平成30年7月24日 市長の記者会見

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ページ番号1006257  更新日 令和3年8月31日

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写真:平成30年度第5回岐阜市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 平成30年7月豪雨について
  • 第62回ぎふ信長まつり騎馬武者行列 織田信長公役の発表について
  • トランジットモール2018・公共交通フェスタの開催について
  • 南部東事務所における福祉機能等の充実について

会見資料

発言要旨

【市長】
皆さんこんにちは。
ただいまから平成30年度第5回定例会見を始めます。
今日はまず、平成30年7月豪雨について触れたいと思います。
まず県内、県外でも亡くなられた方、被害に遭われた方がいらっしゃいます。
深く哀悼の意を表したいと思います。
本市といたしましては、中核市市長会災害時応援協定によりまして、倉敷市に職員2名を派遣することといたしております。
派遣期間は8月6日から12日、8月3日午前9時30分に出発式を行いたいと思っております。
またすでに報道されていることでございますけれども、県内におきましては下呂市に給水活動支援のため、関市におきましても災害廃棄物収集運搬のために職員を派遣しているところでございます。
本市の被害状況につきまして集約を重ねてきました。
人的被害については1名の方が雷に打たれましたけれども、すでに退院されているとお聞きをしております。
建物被害につきましては、浸水が26棟。
その他の被害といたしまして、法面の崩壊が2か所。
それから教育施設、島中学校で約80メートルにわたる地割れが1件ございました。
公園施設も13の公園で一部被害があったというところでございます。
観光については鵜飼観覧船2隻が破損をしたということでございますけれども、25日から鵜飼観覧船は再開ということで今準備を進めさせていただいております。
その他につきましてはお手元の資料をご参照いただければと思います。
次に、本市の対応でありますけれども、地域防災計画に基づきまして、応急対策を実施いたしました。
災害対策本部の設置、情報収集伝達パトロール等、更には水防応急対策や避難所等の設置に職員を現地派遣して対応させていただきました。
また、自主防災組織、水防団・消防団との連携も行ったところでございます。
一方、今回の災害においての様々な反省点や課題というものも集約させていただいているところでございます。
例えば、雨の中でしたので、防災無線等が聞こえにくいというような声もお聞きをしているところでございますし、伝達方法の改善も今後対応していかなければいけないと考えております。
現在そういった問題を集約して、今後の対応策について検討しているというところでございます。
また、市民の皆さんにおかれましては、従来よりも避難勧告に対して避難をされた方が多かったと思いますけれども、対象の方がすべて避難されたわけではございませんので、情報収集に努めながら、自ら危険を察知していく中で避難等に行動を起こしていただく、あるいは垂直避難ということで二階等に避難されるといったことが今後とも望まれるのではないかなと思っております。

第62回ぎふ信長まつり(以下信長まつり)の騎馬武者行列の織田信長公の役について発表させていただきます。
今年の信長まつりは10月6日(土曜日)・7日(日曜日)の2日間開催いたします。
10月7日(日曜日)に恒例のメインイベントであります騎馬武者行列を行いますけれども、この信長公役にMAG!C☆PRINCE(マジックプリンス)の永田薫さんを起用させていただくことにいたしました。
起用にあたりましては、私も就任以来「岐阜を動かす」ということで市民の皆様にもお伝えしているわけですけれども、若さあふれるフレッシュな岐阜市の新しいイメージに合致する方ということで、このたびご縁がありまして、岐阜市に縁のある永田さんにご快諾をいただきました。
永田さんには躍動感あふれる若き日の織田信長公を演じていただきまして、信長まつりにいらっしゃった皆さんにイベントを思いっきり楽しんでいただく、そんな行列にしたいと考えております。
それでは、永田さんに今日きていただいておりますので、この場にお入りいただいて、皆さんに紹介させていただきたいと思います。
お願いします。

【市長】
こんにちは。

【永田さん】
こんにちは。

【市長】
MAG!C☆PRINCE(マジックプリンス)さんは、三重と愛知と岐阜の出身の方がメンバーとのことですが、岐阜県は永田さんが一人ということで、まさに岐阜市の出身ですので、岐阜というものを本当に日ごろ愛してくれて、そのこともいろんな活動の中で伝えていきたいと永田さんが言っていただいていますので、岐阜を代表する信長まつりで信長役をしっかりと演じていただいて、市民の皆さんに岐阜愛を伝えていただければありがたいと思います。

