令和4年5月25日 市長定例記者会見

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ページ番号1016724  更新日 令和4年6月9日

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写真:令和4年5月25日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 教育DXに係る新たな取組みについて
  • 高島屋南地区公共施設の愛称について
  • FC岐阜「岐阜市ホームタウンデー」の実施について

会見資料

発言趣旨

【市長】
それでは、令和4年度第3回定例記者会見をはじめます。
本日の発表事項は3点です。

(1)教育DXに係る新たな取組みについて

まず1点目、教育DXに係る新しい取り組みについて発表したいと思います。
本市では新型コロナウイルス感染症が拡大する中、全国に先駆けて2020年9月に岐阜市内のすべての市立小中学校の約3万人の児童生徒に1人1台タブレットの配布を行いました。
その後、休校や学級閉鎖などの様々な場合においてもオンラインで学校と自宅を繋ぐことにより、まさに子どもたちの学びを止めない策を講じてきたところです。
平時でも何らかの理由で教室に来ることができない児童生徒に対しても、タブレットを活用しオンラインで授業に参加していただくことで、誰一人取り残さない学びの確保を実現しているところです。
今年度は動画学習型のウェブサービスの導入や電子黒板のリニューアルなど、デジタル技術を活用した教育DXの様々な取り組みを積極的に進めております。
本市の教育大綱では「学校・家庭・地域の誰もが生命の尊厳を理解し、互いに心を開く対話を重ね、一人ひとりが価値ある大切な存在として互いに認めあう教育を推進する」という基本方針がございます。
この方針に沿って、今回新たな取組みを2点発表いたします。
1点目が、教職員がより深く子どもたちと向き合うための学校業務改革という観点で、学校と保護者をつなぐ連絡アプリを導入します。
2点目が、子どもの心身の状況を把握し支援をする、ICTを活用した子どもの健康サポート実証実験を開始いたします。
それぞれの事業の具体的な中身でございますが、まず学校と保護者をつなぐ連絡アプリの導入です。
連絡アプリでは、保護者から学校に対して、例えば自分のお子さまが欠席をします、遅刻をします、早退をします、などボタンを押していただいて連絡していただきます。
メモ書きもできますので、例えば風邪をひいているとか、夜から風邪の症状が出ているので今日はお休みしますというようなことを入力していただいてボタンを押していただくと、学校側にデータが送信されます。
もうひとつの機能は、お便り確認ということで、従来は学級通信なども先生が子どもたちに配り、子どもたちが家に持って帰ってお父さま・お母さまにお見せするということでしたけれども、中にはいろいろな子どもたちがいますので、ランドセルの中に入れたままになっていることがあります。
しかし、こういった学級通信を保護者の方のスマートフォンで見られるようにすることで、お便りも見逃すことなく確認をしていただけます。
この連絡アプリは、6月からすべての市立の小・中学校、特別支援学校、幼稚園で運用を開始いたします。
期待する効果ですが、まず保護者の方については、保護者の皆さまの中にはお仕事をされている方が大変多いということですので、朝、急にお子さまが熱を出したというときのご連絡を今は電話でいただくわけですが、これは保護者の方にとっても連絡する時間を確保するのは朝のお忙しい時間には大変です。
しかし、このアプリを使えば、いつでも、どこでも、ご自身のスマートフォンで、簡単に入力していただけますので、保護者の方の利便性の向上につながるということが1点目です。
そして、教職員にとっても、欠席のお電話が多忙の原因のひとつになっておりまして、朝の電話対応がなくなることによって時間の確保ができるということです。
また、保護者の方からご連絡いただいたものを従来は、手入力でデータを作っておりましたが、こういった作業がこのアプリを使いますと、送っていただいたものが校務支援システムに自動的に連携されますので、先生方が手入力をしてデータを作る必要がなくなります。
各学校、そして岐阜市教育委員会といたしましても、岐阜市の公立学校について、その状況がすべて校務支援システムへ自動的に連携されるということは、システム入力作業が不要になるという意味で働き方改革につながるということです。
また、お便りもアプリを通じて配信いたしますので、例えば、印刷機を待っていなければならない、印刷する時間が大変であるなど、いろいろなことがあったわけですが、ペーパーレス化をしますので、デジタルで一斉配信すればそういった業務もなくなります。
これらを通じて先ほどもお話しましたが、教職員の皆さまの負担軽減を図るということは、とりもなおさず子どもたちにより深く向き合う時間を確保するということであり、また授業の準備の時間を確保することにもつながると考えております。
この連絡アプリは、令和3年度に柳津小学校で実証実験を行っておりまして、保護者の方の満足度は85.4%でした。
また、教職員の皆さまの毎朝の負担軽減は、学校全体では503分が149分に、マイナス354分、70.4%の削減効果だったとのことです。
柳津小学校は、担任の方が25名ということですので、一人あたり約15分の削減ができたという結果が出ています。
このことから、6月よりすべての市立小中学校・特別支援学校・幼稚園で運用を開始したいと考えております。
次に、ICTを活用した子どもの健康サポートの実証事業についてです。
まず、この背景ですが、令和3年12月に株式会社文溪堂と連携協定を締結いたしました。
いじめの防止や不登校対策としてこのデジタル技術を活用した共同研究を進めてきました。
事業の概要でございます。
児童生徒の皆さまが、朝の会で「きょうのたいちょうは?」に対して、例えば「だいじょうぶ」と押して、次に「いまのきぶんは?」というのは心の健康で、これについて「とてもよい」、中には「ふつう」、いろいろなことがあって「とてもわるい」を選択してボタンを押していただきます。
さらに、もうひとつの機能として、「きいてほしい」のボタンを子どもたちが押すと「“いま”のきもち はなそう、つたえよう」という画面になります。
例えば、学校のことで悩みがあれば「がっこうのこと」を押して、誰にお話したいのということで、次はこちらの画面で例えば担任の先生やいじめ対策監の先生、校長先生などを選べるようになっており、相談したい先生を選んで「おくる」ボタンを押すと、この情報が先生たちにデータとして送信されます。
これによって、教職員の皆さまに子どもたち一人ひとりの心や体のサインや変化、アラートを瞬時にキャッチしていただいて、先生方もいろいろな経験を積み重ねていらっしゃいますが、経験だけに頼ることなく、エビデンスに基づいて学校がチームとして適切なタイミングで適切なアクションを起こしていくことができると考えています。
そのための子どもの健康サポートという実証事業です。
子どもたちの中には、担任の先生に相談したいけれど対面で相談したいということを自分から言い出すことが苦手な生徒もいますので、こういったボタンを押して選択するだけで送れることから、これを使ってなら先生に相談ができるという生徒もいるので、より伝えやすくなる機会が増えると考えています。
また、登校していない児童生徒ともこの仕組みを使ってやり取りができますので、こういったツールを通して教育に参加をしていく機会を増やし、コミュニケーションを図っていくことができます。
このような情報についても、校務支援システムに保有する各種情報とこの心と体の情報を加えて様々な観点から子どもたちの情報を分析することができるということで、きめ細やかな、個に応じた指導につなげていきたいと考えております。
こうしたデジタル技術を活用して、学びの充実や働き方改革などに資する教育DXを加速していくために、今年度は教育委員会に審議監を配置して取り組みを進めているところですので、2つの事業をご紹介させていただきました。

