平成31年1月7日 市長の記者会見

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ページ番号1006263  更新日 令和3年8月31日

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写真:平成30年度第11回定例記者会見をする市長


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 新年の抱負
  • 岐阜イーストライジング24及び歩行者用デッキ竣工について
  • 鵜飼観覧船船頭募集ポスターを作成しました
  • 「ひとり親家庭等ガイドブック」を作成しました
  • カナダ、コートジボワール共和国を相手国としたホストタウン登録と今後の交流について

会見資料

発言要旨

【市長】
皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
ただ今から平成30年度第11回の定例記者会見を始めます。
まず、新年を迎えまして、ひと言お話をさせていただきます。
昨年を振り返りますと、本市も含めて日本全国で多数の自然災害がありました。
この新年早々にも熊本地方での地震もあり、私どもとしても南海トラフ巨大地震がこの30年で7割から8割という高い確率で発生が予想されているという中で、大変身の引き締まる思いでありますし、新年には「今日は我が身」ということで職員の皆さんにも緊張感を持って職務に臨むようにお話をしたところであります。
さて、今年は平成から新しく改元ということで時代も変わってまいりますし、岐阜市も市制130周年を迎えるわけであります。
新しい時代を迎えるにあたって、岐阜市としてはこの1年を1つの準備の年にしていきたいと考えております。と申しますのも、2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催、さらには本市として大きなチャンスでありますNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の放映も控えておりますので、こうした大きなチャンスをしっかりととらえる準備をしてまいりたいと考えております。
さて、昨年の夏に2019年度の予算方針を庁内で明らかにし、この間予算編成に取り組んでまいりました。
2019年度の予算が私にとりまして初めての本格的な予算編成でございますので、改めて5つの政策のベクトルについてお話をさせていただきたいと思います。
様々な機会に述べているところでありますが、「広域連携」「こどもファースト」「観光振興」「中心市街地の活性化と都市基盤の整備」「シティプロモーション」ということで、この5つの政策は私がかねてから掲げておりますビジョン・政策の中でも特にこの岐阜市にとって今必要な一手であるという観点から、この予算編成を3月議会に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
岐阜県や近隣自治体との連携を強化することはこの後発表することもその1つの花が開いておりますので、大事にしてまいりたいと思っておりますし、「こどもファースト」についても、子育て・教育に関することについては私なりの関心を持ちながら、この時代の必要性ということを鑑みて取り組んでまいりたいと思います。
また観光については、先ほど申し上げましたように2020年の大河ドラマという大きなチャンスを迎えますので、短期的な取り組みと同時に中長期のビジョンもしっかりと構えていくということで、大きな部分についてはこれから前進を見せることができると思います。
中心市街地の問題についても、これもこの後触れさせていただきますが、事業は1つ1つ前進をしていることが皆さんにも理解をしていただけるのではないかと思っております。
特に2024年の東海環状自動車道の開通、2027年のリニアインパクトと、ヒト・モノ・カネの動きが大きく変わるチャンスが到来してまいりますので、そのことを見据えた都市基盤の整備にも力を尽くしてまいりたいと思います。
そして5つ目の「シティプロモーション」は「シティコミュニケーション」ということを申し上げているとおり、まずは市民の皆様にいかに伝わる広報をしていけるかどうかだと思っています。
岐阜市として様々な施策に取り組んでいるわけですが、そのことを市民の皆さんにまず知っていただいて、理解していただいて、共感していただかないと、せっかく様々な施策に取り組んでも成果は上がりませんし、やっていないに等しいという気持ちで各職員に取り組んでもらいたいということで、広報の面においても力を入れていきたいと思います。
そのことが地域を愛するシビックプライドの醸成につながっていくわけでありますし、何よりも地域の力というのは市民の力でありますので、「オール岐阜」という私の考え方を広く市民の皆さんに共感していただいて、同じ方向を向きながらこの街がこれからどうなっていくかというビジョンを共に共有しながらまちづくりを進めていきたい、こんな2019年を切望しているところであります。
さて、まず今日は発表事項が4点ございますので、1つずつ発表させていただきます。
1つ目でありますけれども、岐阜イーストライジング24及び歩行者用デッキの竣工についてであります。
