令和5年8月23日 市長定例記者会見

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ページ番号1021013  更新日 令和5年9月5日

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写真:令和4年8月24日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表項目

  • ブラジル・カンピーナス市、アメリカ・シンシナティ市訪問岐阜市代表団帰国(成果)報告について
  • 「ぎふアクションスポーツフェスティバル2023」の開催について
  • 集団化する客引き対策のための防犯カメラ設置について

配布資料

発言趣旨

【市長】
ただいまから、定例会見を始めます。
本日の発表事項は3点です。

(1)ブラジル・カンピーナス市、アメリカ・シンシナティ市訪問岐阜市代表団帰国(成果)報告について

まず1点目ですが、この度ブラジル・カンピーナス市とアメリカ・シンシナティ市を訪問しました、岐阜市代表団の帰国報告をさせていただきたいと思います。
今回、令和4年に姉妹都市提携40周年を迎えたブラジル・カンピーナス市、及び令和5年に姉妹都市提携35周年を迎えたアメリカ・シンシナティ市を訪問しました。さらにはブラジル・サンパウロ市もあわせて訪問いたしまして、ブラジル岐阜県人会創立85周年及び岐阜県人ブラジル移住110周年を記念する行事に参加をしました。
訪問団は、私と石井市議会議長、ぎふ魅力づくり推進部長、ほか職員1名の合計4名で岐阜市代表団を結成いたしました。
まずブラジル・カンピーナス市の訪問ですが、ダリオ・サアジ市長と面談をいたしまして、姉妹都市交流の覚書を締結いたしました。
5年前に訪問した時は前任の市長さんの時代でありまして、今回初めてダリオ・サアジ市長と面会をいたしました。
覚書では「平和」、「市民交流」、「まちづくり」、「学術」、「教育」、「スポーツ」について確認をしました。
また岐阜市の中心市街地に関するリノベーションと、再開発を両輪としたこれまでの取り組みをプレゼンテーションするとともに、カンピーナス市側からもHIDSプロジェクトについてプレゼンテーションしていただき、お互いに持続可能な都市開発についての意見交換をさせていただきました。
また前回の定例会見でも発表しましたが、姉妹校であるリオ・ブランコ学園を訪問し、本市の小中学校のICTを活用した教育について、私もプレゼンテーションをさせていただき、リオ・ブランコ学園からもグーグルフォーエデュケイションについての取り組みをプレゼンテーションしていただきまして、学園の生徒を交えた活発な意見交換を行うことができました。
例えば、岐阜市で取り組んでおります「ここたん」というタブレットで心の健康ボタン押すものがございます。これについて「きいてほしい」というボタンについてご紹介をしたところ、「そこで指名された先生が、どのような対応を行うのか」といったことを生徒からご質問いただくなど、先生とのコミュニケーションについて非常に高い関心を持っていることがわかりまして、良い意見交換ができました。
また前回発表した姉妹校である徹明さくら小学校及び藍川中学校の児童生徒の皆さんから預かった作品を、リオ・ブランコ学園の生徒の皆さんに友好交流の証としてお渡しをいたしました。
大変うれしかったのは、5年前にお渡しをした児童生徒の作品がリオ・ブランコ学園にちゃんと飾ってありまして、そういう意味でも姉妹校としてしっかりと交流をしていただいていることを感じました。
またブラジルのサンパウロ市への訪問については、岐阜県主催のレセプション「岐阜の夕べ in São Paulo」への出席や、イビラブエラ公園内にあるブラジル日本都道府県人会連合会が建立した開拓先没者慰霊碑への訪問、さらには日系ブラジル移民の皆さま方の様々なご苦労を理解するという意味で、ブラジル日本移民史料館を視察いたしました。
またメインの行事として、「ブラジル岐阜県人会創立85周年」「岐阜県人ブラジル移住110周年」の記念式典が開催をされ、私のほか県の関係者の皆さん、他の自治体の皆さんとともに出席をいたしました。
そこで私もスピーチをさせていただきまして、これまでの移民をされた先人の皆さんの苦労に思いを馳せるとともに、岐阜市といたしましてはこのカンピーナス市との姉妹都市交流をこれからも活発に継続をし、そのことがブラジルの岐阜県人会の皆さんが築いてくださっている両国の友好の架け橋の絆を深めていくことの思いを共有させていただきました。
続いてアメリカ・シンシナティ市の訪問では、アフタブ・ピュアヴァル市長と面談をいたしました。