(2)高島屋南地区公共施設の愛称について

次に、2点目の発表事項です。
高島屋南地区公共施設の愛称についてです。
現在、「柳ケ瀬グラッスル35」の3階に健康運動施設、4階に子育て支援施設を整備していますが、昨年の夏に愛称を募集いたしまして、このたび決定をいたしましたので発表をいたします。
一体感のある愛称となるように、両施設の愛称をセットで全国に募集させていただきましたところ、全国から830組の応募をいただきました。
応募者の年齢を見ておりますと、7歳のお子さまから92歳の高齢者の方まで、北海道から沖縄まで非常に幅広く応募していただきました。
心から感謝を申し上げます。
830組の応募をいただいた中から、庁内の若手職員プロジェクトチームにて一次選考を行い、二次選考は外部委員の皆さまに行っていただき決定しました。
まず、3階の健康運動施設については、カタカナで「ウゴクテ」という名前になりました。
また、4階の子育て支援施設については、カタカナで「ツナグテ」に決定いたしました。
今回、この両名称を応募してくださった方は神奈川県海老名市に在住の40代女性であり、この方のコメントによりますと、ネーミングの由来については、3階の健康運動施設「ウゴクテ」では、運動するときにアクティブに動く手、汗をかく手をイメージしていただいたそうです。
また、4階の子育て支援施設「ツナグテ」では、こころも、からだも、ずっと手をつなぐ親子でいてもらいたいという思いで「ツナグテ」という名称を応募していただきました。
この両施設のオープンは、来年、令和5年の春を予定しています。
今回のオープンに際しては、「ウゴクテ」で運動しよう、「ツナグテ」で遊びたいといってもらえるような魅力あふれる施設づくりに努めてまいりたいと考えております。
また、同時に岐阜市中保健センターも移転しますので、センターは親子で検診を受けていただいたり、子育ての相談をしていただいたりする場所ですので、こうした皆さまに積極的に両施設を使っていただきたいと思います。
そして、「柳ケ瀬グラッスル35」のオープンと金公園のセントラルパーク化も同時期でございますし、少しタイムラグがございますが旧長崎屋跡地の広場整備も行われてまいりますので、この柳ケ瀬地域が大きく変わってにぎわいが生まれることにも期待している施設でございます。

