令和4年10月20日 市長定例記者会見

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ページ番号1018863  更新日 令和4年11月5日

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写真:令和4年10月20日 市長定例記者会見の様子

※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表項目

  • 令和4年度史跡岐阜城跡山上部発掘調査開始について
  • 公共交通フェスタ2022と自動運転実証実験について
  • ぎふ長良川の鵜飼について

配布資料

発言趣旨

【市長】
それでは、令和4年度第8回定例記者会見をはじめます。

はじめに「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり~」について

発表事項の前に1点、ご報告をさせていただきたいと思います。
報告の内容は、「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり~」についてです。
本日、10月20日木曜日まで特別企画の観覧者募集を行っており、その募集状況についてご報告をしたいと思います。
まず、「信長公騎馬武者行列」については、これまで特設サイトで募集をしてまいりました。
本日20日までオンラインのみでの観覧申し込みの受付を行っており、定員は1万5,000名程度です。
本日10時の時点ですが、25万9,148件の申し込み、そして申し込み人数の合計は85万7,776人となり倍率にすると約57倍という申し込み状況です。
なお、この数字は、10時の時点ですからさらに増えるだろうと見込んでおります。
また、映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」公開記念トークイベントについては、往復はがきで本日必着でのお申し込みを受け付けております。
現在、募集定員700名程度に対し、本日10時の時点で申し込み総数は3万7,971件の申し込みをいただいております。
これは人数ではなく、あくまでも往復はがきの件数であり、人数は現在精査中ですので、まだ正確なところはご報告できない状況ですのでご了承ください。
なお、今回特に公開記念トークイベントにつきましては、多くのご反響をいただいたことから、会場レイアウトなどの見直しを行い、定員を800名程度に引き上げたいと考えています。
次に、このお申し込みいただきました当選落選の通知についてです。
どちらの企画にも定員を大きく超える応募をいただきまして、心から感謝を申し上げます。
それぞれ厳正な抽選を行いまして、「信長公騎馬武者行列」につきましては、メールにて、また、映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」公開記念トークイベントにつきましては、返信はがきにて、それぞれ10月中に皆さまのお手元に届くようにご連絡をいたしますので、もうしばらくお待ちをいただきたいと思います。
お電話などでも様々なお問い合わせをいただいているところでございますが、今日が締め切り、そして10月中に皆さまのもとに当選落選の結果をお届けするということで、今、担当部局が取り組んでおりますので、ぜひお待ちいただければありがたいと思います。
観覧方法についてですが、具体的な観覧方法等についてはメールまたは返信はがきに記載させていただきます。
当日は駐車場がないため、ぜひ公共交通機関をご利用いただきたいと思います。
また、パレード終了後は駅周辺が大変混雑する可能性もございますので、ぜひお帰りの切符やチケットなどは余裕をもってご準備していただくと大変ありたいと思っております。
また、残念ながら落選となった皆さまにつきましては、安全確保のため、ぎふチャンでも生中継がございますので、ぜひそちらもお楽しみいただければありがたいと思っております。
次に、安全対策についてです。
これまでも行列の観覧等への来場者の安全対策等について警察と協議を重ねてまいりました。
10月26日水曜日に岐阜中警察署長の立石署長さまをはじめ、県警本部の関係課長さまなどとともに、警察及び本市関係部局で講じる対策の内容につきまして再確認するための会議を開催する予定です。
また、対策会議の内容に基づいて、行列の観覧等にご来場の皆さまに遵守していただく交通規制や、交通誘導の情報を皆さま方に発表させていただきますので、ぜひ報道機関等を通じて提供される遵守事項について、しっかりとご理解ご協力を賜れればありがたいと思います。
前回の会見で木村拓哉さんと伊藤英明さんの特別企画へのご出演を発表させていただきましてから、大変多くのご反響をいただいており、定員を大きく超える応募もいただいておりまして、3年ぶりに開催をするこの「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり~」への大きな期待を感じています。
お祭りを楽しみにしていただいている皆さま方にとって、安全第一が一番重要ですので、安全にお楽しみいただけるように関係機関のご協力をいただきながら、岐阜市役所全庁あげて最後まで準備を進めてまいりたいと考えております。
また、「信長公騎馬武者行列」に関し、主催者である実行委員会として、村瀬岐阜商工会議所会頭と櫻井ぎふ農業協同組合代表理事会長にご参加いただきます。
なお、古田知事にもこの特別企画に関しましては、本県ゆかりの伊藤英明さんとの既知の間柄であり、実は今回の企画のきっかけを作っていただいた方ですので、私も含め4人でこの「信長公騎馬武者行列」を先導させていただく計画を立てておりますので、ご報告をさせていただきます。

