令和4年4月8日 市長定例記者会見

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ページ番号1016327  更新日 令和4年4月21日

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写真:令和4年4月8日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 岐阜市民栄誉賞受賞者の決定について
  • ぎふ長良川の鵜飼について
  • 岐阜市観光ポスターリニューアルについて

会見資料

発言趣旨

【市長】
それでは、令和4年度第1回定例記者会見をはじめます。
本日の発表事項は3点です。

(1)岐阜市民栄誉賞受賞者の決定について

まず1点目ですが、岐阜市民栄誉賞受賞者の決定についてです。
まず、岐阜市民栄誉賞ですが、令和3年度も受賞がございましたので発表させていただていておりますが、本市の住民または本市に縁故の深い個人や団体で、公共の福祉の増進または産業、経済もしくはスポーツ、文化の発展その他について、その功績が特に顕著で、本市の名を高めるとともに、広く市民に敬愛され、社会に明るい希望を与えたものに岐阜市民栄誉賞を授与するものです。
平成3年以降、これまでに53人・2団体の方々が受賞されていらっしゃいます。
例えば、高橋 尚子さん、勅使川原 郁恵さん、令和3年度は福島 由紀さんや廣田 彩花さん、松原 梨恵さんが、この市民栄誉賞を受賞しておられます。
今回は、村瀬 心椛(むらせ ここも)さんに岐阜市民栄誉賞を授与させていただくことを決めました。
受賞の理由ですが、ご案内のとおり、北京冬季オリンピックのスノーボード女子ビッグエアで、高い難度の大技を次々と成功させて見事銅メダルを獲得され、さらに、冬季五輪においては日本女子では史上最年少でのメダルの獲得ということで、多くの市民の皆さまに希望を与えていただきました。
また、岐阜市在住ということで、岐阜市についても村瀬 心椛さんの活躍を通じていい影響を与えていただいたということです。
贈呈につきましては、村瀬 心椛さんは大変ご活躍でございますので、現在日程は調整中でございまして、贈呈日が決まり次第お知らせをしたいと思っております。
なお、岐阜市栄光賞もあわせて贈呈する予定で、これは岐阜市ゆかりの選手がオリンピック等に初出場した際に授与するものでございますので、あわせて贈呈をさせていただきたいと考えております。