(3)FC岐阜「岐阜市ホームタウンデー」の実施について

最後の3点目です。
FC岐阜「岐阜市ホームタウンデー」の実施についてです。
令和4年度もFC岐阜のホームゲームにおきまして岐阜市ホームタウンデーを行います。
今年は、6月12日、日曜日の鹿児島ユナイテッドFC戦ということで、鹿児島は首位でございますが、FC岐阜と一緒にJ3へ降格した、ある意味では仲間でありライバルでもありますから、こうした鹿児島に勝っていかないとJ2への昇格が見えてこないということでございますので、頑張っていただきたいと思います。
市民の皆さまには無料招待ということで、岐阜市民総力戦と題し、今回はスーパーシートに100名、メイン自由席に3,200名をご招待いたします。
スーパーシートはすでに5月23日に締め切り済みでございまして、100名の枠に693名の方のご応募をいただきました。
メイン自由席は5月27日金曜日の12時から受付を開始いたします。
FC岐阜ホームページの専用フォームからお申込みいただき、先着順ということでございますので、応援を楽しみにしておられる市民の皆さまにはお早めに応募していただきたいと思います。
当日、市民の皆さま限定でオリジナルのTシャツや手ぬぐいをプレゼントさせていただいたり、試合前のキックオフ1時間前のセレモニーや、ハーフタイムにはキャラバンでスタジアムを1周させていただくことや、親子サッカー教室を開催したり、岐阜市のPRブースでも岐阜市の特産物や銘菓などをPRさせていただくブースも設けているところです。
今シーズンのFC岐阜には、元日本代表の田中 順也(たなか じゅんや)選手や、宇賀神 友弥(うがじん ともや)選手など、実績のある選手が加入をされました。
先日出席した中核市市長会で隣の席が松本市長さまでした。
松本市は松本山雅FCの本拠地でございます。
シーズン前はFC岐阜を大変警戒していたということで、それくらい著名で実力のある選手がそろっている状況であります。
開幕当初から大変苦戦をされて厳しい滑り出しでしたけれども、横山新監督のもと、ここ数試合は非常にいい戦いをしておりますので、ぜひここから反転攻勢をしていただいてJ2昇格をつかみ取ってほしいと思います。
なお、今のJリーグの公式戦では拍手の応援のみであり、ホームタウンデーの鹿児島戦も拍手の応援のみですが、今後は声出し応援エリアや専用座席の段階的な導入が決定され、リーグでの検証結果で問題なければ全試合において応援エリアが導入される見込みということでありますので、私も先般、ホームの試合に行きましたけれども、やはり元気な声援が飛ぶのがサッカーのひとつの醍醐味であり、サポーターの声がスタジアムに戻ってくることを期待しております。
ぜひ、来月のホームタウンデーには多くの市民の皆さまにご来場いただいて、今シーズン最多の入場者数になることを期待しているところでございます。
本日の発表事項は以上です。

【記者】
2点質問があります。
1点目は給食費についてです。
現在、円安や物価高の影響で食材費が高騰する中、全国の自治体で給食費の負担を軽減する取り組みが進んでいます。
お隣の北方町では、今月から新型コロナウイルス対応の地方創生臨時交付金を活用して給食費のデザート費を補助する取り組みを始めています。
岐阜市として現状の給食費の認識と、今後の方針を教えてください。
続いて、2点目です。
マスクの着用基準の緩和についてです。
政府は先日、屋外や体育の授業では条件付きでマスクを外してもよいという指針を示しております。
まちを歩いていても岐阜市でもちらほらマスクを外している方が見受けられるのですが、柴橋市長として、今後のマスクの着用基準の緩和についてどのような認識であるのか教えてください。

