伝統工芸品である岐阜和傘や岐阜提灯に灯りの演出を施し、来場者に本物の価値を見てもらうとともに、アート的視点を取り入れるなど、アート&ヒストリーとして岐阜市ならではの灯りイベントを開催するものです。
会場は岐阜公園及び川原町広場とし、開催期間は来年1月30日から2月7日までの9日間といたします。
本イベントの開催に向け、行政をはじめ、岐阜長良川温泉旅館協同組合、市観光コンベンション協会、地元自治体等で構成する「GIFUナイトビュー事業実行委員会」を中心に準備を進めており、先般開催されました、鷺山の竹灯籠まつり実行委員会やこよみのよぶね実行委員会など、様々な団体等の協力を得て、まさに「オール岐阜市」で開催することとしております。
開催期間の初日である1月30日は、午後5時30分ごろに点灯式を行う予定で、31日以降は、午後4時頃から午後8時頃まで点灯いたします。
また、開催期間中の土曜・日曜の夜はおもてなしとして、関係団体の協力をいただきながら地元の食材等を使用したマルシェなども設置する予定であります。
本イベントと連動し、「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」の土曜・日曜の開館時間を2時間延長し午後7時までとし、2月14日のフィナーレに向けて盛り上げていくとともに、長良川うかいミュージアムにおいても、2月6日・7日の午後5時から午後8時まで、「ナイトミュージアム」として、光の切り絵などの灯りに関するイベントを開催いたします。
なお、実施にあたりましては、スタッフや関係者、また来場者に対する感染防止対策を徹底し実施してまいります。
来場される方も、寒い時期ではありますが、新しい生活様式を取り入れながら灯りを楽しんでほしいと願っております。
また、ぎふ灯りウィーク関連イベントとし、来年2月5日(金曜)から7日(日曜)まで、オリンピックの聖火展示を、鵜飼観覧船待合所で行います。
このイベントは、総務省の地方創生事業として14府県が選ばれたもので、岐阜県では本市を含む岐阜連携都市圏の市町および中津川市で、聖火を巡回展示することになっております。
観覧方法は、新型コロナウイルス感染防止対策のため、ハガキによる事前予約制で行うこととしており、応募者多数の場合は、抽選にて観覧者を決定させていただきます。
詳しくは、「広報ぎふ」1月1日号で市民の皆さまにお知らせしたいと考えております。
「ぎふ灯り物語」のイベント会場周辺となりますので、聖火の観覧とともに、イベントにもあわせて足を運んでいただきたいと考えております。
加えて、関連イベントとして、来年1月30日には「第14回信長学フォーラム」をじゅうろくプラザで開催いたします。
「明智光秀と本能寺の変」をテーマに、歴史作家の桐野作人(きりのさくじん)氏による講演や、岐阜城跡発掘調査をテーマとした講座などを開催いたします。
こちらは入場無料で定員250名とし、往復はがきで事前申し込みが必要でございます。
すでに「広報ぎふ」12月15日号で発表しておりますが、市のホームページでご確認いただきたいと思っております。
2点目、「Net119緊急通報システム」及び「現場映像システム」の運用開始について、であります。
本市の消防本部において、聴覚・音声・言語機能に障がいのある方が、円滑に119番通報(緊急通報)できるよう、新たに「Net119緊急通報システム」の運用を令和3年1月1日午前0時から開始いたします。
スマートフォン等によりwebサイトから、ボタン操作で簡単に緊急通報ができるとともに、チャット交信機能で通信指令室と文字により情報交換ができるものでございます。
この導入効果といたしまして、従前から運用している「メール119」・「Fax119」は、入力操作や手書きにより通報を行うわけですが、「Net119」では簡単な操作による通報であり、通報時間の短縮につながります。
また、GPS機能により、位置の特定が可能となり、チャット交信機能により、通報に必要な詳細な情報の提供を受けることができます。
これらにより、聴覚障がい者等が円滑な緊急通報を行うことができ、火災による被害の軽減や救急事案における容態の悪化防止につながります。
このNet119の利用は、「聴覚障がい者等の方の登録制」となっておりますので、より多くの皆さんにご登録、ご活用いただきたいたいと思っております。
利用登録の受付は令和2年12月15日からスタートしておりますので、ぜひともご登録をよろしくお願いいたします。
次に現場映像システムについてです。
Net119とあわせまして、聴覚障がい者等からの緊急通報に対するサポート強化と災害状況の早期把握のため、「現場映像システム」の運用を同時に開始いたします。