(2)ぎふ長良川の鵜飼について

2点目です。
ぎふ長良川の鵜飼についてであります。
この長良川の鵜飼については4点お話をしたいと思います。
まず、先般4月4日月曜日から令和4年度の鵜飼の受付を始めまして、すでに報道のとおりでございますが、予約受付開始日におきましては762隻、1万8,058人のご予約をいただきました。
大変ありがたいと思っております。
このうち、高級観覧船については44隻のご予約をいただき、8月ごろまでの予約もいただいているということで、高級観覧船は3隻ございますが、その中でも「藍山」が一番人気であるということだそうです。
持続可能な鵜飼観覧ということで導入いたしましたので、ご好評をいただいていることを大変うれしく思っております。
まず1点目ですが、今シーズンの運行方法についてです。
コロナ禍でございますので、この新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を継続するということで、令和3年度と同様、乗船定員は最大7割といたします。
ただし、一部観覧船を除いて船内飲食は可にしたいと思っております。
高級観覧船の運航もスタートいたしますので、お客さまのニーズへの対応や満足度の向上を図って、持続可能な鵜飼観覧船の事業にしてまいりたいと思っております。
2点目ですが、令和4年度もオリジナルTシャツの販売を行おうということで、デザインをリニューアルいたしました。
昨年、このTシャツが大変好評で、鵜飼観覧船事務所で販売をいたしましたけれども、多くの方にご購入いただきました。
今年は「絆」をテーマにデザインいたしまして、これはコロナ禍でもございますので、こうした中で絆は大変重要でありますし、特に鵜飼観覧船事業はこの間苦戦していますので、お客さまと心をひとつに絆をテーマにし、周辺の観光地も盛り上げていきたいと考えております。
販売開始は5月11日の鵜飼開きからで、1枚1,500円(税込)で販売いたします。
販売場所は鵜飼観覧船事務所です。
Tシャツについては、ホワイトのカラーは鵜飼観覧船の船頭さんや事務所のスタッフが着用いたしますけれども、一般のお客さま向けの販売については、ネイビー、ダークグレー、ライトブルーの3色を予定しております。
3点目です。
鵜舟の造船を通じた舟大工の後継者の育成であります。
現在、岐阜県内には那須 清一さんと田尻 浩さんのお二人が鵜舟の舟大工としてご活躍ですけれども、逆にいうとお二人しかいらっしゃらないということで、鵜舟の造船技術の継承がまさに危機にあると考えております。
岐阜市といたしましては、岐阜長良川鵜飼保存会と連携をいたしまして、鵜舟の造船技術の未来への継承を目的に鵜舟の舟大工の後継者の育成に取り組んでいるところでございます。
これまで4名の方が那須さんと田尻さんに技術指導を受けました。
令和3年度には、杉山 喜規鵜匠が使用する鵜舟を1艘完成していただきました。
今回、鵜匠が鵜舟を新調するのは7年ぶりということで、持続可能な鵜飼の実現に向けて大きく動き出したと考えております。
なお、これまでに鵜舟の造船技術の未来への継承ということで、令和2年度には私どもの鵜飼観覧船の造船所の舟大工さんが指導を受けました。
また、令和3年度は、鵜舟の船頭の方3名が指導を受けまして、今回の鵜舟1艘の完成ということで、杉山 喜規鵜匠に使用していただく予定でございます。
岐阜市と保存会では、今後も毎年1艘ずつ鵜舟を造船して、令和8年度までにすべての鵜匠の鵜舟を新調したいと考えております。
舟大工の後継者の皆さまにはこれからの5年間に技術を磨いていただいて、鵜舟あっての鵜飼でございますので、ぎふ長良川鵜飼の継承のために重要な支えとなっていただきたいと期待しているところでございます。
4点目です。
この鵜舟の新造船の進水式を行いたいと考えております。
主催は岐阜長良川鵜飼保存会で、進水式の日時は4月16日土曜日10時30分開始です。
場所は長良川河川敷 鏡岩緑地駐車場の北西です。
進水式では、舟かぶせを行うということで、これは川の中で新造船を3回ひっくり返す儀式だということでございます。
3回ひっくり返ったら4回目は転覆しないという安全運航のゲン担ぎとして行われるものです。
ぜひ、皆さま方にご取材をいただき、一般の方にも事前申し込み不要でございますので、河川敷に来ていただいて、ぜひ舟かぶせという進水式をご覧いただきたいと思っております。
なお、今シーズンは2年ぶりに5月11日の鵜飼開きを迎えたいと心から願っております。
コロナ禍でどう変化していくかわかりませんが、私どもとしては鵜飼開きを無事に迎えたいということで頑張っているところでございます。

(3)岐阜市観光ポスターリニューアルについて

では、最後3点目です。
こちらの岐阜市観光ポスターをご覧いただきたいと思います。
本市の魅力を内外に発信していくために観光ポスターのリニューアルを行いました。
今回のデザインは不朽の名作というテーマで、フォトツーリズムを活用した観光プロモーションに本市も力を入れておりますけれども、特に「月と岐阜城」は高い評価をいただいており、これをモチーフとして今回の新しい観光ポスターを作らせていただいたところです。
金色の華やかな額縁の中に写真を収めるということで、目にした方の心に響き、記憶に残り、訴求力をアップさせるというコンセプトでデザインをしていただきました。
このポスターはB1縦を基本といたしまして、日本語版を3,300枚、英語版を400枚用意しております。
本市においては、この金華山山頂にそびえる岐阜城に月を重ねて撮影する「月と岐阜城」の写真がSNSや各種メディアの皆さまに注目をいただいておりまして、令和3年度からはこの写真撮影ツアーを観光コンテンツのひとつとして誘客宣伝につなげるということを目指しているということもございます。
今後、市内の事業所、観光関係、交通関係、旅行事業者、商業施設等に配布して周知啓発に努めてまいりたいと考えております。
発表事項は以上です。