本日の発表事項は3点です。

(1)令和4年度史跡岐阜城跡山上部発掘調査の開始について

まず1点目ですが、令和4年度史跡岐阜城跡山上部発掘調査の開始についてです。
昨年12月に策定した「史跡岐阜城跡整備基本計画」に基づいて、特に大事なポイントである発掘調査を重点事業として、令和4年度も実施いたします。
まずは、令和3年度の発掘調査の成果についてです。令和3年度は、一ノ門と天守東側について調査をいたしました。
一ノ門については、礎石や井戸と考えられる大型の穴を確認して、一ノ門の構造の解明が進んでいます。
次に天守の東側では、石垣と瓦が見つかっております。
大正ごろに撮影された岐阜城の天守付近の写真ではないかと言われている絵はがきでは、天守の東側に石垣があるのが見てとれますが、現在、金華山の山上に行っても絵はがきのような形では残っておりません。
のちの時代に、天守東側の石垣は崩されてしまっているということになりますが、令和3年度にこの場所を発掘したところ石垣と瓦が出土しました。これは岐阜城の城主であった池田輝政公の時期に、新たに石垣と瓦葺の建物を山上に築いた可能性があることが分かったことが昨年の発掘の成果です。
令和4年度については、ロープウェイ山頂駅とリス村から天守の方に上がっていくとすぐの場所にある一ノ門を引き続き発掘調査をいたします。
さらに、天守の東側についても引き続き調査を行い、一ノ門は門の構造の解明を、天守の東側については池田輝政公の石垣の残存状況を確認したいと考えています。
新たに天守の南西部について、信長公の石垣の続きの部分を調査したいと考えております。
これは令和元年に天守の北西部の発掘調査を行った際に、信長期の可能性がある石垣を発見しており、令和4年度は、天守の南西部を発掘調査するものです。
古い絵図の稲葉城趾之図(いなばじょうしのず)には、石垣が寸法を含めてかなり精緻(せいち)に記載されており、これまでの発掘調査でもこの絵図のとおりに石垣が出てきています。
そのため、今回は絵図にしっかりと石垣が描かれておりますので、南西部からも信長期の石垣が発見できるのではないかと考えて調査をしてまいります。
なお、調査については、本日10月20日木曜日から2月の中旬までを予定しております。
作業は平日の9時30分から15時30分まで、土・日・祝日及び雨天の場合は中止です。
作業の見学については、一ノ門と天守東側については登山道沿いから見学が可能ですが、天守台の南西部は非常に狭く危険であることから見学をしていただくことができません。
なお、岐阜公園内の発掘案内所で当日の調査予定をご案内しておりますので、見学前にあらかじめご確認いただいてご見学いただきたいと思います。
また、調査の様子は「岐阜城跡発掘調査」というTwitterでも随時紹介してまいります。
これまでの調査によりまして、斎藤道三公が築き織田信長公が手を加えた一ノ門や、織田信長公が構築した天守台の石垣、さらには、池田輝政公の石垣も確認できておりそれぞれの時代の城主の城づくりの様子や変遷を見ていただけるようになってきております。
岐阜城は、来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」にも大きくかかわる城であり、新たな発見を期待しているところです。
令和4年度の調査結果については、改めてご報告をさせていただきたいと思います。

