令和5年10月26日 市長定例記者会見

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ページ番号1021015  更新日 令和5年11月14日

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写真:令和4年10月20日 市長定例記者会見の様子

※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表項目

  • 道路空間利活用社会実験「金華橋ストリートパークライン」の開催について
  • ぎふのまちを彩る幻想的な光のエール「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」と「ぎふ灯り物語 2024」の開催について
  • 令和5年度史跡岐阜城跡山上部発掘調査開始について
  • 岐阜市省エネ家電購入支援について

配布資料

発言趣旨

【市長】
それでは定例会見を始めます。
本日の発表事項は4点です。

(1)道路空間利活用社会実験「金華橋ストリートパークライン」の開催について

まず1点目ですが、道路空間利活用社会実験「金華橋ストリートパークライン」について、9月にも発表いたしましたが、より詳細な内容が決まりましたので、改めて発表をさせていただきます。
「金華橋ストリートパークライン」は、11月17日(金曜)から19日(日曜)の3日間開催するもので、開催までおよそ1ヶ月となり、ものづくりワークショップや飲食、物販などの実施内容が具体的になってまいりました。
はじめに、この社会実験の目的は大きく3つです。
1つ目は、市民の皆さまに安全で快適な道路空間を体験していただきたいということ、
2つ目は、車線規制による道路交通への影響を把握すること、
3つ目は、将来のエリアマネジメントの課題を共有することです。
また、令和2年度の社会実験からの新たな挑戦は、実験区間を大幅に拡大し、岐阜駅から市役所までの約1.6kmで行うことや、利活用空間の位置を変え、歩道側を拡幅して実施をすること、道路空間の利活用を沿道などのさまざまな関係者と連携して実施することの3点です。
今回の社会実験を通じて、道路空間の利活用を市民の皆さまに、まずは実体験していただき、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりに向けて機運の醸成につなげていきたいと考えています。
道路空間利活用の概要です。実験では安全で快適な道路空間を体験していただくために、車線を減少することで生まれる道路空間に、人工芝や、あるいはファニチャーを備えたパークレット、テーブルやベンチなどを置くことで、居心地が良くゆったりと市民の皆さまにくつろいでいただける空間を作りたいと考えております。
さらに歩くことと併せ、新型モビリティである電動キックボードや電動車いすの乗車を体験していただき、まちを見ながら、エリア間の回遊を楽しんでいただきたいと考えております。
また、将来のエリアマネジメント活動への展開も見据え、沿道施設や店舗、企業、大学、自治会関係など、さまざまな関係者の皆さまと連携して、この利活用空間を作り上げております。
今回の社会実験では、“今日は道路でも行く?”をコンセプトに、連携する関係者の皆さまと練り上げたテーマにより、社会実験を進めてまいります。
具体的には、例えば「道路でふれあう」ことをテーマに、ワークショップでの工作や体験プログラムを通して、親子でふれあう空間を作ることや、「道路で交わる」というテーマでは、ロングテーブルを用意して、道路で飲んだり食べたりしていただき、みんなで交流できる空間を創出します。
他にも「道路でくつろぐ」、「語る」、「動く」、「遊ぶ」というように、イベントや音楽、飲食などで賑わいを繋いでいきたいと考えております。
居心地が良い空間と賑わいの空間をあらゆる場所で、市民の皆さんに実体験をしていただきたいと思っております。
今回は23の沿道施設、17の関係機関、合計40団体にご協力いただきます。
それぞれの団体の皆さんが携わる得意分野を生かしていただき、自らの催しを企画し、音楽やアート、飲食、アクティビティの体験など、さまざまなジャンルのコンテンツを繰り広げていただきます。
具体的なコンテンツの例としては、例えば地元の徹明まちづくり協議会さまが、沿道店舗の方が店先の道路において、お茶のおいしい入れ方教室や、社会人ビッグバンドによるジャズオーケストラの演奏を行っていただきます。
無印良品さまは、オリジナルマイバックの作成やスキンケアのお試し会などワークショップを開いていただきます。
また岐阜女子大学さまは、学生たちによる絵本の読み聞かせやアレルギーに対応したお弁当の販売、岐阜県のぎふ木遊館さまは、お子さまがぎふの木にふれあい、木でできたおもちゃで遊べる体験会などを行っていただきます。
またこの社会実験期間中にあわせて、ぎふメディアコスモス周辺で行われる「ぎふしんウィメンズマラソン」、柳ケ瀬で行われる「サンデービルヂングマーケット」、また「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」、岐阜ファッション産業連合会協賛の「ツィードラン」など、同日に開催されるイベントとも連携をし、賑わいを中心市街地全体に波及させていきたいと考えております。
今回の社会実験では、沿道施設などさまざまな関係者の皆さまが自ら考えた魅力あるコンテンツが盛りだくさんとなっております。
11月17日から19日の社会実験である「金華橋ストリートパークライン」にぜひ遊びに来ていただき、ワクワク楽しい空間を、目一杯、市民の皆さんに楽しんでいただきたいと考えております。
今後も引き続き、市民の皆さまや沿道関係者の皆さまなどの民間と、私ども行政が協力をし、官民連携で「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりを進めていきたいと考えております。
こうした取り組みは、地域のエリアの価値向上はもちろんですが、岐阜市の未来そのものを切り開いていくといった観点で、この社会実験に取り組んでいきたいと思っております。