【市長】
まず1点目の物価高騰と学校給食ということで、現状の認識ですが、これまでの物価高騰による影響は学校給食においても出てきておりますが、教育委員会からは、献立や食材調達方法の工夫で対応できているという報告を受けています。
今後の対応ですが、学校給食は非常に大事であり、児童生徒の皆さまの心身の健全な発達に資するものであり、給食を楽しみにしている子どもたちもたくさんいます。
中には、なかなか不登校で学校に行けないという子どもも給食は食べに来られるということもあり、非常に大事な要素だと思っております。
そのため、児童生徒の成長に必要な栄養バランスや量を維持することが大事であり、何よりも児童生徒にとって安全でおいしい給食を提供していかなければならないのが私の基本的な考え方です。
先ほど申し上げましたように、現状では様々な工夫で対応できているということでございますが、今後も引き続き物価の動向も注視しながら市として必要な措置を検討していくということが今の段階であります。
次に、マスクの着用基準についてであります。
今般、国において基準が公表されました。
これまでも、屋外では十分距離がとれていればマスクを外していいということで、気温が上がるこれからの時期は熱中症対策のためにマスクを外すことは推奨されておりましたが、国としてこれから暑い時期に入っていくにあたって明確な基準をお出しになったということであります。
屋外でも周りの人がマスクをしているので外しづらいという声や、子どもたちも自分でマスクを外すタイミングを子どもが判断するにはわからないという声もあります。
コロナ禍が長期化していて感染防止対策としてマスクの着用が当たり前になっているということで、これも大事な感染防止対策でありますが、マイナスの影響も出てきていると思います。
基本的な感染防止対策としてのマスク着用の位置づけには変わりがありませんが、今回、どのような場面でマスクを外していいのか具体的に示されたというのは、これは広く市民の皆さまにとって適切なマスク着脱のタイミングを理解するきっかけになるため、私は率直によいことだと思っております。
例えば、マスク着用の必要がない場面ということで、ランニングや公園での散歩、自転車での移動場面では、これからの暑い時期には熱中症リスクも高まるので、今までも外すことが推奨されていたわけですが、より明確にマスクを外してもいいですよと言われています。
屋外で十分な距離がないけれども、例えば、すれ違う程度で会話がほとんど行わない徒歩での通勤のシーンでは、今までは必ずマスクを着用していたわけですが、このような場面でもマスクをしなくても大丈夫ですよと示されたわけですので、よいことだと思います。
それから、屋内についても、十分な距離があり会話をほとんど行わないところではマスクを外してもいいと言われておりますので、こういったことも大事な点ではないかと思います。
特に、2歳以上の未就学児へのマスク着用を一律に求めないということですし、子どもたちの体育の授業や鬼ごっこなどの外遊びの時間ではマスク着用の必要がないということですので、子どもたちの心や発達の影響を見ると非常に大切な論点でありますので、今後、教育委員会や子ども未来部を通じて各学校や保育園等で適切に運用するよう通知をしていきます。
コロナを正しく恐れるということで、今回の具体的な基準が広く市民の皆さまに伝わるように、市のホームページなどで周知に努めてまいりたいと考えております。
私は広く市民の皆さまのご理解やご協力は不可欠だと思っております。
国の明確な基準が出されたわけですので、それをベースにそれぞれがお考えになってマスクを着用したり、マスクを外して健康を守るという場面も出てくるということですので、しっかりと周知をしてそのことがお互いの分断につながらないように努力をしてまいりたいと考えております。
一方で、今の感染状況は非常に高止まりになっているということで、岐阜市の人口10万人あたりの感染者数は230.03人であります。
これは、大阪府よりも岐阜市の10万人当たりの数値が高いという状況であります。
依然として令和3年の夏の第5波のピークを越える状況であることは市民の皆さまにはご理解いただいて、必要な場面ではしっかりとマスクを着用していただくことも含め、感染防止対策を引き続きやっていただきたいと思います。
すでにご案内がいっている方もいるともいますが、今月末に県の本部員会議が開催される予定でございますので、県の方針などをしっかり見ながら対応してまいりたいと考えております。

【記者】
今の件に関連してですが、まさに今、市長がおっしゃっていたとおりマスクの件ですが、外していい場面が示されつつも、やはり外で周りの人がつけていていると外しにくい、子どもだと大人がつけているから判断しにくいということがありますよね。
しかし、やはり暑い時期とか、その基準はなかなかファーストペンギンになるのは皆怖いわけで難しいですが、例えば屋外でも会話がなかったら屋内でも距離をとるという場面があれば、市長ご自身も市長がどうされているかが市民は生活で模範として参考とすることが多いと思いますが、人前に出るときでも話すときは当然あると思いますが、ちょっと距離をとれているとかオープンエアなところでは外していいよということを市長自身も示したりということを今後検討されたりはしますか。