(2)公共交通フェスタ2022と自動運転実証実験について

では、発表事項の2点目です。
公共交通フェスタ2022と自動運転実証実験について発表いたします。
公共交通フェスタ2022は、あさって22日土曜日・23日日曜日の2日間、みんなの森 ぎふメディアコスモスにおいて開催いたします。
この公共交通フェスタは今回で9回目であり、市民の皆さまに公共交通に親しんでいただいて利用促進を図っていく趣旨で開催しております。
学識経験者や公共交通の利用者の方たちで構成する岐阜市総合交通協議会、そして岐阜乗合自動車株式会社さまの主催で行われるもので、これまでもお子さま連れのご家族を中心に多くの皆さまにご来場いただいています。
今年のテーマは「シン・公共交通」です。
連節バスなど実際の車両に乗って交通に親しんでいただく、親しむの「親(シン)」、自動運転バスなど新しい交通を体験してもらう、新しいの「新(シン)」、環境に優しいなど公共交通の大切さを深く知っていただく、深くの「深(シン)」という、3つの「シン」を込めて「シン・公共交通」というテーマで行います。
今回の概要ですが、まずカオカオ広場においては、大量輸送が可能な連節バスや、 地域生活の移動を支えるコミュニティバスなどの公共交通車両、岐阜県警さまからはお子様に大人気のパトカーと白バイ、国土交通省さまからは災害時に活躍する照明車と道路パトロールカー、岐阜県タクシー協会さまからは昭和初期に使われていたレトロタクシーなど、普段間近で見ることができない様々な働くクルマとともに、自動運転実証実験に使用する小型バスタイプの電気自動車「アルマ」も展示させていただきます。
また、メディアコスモスの館内においては、お子さまでも運転の疑似体験ができるシミュレーターや、公共交通フェスタでしか手に入らないオリジナルのバス整理券発券体験など、公共交通にちなんだ様々な体験コーナーも用意しております。
会場にはキッチンカーなども出店して市民の皆さまに1日楽しんでいただきたいと思います。
今回の新しい企画は、岐阜市立女子短期大学の学生の皆さまにご協力をいただいて、連節バスをステージに見立てた「連節バスdeファッションショー」や、幼いお子さまにもバスに親しんでもらうために、市立図書館によるコミュニティバス車内でのバスにまつわる絵本の読み聞かせなどで、公共交通に親しんでいただけるよう取り組んでまいりたいと思います。
次に、自動運転の実証実験についてです。
自動運転の実証実験については、22日土曜日に公共交通フェスタ2022の会場ステージにおいて、岐阜県警さまなど実証実験にご協力いただく関係者の方々にお集まりいただき出発式を開催します。
この出発式を皮切りに、いよいよ約1か月間にわたる自動運転の実証実験がスタートします。
今回、自動運転の実証実験に体験乗車される方を募集したところ定員約1,000名に対して、近隣の小中学校や幼稚園をはじめ、市内だけでなく市外・県外の皆さまから約1,300人のご応募をいただきました。
大変高いご注目をいただいていると感じており、心から感謝を申し上げたいと思います。
今年の実証実験の大きな特徴は、例えば、川原町のような歩行者と自動車が分離されていない道路を走行することです。
特に川原町では対面通行でありますので、ランニング程度の時速9キロ以下にして対向車や歩行者に配慮しつつ、車窓から古い街並みを楽しめるよう道路環境に応じて速度を適切に設定して走行します。
長良橋通りなどの幹線道路で走るスピードと川原町のような対向車が対面で来るところについては、時速を調整して臨機応変に対応してまいります。
また、安全な実証実験となるように、路上駐車の禁止や低速走行へのご協力をお願いする横断幕、のぼり、看板を、市役所やJR岐阜駅などルート上に設置をして市民の皆さまに広く周知してまいります。
自動運転バスの社会受容性を高めることが今回の実証実験の目的のひとつであるため、約1か月間の実証実験によりまして自動運転バスが市民の皆さまにご理解いただき、社会に受け入れていただくことが大変大事だと思っています。
また、これも新たな取り組みですが、レベル4の自動運転にチャレンジしたいと考えています。
これは、公共交通フェスタ2022の会場内において、岐阜県内初の試みとして限られた場所を運転手なしで走行するレベル4の自動運転を実証します。
車両は「アルマ」を活用いたします。
なお、体験乗車については、当日募集、先着順としておりますので、事前のお申し込みは不要です。
ご関心のある方にぜひ公共交通フェスタ2022の会場にお越しいただいて、レベル4の自動運転を体験していただきたいと思います。
多くの皆さまに公共交通フェスタ2022にご来場いただきまして、まずは公共交通について親しみ、より利用を広げていただきたいと思っております。
また、自動運転の実証実験は未来の公共交通を市民の皆さまに体験していただく機会ですので、ぜひ多くの皆さまのご利用をお待ちしております。
 