この岐阜イーストライジング24でありますが、多世代が集う新拠点としていよいよ完成を迎えます。
岐阜駅北口においては平成17年の大岐阜ビル、平成19年の岐阜シティ・タワー43、平成24年の岐阜スカイウィング37に続く4地区目の完成ということであり、今後の岐阜駅周辺の再開発の大きな弾みになると考えております。
ちなみにこうしたこれまでの取り組みによりまして、大岐阜ビル前の路線価は平成25年に1平方メートルあたり40万円であったものが、5年後の平成30年には46万円に、5年連続上昇するという大きな成果が挙がっておりますので、こうした駅周辺の再開発を確実に続けていくことが岐阜の価値を高めることになると確信をいたしております。
実はこの岐阜イーストライジング24については幾多の困難がございまして、ようやく2月9日に竣工式を迎えるということで、関係者の皆さんのご努力に心から敬意を表したいと思っております。
事業の経緯でありますが、平成14年6月に岐阜駅北口の駅前広場、さらには北口区画整理事業等、様々な事業が進むにあたり、再開発研究会を設立いただけました。
その後平成20年のリーマンショック、さらにはその後の工事費高騰等により様々な逆風に直面されましたが、関係者の粘り強い努力によりまして、平成26年7月に市街地再開発組合が設立され、福祉施設を中心に高齢社会のニーズをとらえた開発を行うということになったわけでございます。
平成28年3月に着工され、いよいよ来月竣工式を迎えるということであります。
この施設の特徴でございますが、24階建ての超高層の複合再開発ビルということで、総事業費は約100億円、岐阜市としても11.9億円の負担をさせていただきました。
ビルの命名については、公募で集まった2,241件の中から「東にそびえ、益々発展していく」ということをイメージされまして、この岐阜イーストライジング24という名前に決まったとお聞きしております。
福祉施設を主体とした形でありまして、22階から24階までが分譲住宅、16階から21階が賃貸住宅、3階から15階が福祉施設、1階から2階が商業施設でございます。
併せてこうした再開発の効果を後押しするため、歩行者用デッキも開通いたします。
この岐阜イーストライジング24と岐阜駅東自由通路の2階とをつなぐ歩行者用デッキを完成させたということで、これによりまして、JR岐阜駅や、あるいは駅前広場バス乗降場、さらにはハートフルスクエアG、アスティ岐阜、アクティブG等の文化施設、商業施設とのアクセスがスムーズになるということであります。
延長は129mで幅員が4m、エレベーターが2基、また音声案内等の誘導のサインも、ユニバーサルデザインの時代でありますので設置させていただきます。
整備費は10.7億円で、岐阜市としてはその内6.2億円を負担いたしました。
今回、屋根も他のデッキと同じように作っておりますので、雨天時にも快適にアクセスでき、回遊性も期待できるということであります。
これによりまして、岐阜駅周辺のデッキの総延長は776mとなります。
ビルの中には自由通路を設けておりますので、岐阜駅の側からデッキを渡り、さらにこの自由通路を抜けて北側にも通じており、名鉄岐阜駅への動線を確保することも考えております。
2月9日の10時30分から竣工式が行われます。歩行者用デッキの渡り初めも計画しておりますので、ぜひともご取材をいただければと思います。
2つ目、鵜飼観覧船の船頭募集ポスターを作成いたしました。
作成の目的でございますけれども、鵜飼観覧事業の持続可能性ということが大変重要なテーマでございまして、今回初めてこうした観覧船の船頭募集のポスターを作成したということでございます。
観覧船の船頭さんについては、高齢化が進んでおりまして、現在そういった問題を解消するためにも、例えば大学生や自営業、そしてシルバー層の方も含めて多世代の船頭確保ということを目的としているところでございます。
キャッチコピーとしては『愛する人に見せたい仕事がある 「最高のおもてなし」は「最高の人づくり」から始まります。』という、まさに主役は人であるという、船頭さんにフォーカスしたコンセプトで作らせていただきました。
私はかねてから広報については、そこに住んでおられる方、働いておられる方といった市民の皆さんの活動や想いにフォーカスをしていこうということを1つの方針として掲げております。こうしたことを通じて、岐阜市の観光において大事な役割を果たす鵜飼観覧事業を、誇りとなる仕事としていただきたいと思いますし、船頭さんの仕事にステータスを持って取り組んでいただきたいと思っております。
今回B2版、B3版の2つのサイズで400枚作成し、地域の自治会、公民館、公共施設、ハローワーク、大学・短大等、多くの方の人の目に留まるところに掲載してまいりたいと考えております。
1人でも多くの方が関心を持っていただいて、船頭さんに応募していただけることを心から願っております。
ちなみに、応募者に対しては面接試験等を行いまして、合格者については実際に操船訓練を経たうえでいよいよ5月11日から始まるシーズンにおいて船頭として雇用させていただきたいと考えております。
3つ目であります。
「ひとり親家庭等ガイドブック」について、作成にあたりまして少し背景にも触れたいと思います。
