令和元年8月28日 市長の記者会見

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ページ番号1006243  更新日 令和3年8月31日

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写真:令和元年度第6回岐阜市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 第63回ぎふ信長まつり 特別企画の実施について 騎馬武者行列 明智光秀役を配置
  • ぎふ長良川の鵜飼マスコットキャラクター「うーたん」の活用について うーたんLINEスタンプ及び「戦国武将ゆかりの地 岐阜」PR用うーたんを作成
  • 大河ドラマ「麒麟がくる」に関連したイベントの開催について「美濃国 戦国ドラまちEXPO」及び「道三学フォーラム」を開催
  • 岐阜駅北口駅前広場完成10周年記念イベントの開催について

会見資料

発言要旨

【市長】
ただ今から第6回の市長定例会見をはじめます。
発表事項は4点であります。
まずはじめに、第63回ぎふ信長まつり特別企画の実施についてお話をさせていただきます。
開催日は令和元年10月5日(土曜日)と6日(日曜日)であります。
10月6日(日曜日)のメインイベントの騎馬武者行列に先立ちまして、来年の大河ドラマの主役となる明智光秀役を新たに配置いたします。
マイケル富岡さんに明智光秀役を務めていただきます。
来年1月の大河ドラマ「麒麟がくる」のスタートまでいよいよ4か月あまりとなりました。
本市におきましても、岐阜公園内の歴史博物館に設置する大河ドラマ館を中心とした環境整備に、今全力で取り組んでいるところであります。
こうした中、岐阜の秋を彩るぎふ信長まつりにおきまして、初めて明智光秀役を配置するということで、マイケル富岡さんを起用することといたしました。
マイケル富岡さんにつきましては、岐阜市にオープンセットが整備された1992年(平成4年)の大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」で明智光秀役を演じるなど、大変ゆかりの深い方でございますし、その後もテレビやコマーシャルなどで大変ご活躍をしておられるということで、こちらから打診させていただきましたところご快諾をいただきました。
マイケル富岡さんにとりましても、久しぶりの明智光秀役ということで大変楽しみにしているということで、ぜひ多くの皆様にもご覧いただきたいと思っているところでございます。
また同日、特設ステージを若宮町歩行者天国のまつり本部北側、名鉄協商のパーキングに設置させていただきたいと考えております。
イベントの内容といたしましては、まず富山市の特別副市長を務めておられる柴田理恵さんによる「とやまのお魚PR」というものがございまして、これは本市と富山市が都市間交流協定を締結しているということで、この富山の特別副市長を務めておられる柴田理恵さんがぎふ信長まつりに登場して、富山の豊かな海の幸をPRされるということでございます。
また、昨年の騎馬武者行列で織田信長役を演じたMAG!C☆PRINCEの永田薫さんと柴田理恵さんによる「岐阜市・富山市いいとこ自慢」トークショーということで、両市の都市間交流を象徴するようなトークショーを展開していただきます。
そして3番目に、マイケル富岡さんによる「戦国武将ゆかりの地 岐阜」についてのトークショーということで、特に「信長KING OF ZIPANGU」での思い出話など、「戦国ゆかりの地 岐阜」にまつわる話をはじめ、マイケル富岡さんらしい様々なお話をしていただければと思っております。
その他「戦国武将スタンプラリー秋の陣」なども開催する予定ということでございます。
2つ目です。
ぎふ長良川の鵜飼マスコットキャラクターの「うーたん」の活用ということで、うーたんのLINEスタンプ及び、「戦国武将ゆかりの地 岐阜」PR用のうーたんをこのたび作成いたしました。
ご案内のとおりLINEは多くの方が利用していただいておりますので、LINEスタンプとして活用していただくことで、ぎふ長良川の鵜飼をはじめ、本市の観光を全国にPRすることができるということで期待をしております。
購入開始日は9月1日(日曜日)から、スタンプは合計40個デザインをいたしました。
LINEアプリ内のスタンプショップから購入することができます。
購入にあたってはLINEコインが必要だということでございまして、金額ですが、多くの方にご利用していただきたいということで50コイン(120円分)で購入していただけます。
今後の周知方法につきましては、QRコード付きの案内を「ぎふ長良川の鵜飼観覧の手引き」に挟み込み、観覧船乗船客に配布するということを考えております。