(3)ぎふ長良川の鵜飼について

では、発表事項の3点目です。
ぎふ長良川の鵜飼について発表したいと思います。
10月15日に令和4年度のぎふ長良川の鵜飼も閉幕いたしました。
増水等によって7日間の中止がありましたが、150日間の運行期間中、事故なく安全に観覧船を運航できたことを関係者の皆さまに心から感謝を申し上げたいと思います。
令和4年度は、3年ぶりに5月11日に鵜飼開きを行うことができました。
そのため、大いに期待したシーズンであり、すでに皆さまにも報道いただいておりますように、3年ぶりに乗船客数が5万人達成(52,889人)できたことは、令和5年度につながる成果だと感じています。
次に、令和4年度に新たに導入した高級観覧船の導入効果についてお話したいと思います。
高級観覧船については、3隻導入いたしましたが、期間中合計で271隻のご利用をいただき、1日当たり1.8隻が運航いたしました。
利用の皆さまの目的は、懇親会で50.9%、接待で16.6%、記念日で13.3%のご利用でした。また、リピーターになっていただいた方々もいらっしゃったと報告を受けています。
高級観覧船では、靴を脱ぐことなく乗船ができることが大変好評でありました。
また、鵜舟と1対1で狩り下りを体験できるという、高級観覧船ならではの特別な運用もご好評をいただきました。
おかげさまで、高級観覧船のご利用が全体の乗船客数を押し上げる要因となったと考えております。
令和4年度の高級観覧船使用料収入は、3,141万5,000円となり、高級観覧船の導入により得られた増収効果は1,514万6,000円でした。
この金額は、通常の観覧船を高級観覧船に改造していることから、仮に通常の観覧船で運行していた場合の使用料収入と比べた差額分を今回の増収効果として計算した結果であり、この1,500万という額は高級観覧船への改造費用とほぼ同じ額ということで、大変ありがたいことですが1年で投資額を回収することができ大変感謝しています。
また、令和4年度の観覧船の使用料収入の決算は、1億8,184万2,000円と見込んでおりますが、そのうち高級観覧船の使用料収入は3,141万5,000円ですので、高級観覧船の使用料収入が占める割合が17.3%となり、大きな割合を占めていることから導入効果を実感しています。
次に、令和5年度の来シーズンに向けては、まずは国において「ぎふ長良川鵜飼かわまちづくり計画」に基づき、観覧船の停泊場所であるホテルパーク前の河原で砂礫河原(されきがわら)の再生を行っていただく予定です。
ぎふ長良川鵜飼の景観にふさわしく、かつ観覧船の停泊が安全にできる河原整備が行われるものと期待しています。
また、岐阜市といたしましても増水により観覧船航路に堆積した土砂の浚渫(しゅんせつ)を行う予定であり、関係機関と協力しながらぎふ長良川鵜飼の魅力向上と安全性確保に努めてまいります。
また、鵜飼観覧船造船所におきましては、例年1隻の木造観覧船を建造しています。
今後、回復が期待できるインバウンドへの対応を見据え、高級観覧船で好評であった靴を脱ぐことなく下足のまま利用できる観覧船を新たに造船したいと考えています。
シーズンが終わったばかりでありますが、3年ぶりの本格運航においては船員の確保をはじめ、様々な課題が明らかになりました。
船員の技術向上や人材発掘のために、すでに「長良川の鵜飼漁の技術保存活用協議会」による船頭養成研修会などの取り組みも始まっております。
また、先日開催いたしました「長良川鵜飼未来シンポジウム2022」では、千年先の継承をテーマに様々な意見交換が行われました。
今後、持続可能な鵜飼観覧船事業の実現のために関係者や民間事業者の皆さまのお力添えをいただきながら、来シーズンに向けて本物の鵜飼観覧が提供できる体制構築に取り組んでいきたいと考えております。
発表事項は以上です。

