平成31年4月5日 市長の記者会見

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ページ番号1006238  更新日 令和3年8月31日

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写真:岐阜市長定例記者会見 平成31年度第1回


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

岐阜市長定例記者会見 平成31年4月5日※準備中

発表内容

  • 「ぎふ長良川の鵜飼」開幕に向けた取り組みについて
  • TVアニメ「紙兎ロペ」を活用したコラボCMの配信について
  • 「ふるさと岐阜市活躍人財バンク」の創設について
  • 改元日(5月1日)の婚姻届の受付について

会見資料

発言要旨

【市長】
皆様こんにちは。
ただ今から平成31年度第1回の定例記者会見を始めます。
発表事項は本日4点ございます。
1点目ですが、「『ぎふ長良川の鵜飼』の開幕に向けた取り組みについて」であります。
本日4月5日(金曜日)から今年度の鵜飼観覧船の予約の受付を開始いたしました。
電話予約に加えましてホームページからのインターネット予約も可能でございます。
ありがたいことに、今予約の電話がじゃんじゃん鳴っているということでございまして、新たな気持ちで新年度はしっかりおもてなしをしたいと思っております。
そのためにも安定的な鵜飼観覧に向けた取り組みが必要でございまして、観覧船ドック内の現況をしっかりと把握し、浚渫パターンによる水流の変化を科学的に検証するといったような取り組みを行いまして、安全かつ安定的な観覧船の運航を目指してまいりたいと考えております。
こうした検証でございますが、5月1日(水曜日)から10月31日(木曜日)まで岐阜大学に委託をいたしまして、現状や流況の把握、さらには浚渫の検討シミュレーションということで取り組みを行っていきます。
また今年も、ゴールデンウィークに長良川の景色を船上から楽しめる遊覧船を運航いたします。
同時期に鵜飼観覧船のりばで開催される「長良川まんぷくクルーズ」、こういった取り組みとも相乗効果を図りながら、鵜飼のオフシーズンにも長良川という私たちの大事な資源を楽しんでいただき、滞在時間の延長や満足度の向上も図っていきたいと思っております。
期間は4月27日(土曜日)から5月6日(月曜日)まで、乗船料については大人400円、子ども200円ということで行います。
お茶船も出す予定でございまして、これについては一人1,000円をいただくということでございます。
場所は鵜飼観覧船のりば、1日6便を予定しておりますので、この船が満員になるようにしっかりと宣伝をしてまいりたいと思います。
予約の開始日は4月15日(月曜日)ということでございます。
次に、鵜飼観覧船の船員Tシャツを改めて作成させていただきました。
表には真ん中に「うーたん」をあしらえまして、はっぴを着てもお越しいただいた皆様にしっかりと「うーたん」が見えるようにということでありますし、裏は「TEAM UKAI」ということで、最高のおもてなしをしようということを込めまして、いらっしゃった皆さんにしっかりPRしたいということでデザインをさせていただきました。
岐阜市観光ポスター(鵜飼)の作成についてであります。
デザインのコンセプトは「世界へ誇るUKAI 1300年の歴史と伝統を未来へ」ということで、従来のポスターと今回は大幅にリニューアルさせていただきました。
鵜飼といえば「体感できる古典絵巻」というキーワードにのっとって、和紙に刷った版画のような温かみのある風合いの、非常に一見かわいらしいビジュアルを採用させていただいたというところでございます。
また、スマホをポスターにかざしていただきますとAR動画もご覧いただけるということです。
私たちは鵜飼を子どものころから親しんでいますから当たり前ですけれども、このポスターを市内をはじめ幅広く掲示をいたしますので、鵜飼についてご存じない方にもこうしたAR動画を見ていただくことで実感していただき、またこれを通じて鵜飼に来ていただくということももくろんでいるというところでございます。