(2)ぎふのまちを彩る幻想的な光のエール「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」と「ぎふ灯り物語 2024」の開催について

2点目です。
「ぎふのまちを彩る幻想的な光のエール」と題して、岐阜市の伝統工芸品である「岐阜和傘」「岐阜提灯」などを活用する2つの光のイベントです。
1つ目は「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」と「ぎふ灯り物語2024」についてご紹介します。
岐阜市の冬の風物詩である、2つのイベントがまちを彩り、訪れる方々の心を温めるとともに、さらなる人に流れと賑わいを創出し、岐阜市のセンターゾーンの魅力を向上させていきたいと考えております。
まず、「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」についてご紹介いたします。
このイルミネーション事業は、岐阜駅北口駅前広場の完成から10周年となる2019年に岐阜市、商工会議所、地域を代表する企業などで構成する「岐阜駅周辺活性化実行委員会」が主体となり、賑わい創出や駅周辺の活性化に資する取り組みとして、イルミネーション事業を開始し、令和5年は記念すべき5周年を迎えます。
岐阜和傘や岐阜提灯など岐阜市の伝統工芸品を活用したライトアップ演出や、令和4年度には地域の皆さまにご協力いただき、駅前広場から玉宮通り等のまちなかへ実施範囲を拡大してまいりました。
LEDライトの数は、当初は約2万球でしたが、令和5年は約14万球となり、約7倍、ご協賛いただく企業、団体も17社から57社と約3倍に拡大するなど、光の輝きをグレードアップするとともに、協力企業や団体の輪も広がっております。
それでは、令和5年度のイルミネーションの開催概要をご説明いたしますが、開催期間は令和5年11月17日(金曜)から令和6年2月25日(日曜)まで、点灯時間は日没から午後10時までです。なお、初日の11月17日(金曜)には16時45分から点灯式を開催する予定ですので、ぜひ、多くの皆さまにお越しいただきたいと思います。
開催場所ですが、岐阜駅北口駅前広場、玉宮通り等に加えまして、新たに令和5年3月に完成したセントラルパーク金公園でも実施いたします。
また5周年となる今回は、大きく2つの新たな取り組みにより、魅力的な光の演出を行います。
1つ目は、信長ゆめ広場における伝統工芸品を活用したダイナミックな演出です。
岐阜和傘を活用した新たなライトアップの演出として、約20本の岐阜和傘により、高さ約4m、幅約8mのダイナミックな演出を行います。
また、大相撲ののぼり旗などに使用されている伝統的な旗染め技術である「美濃筒引き本染め」により染められた、高さ約5mののぼり旗に、令和4年の信長祭において、「ちょ、待てよ」の巨大な垂れ幕で話題となりました岐阜女子大学の書道部の皆さまに、織田信長公の格言である「夢幻の如くなり」と「天下布武」を書していただき、オリジナルの大型のぼり旗を展示します。
さらに岐阜提灯協同組合による直径約1mの大提灯を引き続き展示し、岐阜和傘、のぼり旗とともに、伝統工芸の競演により魅力的な空間を演出いたします。
2つ目は、先ほどお話をいたしましたセントラルパーク金公園におけるイルミネーションの実施であります。
芝生広場北側に広がる高木をオーロラのように色鮮やかにライトアップし、フォトスポットとして演出をします。