【記者】
冒頭の報告でありました「ぎふ信長まつり」について伺います。
確認ですが、オンラインは本日20日の日付が変わるまでが申し込み期限という認識でよろしいでしょうか。
次に、これだけ多くの申し込みがありますが、どのように抽選をされるのか、インターネットで、完全にランダムでやるのかなど抽選方法について伺えたらと思います。

【市長】
厳正に抽選を行いますということをしっかりと皆さまに申し上げておきたいと思います。
なお、申し込みは今日中までです。

【記者】
先ほどの質問と少し重なってしまうのですが、「ぎふ信長まつり」の関連で、応募総数が確定し、メディアにはいつ公表されるのかご教授いただきたいのですが。

【市長】
正式なものは後日、最終発表をさせていただきます。

【記者】
鵜飼のことについて伺います。令和4年度も定員を絞りながら運航している中で5万2,889人という乗船客数でしたが、コロナ禍前と比較して市長はどのように評価されているのか伺います。
次に、令和5年以降、まだまだこれからだと思いますが、少し定員制限を緩和していくような方向になるのかどうか、現時点での方向性がありましたらお願いいたします。

【市長】
まずは、コロナ禍前に比べて乗船客数は6割くらいまで回復してきましたが、3年ぶりということ、過去2年は1万人強の乗船客数であったこと、鵜匠の皆さまも中止日数が多かったこと、船員の皆さまもコロナ禍の環境の中で大変苦労を重ねてみえたことなどありましたが、鵜飼関係者が3年ぶりに本格的に鵜飼を開催できたことについて、本当に感謝をしております。
私ども岐阜市としては「本物志向の観光まちづくり」が大きなテーマであり、本物の価値をどう伝え、共感していただくのかが重要です。令和5年シーズンをどうやっていくかは、11月に関係者集まっていただきいろいろな意見を出していただきながら検証して最終的な方策を固めていきます。何事もコロナ前に全部戻すということではなく、今回はいろいろと教訓を得られた本物の価値に身近に触れていただくことで多くのお客さまが喜んでいたことなどもしっかりと活かしながら、今後の対応は考えていきたいと思っています。

【記者】
冒頭にありました「ぎふ信長まつり」の観覧の申し込みの件で確認ですが、モニターに示していただいたトークイベントの3万7,971件、これは往復はがきの枚ということでよろしいですか。

【市長】
そのとおりです。
往復はがきには、1人で申し込みの方や上限の人数で申し込まれた方もいらっしゃるので、担当部が、今、一生懸命集計しているところです。

【記者】
そうしますと、これだけ集まったのと、85万人もの人がオンラインで申請をしましたけれども、この数字について市長さんとしてはどのように受け止められますか。

【市長】
これだけ多くの皆さまに岐阜市にご注目をいただき、実際に応募していただいたことは本当に感謝したいと思います。
また、本市としても、私もいろいろな機会に出張したりするとほとんどこの話題が出てくるということで、岐阜市、そして岐阜城、そこに織田信長公という、これまでも本市が取り組んできた様々な観光、あるいはシティプロモーション、こういったことをきっかけにより全国の方に知っていただける、関心を持っていただけるきっかけになったなと思います。
もちろん全員の方が当選するわけではありませんが、これをきっかけに今回仮に当選されなくても一度岐阜に足を運んでいただいて、岐阜城にお越しいただく、あるいは今後こういった発掘調査の結果も成果が出ればまた発表いたしますので、継続して岐阜の自然や歴史にご関心を持っていただきないなと思っています。
私どもも様々なことを発信する努力をしたいと思います。

【記者】
数字については、予想内・予想外でいうといかがでしょうか。

【市長】
想定をはるかに超える反響ではないでしょうか。
大変うれしく思っております。

【記者】
鵜飼の件で質問したいのですが、高級観覧船の増収効果は1,514万6,000円ですが、これは少し言い換えると通常の観覧船に乗ってもらった時と比べて1,500万円増えましたという理解でよろしいでしょうか。