今回6社から16作品のご提案をいただきまして、プロポーザル審査によって選ばれたものでございます。
次に2つ目、TVアニメ「紙兎ロペ」を活用したコラボCMの配信について、であります。
岐阜市といたしましては特に名古屋都市圏へのプロモーションを大変意識しておりまして、人気アニメ「紙兎ロペ」とのコラボによりまして、岐阜市の認知度の向上や交流人口の増加につなげてまいりたいと考えております。
特に2020年は大河ドラマ「麒麟がくる」の放映がございますので、こうした本市の話題づくりにも資するということもありますし、視聴者によるSNSでの拡散も期待しているところでございます。
「紙兎ロペ」の公式Twitter等SNS関係のページには、大変フォロワーも多くいらっしゃることもございますので、相乗効果を図りたいということでございます。
これまで本市をプロモーションするこうした短時間の動画、インパクトのあるCMというものはありませんでしたので、テレビやデジタルサイネージ、イベント等様々な場所で活用が可能だと考えております。
本日4月5日(金曜日)からYouTubeで公開いたしますし、またYouTubeに誘導するプロモーションといたしまして、新庁舎の建設現場の仮囲いに巨大なQRコードを、設置いたしまして、こういったものからも見ていただこうと考えております。
さらには職員の名刺にもQRコードを印刷して、それぞれの職務の中で宣伝をしていきます。
さらにはMAG!C☆PRINCEの永田薫さんが出演する市政の広報番組「あなたの街から岐阜市」の番組内でCMを紹介していただく等、私ども自前の広報ツールでも宣伝してまいりたいと考えております。
CMの活用でございますけれども、特に名古屋都市圏へのプロモーションということで、デジタルサイネージを活用いたします。
具体的にはJR名古屋駅、名古屋市営地下鉄の名古屋駅・栄駅、さらには新東名高速道路にあります岡崎サービスエリアでこうしたデジタルサイネージを使ったプロモーションを行います。
またスポットでのテレビCMということで、東海キー局の放送する番組においてスポットCMを放送していきたいと考えております。
またプロ野球の公式戦のゲームスポンサーにもなってまいりまして、そちらの大型ビジョンでも放映していただきます。
また市内に向けましてはFC岐阜のホームゲームにおきまして、4月7日(日曜日)の対愛媛FCのハーフタイムに大型ビジョンでの放映をしていただく等、FC岐阜にも関わっていきたいと思います。
また現在市内で路上変圧器の社会実験を行っておりますが、こうした実証実験においても放映し、さらには、ぎふメディアコスモス、岐阜市の観光案内所でも発信していきたいと思っております。
いずれにしても新たな取り組みということでございますので、これによってどういった反響や効果があるかということをしっかりと分析して今後のシティプロモーションに活かしていきたいと思っております。
3つ目であります。
「ふるさと岐阜市活躍人財バンク」の創設について、でございます。
「岐阜市ゆかりの人財が活躍できるまち」、「副業・兼業に優しいまち岐阜市」、こういったコンセプトを掲げまして新たな施策にチャレンジするため、このたび「ふるさと岐阜市活躍人財バンク」を創設し、このバンクに登録を希望される方について本日4月5日(金曜日)より公募を開始いたします。
創設の背景でございますけれども、岐阜市民の転出状況を見てまいりますと、転出超過という状況であります。
具体的には平成29年度で1,596人が転出ということになっておりまして、その内訳は県外への転出の第1位が愛知県、第2位が東京都、第3位が大阪府ということで、県外転出者の7割がいわゆる3大都市圏に集中しております。
また転入者の状況を見ますと、20代・30代が転出超過に比べて40代以降は実は転入超過に転ずるということでございます。
60代についても、生活環境上の理由で転入者の方が多いということになっておりますので、こうした世代の活力をしっかりと岐阜市で活かしていくことは重要だと考えております。