また、金公園の南側芝生広場にある高さ約15mの高木をシンボルツリーとして、他を圧倒する電球数で飾り付けるなど、新たなイルミネーション拠点として、鮮やかかつ幻想的に彩っていきます。
このイルミネーションは57社の市内の企業、団体による「産」、地域の高校や大学による「学」、地域の自治会や商店街の皆さまによる「民」と、私たち「官」が連携した、まさに「オール岐阜」で取り組みを進めているものです。
具体的には、市内の協賛企業・団体のご協力により、年々会場を彩るLEDライトを増やしながら実施をしております。
また岐阜農林高校さまが5年連続で、瓢箪イルミネーションを信長ゆめ広場階段に設置をしていただきますし、令和5年の点灯式においては、駅前広場の会場では、岐阜聖徳学園高等学校、和太鼓部、金公園の会場では東海学院大学、マーチングバンド部の皆さまに演奏を披露していただき、式典を盛り上げていただきます。
さらには地域の小中学生と徹明まちづくり協議会による竹灯りや、商店街や自治会の皆さまと連携して、駅とまちがつながる玉宮通り等のまちなかイルミネーションを引き続き実施いたします。
こうした取り組みによりまして、ぎふの魅力を光にのせ、幻想的な光のエールをお届けし、「元気なまち、岐阜市」を発信していきます。
ぜひこのイルミネーションに多くの皆さまにご来場いただき、市民の皆さまのみならず、岐阜を訪れる来街者の方々にも楽しんでいただきたいと考えております。
続いて「ぎふ灯り物語2024」についてです。
鵜飼のオフシーズンにおける魅力的なナイトタイムエコノミーの創出のため、国の伝統的工芸品に指定された「岐阜和傘」「岐阜提灯」等を用いた岐阜市ならではのライトアップイベント「ぎふ灯り物語2024」を開催するものです。
このイベントは、岐阜市をはじめ、岐阜長良川温泉旅館協同組合や市観光コンベンション協会、地元自治会等で構成する官民一体となった「GIFUナイトビュー事業実行委員会」が主催し、令和2年度に初開催して、今回で4回目を迎えるイベントです。
開催期間は令和6年1月20日(土曜)から28日(日曜)までの9日間で、会場は岐阜公園及び正法寺、点灯時間は午後5時から午後8時30分までです。なお初日となる1月20日には、点灯開始時刻に合わせて点灯式を予定しております。
入場料は、大人(大学生以上)が1,000円、中学生・高校生が500円、小学生以下・障がい者の方等は無料です。
チケットは本日10月26日正午より、チケット販売サイト(ヤフー「パスマーケット」)で販売を開始いたします。
スポットのご紹介ですが、岐阜エリアにおきましては、まず入口である冠木門にカラーライティングに合わせ、ライトアップされた岐阜和傘を展示し、ぎふ灯り物語の定番ともいえるフォトスポットを楽しんでいただきます。
次に冠木門を入りますと、岐阜和傘及びプロジェクションマッピングにより演出される光の参道が、令和4年度は約10mでしたが、令和5年度は約50mにわたって続き、延々と続く光の絨毯を体験していただきます。
続いて、岐阜和傘とカラーライティングのコラボレーションで表現される「傘の滝」エリアは、数十本の岐阜和傘を立体的に展示し、傘が流れるような演出を見ていただける「岐阜市ならでは」を感じられるスポットです。
岐阜公園エリアの最後には、プロジェクションマッピングのメインスポットである「幻光の滝」が登場します。
令和5年度は、「和」「華やかさ」をテーマに、アートのように美しく彩られた滝により、信長公の幻の庭園を壮大に表現いたします。