【永田さん】
がんばります。

【市長】
はい、ありがとうございます。
続きまして、トランジットモール2018・公共交通フェスタの開催について発表をいたします。
日時は9月8日(土曜日)・9日(日曜日)の10時から16時、トランジットモールは長良橋通りにおいて、公共交通フェスタはパーキング紅葉園(神田町4丁目)において開催いたします。
内容でございますが、まず、今回は公共交通フェスタと一体で実施をさせていただくということです。
昨年はバスフェスタをメディアコスモスで単独開催させていただいておりましたけれども、今回は県のタクシー協会にもご協力いただき、UDタクシー(ユニバーサルデザインタクシー)といったものも展示をしていただきまして、市民の皆さんに身近に触れていただこうと考えております。
2つ目は岐阜連携都市圏の市町との連携ということで、公共交通フェスタの会場内におきましては各市町とともに公共交通のパネル展示ということでPRさせていただいたり、各自治体のゆるキャラにも集合していただきまして、岐阜連携都市圏のつながりを広く市民の皆さんにお伝えしたいと考えております。
更に、トランジットモールで信長楽市を開催いたしますけれども、この信長楽市においても連携中枢都市圏のお店にもご出展いただくという形で、広域で集客も声をかけていきたいと考えております。
また、コミュニティバスのPR、及び各地域の太鼓や踊り等のパフォーマンスもしていただこうと考えております。
更に、自動運転技術をPRしようということで、この自動運転技術車両の展示、それからパネルを用いた自動運転技術の説明もこの会場で行い、市民の皆様方にも自動運転技術に直接触れていただく機会にしたいと考えております。
トランジットモールの開催日には、まちなかのイベントを同時開催するということで、信長ゆめ広場では音楽イベント、メディアコスモスには水戸岡鋭治(みとおかえいじ)さんのパネル展、柳ケ瀬商店街内におきましてはジュラシックアーケードが開催されておりますので、お互いに連携をしながら相乗効果で集客を図っていきたいと思っております。
各会場を結ぶ連節バスのシャトル運行は今年度も実施させていただきます。

次に、南部東事務所における福祉機能等の拡充についてです。
すでに福祉機能や保健機能は柳津地域事務所において行政サービスが提供されておりますが、これを参考に、南部東事務所におきまして9月3日(月曜日)から、従来提供していた戸籍や印鑑登録等の80件に加え、新たに45件を加えまして合計125件の事務手続きを扱うことといたします。
具体的には子どもの福祉医療費受給者証新規の交付ですとか、身体障害者手帳交付申請、児童扶養手当認定請求書・証書発行や、予防接種券発行等であります。
岐阜市といたしましては、岐阜市都市内分権推進構想というものを平成27年3月に策定しております。
この中で少子高齢化社会に対応するために、多様な地域核のあるまちづくりという構想を掲げておりまして、具体的な方向性の中に地域の住民サービス機能の拡充ということが示されております。
現在、地域の事務所は7か所ございますけれども、こうした福祉機能や保健機能の拡充等々によって、高齢者の方、あるいは子育て世代を中心に直接地域の中で行政サービスを対面で提供できる、そういった行政機能の向上を目指してきているわけでありまして、今回実施するその成果を、検証を踏まえながら残り5つの事務所について将来的な展開を検討してまいりたいと考えております。
出先機関の充実ということで一つ一つ取り組んでいきたいと考えております。

【記者】
水害関連でいくつかお尋ねをいたします。
鵜飼についてなんですが、4日から13日まで中止になり、観覧船の運航についてはさらに24日まで中止するということになって、経済的損失が現段階でどれくらいになるのか、もし概算でもできているようならお聞かせください。
それともう一つ、船が出なかったので鵜飼を河原で見ましょうということが好評だったようで、京都の鴨川でやっているような川床を設けたらいいじゃないのかという意見が一部観光関係者から出ているそうですが、ご所見をお願いします。
最後に、岐阜グランドホテルの向こう岸にある旧納涼台という現在は閉鎖されている施設があります。平成20年度の9月の市議会でこれについての質疑応答がなされており、その時に担当の商工観光部長により、早急に結論を出したいという答弁があったようです。
その時に観覧所の占用料として市が年間15万円ほど、県などに占用料を支払っている話もありました。
政策総点検というお立場から、こういった施設を今後どうするのかということをお聞かせください。