一方、平成29年3月に決定された国の「働き方改革実行計画」では、柔軟な働き方がしやすい環境を整備するということで、この副業・兼業の普及を図っていくことが重要であるとされておりまして、平成30年1月の厚生労働省が出したモデル就業規則を改定し、副業・兼業の規定ということで、こういったものを企業は就業規則に入れてもよいということで推奨をしており、まさにこの2018年は副業元年と言われているところであります。
こうしたことを受けまして、経団連の調査でもすでにこの副業・兼業を認めている企業は約2割、認める方向で検討している企業は約3割ということで、今後岐阜市内の企業などでも副業・兼業に取り組む必要性が出てくる可能性があるということであります。
そこでこうした課題に対しまして、転出抑制の施策について手を打ちながら、現在居住されている市民の皆さんが生活に満足し幸せになっていただくことは極めて重要でありますけれども、一方で転出超過が続いている本市といたしましては、転出された方が将来的にふるさと岐阜市に戻っていただける施策にも取り組む必要があると考えております。
また副業・兼業については市内企業へ取り組みを促す前に、岐阜市が行政として市内企業に先立って副業・兼業に取り組む姿勢を示していきたいと考えております。
そこで、3大都市圏在住の本市にゆかりのある、すなわち本市の出身者や通学経験者等に対しましてこの副業・兼業が可能な人財に、本市で活躍の場を見いだしていただき、ふるさと岐阜市への深い愛着を醸成していただき、いずれ岐阜市に戻っていただける、そんなきっかけづくりをしたいと思います。
具体的な人財バンクの応募概要でございますが、
対象は3大都市圏に在住の方、これは岐阜県在住を除きます。
岐阜市出身、または過去に通学・通勤の経験がある方。
副業・兼業が可能で、その意思がある方。
この3つの条件をいずれも満たす方を応募の対象とさせていただきます。
活躍の場ですが、これは岐阜市主催の事業ということで、例えば会議等への出席をしていただいて意見を言っていただく、あるいはセミナーの講師を務めていただく等でございます。
謝金報酬等でありますが、事業としては0予算ということで考えておりますので、岐阜市主催事業の予算の範囲内ということで、有償・無償いずれも有りうるということでございます。
応募期間は本日4月5日(金曜日)から4月23日(火曜日)までを一次募集とさせていただき、9月末までは常時応募は受け付けたいと考えております。
今後の予定でありますが、5月上旬にこうした活躍人財リストを庁内に周知させていただき、5月以降庁内各部局において活躍する場を検討いたします。
そして条件が合えば、岐阜市主催事業で活躍していただくということでございます。
周知についてでありますが、「広報ぎふ」や市のホームページ、東京事務所に加えまして、多くの岐阜市出身の方々が会員となっておられます東京圏や大阪圏などの県人会、あるいは企業、大学、さらに同窓会、こういったものにお声掛けをさせていただいて、本市ゆかりの皆さんにぜひ登録をしていただきたいと考えております。
4つ目でございます。
改元日の婚姻届の受付について、であります。
来たる5月1日(水曜日)は新元号がスタートする歴史的な日でありますので、普段よりも多くの市民の皆様が婚姻届を提出するために来庁されることが予想されております。
そこで市民課における対応でありますが、本庁舎1階の市民課では当日職員を増員して受付時間を延長することを検討いたしております。
具体的には4月30日(火曜日)から5月1日(水曜日)の日付が変わる深夜においても受付を行う等の準備をしておりますが、詳細については現在詰めているところでございます。
また、当日の記念となりますように市民課に隣接する記念撮影コーナーに新元号をお示ししたり、職員による記念撮影のお手伝いや自撮り棒の貸し出し等も行う予定でございます。
なお、婚姻届を提出される皆様には当日受付がスムーズにできますよう、婚姻届の提出前に記載内容や添付書類を確認する「事前審査」をお願いしたいと思っております。
当日の受付時間や事前審査、注意事項などの詳細については近日中に詳細を取りまとめまして、報道機関や市のホームページを通じて情報提供をさせていただく予定でございます。
いずれにしても「令和」という新元号のスタートとともに、新たな人生の門出を気持ちよく市民の皆様に迎えていただけるよう、きめ細やかな対応をしていきたいというふうに考えております。