これは鵜飼観覧船に乗っていただいた方には必ずお配りさせていただいているものでございまして、乗船客全員に行き渡るということでございます。
また、各種観光展や岐阜市ホームページ、Facebook、Twitter等での周知も行ってまいりたいと思います。
2つ目の、「戦国武将ゆかりの地 岐阜」PR用のうーたんでございますが、大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を機に、戦国武将ゆかりの地・岐阜をPRするため、織田信長公、斎藤道三公、明智光秀公の3武将のうーたんを作成いたしました。
すでに既存のデザインに鎧姿のうーたんがありますので、今回は着物姿のうーたんをデザインしたということでございます。
それぞれ、信長うーたん、道三うーたん、光秀うーたんでございますけれども、それぞれにコンセプトがございまして、この信長うーたんについては豊田市長興寺所蔵の肖像画、これは皆様教科書で必ず目にするものでございますけれども、これを参考にデザインをいたしました。
道三うーたんは、常在寺所蔵の道三公の肖像画を参考にデザインいたしました。
信長まつりでも道三公は頭巾でパレードしておりますので、頭巾姿をした道三うーたんにしたというところでございます。
光秀うーたんは、大河ドラマ「麒麟がくる」クランクインの際の記者発表の場で主人公がこういった着物を着ておられたということでございますので、主人公の姿を参考にデザインをさせていただきました。
今後、例えば大河ドラマ館の専用ホームページやチラシ、グッズ製作などで活用するとともに、既存のうーたんもお土産等の商品のパッケージ、あるいはオリジナルグッズの作成などで使用可としておりますので、ご申請をしていただいた上でこの3つのうーたんについても民間でご活用いただけるようにしたいと考えております。
3つ目でございます。
大河ドラマ関連ですけれども、イベントの開催をいたします。
「美濃国 戦国ドラまちEXPO」及び「道三学フォーラム」を開催するというものでございます。
まず「美濃国 戦国ドラまちEXPO」でございますが、日本遺産「信長公のおもてなし」岐阜市推進協議会が主催し、山県市にもご協力をいただきます。
内容でございますが、11月1日(金曜日)から12月1日(日曜日)の約1か月の間に岐阜市内及び山県市内にて合計30のまちあるき体験プログラムを開催いたします。
開催日時等はそれぞれのプログラムによって異なるということでございまして、専用のウェブサイトをご覧いただきたいと思っております。
道三・信長・光秀のゆかりのスポットを巡りながら、戦国時代に繰り広げられた歴史ドラマを追体験できるプログラムを各種取り揃えさせていただいているということで、例えば岐阜市の開催ですと、「タイムトラベル 悲劇の道三・光秀コース」や「濃姫・義龍・光秀 幼なじみの時代をさかのぼる寺巡りコース」、また「道三の礎の上に築いた信長の栄華コース」等、今回ストーリー性を重視したプログラムが満載となっております。
プログラムを案内するのは、戦国案内人と称する有志の市民のガイドの皆さんでございます。
今回幅広く参加を呼びかけさせていただいた結果、約40名もの熱意ある市民ガイドの参加者に集まっていただきました。
戦国案内人の方々のバックグラウンドは、まちなか案内人の方ですとか、日本遺産ガイド、武将隊、地元の大学生等々、ガイドという活動に興味のある市民の皆様ということでございます。
こうした皆様がイベント開催に向けて研修を重ねられまして、自分たちで考えたプログラムを案内するということでございます。
告知は、今後専用ウェブサイトやガイドブック等にて行います。
誰でも参加可能で、事前に専用ウェブサイトの申し込みフォームか、あるいはお電話にてお申し込み、先着順ということでございます。
また、「道三学フォーラム」ということで、「第13回信長学フォーラム」を今回は大河ドラマ「麒麟がくる」の重要人物として斎藤道三公に焦点を当て、「道三学フォーラム」と称して開催させていただきます。
テーマは「道三のまちと城」ということでございまして、1539年ごろに稲葉山城に居を構えた道三公が、町を取り囲む惣構(そうがまえ)を築き、それから街路を整備して人を集めるなど、本格的なまちの整備を行ったということで、この岐阜市のまさに基礎を築かれた方であります。
こうした道三公のまちづくりはその後の織田信長公や明智光秀公、豊臣秀吉公のまちづくりにも影響を与えたと考えられております。
まさに現在の岐阜の原点と言える「道三のまちと城」について考える機会としたいと思います。
開催日は11月23日(土曜・祝日)、場所はじゅうろくプラザで定員は600名。ご講演は小和田哲男先生にお願いしております。
「東海の戦国史 道三時代を中心に」ということで、小和田先生は大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証も務められておりますので、多くの市民の皆様方にご関心を持って参加していただけるものと期待しております。