岐阜市におきまして現在ひとり親世帯は、平成27年の国勢調査の数字でありますが、3,619世帯ございます。
18歳未満のお子さまがいらっしゃる世帯が現在3万7,384世帯でありますので、10世帯に1世帯の割合で岐阜市内にはひとり親世帯がいらっしゃるという計算になります。
このひとり親家庭の生活課題でありますけれども、まず1つ目に非正規雇用が多く、経済状況の厳しい世帯が多いという問題があります。
2つ目が育児や家事、仕事などの負担をすべて1人で抱えながらの生活ということでございまして、岐阜市としても様々な支援の制度があるわけでありますが、真に必要なサービスや制度に関する情報を容易に入手できる環境にないということも問題として挙がっております。
さらには経済面、あるいは時間的に余裕がないということで、子どもの健全な育成や適切な学習環境を整えることが困難な家庭も多いというようなこともございまして、そういったご家庭にこのガイドブックを作成することにより、タイムリーにまた確実に支援に対する様々な情報を入手していただいて、生活基盤を確保していただいたり、子育て環境に必要なサービスを受けていただき、自立支援の強化を図っていきたいと思っております。
9つのカテゴリーに分けて掲載をさせていただいております。
相談窓口、手当・助成、住居、仕事、保育援助等、産後ケア、子どもの学費、貸付、学習支援ということで、必要な情報をそういったカテゴリーから見ていただくことによって情報を得ていただき、支援につなげていきたいと考えております。
ガイドブックの特徴として、A5版のサイズでバッグ等にも入れていただいて持ち運びをしやすい、あるいはデザインも見やすいポップなデザインにさせていただいているということや、支援のメニューは国の施策等により変わったりするということもございますので、QRコードを多用し最新の情報を入手をしていただけるようにしようということ、また見出しを用いて検索もしやすくなっております。
1月8日、明日から配布をさせていただくということで、6,000部作成いたしました。
配布場所については子ども支援課、エールぎふ、市民課や各事務所、福祉医療課、各保健センター、児童館などの公共施設、主任児童委員の皆さんや岐阜市母子寡婦福祉連合会の皆さん、さらに各種子育て支援団体などの関係団体の皆さんにお渡しをして、皆さんにしっかりと届いてほしいと思っております。
また、1月15日号の「広報ぎふ」においても周知をいたしますし、また市のホームページにも掲載をさせていただいて、PDFでダウンロードもしていただける形にいたしますので、とにかく様々な形で情報を得ていただきたいと考えております。
4つ目であります。
カナダ、コートジボワール共和国を相手国としたホストタウン登録と今後の交流についてであります。
すでに報道のあるところでございますが、平成30年12月28日に岐阜市として、第11次ホストタウン登録でカナダ及びコートジボワール共和国を相手国としたホストタウンの登録をいただきました。
カナダとは、岐阜県が陸上競技及びパラリンピック陸上競技で事前合宿を受け入れるということですので、私どもとしては子どもたちが本物のオリンピック選手、パラリンピック選手に触れあう機会を持つことによって交流を図っていく、まさにホストタウンという事業に取り組むわけであります。
またコートジボワールにおいてはテコンドーを私ども岐阜市で、そして陸上競技は関市で受け入れをしていただきます。
既に登録いただいたスロバキア共和国を含め、相手国は3か国となりました。
こういった中でまずカナダとの関係ですが、ポイントが2つあると思っております。
1つ目は、市長就任以来、県市連携ということを掲げてまいりましたけれども、そうした一環としてこのホストタウンの事業に取り組み、ようやく登録が認められたということで、さらにホストタウン事業についても県市連携が進んでいくということで期待しております。
また、岐阜市はカナダのサンダーベイ市と姉妹都市の関係にありますので、そうした長年の交流も活かしていける関係にあるというところでございます。
コートジボワールにつきましては、まずNPO法人ぎふ・コートジボワールが実施する活動という、民間交流の草の根の土台があるということが大変大きな私どもの財産だなと受け止めております。
さらに、先ほど申し上げましたように、テコンドーを岐阜市で、陸上競技を関市でということで、今関市は連携中枢都市圏の関係を結んでおりませんけれども、近隣の自治体でそれぞれに連携できるところは場合で連携していこうということの一環として、関市とはこのホストタウンで協力をしていこうということで、これもようやく花が開いたということでございます。
関市との関係をしっかり強化をしていく、1つのきっかけにしたいと考えております。
今後でありますが、まず2月11日にぎふメディアコスモスにおきまして、カナダ、コートジボワールの文化を紹介する交流イベントを開催する予定であります。
また市内の小中学校を対象にこのカナダ、コートジボワール、スロバキアの3か国との事前合宿の受け入れ競技ごとに応援校を募集いたしまして、応援校ではメッセージのフラッグの作成や、オリンピック・パラリンピック選手の学校訪問等を予定していきたいということで、子どもたちとの交流に注目をしてまいりたいと考えております。
発表は以上です。