【市長】
まず1点目の今回の経済的な損失の概算ということでありますが、まず中止の間鵜飼観覧船の乗船客の方はキャンセルになっておりますので、これが約5000万円。
更には観覧船の係留所及び航路の復旧作業にかかる経費ということで、トータルでいうと約1000万円。
観覧船、2隻転覆いたしましたけれども、1隻目の修繕をしているほうが約100万円の修繕料。
廃船にするほうは廃船処分料で約50万円。
クレーン代等で約50万円。
トータルで約6200万円ということで、鵜飼についての損失が出ているということでございます。
2つ目でございますけれども、まず河原から見ていただいて、それが非常によかったという声を私もお聞きをしております。
その中で、例えば鴨川みたいな川床のような形でという声も聞いておりますけれども、増水時の対応という大きな課題があり、これをクリアするのは容易ではありません。
例えば河川の環境も変化してきているとか、船頭さんも不足をしてきている現状等を踏まえ、長期的に考えると、新たな観覧方法の一つとして考える余地はあるなと、こんなふうには思っております。
今、国交省でも「ミズベリング」ということで全国各地で取り組まれていて、水辺のにぎわいというのは非常に観光客の方からも長い時間滞在していただけるとともに、地域の魅力アップにもつながるということで、そういう意味では非常に面白い検討材料だなと思います。
納涼台については少し細かく申し上げますが、現在関係先と協議を行っております。
庁内の関係部局だけではなく国土交通省木曽川上流河川事務所、それから岐阜県岐阜土木事務所、そして林野庁岐阜森林管理署との協議を重ねております。
我々としては、この納涼台について現在活用の予定はありませんので撤去に向けて協議を重ねているというつもりでございます。
占用料については国有林の占用料は平成30年の実績で8万6400円を払っておりますが、河川占用料は現在支払っておりません。

【記者】
鵜飼がこれほど長い時間気候によって中止になったのは初めてじゃないかなと思うんですけれども、この夏休みシーズンにこれだけ中止になったということへの受け止めと、少し難しい部分ですが、再発防止策ということができるのかわからないですが、これから先どのように考えていらっしゃるのかお願いします。

【市長】
私どもとしても自然を相手にする観光事業でありますので、その難しさということを痛感しております。
今回幸いなことに1隻も下流まで流されるというような被害はありませんでしたけれども、やはりあれだけの水が出ると、せっかく作っていた護岸やドックも決壊してしまい、防ぎようのない自然の力を見せつけられたと思います。
そういう意味ではお客様が相当数キャンセルとなりましたので、今後私どもとしては少しでもてこ入れ策を考えたいと思っております。
例えばですけれども、今、9月以降の予約に余裕があるということでそのあたりに更に誘客をしたいということで、ジャズドリーム長島、岡崎のサービスエリアなどでの観光展でPRをしたり、観光展の現場で直接お申込みをいただこうと予定していますし、長良川の花火大会でももちろん呼びかけをしていこうと考えております。
また、中部国際空港駅のデジタルサイネージでも長良川鵜飼のPRを増やすことや、名古屋のテレビ塔の大型モニターでの鵜飼映像の放映等、特に愛知県を中心とした近隣への効果的な誘致策を実施していこうと考えております。
さらに私自身も、市民の方が企業なり団体なり、あるいはお仲間で集まられる機会に鵜飼観覧船でお集まりの機会を持ってほしいというようなことは呼びかけをしていきますので、市民全体でこの長良川鵜飼の今回の受けた被害を取り戻す気持ちでやっていきたいと考えております。

【記者】
近隣ですと関市では川があふれて大きな被害も出ていますけれども、記録的な、今までにないような雨だったと思います。
これまでにない災害が近くで起きているということに対して、何か防災の対策とか体制で抜本的に変えなければいけない等、今感じていることがあれば教えてください。