私が姉妹都市として、シンシナティ市を訪問するのは初でございまして、前回は2019年に訪問する予定でございましたが、いじめ重大事態の発生により急遽中止をしましたので、ようやくの訪問となったわけでございます。
同じく覚書を締結し、「平和」、「市民交流」、「まちづくり」、「教育」、「経済」、「学術」、「文化」について確認をいたしました。
またグレーター・シンシナティ経済開発公社(REDIシンシナティ)を訪問いたしまして、スタートアップ企業や起業家の支援をテーマに、スタートアップのあらゆる段階に対応したサービスの提供や、企業や提携先の広大なネットワークを使って、起業家同士や未来の投資家をつなげる同公社の取り組みについてお話をいただくとともに、岐阜市におけるNeo work-Gifu(ネオワークギフ)についてもプレゼンテーションをし、これからのスタートアップ、起業家の支援について、お互いの取り組みを共有しました。
特に岐阜市としては今後、ライフサイエンス拠点の形成という大きなビジョンがございますが、こうした取り組みに向けて大変参考になるお話をいただきました。
やはり大学と企業もそうですが、しっかりとネットワークを作って、そこで新しいビジネスを生み出していくことについては、ブラジルのカンピーナス市も同様の取り組みをしており、お互いに姉妹都市同士、切磋琢磨できる分野だと感じたところでございます。
またシンシナティ市の市街地再開発地区の視察では、ダウンタウン地区、Over-the-Rhine歴史地区を見させていただきました。
こういったことを通じて、例えばリバーサイドやワシントンパーク公園の再整備、リノベーションによる活性化や交通施策など、中心市街地をどのように再生していくかということで、これもお互いに大変参考になる意見交換ができましたし、また官民連携による取り組みの成果を実感したところでございます。
次にシンシナティ・ハミルトン郡公共図書館を訪問いたしました。
これは公立の図書館としては全米でも第2の規模を誇る図書館でございまして、岐阜市のみんなの森 ぎふメディアコスモスはLibrary of the Year2022のグランプリを令和4年に受賞しておりますので、そういったお互いに高い評価を得ている図書館同士ということで、その取り組みを共有しました。
先方は大変面白い取り組みをしておられまして、“メーカーズスペース”とおっしゃっていましたが、3Dプリンターをはじめとする各種のプリンターとか、録音スタジオ、製本機など、市民の皆さんの創作意欲を掻き立て創造性を育むための設備が備わっているスペースがございます。いわば図書館で本を借りるということにとどまらず、こういった様々なものを作ってみる、創造力を膨らましてみる、そういったことを通じてそれがまた市民の皆さんの幸せとか居場所づくりに繋がっているという、この公立図書館のユニークな取り組みは大変参考になるものでありました。
またノーザン・ケンタッキー大学も訪問いたしまして、こちらは岐阜大学と留学生の交換などの交流を行っておられるところで、私たちが訪問した時にも「これからすぐに、岐阜大学から留学生が来ます」というようなこともおっしゃっておられました。
ヘルスイノベーションとかサイバーセキュリティに関する取り組みは非常に特徴的だということで、視察もさせていただき、また岐阜市立女子短期大学や岐阜薬科大学、そしてさらには岐阜大学との連携についてもプレゼンテーションをさせていただきました。
最後にこの姉妹都市訪問の大きな目的として、カンピーナス市及びシンシナティ市の「平和の鐘」式典で平和への誓いを行いました。
これは毎年岐阜空襲のあった7月9日に合わせて、5つの姉妹都市において平和の鐘の打鐘をお願いしておりますが、今回は代表団の訪問に合わせて、カンピーナス市では7月29日に式典を開催いただき、またシンシナティ市では8月2日に式典を行い、「Cincinnati-Gifu Peace Bell Day」と宣言をしていただきました。
こうした草の根の姉妹都市交流は非常に大事でありますので、これからも世界平和に貢献する活動として取り組んでまいりたいと思います。
今回、何度か「プレゼンテーション」というキーワードを使いましたが、姉妹都市交流の中では訪問していろいろと挨拶を交わすだけではなくて、お互いの自治体の取り組みを具体的に共有して、姉妹都市間での交流というものが国際交流にとどまらず、様々な行政課題、まちづくりにお互いに資するような取り組みにしたいという思いでプレゼンテーションの機会を多数持ちました。
そのおかげで、具体的な密度の濃いコミュニケーションを姉妹都市の皆さま方と図ることができたと感じておりますし、岐阜市でも大いに参考になることがございましたので、今後生かしてまいりたいと思っております。