【記者】
鵜飼の船頭のポスターについて、現状高齢化が進んでいるみたいなんですけれども、今実際にどういう採用活動をしていて、現在の船頭の人数ですとか、あるいは人材が足りなくてどういう課題が生まれているといったことがあれば教えていただければと思います。

【市長】
採用活動については、口コミが多いと聞いております。
船頭さんが仲間に声を掛けられるということですが、それには一定の限界がありまして、やはり今後幅広く、ご関心のある方にも応募していただきたいと、こんな思いを持っているわけであります。
人材不足における問題ですが、休日にも振替で出勤していただく等、ご無理をお願いしながら何とかやりくりしているということでございますので、持続可能な形を考えますとやはり一定数の船頭さんがいてくださって、皆様にご負担をかけない形で働いていただくことが大事なテーマかなと思っております。
また半年間限定の勤務ということや、4時半から21時という勤務時間についても今後課題ということでいろいろと考えていかなければいけないなと思っております。
現在「広報ぎふ」やハローワーク等での募集の他、若い人たちということで地元の大学の例えば野球部等、元気な体育会系の学生さんにも船頭になっていただいて、若手の力も頂いているという創意工夫をしているところであります。
ちなみにご参考ですが、70歳以上の方が平成30年で28名いらっしゃるということであります。
一方で、30代は9名、40代が17名ということで、中堅の世代が不足をしていることは否めないわけですが、学生は33名ということで、何とかそこで維持をしているという現状であります。
岐阜市長良川鵜飼観覧船事業のあり方検討委員会等も開催してきましたので、今後長期的なビジョンも策定しながら、持続可能な鵜飼観覧船事業の実現のため、鵜匠さんはじめ関係者とも、しっかり協議をしながら対策を講じてまいりたいと考えております。

【記者】
昨年末に答申があったと思うのですが、市役所新庁舎完成後の現庁舎と南庁舎の跡地構想でありますが、答申についての受け止めと、スケジュール的にはいつごろまでに決めたいというのがあるのかお聞かせください。