通信指令室から119番通報者の携帯電話にショートメッセージ(SMS)を送信し、通報者が、記載されたURLにアクセスすることにより、災害現場映像・動画を送信することができるという機能でございます。
これは障がいのある方だけではなく、どなたでもご利用が可能でございます。
119番通報(緊急通報)時点からの災害状況把握が早期から可能となり、迅速・的確な消防・救急活動につながるものと考えております。
なお、この定例会見後、消防本部がデモを行いますので、ぜひともご覧いただきたいと思います。
3点目です。
「岐阜市ひとり暮らし高齢者ガイドブック」の発行についてであります。
本市におきましては、政策のベクトルのひとつに「寄り添う福祉」を掲げ、家庭や生活に様々な課題を抱えておられる市民の皆様への寄り添う支援に力を注いでおります。
今年度は「おくやみハンドブック」や「岐阜市マイエンディングノート」を発行してまいりましたが、今般、「岐阜市ひとり暮らし高齢者ガイドブック」を発行いたしました。
現在市内には、ひとり暮らしの高齢者や、高齢者夫婦のみの世帯で、夫婦のどちらかが認知症や要介護状態となり、実質的にはひとり暮らしと同じ状況にある方もいらっしゃるわけでありまして、困りごとがあってもなかなか身近に相談できる相手がいないという問題を抱えておられます。
このガイドブックは、日々の生活の不安をなくして安心して過ごしていただけるように、各種相談窓口や問い合わせ先等を紹介するガイドブックとして作成いたしました。
「救急」「防犯・防災」「暮らし」「健康づくり」「介護」「終活・葬儀」「相談窓口」ということで、各カテゴリーに分けまして身近な相談窓口などの情報を提供しております。
中を見ますと漫画やコラムなども掲載しておりますし、ご高齢の皆さんに読みやすいように大きな文字でご紹介をしておりますので、ぜひ気軽に読んでいただき、万が一のときにご活用いただければと思っております。
なお、この冊子は、株式会社サイネックス様との共同発行によりまして、広告枠を設けることで本市の費用負担なしで取り組んだものでございます。
配布開始日は令和2年12月21日から、希望者に無料で配布をさせていただきます。
配布場所については、岐阜市役所高齢福祉課、岐阜市地域包括支援センター、また地域の各事務所、そして民生委員・児童委員を通じて支援が必要なひとり暮らし高齢者の方、これは約6,200人いらっしゃいますが、こうした方に民生委員・児童委員の皆さんが安否確認等の訪問時に配布を予定しております。
発行部数については1万部を予定しております。
最後4点目、「エエトコタント岐阜市」のリニューアルについてであります。
この「エエトコタント岐阜市」は、2007年から発行し、今回2021年版で15冊目となりました。
本市の魅力を市内外に発信するための重要なシティプロモーション冊子でございます。
すでに今年度の冊子、あるいは昨年度の冊子をご案内の方は大きくリニューアルされているのはよくわかっていただけると思います。
今回のコンセプトは「答えは岐阜にある。」というコンセプトでございまして、読み手に「今後どう生きるか、どう暮らすか」のヒントを提供できるよう、生き方や暮らし方を深く掘り下げた内容になっております。
岐阜市を舞台に挑戦する人、市民の方のリアルな姿をこの中でご紹介させていただいており、非常に内容も濃いものとなっております。
私は常々「シビックプライドの醸成」ということをお話しておりますが、シビックプライドの醸成を最上位の目的として、こういった冊子を作りました。
リニューアルの内容でありますが、「岐阜市シティプロモーション戦略」を2020年3月に策定をしております。
この中でメインターゲットに位置付けたのが、次代を担う20代・30代であり、この20代・30代の訴求力をさらに高めるためのリニューアルをしたところでございます。
まさに若年層に訴求するシンプルでわかりやすいデザインにしたということです。
また、“人”にフォーカスする情報発信で共感を促進したいということで、市民の方の岐阜市への思いなどをご紹介するなど、当事者性の高い視点で、深掘りした情報を展開し、読み応えある内容にさせていただいております。
発行部数は3万5,000部でありまして、新成人を祝い励ます会や、岐阜市内及び名古屋市内の大学、イベント等で配布を予定しております。
また、この「エエトコタント岐阜市」は、市役所本庁舎、JR岐阜駅構内観光案内所、岐阜公園総合案内所、みんなの森 ぎふメディアコスモス、カラフルタウン岐阜等でも設置をいたしますし、清流の国ぎふ 移住・交流センター 東京・名古屋のそれぞれの窓口、大阪ふるさと暮らし情報センター等、市外にも配置をいたします。
またそのほか、「エエトコタント岐阜市」のweb版を、パソコンやスマートフォンから見ることも可能でございまして、本日12時半から公開をしたいと考えております。
発表事項は以上です。