また、パネルディスカッションでも「道三のまちと城をめぐって」ということで、戦国時代の歴史や城郭、城下町などの専門家5名の方にご登壇をいただくということで、本市の教育委員会の内堀課長にもコーディネーターということで登壇していただきます。
また、特別上演「道三塚の物語 戦国時代の装束とともに」ということで、岐阜の伝え話「道三塚の火の玉」を群読で再現をしていただく、こういったお楽しみも準備をしております。
本日8月28日(水曜日)から受け付けを開始いたします。
4つ目であります。
岐阜駅北口駅前広場完成10周年記念イベントの開催についてであります。
この駅前広場は平成21年9月に完成をいたしまして、全国有数の広さを誇るということで、交通結節点にふさわしいにぎわい空間の創出、また岐阜らしさをデザインしたということであります。
完成を記念して、当時10年前に開催した式典では、岐阜市の将来を担う幼稚園児や保育園児等約1,200名の皆様に「杜の架け橋」と「大階段」に並んで大合唱していただいたということで、私も出席しておりましたので大変懐かしく思い出します。
この間、「岐阜シティ・タワー43」の平成19年の完成に始まりまして、「岐阜スカイウィング37」や「岐阜イーストライジング24」など、連鎖的に駅を中心とした再開発事業が行われ、魅力が増してきました。
最近でも、例えば「女性の働きたい街」ランキングでは東海地区第4位、直近でも「借りて住みたい街」ランキングでは中部圏で第1位ということで、この駅を中心とした地域で一定の投資が行われた結果、さらにまちの魅力につながっているということがわかるわけでございます。
10年ということで、一つの節目、さらには次なるまちづくりの飛躍ということも込めまして、このイベントを企画いたしました。
まずはじめに、金公園にある丸窓電車をリニューアルし、駅前広場に移設いたします。
この丸窓電車ですが、大正15年に製造されたもので、現在93歳ということでございます。
製造から約80年間、岐阜市民の足として市内を中心に運行していました。
大正当時からの電車の技術と歴史を伝える貴重な存在として、平成18年から現在の金公園に展示され、今年の3月28日には岐阜市重要文化財に指定もされました。
この電車は私も高校時代通学で乗っておりましたので、当時から大正時代の技術で作られたということは学生の中でも周知のことでございまして、この電車をリニューアルし駅前広場に移すことは大変感慨深いことです。
車両の劣化が進んでおりまして、現在金公園において屋根の張り替えや塗装など改修作業を行っている状況であります。
移設先の駅前広場では、かつて岐阜駅前にあった電停や石畳の軌道を当時の面影のまま再現をする予定でございます。
かつて活躍したチンチン電車の走行を思い起こすような歴史を体感できるスポットとなり、さらには観光の目玉になることを期待しております。
あわせて、黄金の織田信長公像についても、10年が経過し金箔もはがれている部分がございましたので、補修を行います。
この像は駅前広場完成に合わせて当時岐阜商工会議所が中心となりまして「信長公の銅像を送る会」が立ち上げられ、多くの法人や市民からの寄附によって建立されました。
10年経過した今でも、記念撮影をする観光客の姿を見ることができます。
金箔の補修については、10月から現地において、信長公像をお作りになりました作者の田畑功先生監修のもと改修する予定でございます。
10周年記念のイベントの概要でございますが、まずプレイベントとして11月4日(月・文化の日の振替休日)に金公園において地域の子どもたちとともに、当時の姿によみがえった丸窓電車のお披露目を行います。
さらに、11月16日(土曜日)にはメインイベントとして、岐阜県警など関係者のご協力をいただきながら、金公園から駅前広場に向けて丸窓電車のパレードを行う予定でございます。
また信長ゆめ広場では、お色直しを終えた黄金の信長公像のお披露目を行います。
10周年記念のイベントの開催につきましては、去る7月24日、商工会議所をはじめ駅前広場に関係する企業や団体を中心に設立された岐阜駅周辺活性化実行委員会の計画により行うものでございます。
この実行委員会では、駅前広場の樹木などに装飾するイルミネーション事業を企画していただいております。
また高校生や地元の小学生の皆さんにも参加を募りまして、イベントを盛り上げる演奏などの催し物の計画もされております。
まさに官民一体で連携をしてイベントを実施することができると大変期待をしているところでございます。
いずれにいたしましても、この駅前広場は県都・岐阜市の玄関となっておりますので、玄関口にふさわしいにぎわい拠点になりますよう、市民や企業の皆様と一緒になってまさに「オール岐阜」の体制で更なる魅力の向上に取り組んでまいりたいと考えております。