 

(2)「ぎふアクションスポーツフェスティバル2023」の開催について

では発表事項の2点目です。
「ぎふアクションスポーツフェスティバル2023」の開催についてであります。
アクションスポーツは、子どもや若者を中心に大変人気が高まっており、従来のスポーツや運動の枠組みにとらわれない遊び感覚のアクティビティとして、さらなる発展が見込まれると考えております。
そこで岐阜市といたしましては、アクションスポーツの普及にいち早く取り組み、市民の皆さまに新たなスポーツに親しみ楽しむ機会を提供しようということで、今回この「ぎふアクションスポーツフェスティバル2023」を開催いたします。
イベントの概要ですが、開催日は9月30日土曜日と10月1日日曜日の2日間。
会場は、岐阜市役所のすぐ北側の「みんなの森 ぎふメディアコスモス みんなの広場 カオカオ」で行います。
主催は岐阜市及び「ぎふアクションスポーツフェスティバル2023実行委員会」です。
ご来場については事前予約不要でございまして、入場も無料で実施をいたします。
初開催となる今回の目玉ですが、「PARKOUR PREMIER CUP 2023 IN GIFU CITY」と称しまして、パルクールのパフォーマンスを生で観戦できるエキシビションマッチを開催いたします。
今回は国内外ご活躍をしておられます朝倉聖選手、泉ひかり選手、永井音寧選手、そして岐阜県出身の八木和也選手といったパルクールアスリートの皆さんがフリースタイルのパフォーマンスをご披露いただきます。
また市民の皆さんには観覧だけではなくて、自ら参加をしていただける体験コーナーも揃えております。
「パルオニ」というパルクールの鬼ごっこがございまして、障害物が置かれた約10m×10mのフィールドの中を鬼ごっこする競技の体験会を開催します。
またパルクール、ボルダリング、トランポリンの体験会もあわせて開催をいたします。
各競技の体験については、プロのインストラクターの方から指導を受けることができます。
中でもパルクールでは東海地方を拠点に活躍する木本登史選手、トランポリンでは元世界王者の山口学さんが指導を行っていただきます。
さらに、事前に募集する地元のダンサーの皆さんによるブレイキンのライブパフォーマンスも披露していただきます。
こうしたアクションスポーツは非常に参加がしやすいということもございますし、これまで既存の競技になかなか参加できなかった若い方々にも気軽にアクションスポーツに触れていただいて、体を動かすこと、スポーツをすることの楽しさを感じていただきたいと思っております。
また今後、パリオリンピックを経てこうしたアクションスポーツもオリンピックの種目などにも入ってくるのではないかと思っておりまして、岐阜市の若い世代の皆さんや子ども達がいち早く触れて、そういったところからスイッチが入る子ども達も出てくれば喜ばしいことだと思っております。
今回、アクションスポーツの複数競技を体験・見学できる大型イベントが、岐阜市に初上陸しますので、ぜひ子ども達からシニアの世代の皆さんまで幅広く、まずは見ていただいて、参加をして楽しんでいただくイベントにしたいと思います。
またイベントの詳細につきましては、チラシ、ホームページ、SNS、「広報ぎふ」等で発信をしてまいります。

 