点灯式の時間は若干明るいので、ぜひ暗くなってから、この現場を皆さまに取材いただくとよろしいかと思います。
正法寺エリアについては、岐阜大仏の静謐さと歴史資源としての魅力を活かしたライトアップ演出を行うとともに、岐阜提灯を用いることで、岐阜公園エリアとは違った厳かな空間を楽しんでいただきます。
また、岐阜公園内の無料エリアには、狂俳行燈や鷺山小学校5、6年生が製作した竹灯籠なども展示する予定です。
ぜひ、イベントとあわせて、お楽しみいただきたいと思います。
また、「岐阜城パノラマ夜景」を同時開催いたします。
開催日は令和6年1月20日(土曜)、21日(日曜)、27日(土曜)、28日(日曜)の4日間で、「ぎふ灯り物語2024」開催期間中の土曜日と日曜日です。
冬ですから、空気もとても澄んでおりまして、普段以上に綺麗な夜景を楽しみいただけると思います。
令和5年度の新たな取り組みといたしまして、岐阜公園駐車場の混雑緩和及び来場者の皆さまの利便性向上を目的として、「ぎふ灯り物語2024」開催期間中の土曜、日曜に、岐阜市役所本庁舎立体駐車場を臨時駐車場として活用し、臨時駐車場から「ぎふ灯り物語2024」の会場である岐阜公園までの間を往復する臨時バスを運行する予定です。
土曜日、日曜日は多くの皆さまのご来場が予想されますので、ぜひこの臨時駐車場と臨時バスをご利用いただきたいと思います。
冬の夜、岐阜ならではの歴史文化の薫りと、光の彩りに酔いしれるひと時を、ぜひお楽しみいただきたいと思います。
連携企画といたしまして、「デジタルスタンプラリー」を開催します。
本市のセンターゾーンの駅周辺エリアの「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」と岐阜公園エリアの「ぎふ灯り物語2024」に足を運んでいただき、夜の岐阜市の魅力を再発見していただきたいとの思いから、2つのイベントを巡る、デジタルスタンプラリーを開催します。
開催期間は、「ぎふ灯り物語2024」の期間に合わせまして、令和6年1月20日(土曜)から28日(日曜)までの9日間です。
スマートフォンを利用したデジタルスタンプラリーで、会場にある2次元コードを読み取り、スタンプを獲得していただきます。すべてのスタンプを獲得した方には、オリジナル賞品をプレゼントさせていただく予定です。
2つの会場の間には、玉宮町、柳ケ瀬商店街など、岐阜市の魅力を感じていただけるスポットがありますので、デジタルスタンプラリーを楽しんでいただきながら、岐阜市を満喫していただきたいと思います。
なお詳細につきましては、「ぎふ灯り物語2024」や連携イベントであるデジタルスタンプラリーについて、岐阜市公式SNSアカウント、GIFUナイトビュー事業実行委員会公式SNSアカウント、また、1月15日号の「広報ぎふ」などにおいて、随時情報発信をしていきます。
報道機関の皆さまにおかれましては、ぜひともご取材いただき、また情報発信へのご協力をお願いいたします。
「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」は5年目、「ぎふ灯り物語2024」は4年目ということで、今回は2つの冬の風物詩をつなぐ一大イベント「ぎふのまちを彩る幻想的な光のエール」に、ぜひ多くの皆さまに足を運んでいただき、皆さまと一緒にこのまちを盛り上げ、魅力を発信していきたいと思っております。