【市長】
まず、受け止めとして、もう十年に一度、二十年に一度ということではなく、今の気象状況の変化を捉えると、毎年起こり得るという気持ちでこの問題に向き合っていかなければならないと思っております。
ですからこれは来年も起こるかもしれないし、もしかしたら台風シーズンにも起きるかもしれないという緊張感を持って取り組む必要があるのかと思います。
更には一部報道にも出ておりますけれども、平成16年の台風23号以来、長良川の河川改修を国や県が進めていただいておりました。
その効果もあってこれだけの水量がありながら長良川の本流は守られたということでありますから、今後とも国や県に対して治水の観点から河川改修が必要な手当てを継続して行っていただきたいということは、今回の効果があったことを踏まえて要望してまいりたいと思っております。
さらに今回下呂市や関市にも派遣をいたしましたが、やはり近隣の自治体同士で助け合うことも大事だと思っております。
そういった場合には連携を密にしてお互いに職員の派遣等しっかり行いながら、支えあっていきたいと思いますし、近隣の知見も今回得られた教訓があると思います。
しっかりと集めて活動に活かしていきたいと思います。

【記者】
もう一つの災害となってきております暑さの話です。
岐阜市も最近全国ニュース等で、暑さについて頻繁に報道されております。
災害となりつつあるという暑さに対する岐阜市独自の何らかの対応策があればお聞かせください。

【市長】
まず、岐阜市の小中学校についてはエアコンをすでに設置をしておりますので、この点は大変ありがたい状態であると私は受け止めております。
夏休みに入っていきますので、すでに県の教育委員会からも教育長宛に注意喚起の通知も来ておりますし、私ども市が主催するスポーツイベントでも独立行政法人日本スポーツ振興センターが熱中症予防運動指針というものを出していただいておりますので、市内の各スポーツ少年団に対してこの指針に基き、開催にあたっては注意喚起をしておくということを行っておりますし、さらには市の体育協会の加盟団体に対しても同様にしっかりと通知をさせていただいております。
これだけ熱中症等々の問題が出てきておりますし、実は救急車の出動も大変この間増えてきております。
ですからこういった観点からも注意喚起はしっかりと受け止めていただいて判断をしていただきたいと思います。

【記者】
玉宮地区についてお伺いしたいと思います。
客引きが悪質になっているという話があって、地元自治会では条例ないしはそれに代わる規制を求めていくということでありますが、駅前といいますと市長としてもすごく重視している地区の一つだと思いますけれども、そこをよりよくしていくために今後市長として条例なり規制を作っていく意思があるのかということが一つ。
あと市民の方々と一緒に何かしら考える協議の場を作っていく意思があるのかということの2点お聞かせください。

【市長】
昨日、岐阜駅北地区自治会の代表者の皆さんに訪問していただきまして、地域の活動もご報告いただきましたけれども、その中で一部の客引きのマナーについての要望のお声をいただきました。
この玉宮の周辺地域においては、もともと彼らとはよくコミュニケーションを取っておりましたので、客引きが増えてきたなということと、直接彼らと話をして一定のルールを作りたい、地域の皆さんと客引きの企業との間でのルール作りに取り組むということをお聞きをしておりました。
その中でルールが作られてきているのかなという認識をしておりましたが、客引きの中にはルールを無視して強引な対応をするものもいるということで、地域の中では対応に限界が来ているということをお聞きしています。
客引きをいきなり排除ということは難しいことですけれども、ただ、地域の中でルールが作れない、あるいはルールが守られないとなるとそれは別の話と受け止めております。
岐阜市としては今地域の皆さんとコミュニケーションをしているわけですけれども、より連携を図ろうということで、パトロール活動にも岐阜市としても参加をして実態把握に努めていきます。
さらには地域のそういった安全活動に対してもジャンパーやのぼり、啓発チラシ等必要な物品については支給をして協力していこうと考えております。
今は県の迷惑防止条例がありますので、進路を妨げたり付きまとったりするような客引きは禁止されているわけですけれども、今後、そういった実態把握をしっかりと行うとともに関係機関、警察、そして地域の自治会の皆さんと緊密に情報交換を行っていこうと考えております。
その上でどうしてもルールが守られない、悪質な客引きが横行するということに対しては次の一手を考えなければならないと思いますので、私としてはしかるべき対応を考えざるを得ないと思っております。

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