(3)集団化する客引き対策のための防犯カメラ設置について

では最後、3点目です。
集団化する客引き対策のための防犯カメラの設置について発表いたします。
まず禁止区域の現状でございますが、「岐阜市客引き行為等の禁止等に関する条例」、いわゆる客引き禁止条例を全面施行いたしまして、間もなく2年となります。
禁止区域における客引きの状況ですが、コロナが5類に移行されて以降、対策の緩和によって人の増加がありますが、客引き行為者の増加傾向は見られましたが、大きく増えることはなく、最近では減少の傾向が見られます。
これまで岐阜市や警察、地元関係者の皆さまの取り組みによって、その抑え込みに一定の成果が見られていると思っております。
また条例施行前には多くの客引き行為者が「客待ち」をする出現ポイントが5ヶ所程度ございましたが、現在は主に2ヶ所に減少をしている状況でございます。
取り組みと指導実績ですが、実は令和5年度は4月から「客引き行為等対策指導員」を4名から6名に増員をいたしました。
また原則、毎日指導を実施しております。
また、音源車によるパトロールとか、岐阜中署さまとも連携をいたしまして、岐阜中警察署、地元関係者との指導・啓発活動の強化、また地元のご協力により空き店舗を無償で借り受けまして、監視や活動の拠点として活用させていただいております。
加えまして、客引き行為者の若年齢化に対し、この客引き行為者が所属をする高校や大学、及び客引き事業者への指導も強化をしております。
これまでの累計指導件数ですが、指導213件、勧告96件、命令82件、過料に至ったものは45件でございます。
今後の新たな取り組みですが、客引き行為者は指導員の指導から逃れるために、例えば見張りを立てているとか、特定エリアで集団化をして「客待ち」のため路上にたむろして通行の妨げとなる、こういった客引き行為者の新たな迷惑行為が目立っております。
そうした迷惑行為の解消と、新たな「客待ち」対策として、今般、防犯カメラを3台設置し、対策の強化を開始いたします。
設置予定日は8月28日を予定しておりますが、具体の式典等は行いませんので、粛々と設置をさせていただこうということでございます。
このカメラは即時画像確認が可能な防犯カメラでございまして、いわば即時にカメラの画像を確認することによって、現場で違反行為を特定し、特にこれまでなかなか立証が困難だった「客待ち」行為を積極的に指導したいと考えております。
こうした防犯カメラを活用した取り組みは全国的にも実績がないそうでございまして、同じく客引き対策に取り組む他の自治体にもご注目をいただけるものと思っております。
条例に基づく取り組みをこれまでも積み重ねてまいりましたが、警察や地元関係者の皆さまとこれまでと同じように連携を図りながら、岐阜駅北地区の安全・安心のまちづくりに力を尽くしてまいりたいと思いますし、何よりも市民や来街者の皆さまに安心してご利用いただけることが一番でございます。
ぜひ、こういった客引き対策にご理解いただくとともに、大切なのは「客引きをしない、させない」はもちろんですが、市民の皆さまには「利用しない」ことが重要でございますので、ご協力をお願いしたいと思います。
本日の発表事項は以上です。

【記者】
発表内容ではないところですが、2点お伺いしたいです。
まず19日にありました鵜飼観覧船での事故についての市長のお受けとめと、今後、対策として何か市長の中でお考えがあれば伺わせていただきたいです。
2点目は、11日に「ぎふ長良川花火大会」が4年ぶりに行われました。
冒頭トラブルもありましたが、トラブル含め、大会当日について市長のお受けとめを伺わせていただきたいのと、また令和6年以降、何か変えていきたいというお考えがあれば伺いたいです。