(3)令和5年度史跡岐阜城跡山上部発掘調査開始について

3点目です。
3点目は、令和5年度の「史跡岐阜城跡山上部発掘調査」の開始について発表いたします。
令和3年12月に「史跡岐阜城跡整備基本計画」を策定いたしましたが、「史跡岐阜城跡整備基本計画」の中に「山上部の発掘調査の推進」、「山上部の城郭景観復元」、「山麓居館庭園整備」の3つを重点事業として位置づけております。
岐阜城の解明を進めるため、計画に基づいた山上部の発掘調査を令和5年度も開始するものです。
まず令和4年度の発掘調査の成果を振り返ってまいりたいと思います。
令和4年度は天守南西部、天守東側と一ノ門の調査を行いました。
天守南西部では、信長期に築かれた天守台南西隅とみられる石垣を確認しました。
天守東側では、長さ約2m、高さ約2m、最大4段分の石垣を確認しました。
石垣前面に瓦を大量に含む層が堆積をし、瓦葺きの建物に使われたものを廃棄したのではないかと見ております。
一ノ門では2つの時期の門があったことを確認し、出土した木材の年代や樹種の特定のため、科学分析を進めております。
令和4年度の成果を踏まえまして、令和5年度の発掘調査の目的について、発表いたします。
令和5年度は、引き続き天守東側のところ、そして一ノ門北側に加えまして、新たに天守南通路の西側の発掘調査を実施いたします。
まず天守東側ですが、先ほども申し上げましたように瓦が堆積をしておりますので、この瓦を取り上げて、石垣の構造を明らかにしていきたいと考えております。
一ノ門の北側につきましては、敵の横移動を防ぐ防御施設である竪堀を確認したいと考えております。
次に、天守南通路の西側ですが、「稲葉城趾之図(いなばじょうしのず)」という、私どもが発掘調査で大変大事にしているものには、下段にも石垣があるということですので、下段にも石垣があるのかどうかということを今回調査させていただくものです。
具体的には全部掘るわけにはいきませんので、約1m×5mをまず調査をさせていただきます。
調査期間ですが、本日の令和5年10月26日(木曜)から2月中旬まで調査をしたいと考えております。平日の9時30分から15時30分まで、土・日・祝日及び雨天の場合は中止といたします。
作業の見学ですが、調査箇所はいずれも登山道沿いから見学が可能です。岐阜公園内の発掘案内所で、当日の調査予定をご案内していますので、見学前にあらかじめご確認をいただきたいと思います。
また調査の様子は、X(旧Twitter)の「岐阜城跡発掘調査」で随時紹介をしてまいります。
山上部の調査も6年目に入りました。
斎藤道三公が築いた一ノ門、織田信長公が構築した天守台の石垣、池田輝政公の石垣など、本物の遺構をこれまで確認してきております。
これらの調査・整備の進展により、それぞれの城主の城づくりの様子や変遷を見ていただけるようになってまいりました。
調査成果につきましては、改めてご報告をさせていただきたいと思います。