【記者】
新型コロナウイルス感染症がさらに拡大してきており、政府はGoTo事業を年末年始に停止することとなりました。
岐阜市においても大きな影響があるのかと思いますが、市長の所感、受け止めをお聞かせください。

【市長】
GoToトラベルキャンペーンの停止についての所感ということでございますが、12月14日の国の新型コロナウイルス感染症本部会議の資料によりますと、国内においては特に北海道や、首都圏、関西圏、中部圏を中心に連日多数の感染者の発生が続いていると、国が分析していろとおりでございます。
また、これまで大きな感染が見られなかった地域でも感染拡大の動きが見られるということで、各地で新型コロナの診療と通常の医療との両立が困難な状況がみられることも続いているという評価もされていると把握しております。
今回のGoToトラベル事業の全国一斉停止につきましては、総理が有識者の方々のご意見などを踏まえてご判断されたことでございますので、本市としてそれについて何か申し上げることはございません。
一方、本市の状況でありますが、全国と同様に感染拡大が継続をしているということでございますし、これまでにも6つのクラスター、例えば職場内や外国人の専門学校、飲食、医療機関内、親族での集まり等でクラスターが発生しており、12月3日には1日の最大で16人という陽性者の感染もございました。
急速に感染が拡大している中で、古田知事がお話しになっているとおり、現在の医療提供体制は岐阜県の最大値であるということであり、感染拡大によって医療体制をひっ迫させ、さらに医療崩壊を起こさせるわけにはいかないと考えております。
そのため、年末年始は拡大防止のためのブレーキをかける時期にあると考えております。
本市の影響ですが、一時停止となれば真っ先に旅館やホテルなど本市の基幹産業である観光業に影響が及びます。
岐阜長良川温泉旅館協同組合からは、国の一時停止の報道後、加盟施設において年末年始の予約のキャンセルが相次いでいるとお伺いしているところでございます。
最近、ようやく利用客が持ち直しつつあった中、再びご負担を強いることになるわけですが、この国難とも言える局面を一刻も早く抑え込むためにも、ご理解とご協力を賜り、共に乗り越えてまいりたいと考えているところでございます。

【記者】
基幹産業である観光でキャンセルが相次いでいるということですが、GoToトラベルは国の方針ではあるのですが、地方自治体のいろんなところに影響があります。
最初からやるべきでなかった、あるいはやめなくてもいいのではないか、タイミングなど市長としてはどのようにお考えでしょうか。

【市長】
総理が一国のリーダーとしてご決断されたことですので、総理の決断に従いたいと思っております。
本市としては、常々、感染防止対策と社会経済活動の両立ということを基本原則として様々なことに取り組んでおりますので、その気持ちに変わりがないというところでございます。

【記者】
新型コロナに関連してですが、前回の会見のときには、特に市有施設の開館については影響がないということで、引き続き感染対策をしていくということでした。
その時とは状況が変わってきていると思いますが、改めて年末年始の市有施設のお考えをお聞かせください。

【市長】
各市有施設については、先般11月25日に開催しました、岐阜市新型コロナウイルス感染症対策本部において決定したとおり、新型コロナウイルスのある生活のための岐阜市総合対策の第4版に基づき、各部において感染防止対策や年末年始の開館の判断等を行っているところでございます。
特に、年末年始、多くの方がいらっしゃる岐阜城のこともあると思いますが、現在も岐阜城天守閣や「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」など、これまでも新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら運営をしているところでございます。
したがいまして、年末年始におきましても引き続き、検温や消毒、マスクの着用、入場制限など感染防止対策の徹底を図りながら、運用をしてまいりたいと考えております。
ご来場いただく方には、こうした新しい生活様式を取り入れてしっかりと対策をしてお越しいただきたいと思っております。
なお、岐阜城の天守閣は元旦に限り早朝開館、これは6時半に毎年開館をしておりますが、毎年と同じように6時半の開館は実施をしますが、初日の出を見ることができるスペースは限られておりますので、感染防止対策の観点から日の出までは20名程度に入場制限を行い運営したいと考えております。

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