【市長】
まず鵜飼観覧船についてでありますが、鵜飼観覧船にご乗船のお客様や、宿泊者等、多数いらっしゃった旅館組合の皆さま、関係者に大変ご迷惑をおかけいたしました。
またお怪我をされた方にもお見舞いを申し上げたいと思います。
本件を受けまして、8月21日の月曜日には、まず船員の訓練を実施いたしました。
またマニュアルの改定も行い、中部運輸局に今回の事故報告書を提出し、私も中部運輸局の局長を訪問しまして、ご助言を賜ったところでございます。
また8月22日には中部運輸局の立ち入り検査もいただきまして、私どもの改善報告と改訂マニュアルについてご指導いただき、「了」としていただきましたので、昨日、それを持って鵜飼を再開させていただいたところでございます。
今回、教訓として感じておりますのは、気候変動というのが非常に激しくなってきているということで、これまでこのような事故は私の記憶している限りありませんので、突発的にしかも局所的に天候が変わることを、我々は大きな教訓として得たわけでございます。
そのような場合にどのように対応するのかということを、今回のマニュアルの改定でも落とし込み、またそういった場合にどう危険を回避するかということも、船員の皆さんの訓練を通じて徹底をさせていただいたところでございます。
マニュアルの中には、もちろん責任ある立場のところから様々な指示を出すということはもちろんですが、現場においてもいち早く状況を感知できるのは船員でございますので、船員自らも判断をして、まずは安全を確保することも、マニュアルにしっかりと改訂して明記をさせていただきました。
また鵜飼の中止についても、今回は狩り下りの途中にこういったことになったわけですが、急激な天候の変化の場合には、そういった場合でも速やかに中止を判断することが大事だと思っておりますので、今後もこのことを教訓に安全第一で鵜飼観覧船の運航を行ってまいりたいと思っております。
続いて、「ぎふ長良川花火大会」についてでございます。
4年ぶりに多くの皆さまに待ち望んでいただいた花火大会を無事開催することができました。
今回、「みんなで支える」オール岐阜ということを掲げましたので、官民一体の実行委員会でありましたし、また応援席についても、市民の皆さま、企業の皆さまにご協力をいただきました。またボランティアとか、翌日の清掃も多くの市民の皆さんにご協力をいただいたことに、心から感謝を申し上げたいと思っております。
その上で、今回多くの方から「花火見に行ったけど、とてもよかった」とか、中にはテレビ等でご覧になって「新しい花火の形ですね」といった声もいただきましたし、今後の課題については、まず9月13日に関係機関で意見交換会を開こうということで、お気づきの点等をしっかりと持ち寄っていただいて、その上で今後はどうしていくかということの議論を深めていきたいと思っております。
先ほどお話もありましたように、例えば花火大会のスタートのときに私も「3、2、1」で押しましたけど、「あれっ」ということでありましたので、こういったことは原因も分析をしていただいております。
第2回においては、そのこともしっかりと改善策として講じることもあるでしょうし、私どもは安全に開催できたと思っておりますが、警備のプロフェショナルである警察からお気づきの点等もしっかりとフィードバックいただいて、さらに第2回目も安全に開催できるように、また改善を重ねてまいりたいと思っております。

【記者】
発表事項の2点目のパルクール、アクションスポーツに関してなのですが、若者に人気ということで令和4年に千葉の方ではX Gamesが国内で初めて開催されたりと、このスポーツを取り巻く環境は、国内でもどんどん熱が高まっていると思います。その中でパルクールの国内のトップ選手が岐阜に集って、その大会でプレイが見られるということになれば、観光の起爆剤になったりとか、岐阜がこのアクションスポーツのメッカになったりする可能性もあるかと思います。今回初開催ですが、令和6年度以降どのような大会にしていきたいとか、今そういった想定があれば教えてください。

【市長】
パルクールは日常の生活の中で誰もが練習できる競技であることは非常に魅力的であります。東京や都市部でこういったパルクールの大会を誘致される動きは既に出ていますが、地方においてもそういった一流の若い選手たちが、日頃の成果を発揮していただき、子どもたちが本物に触れる機会をつくることは大変重要だと思います。
当然こういった大会を開けば全国からご関心のある方は来てくださるでしょうし、岐阜らしい場所で開催しようということで、ちょうど金華山や岐阜城を見ることができる「みんなの広場カオカオ」で開催し、やはり岐阜で開催することの意味や想いを持って開催をいたします。
まずはこれも第1回ですので、やってみて非常に評判も良く、多くの皆さんからご関心をいただければ、私としてはぜひ令和6年度以降もやりたいと思います。また、せっかくやりますので1回きりではもったいないのではないかと思いますので、アクションスポーツにこれからも光を当てながら、若い世代の皆さんの可能性を拓いていきたいと思っております。

【記者】
2点ございます。
1点目なのですが、ブラジルとアメリカの訪問について、ちょうど時を同じくしてパリに行った旅行のところで、いろいろと言われているような案件もある中で、今回の訪問については全日程でどれぐらい公務をされていらっしゃったのかというところをお尋ねしたいです。
2点目が発表事案ではないのですが、お隣の愛知県の西尾市の方で公園に釘が落ちていて遊んでいた子どもがケガをした事案があったと思いますが、岐阜市さんの方でそういった公園やグラウンドの安全管理について、何か対応されているようなことがありましたら教えていただければと思います。