(4)岐阜市省エネ家電購入支援について

4点目です。
「岐阜市省エネ家電購入支援」についてであります。
この取り組みは、省エネ性能の高い家庭用電化製品の購入を支援するものです。
家庭生活における電気料金の負担軽減とともに、温室効果ガスの排出を削減することを目的としております。
支援制度の予算額は8千万円で、申請件数は約2千件を見込んでおります。
また本年7月、岐阜県でも同様の支援制度を実施され、大変好評であったと伺っています。
購入対象期間は令和5年12月1日から令和6年1月31日までの約2ヶ月間。
申請受付期間は令和5年12月15日から令和6年の2月15日までとします。
なお、購入対象期間となる12月1日より前の購入は、補助対象にならないので、ご注意をいただきたいと思います。予算の上限に達した場合は、期間内でも受付を終了いたします。
対象家電は、新品の電気冷蔵庫・冷凍庫・エアコンとし、統一省エネラベル3つ星以上とします。
補助金額は、対象家電の購入金額の合計が税抜きで20万円以上の場合に「4万円」、10万円以上20万円未満の場合は「2万円」とし、岐阜市民で、申請は1世帯で1回限りといたします。
市民の皆さまへの周知といたしまして、11月1日から庁舎14階の環境部内に事務局を設け、お問い合わせに対応してまいります。
また申請の手引きなど、市ホームページに掲載するほか、ポスターとチラシを市内の家電量販店8店舗と岐阜県電器商業組合の市内加盟店80店舗に配布し、PRをします。
この取り組みは、年末年始の家電の消費喚起にも繋がるものと考えております。
電気冷蔵庫やエアコンは家庭における消費電力の約3割を占めており、電気代やCO2排出量の削減に高い効果が見込めます。
この補助制度が、市民の皆さまの「環境に優しい」ライフスタイルへの一助になればと考えております。
発表事項は以上です。

【記者】
岐阜髙島屋の関係で、令和6年の撤退の方針が発表になりましたが、跡地利用に向けた市として期待されることや、あるいは岐阜髙島屋の撤退により、まちづくりに及ぼす影響、課題についてどう考えかお聞かせください。

【市長】
まず、今回、1977年9月から、オープンしていただいておりました岐阜髙島屋が撤退をするということでありますが、46年の長きに渡りまして、中心市街地の活性化や集客力の向上に大きく寄与し、多くの市民に親しまれておりますので、閉店は大変残念だと受けとめております。
本件は岐阜土地興業株式会社と髙島屋との民間事業者間の賃貸借契約に係る案件であります。
従いまして、まずはオーナーである岐阜土地興業株式会社と髙島屋との協議の中で、今後の対応を検討されると思いますので、市としては岐阜土地興業株式会社と髙島屋との動向を見守ってまいりたいと考えております。
髙島屋は岐阜市センターゾーンの柳ケ瀬エリアの中心にあり、柳ケ瀬商店街ではサンデービルヂングマーケットなど、民間主体のまちづくり活動による新たな魅力が創出され始めております。
また金公園のリニューアルオープンや、柳ケ瀬グラッスル35も完成し、新たな賑わいや人の流れなどが生まれてきております。
さらに隣接する金華橋通りでは、先ほど発表いたしましたが、11月17日から19日まで、中心市街地における道路空間利活用の社会実験と「金華橋ストリートパークライン」も実施をいたします。
中心市街地の道路空間を、より活きた空間魅力的な空間として活用できるよう、市民の皆さまや沿道関係者の皆さまなどと連携して、「居心地がよく歩きたくなるまちなか」づくりを目指しているところであります。
またこうしたまちづくりの方向性や民間主体のまちづくり活動などの動きについて、関係者の皆さまには十分にご理解いただき、柳ケ瀬の活性化、ひいては中心市街地の活性化に繋がるような利用方法を検討していただくことを期待しております。
髙島屋は岐阜市の中心市街地活性化基本計画の区域内にあること、また岐阜駅周辺から岐阜公園までをつなぐエリアのおおむね10年先の方向性を描いた「岐阜市センターゾーン」の柳ケ瀬エリアにあることから、これらの計画や方向性を踏まえ、今後については、現在の髙島屋がある場所も含めて、柳ケ瀬エリア全体のまちづくりをどう描いていくかという視点が重要であると考えております。
まずは岐阜土地興業株式会社の対応を見守りながら、状況に応じて、地元商店街をはじめ県を含む関係者の皆さま方と一緒に考えていきたいと考えております。