【記者】
新型コロナウイルスの感染状況は日々アップダウンがあると思いますが、現状の感染状況を岐阜市としてどのようにとらえていらっしゃるかをお聞かせください。

【市長】
現在、3月下旬から感染が高止まり傾向にあるのはご案内のとおりです。
年が明けて、月ごとの新規公表感染者数を少しお話したいと思いますが、1月は2,386人、2月が一番多くて5,117人でした。
3月は少し下がって3,561人、4月はまだ始まったばかりですけれども590人という状況でございます。
直近1週間は人口10万人あたり199.72人ということで、岐阜県の平均よりは少し高いですが愛知県よりは低いという状況です。
感染者の状況ですけれども、やはり66%が30代以下ということであります。
60代以上の高齢者の方は7%というのが直近の傾向であります。
3月中旬までは緩やかに減少してきたのですが、やはり、まん延防止等重点措置が3月21日に解除されましたので、それ以降が高止まり傾向にあるということです。
先週末には感染者数は高止まりであり、感染防止対策を徹底したうえで3年ぶりに道三まつりを開催いたしました。
多くの方から開催できる喜びの声もいただいて、こうした社会経済活動との両立は大変重要だというふうに思っております。
市民の皆さまには、こういった社会経済活動を行いながら、やはり基本的な感染防止対策を徹底していただくことは大原則だと思っておりますので、今後とも感染リスクの高い行動を避けていただいて対策を徹底していただきたいと思います。
なお、ワクチン接種につきましてもご協力をいただいておりまして、65歳以上の高齢者の方の接種率は91.6%でございますので、接種対象者全体では57.2%という状況です。
したがって、今後は現役世代の皆さま方の接種をどう円滑に進めていくかということで、希望される方には私どもはしっかりと体制を確保しておりますので、接種券が届きましたら早めに接種をされることをお願いしたいと思います。
あとは、今後の対応ですけれども、岐阜市といたしましても連日高止まりということで、新規感染者数も確認されておりますので、保健所の対応を全庁体制で支えることは継続しております。
引き続きこの庁舎内に臨時の執務室を設けておりまして、全庁からの職員の応援によって感染者への対応を行っているということでございます。
現在、23名の体制で保健所業務をバックアップしております。
また、岐阜県との連携ですけれども、特に自宅療養者の方がいらっしゃいますので、安心して療養していただくために引き続き職員9名を派遣しておりますけれども、この派遣を継続して自宅療養者への健康フォローアップ等をしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
また、先般、専決処分をいたしましたが、3月末までとされていたものの中で、例えば高齢者や障がい者施設、小学校・保育所等の従事者への予防的検査については5月末まで延長することといたしました。
行政検査業務の一部委託による実施についても6月末までの延長ということで、こうした感染防止対策、あるいは検査について、しっかりと体制を整えているところでございます。
また、12歳から17歳の方への3回目のワクチン追加接種についても行われるということでありますので、こうした年齢の方で希望される方に速やかに接種ができるよう医師会等としっかりと連携し環境を整備していく体制をとっているところでございます。

【記者】
新年度ですが、改めて新年度への抱負をお聞かせください。

【市長】
先般、大変ありがたいスタートを迎えることができまして、これは名鉄高架化事業の鉄道高架化事業現地合同本部の開所式がございましたけれども、こうした4月1日という年度のはじめに積年の課題のひとつである名鉄高架化事業の大きな一歩を踏み出せたことは、この新年度を象徴しているひとつの行事だったのではないかと思っております。
私の1期目に多くの積年の課題について道筋を示してきましたので、この新年度は具体的に花を咲かせるべく一つひとつ動かしていくことが一番だと思っております。
さらにこうしたテーマというのは、センターゾーンの未来風景にも掲げているように、中心市街地を主に中心とした積年の課題に岐阜都市圏の玄関口の課題を解決するということで取り組んでまいりましたけれども、実は同時に岐阜市内も広いですので、地域の課題についても取り組んできて、この新年度予算には関連の予算を認めていただいております。
例えば、三輪スマートインターチェンジ周辺の農業の6次産業化ですとか、JR長森駅の関連の事業でありますとか、まさにセンターゾーンだけではなく岐阜市内の各地域における課題を解決していこうということで、これらも具体的に新年度に動いてまいりますので、着実に事業を進めてまいりたいと考えております。
また、こうしたハード整備だけではなく、新年度の政策ベクトルでも「こどもファースト」や「ワークダイバーシティ」を掲げて、「こどもファースト」は教育大綱の具現化を図るということで実際に予算を認めていただいて始まってまいります。
「ワークダイバーシティ」も昨日、ソフトバンクさまとテレワークを活用したショートタイムワークの事業について覚書を交わして事業が始まりますけれども、障がいのある方の超短時間雇用もセンターが設置されスタートしました。
ワークダイバーシティについても推進事業ということでスタートしてまいります。
このテレワークということを活用したショートタイムワークの事業も始まっていきますので、私が目指している働くということを通じて幸せを実感していただきたいという事業も、実はこの新年度に大変力を入れております。
これら事業を行う中で、着実に成果を挙げていきたいと思っているところでございます。