【市長】
そうです。

【記者】
それが3隻造船した額と同じで1年間で回収できたということでいいですよね。

【市長】
当初、複数年の回収かなと見込んでおりましたので、1年で回収できたということはそれだけ多くの方にご利用いただけたということです。
これもありがたいと思っております。

【記者】
先ほどの「ぎふ信長まつり」ですが、今後チケットの転売などが懸念されますが、市長としてはそのあたりやめてほしいなどお気持ちがあればお願いいたします。
次に、自動運転実証実験についてですが、実用化までにめどがありましたらお願いいたします。

【市長】
チケットの関係ですが、すでに報道のとおりポスターやチラシ等がネットオークションに出ているということもありまして、これは私どもとしては、本来の目的は広く内外の皆さまへのお祭りの広報ツールということであり、本来の目的で使っていただきたいと思っています。
転売についてはぜひやめていただきたいという思いですし、当然チケットの転売も、本来は当選されたご本人の方がお越しになるためのものですので、ほかの様々な例えばプロスポーツの興行などでも同様だと思いますが、ぜひ本来の趣旨に沿って当選された方にお越しいただきたいと思います。
自動運転実証実験については、令和4年度はまずは新たなステージとして、川原町のような歩行者と対向車両含めて、一緒に共存できるかどうか、右折においてもカメラとの通信で対向車を見ながら右折がどうできるかというひとつひとつ実験のステージをあげていく実証実験です。まずは令和4年度は、しっかりと新たなステージでの実証実験をやって、その結果を検証したのち、その後については考えていきたいと思っています。

【記者】
だいたいいつまでには実用化したいということはありますか。

【市長】
いつまでということはあまり考えていなくて、まずは今年度の新たな課題について実証実験の中でどうクリアできるかということをしっかりと見極めて判断していきたいと思います。

【記者】
発表事項ではないですけれども、今のバスつながりで一緒かと思いますが、通園バスの置き去りについてですね、政府は新たに補助するという報道もありますが、現状、岐阜市内の通園バスの現状と市に対して対策を求める声、また今後、市独自で安全対策に乗り出すのかどうか、教えていただけたらと思います。

【市長】
まず、静岡県の通園バスの置き去り事件については、3歳の女の子の幼い命が失われるという悲劇に私も子を持つ親としても、市長としても大変心を痛めております。
改めてお悔やみ申し上げたいと思います。
令和3年7月にも福岡県で同じように5歳の男の子が通園バスに取り残されて亡くなったということでありまして、人的なミスによって子どもたちの大切な命が奪われれる事案が相次いで発生していることは私にとっても深い悲しみです。
岐阜市の現状については、岐阜市が所管しております17施設、これは市立が2施設、私立が15施設ですが、現在、通園・通学バスとして54台、市立で11台、私立で43台が運行されています。
合計54台ですが、このすべてのバスに安全装置が設置されていないという現状です。
この通園バスへの対策を求める声ですが、私立保育園等からバス安全装置の装備に対する声は受けておりませんけれども、一方で私どもは恵光学園を運営しており、恵光学園のサービスに関するアンケートでは、バスが無事到着したか心配だという声や、静岡の通園バスのような事故がないようにしてほしいという保護者からのご要望をいただいているところです。
今後の対策については、まずは10月12日に国から安全装置の義務づけや安全管理マニュアルの作成について緊急対策の「こどものバス送迎・安全徹底プラン」が発表されました。
国が年内にまとめる安全装置の使用に関するガイドラインを基に、早期に安全装置を装備できるよう国の動向を注視してまいりたいと思います。
なお、国の指示に基づきまして、バス送迎にあたっての安全管理に関する実地調査を10月17日から私立の保育園等のバス保有施設15施設に対して現在実施中です。
今後もバス送迎時に限らず、施設内などにおいても一人ひとり大切な子どもたちの命が人的ミスで奪われることがないように、国や県などの関係機関とも連携しながら安全管理の徹底に努めてまいりたいと考えております。

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