工事中の防火管理は確実に!

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ページ番号1001493  更新日 令和3年8月31日

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1 主な出火原因

工事中のビルや、建設現場等における火災の主な出火原因は、溶接・溶断作業等の火花たばこ放火(放火の疑いを含む)などがあげられます。
溶接・溶断作業、グラインダーなどの火花を発する作業、バーナーやトーチランプ等による加熱作業を行う場合、接炎や火花の飛散などにより周囲の可燃物に着火し、火災となる危険性があります。

イラスト:溶接作業

2 出火防止対策例

(1)溶接・溶断作業等

  • 可燃物付近での作業はしない。やむを得ない場合は不燃のシート等で遮蔽し作業をする。
  • 危険物等の近くで火気を使用しない。
  • 粉塵等が発生する場所では換気や清掃を適宜行う。
  • 消火器等の消火準備をする。
  • 作業終了後は確実に点検を行う。
    (火花が飛んでいるおそれがあるため、範囲を広めに確認する)

(2)喫煙管理

  • 火災予防上安全な場所に喫煙場所を指定する。
  • 吸殻入れは不燃性とし、水を入れて、完全に消火する。
  • くわえたばこは厳禁。

(3)放火対策

  • 工事資器材等は整理整頓する。
  • 適宜、工事現場内を巡回する。
  • 必要以上の危険物を持ち込まない。
  • 関係者以外の立ち入りを禁止する。
  • 夜間等、無人となる場合は必ず施錠し、可燃物をみだりに放置しない。

3 延焼拡大防止・従業員の教育

  • 工事関係者全員が避難経路を把握できるように周知徹底する。
  • 避難経路に資器材等を放置しない。
  • 防火戸や防火シャッターの閉鎖障害となる場所に物品を置かない。
  • 自衛消防組織を編成する。
  • 消火器等を誰もが使用できるよう訓練を実施する。
  • 防火に関する教育を実施する。

イラスト:消火器

4 まとめ

工事現場での火災は、一度火が着くとすぐに周囲へ燃え移り、大火災に発展するおそれがあります。
また、作業中には飛び火に気づかないまま、夜間等の無人となった時間帯に出火し、火災が拡大するケースも見られます。
工事現場で火災が発生すると、その損害、被害は建物だけではなく、様々なところに影響が及びます。
工事現場等に携わる方々は、防火対策を徹底し、火災を起こさないように安全管理に努めましょう。

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予防課
〒500-8812 岐阜市美江寺町2丁目9番地 消防本部・中消防署合同庁舎3階
電話番号:058-262-7163 ファクス番号:058-263-6065

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