【市長】
昨年の12月17日に答申をいただきました。
学識経験者や公募の市民の方等10名で構成をいただいた外部委員で2年間、前市長の時代から審議を重ねていただいたということで、委員の皆さんに大変敬意を表しているところでありまして、感謝をいたしております。
内容を拝見いたしますと、庁舎の跡地を活用する考え方や活用の方針、イメージの案をお示しいただいたということでありまして、長期的な視点でのまちづくりに貢献させることが必要であるということや、一方で短中期的な活用のイメージ案も示されておりますので、そういったものもしっかり受け止めながら考えていきたいと思っております。
特段感じておりますのは、今後の留意事項という中で、「庁舎跡地活用を進めるにあたっては、中心市街地全体のまちづくりの方向性を見据えたうえで、公共施設等の都市機能の配置のあり方やニーズを検討し、改めて導入機能や施設の詳細について検討することが必要」と、答申をいただいております。
したがいまして、今回の委員会では幅広いイメージの例示をしていただけたのではないかというふうに受け止めております。
こうした答申をしっかりと受け止め、大事にしながら、中心市街地全体のまちづくりの方向性というものをしっかりと見据える中でどう活用するべきかを今後検討していきたいと考えています。
スケジュールについてはいつということは正式に決めているわけではありません。

【記者】
イーストライジング24ですが、この中に入っているサ高住、介護付き老人ホーム、特養、それぞれもしわかるようでしたらどれくらいの入居料がかかるのか、規模はどれくらいなのか教えてください。

【市長】
入居料はまた担当部から聞いていただければと思いますが、戸数については、サービス付き高齢者向け住宅は36戸、それから介護付有料老人ホームは100床、特別養護老人ホームも100床、ショートステイは18床、こういう構成だとお聞きをしております。

【記者】
岐阜市が11.9億円の負担をされているということですが、賃貸住宅及び福祉施設の運営には関わらないという理解でよろしいですか。

【市長】
これは社会福祉法人のサンライフが運営をいたしますので、私どもが直接関わることはありません。

【記者】
冒頭で今年の目標についてお聞かせいただいたのですけれども、例えば漢字一文字等、端的な言葉をいただけたらと思います。

【市長】
一文字というか、私は常に「岐阜を動かす」がテーマでございますので、動かし続けるということですから、新年の広報にも「躍動」という言葉を載せさせていただきましたけれども、2019年はそれが私どもとしてはテーマかなと思っております。

【記者】
船頭の募集についてなんですが、私も常々鵜匠さんから、船頭さんの確保が非常に困難だという話を聞いておりまして、こういった広く船頭さんを募集されることは必要かなと思うのですが、一方で観覧船事業を続けるにあたって社会的にも人材不足ということが深刻化している中で、この問題について根本的に解決するようなお考えがありましたらお伺いしたいと思います。

【市長】
平成28年に岐阜市長良川鵜飼観覧船事業のあり方検討委員会が答申を出しておられまして、実は問題点はすでに明らかになっております。
今回ポスターを初めて作成したというのも、長期継続が見込める自営業者などをターゲットにした効果的な船頭募集をということも答申として挙がっていたということも背景にあります。
昨年は残念ながら中止になってしまいましたが、船頭体験ということなど、子どもたちにも広めていくということでいろいろと試行錯誤をしている段階であります。
一方で、河川の環境も変わってきておりますし、あるいは観覧船の老朽化というようなこともあり、答申の中でも長期的なビジョンの策定をするべきであるということを言っていただいております。
例えばその中においては観覧船の保有計画を、乗船客のニーズということを把握しながら、老朽化した観覧船の更新計画を今後作っていくべきではないかといったような課題もあります。
さらには鵜飼観覧方法の再考や観覧船以外の新しい観覧方法ということで、昨年は42日間中止になった中でホテルパークの前の川原から観覧していただくようなこともありましたが、そういった多様な観覧のあり方ということも、昨年度の教訓から得た大事なテーマではないかなということも思っております。
また水辺のにぎわい等々、ミズベリングということも昨今言われておりますので、そうしたすでに出されている課題に対してどういうビジョンを描いていくかということを、先ほど申し上げましたように鵜匠さんはじめ関係者とよくよく協議を重ねながら取り組んでいく必要があるのではないかと考えております。

【記者】
船頭さんの募集なんですけれども、スケジュール的にはどのように進めていくのでしょうか。

【市長】
募集期間ですね。
第1次の締め切りは2月15日、第2次の締め切りは3月15日ということで、募集期間を考えております。
先ほど申し上げましたように面接試験をさせていただいて、合格者には実際の操船訓練の後、5月11日からの鵜飼にデビューをしていただきたいと思っております。

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