【記者】
先ほど改元日の婚姻届の受付のお話があった中で、それに関連して先日新元号が発表されたということで、新元号に対する市長の受け止めと、今後その改元に伴い庁内の事務作業やシステム改修といった各分野の変更手続きがあるかと予想されるんですけれども、そのあたりの市の対応についてお聞かせください。

【市長】
まず新元号についてでございますが、梅にまつわる万葉集からということで、岐阜市には梅林公園があり、梅まつりが開催されますといつも春の訪れを実感するというのが私も含め岐阜市民の多くの皆様の思いではないかと思います。
まさにそうした新しい時代の始まりを梅ということをきっかけに感じさせられる、そんな元号だと受け止めております。
この新元号への対応でございますが、国が「改元に伴う元号による年表示の取扱いについて」という形で対応について公表をしておられまして、基本的な考えとして国民生活への影響をできる限り少なくすること、各府省における円滑な事務手続きに資することが明記され、これを踏まえた取り扱いを求められているところでございます。
具体的には改元日前までに作成した文章については、改元日以降「平成」の表示が残っていても有効であるということで、改元のみを理由とした一括整理は行わないとされております。
改元日以降に作成する文章については、「令和」を用いることとされておりますけれども、やむを得ず申請、届け出等または処分の通知等に「平成」の表示が残る場合でも有効であるとされておりますが、混乱を避けるために訂正を行うこととされております。
例えば訂正印や手書きによる訂正、「平成」のままでも有効である注意書きの挿入などの対応を行うなどであります。
従って本市においても、改元により5月1日以降の市民生活へ影響を及ぼすことのないよう、必要な対応を進めているところでございまして、例えば市から発信する文書については原則5月1日からは新元号であります「令和」を使用いたします。
しかし軽自動車税や市民税特別徴収の納税通知書など、新元号が決定される前に作成する必要があるものについては、やむなく「平成」表記とさせていただいておりますが、「改元後は平成の日付を新元号に読み替えてください」などの注意書きを挿入するというところでございます。
また例えば住民票や戸籍謄本など、市民からの申請書類についても多種多様に及ぶことから国からの通知のとおり当面は訂正印などの対応も併用して行っていくということにしております。
次にシステムの改修でありますけれども、昨年度から住民記録、戸籍、税、福祉など住民情報を扱うシステム、財務会計、人事給与、文書管理など内部事務を取り扱うシステムではすでに仮の元号を用いてテスト・改修を進めてきておりますので、この対応は十分にされていると理解しております。
今回の新元号の発表を受けまして、5月1日からの市民生活に影響を及ぼすことがないよう、適切かつ迅速に対応してまいりたいと考えております。

【記者】
豚コレラの影響でしばらく閉鎖されている状態であります畜産センター公園でありますけれども、まもなくゴールデンウィークということで、お客さんを呼び寄せるためにはあったほうがいいかと思いますが、開園再開の時期あるいはその方針についてある程度見通しが立っているのならば教えていただきたいということ。
もう一つは鵜飼の話もありましたけれども、残念ながら昨年逮捕された事案がありまして、一人に任せていたということがちょっと影響したのかなと思いますけれども、そのあたりの再発防止策といったところがあれば教えてください。

【市長】
まず、畜産センター公園の開園の見通しについてでありますが、昨年市の検証チームによる最終報告を受けまして、1月10日(木曜日)に報告をいただいております。
そのことを受けて指定管理者への改善指示書を通知し、その指示書に基づいて指定管理者が業務改善を現在進めているところでございます。
現在は飼養衛生管理基準の順守を徹底して、公園整備課、畜産課、及び県と連携して丁寧に取り組んでいただいているというところであります。
一方、豚コレラウイルスは今なお終息が見えないということで、先般も近隣で発生したわけでございますが、こうした県における野生イノシシへの経口ワクチンの投与等も開始されたばかりでありますので、状況を十分に見ながら県ともしっかり相談し、畜産センター公園の開園の時期は慎重に判断をしたいというところで、今の状況をしっかり見守っていきたいと思っております。
鵜飼観覧船事務所の職員の件でございますけれども、これは現在、原因の究明と検証を現場に指示をしておりますけれども、警察等による捜査中の段階でありますので、今後の裁判の推移を見ながら正式に必要な対策は講じるということで考えているところであります。

【記者】
2つ質問させてください。
まず鵜飼なんですけれども、今日発表された中で、新しく今年始めるというものはありますか。

【市長】
昨年豪雨によりまして中止日数が増えてしまったということで、いかに安定して鵜飼観覧を行えるかということを岐阜大学に委託をして、科学的に検証しながら安全かつ安定した観覧船の運航を目指すということはまさに新たな取り組みということでございます。
ポスターも従来作っていましたけれども、今回は趣を新たにして、またARの動画等を用いて広く鵜飼を理解していただくという、これも新たな取り組みといえるのではないかと思います。

【記者】
あともう一点、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」で主要なキャストとなる斎藤道三のキャスティング等が決まりましたけれども、それを受けて感想等ありましたら教えてください。

【市長】
非常に有名な人気のある、かつ演技力のある本木雅弘さんにキャストということでお引き受けをいただけたとことは岐阜市にとりましても大変大きなチャンスと受け止めております。
今、大河の協議会等で準備を着々と進めているところでありますので、実際にドラマが始まり、多くの観光客の方がいらっしゃった際にしっかりとおもてなしができるようにしていきたいと考えております。
特に斉藤道三公については、これは岐阜市がオンリーワンでございますので、その点も強調しながら体制を作っていきたいと思います。

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