【記者】
先ほども道三まつりの件で触れられたと思うのですが、改めてこの間の道三まつりは岐阜県内でも大規模イベントが復活していく先駆けのようなものだったと思うのですが、市長が思うやってみての評価や総括をお願いします。

【市長】
3年ぶりということで、多くの市民の皆さまともお会いしましたけれども、本当に喜んでいただけたということが私にとって感無量でありました。
それくらい皆さまが長年大事にしてきたものがなかなかできないということに対する悔しい気持ちも、これは市民の皆さま、主催者の皆さま感じておられたわけで、感染防止対策を徹底して創意工夫することで開催できたということは岐阜市全体、市民の皆さまにとっても大きな一歩だったなと思っております。
私も沿道の様子等を拝見しましたけれども、皆さまマスクを着用して本当に気をつけながら、しかしマスクから見える笑顔が大変象徴的でありましたので、日ごろから感染防止対策を徹底してこうした行事、さらには仕事もそうですが、市民生活も送っていただきたいと感じております。
また、いろいろなことを検証していきますので、今後は秋の信長まつり等、また大規模なイベントが控えておりますので、いかに皆さまに安心してこういったイベントに参加していただくかということを検証して、さらに工夫を凝らしていきたいと思っております。

【記者】
鵜飼のことで2点伺います。
ひとつは確認ですが、2年ぶりとおっしゃったのですが、去年は5月11日が延期になって、一昨年はどうだったのでしょうか。

【市長】
2年ぶりというのは、事実上は3年ぶりで、道三まつりと一緒で、この間ことごとくこういったことがまともにできなかったという悔しさを感じております。

【記者】
2年連続開幕が延期されたということですね。

【市長】
そういうことです。

【記者】
ひとつは、質問ですが、令和4年5月11日は開幕を迎えられそうかどうかという、1か月先の話ですが、そのあたりの見通しや思い、今年こそはという思いがあると思いますが、そこについて教えてください。

【市長】
特に昨年もできなかったということで、関係者一同、本当にじくじたる思いがございます。
またコロナのみならず、自然災害ということで豪雨もございまして、実は豪雨から数えると、これは4年連続、いわばかつてのようなフルシーズン鵜飼観覧船事業ができていません。まさに、ダブルパンチですね。
ですから、鵜飼開きを無事迎えて、まずは鵜飼開きの日に鵜飼をやりたいという思いが強いですし、これはコロナだけではなく自然災害の関係でも、令和4年は豪雨が岐阜を襲うことなく、あるいは観覧船の乗り場をはじめ関係するところが被害を受けることなく、とにかく1年間安心して安全に鵜飼観覧事業を行いたい、やり切りたいのが一同の思いでありますので、そこを願っているということです。
コロナ禍に関しては、感染の今後の波は専門家の方がいろいろとご議論されているとおりですので、私どもはとにかく市民の皆さまに感染防止対策の徹底を呼びかけながら、大きな波にならないよう呼びかけを続けていき、5月11日にたどり着きたいという思いであります。
市民の皆さまには、ぜひ感染者を増やさないということも一人ひとりの意識が大きな力になりますので、ご協力をお願いしたいと思っております。

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