【市長】
意図的なPRはしませんけれども、私もこういった基準にのっとって日ごろの感染防止対策を徹底しながら、社会経済活動や仕事を行っていきます。
例えば、こういう記者会見の場面はこの距離感で声を発するのでマスクは必須ですよね、ということですよね。
けれども、例えば、一人で市長室にいるときはどうだといわれれば、屋内で十分な距離があり会話もほとんど行わない場面ということですので、それは外していいという基準になるよねということになりますよね。
こういうのを市民の皆さまがひとつずつ確認しながら、お互いにこの場はこうだよねと理解が広がるのが大事だろうと思います。
もちろん、厳密にしっかりとここまではどうなのか、その人の主観によって距離がとれているという判断をすることがあるわけですので、ほとんど会話が行わない人も一人ひとり主観がありますので、そこはお互い厳しく「マスクをつけなければならない」というような分断が起こると、それはかえって我々の地域にとってよくないことなので、市民の皆さまにはこういった基準の緩和が行われて一人ひとりが判断していくことだということをしっかりと伝えていきたいなというふうに思います。

【記者】
私としても、分断があってはならないというのは本当にその通りだと思います。
当然、ウイルスは怖いし、身を守らなければならないのもありつつ、すごく怖いからマスクをずっとつけましょうというのが基本的にはアナウンスされ続けた2年間であったので、けれどもケースバイケースだよとウィズコロナでなっていくので。
当然、一人で市長室にいるときはそうですが、式典で市長がお話になるときはまた別ですが、距離をとったりオープンエアなところでも公に目があるところでもケースバイケースではとっていいんだな、大丈夫だというところを示す場面を今後は検討されるということですか。
公のパブリックなところではどうでしょうか。

【市長】
これはよほど慎重にやる必要があると思います。
十分な理解が広がらないうちは、マスクをつけなければならないという人もいると思いますし、マスクしなくてもいいという人もいる。
まさに分断を生むわけです。
ですから、きちっと周知をして皆さまが一定の理解をちゃんと持っているということが私は大事ではないかと思います。
別に私だけ突出してやるということではなく、リスクコミュニケーションの世界ですので、広げていくのが大事だろうと思います。

【記者】
参議院選挙のご対応について質問したいと思います。
参議院選挙は6月22日公示、7月10日投開票の予定になるといわれております。
岐阜選挙区では現職と新人あわせて今のところ5人の立候補が予定されておりますが、市長として支持することや今のお考えをお聞かせいただければと思います。

【市長】
今回、5人立候補されるのは非常に岐阜県選挙区では珍しいそうですが、県民の皆さまに多様な選択肢を示されていることは大変いいことではないかと思っております。
私は常日ごろから様々な政治課題や我々の地域が独自に抱えている問題、例えば名鉄高架化事業や国道21号の市内立体化であるとか、様々なまちづくりにかかわることについて国会議員の先生の皆さまとも連携しながら取り組みをこれまでも進めてきて、一定の成果が出てきていると感じております。
そのため、誰がどうということではなく、これまで岐阜市のためにご尽力いただいてきたということを、私なりにお伝えすることが大事な役目ではないかと受け止めております。

【記者】
今日の発表事項の一つ目の教育DXについてです。
保護者の方も教員の方も負担が削減できる画期的なものだと思うのですが、これは6月1日からすべて移行する、すべて変わっていく感じでしょうか。

【市長】
すでに保護者の皆さまには登録作業を進めていただいておりまして、昨年度の柳津小学校での実証実験などから様々な見地を得たうえで6月から始まるということです。
保護者の皆さまも、すでにこれが始まるということは設定などをやっていただいているのでご存じだということです。

【記者】
皆さまは登録が終わっていて、6月1日から一斉にできる状態だということですか。

【市長】
中にはお忙しくて登録がまだという方がいらっしゃると思いますが、6月から始めますよということを皆さまご存じですので、これは圧倒的に皆さまにとって利便性の高いものですから、ご期待の声をいただいているところです。

【記者】
わかりました。
地域によっては保護者の方でアプリなどを使っていない方やなかなか環境を整っていない方がいらっしゃるので、もし6月1日に始まるとしたらアプリの導入と一緒に紙も半々で進めていって、段階的に行うのがいいのかなと保護者の方に取材していた結果そう思ったので質問をしました。6月1日から皆さまできるということなのですね。

【市長】
このシステムが使える方はできるということです。
当然、スマートフォンではない携帯電話をお持ちの方もいらっしゃいますので、そういった方については従来のアナログの対応もできますよということにしています。

【記者】
両方できるということですね。

【市長】
そうです。
ただし、圧倒的にアプリを使っていただくほうが便利ですので、使える方にはしっかりと登録していただいて使っていただくということで我々もお願いしておりますし、今はそのように準備が進められているということです。

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