【記者】
10月26日の朝、一部報道で、陸上自衛隊の事件のありました日野基本射撃場での訓練が再開する方針が報じられました。
報道によりますと、10月25日、陸上自衛隊の方が市長と面会されているということですが、実際、いつ、どなたがどのような内容で訓練の方針を説明されたのか、伺えますでしょうか。

【市長】
面会者については市長動静に掲載してある通りですので、市長動静をご確認いただきたいと思います。
またご案内の通り、10月28日に自治会関係者の説明会が開催されるということですが、内容につきましては、自治会の皆さんがまだお聞きになる前ですので、コメントは控えたいと思います。
私からは、引き続き住民の皆さまとの信頼関係が大切でありますので、丁寧な対応をお願いしますとお話をさせていただいたところです。

【記者】
説明を受けた内容については住民の説明会が前なので、お答えできないということですか。

【市長】
直接、住民の皆さんが自衛隊の関係者から説明をお受けになり、住民説明会で情報をしっかりと受けられることが大事だと思いますので、私が今の段階で何かお話しすることは控えたいということです。

【記者】
市職員の子連れ出勤がもう間もなく試行期間が終わるかと思いますが、これまで実際に試した職員からどういった反応が上がってきているか教えてください。
また、実際に本格導入されるにあたって、現在試行している仕組みと同じもので臨みたいと思っていらっしゃるのか、それとも範囲を狭めることや拡大することを検討しているのかについてのお考えがあれば教えてください。

【市長】
まず子連れ出勤は10月27日までですので、さまざまな声、どうだったかということは、明日を終えてからしっかり確認しようと思っていますので、まだ直接、利用した本人からの反応は聞いておりません。
今回は、非常に幅広に試行させていただきましたのでいろんな課題も見えてくると思います。
課題が何なのかということもしっかり検証しながら、その後に導入していくにあたって改善すべきところは改善したいという気持ちであります。
一番大きな目的は職員の離職防止が私のテーマで、いろんな働き方の選択肢があることによって仕事と家庭が両立しやすく、仕事を続けていくことができるということが一番の目的でありますので、職員の離職防止に資するような制度設計を考えたいと思っております。

【記者】
発表事項ではないのですが、イスラエル軍とハマスの軍事衝突についてですが、先日市長が会長を務めるオリーブの会の名義で、在日イスラエル大使館を訪問されて、イスラエルに対するテロ攻撃に関する声明を渡したかと思います。
ご自身のX(旧Twitter)の方でも、イスラエルに寄り添うような趣旨の投稿をされているかと思われます。
テロ行為は決して許されるものではありませんし、G7の方の各国もイスラエルに支持を表明しておりますが、一方でイスラエル軍によるガザ地区への空爆もかなり過激になっている中で、市長が公人としてのお立場でイスラエルへの支持を表明されていることへの見解をお聞かせください。

【市長】
声明にも書いたとおりでありまして、私は今回のハマスによる卑劣なテロ行為は絶対に許されないという立場です。
これは全人類が共通して持てる気持ちではないかと思っておりますので、イスラエル、そしてパレスチナの皆さんの犠牲に対しても哀悼の意を表しているところであります。
先般も、イスラエルとパレスチナに平和を祈る会で、クリスチャンの皆さんと、祈り会の機会を持たせていただきました。
我々は「平和をつくるものは幸いだ」という聖書の言葉にあるとおり、すべてにおいて平和が大事だという考え方であります。
したがって、イスラエル、そしてパレスチナ、双方に対して、平和を求めるというスタンスは、クリスチャンとしても政治家としても変わらないものだと思っております。
ただし、今回のハマスの行ったことは、さまざまな証拠、音声、動画が出ていますが、これは絶対に許されるものではないと、赤ちゃんの首を切る行為などはありえないことだと思っておりますし、世界が決して許してはいけないことだと思っております。

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