【市長】
最初に姉妹都市の関係ですが、ご一緒した石井議長いわく、「こんなにハードなのですか」とおっしゃっていただきました。
私は日頃から計画的にスケジュールをびっしり整えて、その通りに動くのが好きでありまして、これは岐阜市に居る時と姉妹都市に居る時と全く同じで、どんどん日程を入れていました。例えばアメリカのシンシナティ市のシンシナティ・ハミルトン郡公共図書館の訪問の際も、しっかり時間を朝から取っていたのですが、そのあと昼に市長さんとの面談がありまして、もっと意見交換したいしもっと見たいがそこに間に合わないので、最後のところはもう意見交換できずに「市長さん、お待ちなので」ということで、次の面談に行かなきゃいけないぐらい結構タイトに予定を組ませいただきました。
このようにプレゼンテーションも含め、お互いにしっかり意見交換をしてそれぞれの取り組みを共有すると、いいものはお互いに参考にすることが大事ではないかと思います。
また例えば周年というと5年後にシンシナティ市を訪問する時に、シンシナティ・ハミルトン郡公共図書館がどう変わっているのか。実は子どものスペースが改修中のため見られなくてとても残念だったのですが、どう改修するかというそのパース図と工事の現場も見させていただいて、まさに私が目指している子どもたちの教育環境そのものを作ろうとされていたので、その後の完成に非常に注目をしています。
例えば岐阜市の絵本と子どもたちの学びの取り組みについて、非常に関心を持ってくださったのは「岐阜市の図書館は子どもの声は未来の声ですよ」と、だから「図書館の中で声を出してもはしゃいでも、全く問題ないのです」というところにはとても皆さんご関心を持たれていました。シンシナティ・ハミルトン郡公共図書館では、メーカーズスペースで何か物を作っている機械の音とかはしますが、図書空間は非常に静かでありましたので、そういうお互いの取り組みを姉妹都市の交流を重ねるたびに、またお互いアップデートして共有できるような何か取っ掛かりを今回つくることができたと思っております。
加えて具体的にレターをいただいて、先方が所蔵しておられるコレクションについて、本市の歴史博物館の協力を得たいというような具体的な話が出たりするなど、本当に石井議長のご感想の通りではないかと思っております。
それから西尾市の件ですが、西尾市の事案を受けまして、岐阜市が所管する公園などの野球場とかサッカー場、ソフトボール場と球技場51施設について緊急点検を既に実施をしております。
実施にあたっては、例えば野球の走塁の際にスライディングするベース付近などの危険性の高い箇所を重点的に点検いたしましたが、危険なクギ等はないことを確認しております。
また小中学校などのグラウンド73施設についても、トラックを引くためのクギなど教育活動のために埋設したクギ等はございますが、そういったものは毎月定期点検を実施しておりまして危険なものはないことを確認しています。
また球技場ではない公園の多目的広場についても、クギが放置されている事例が確認されましたので、それも撤去いたしましたし、また担当課から日頃広場をご利用いただいている、例えばグラウンドゴルフの団体の方とか、ゲートボールの団体の方などすべての軽スポーツ団体の代表者の方にご連絡をして、クギ等は放置しないことを徹底し、団員全員に対しても周知をお願いしたところであります。
また公園内の清掃等をお願いしている地域の公園管理団体の皆さまには、日常点検の中で注視していただくようお願いをいたしました。
また市民の皆さまにも、ホームページによる注意喚起とか、そういったことで安全に施設をご利用いただくための対策は徹底しているところでございます。
引き続き、西尾市のような被害がないように、職員や関係管理団体による施設の点検を行い、危険物は速やかに除去するなど、施設利用者の皆さまの安全確保に努めていきたいと思っております。

【記者】
鵜飼の事故の件ですが、やはりこういったゲリラ豪雨なんかが、これからも頻発すると思うのですが、やはりその予測とか予報について、何らかの例えば雨雲レーダーのような精緻なものを整備するとか、あるいはそういった気象予報機関のようなところと連携してゲリラ豪雨なんかを予知していくような形の対策というのを考えていらっしゃいますか。

【市長】
これまでも、例えば水位の予測にしろ、天候については様々な情報をいただきながらやっております。それでも急に雲が流れてくるってことはあるわけですので、そういった場合にどう現場でしっかり判断をして安全を確保するのかというところに、私どもは重点を置いています。
特に今回はちょうど狩り下りをやっている途中でありましたので、狩り下りがまだできてないお客様がいらっしゃったとしても、速やかに中止を判断することは、これだけ劇的に天候が変わるわけですので、そのことを第一にしたいというのが今回の我々の教訓だと受けとめております。
 

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