【記者】
今発表いただいた「美濃国 戦国ドラまちEXPO」についてですが、30のまちあるきはいずれもこの戦国案内人の方々が考えられたということですか。

【市長】
全部かどうかは把握していませんが、このプログラムについてはそのように皆さんが考えられて、自ら案内されるとお聞きしております。
長良川おんぱくなど、長年の積み重ねもございますので、こうしたプログラム作りとガイドということは皆様大変精通されていると理解しております。

【記者】
先日の台風10号の際、鵜飼観覧船が4隻流されたということで、観覧船ドックの堤は昨年も崩れており、また2年連続でということになってしまいましたが、今後船の係留の仕方で新たな対策、増水の対策についてお考えがあればお伺いしたいのですが。

【市長】
先日の台風10号の影響で、鵜飼観覧船事業に一定の被害が出ました。
少し被害の状況をお話いたしますと、急激な増水によりまして本流と観覧船のドッグの締切堤が約100mにわたって決壊しました。
そのことにより、観覧船4隻が横から強い水流を受け、流出をしたという被害であります。
観覧船にかかる被害ですけれども、回収及び廃船等の経費に約140万円。
クレーンで護岸上に残置された観覧船8隻を移動しましたので、クレーン作業の経費に約16万円。
それからこの締切堤の復旧作業、その経費に約106万円。
あわせて262万円の被害が出たということでございます。
また、8月15日から18日の4日間中止ということになりまして、述べ126隻2,995人のご予約の方に影響が出たということでございます。
今後の対策ですけれども、各地で豪雨災害の頻度が高まっていますし、今週も九州を中心に雨が降るということで、今後も19mを超えるような出水が起こることが想定されると認識しております。
また今回決壊をした締切堤は、昨年度にも同じ個所が決壊しており、木曽川上流河川事務所などといろいろと協議していますが、締切堤自体の構造の強化は難しいと言われております。
そこで対応策でございますが、まず締切堤が決壊した際に観覧船が横水を受けない観覧船の係留方法を考えなければならないのではないかと思っています。
例えば、決壊した場所は最上流部ではありませんので、観覧船のドッグ内の最上流部に多くの観覧船を係留する等、こういった位置の問題等について検討できるのではないかと考えております。
他にもクレーンで事前に避難をさせる、あるいは岐阜大学の先生といろいろと意見交換をさせていただいておりますが、締切堤全体の構造を被害が最小限になるように、検討する必要があるのではないか等々ございますが、まずは現状復旧いたしましたので、そのようなことを検討していくということであります。
今後国土交通省はじめ関係機関と協議を行いながら、できることから取り組みたいと思います。

【記者】
豚コレラの問題で、ちょうど1年前のこのくらいの時期に岐阜市内の養豚場で最初の様子のおかしい豚が出てきたということで、そこから実際に感染が確認されてほかの県にも感染が広まってしまったという状況です。
1年という節目もありますので、市長の現状へのご所感を伺いたいと思います。
それと岐阜市の施設でいうと畜産センター公園、現在もまだ閉鎖中ということでありますので、その後どのように利用するのか展望をお願いします。

【市長】
家畜伝染病豚コレラが発生して以降、岐阜県で発生したところから始まったわけですが、現在1府6県で38例が確認されているということでございます。
また、野生の感染したイノシシも県内では869頭が確認されているということで、いまだ豚コレラの終息が見えないということに対しまして大変憂慮しているところであります。
養豚業界の方々においては、飼養衛生管理基準の徹底について懸命にご対応いただいていると考えております。
また本市が開設する食肉地方卸売市場においては、バイオセキュリティ要件に基づく防疫業務を現在も継続中でございます。
国においては、岐阜県市長会をはじめ、岐阜市議会などの多くの関係団体において決議をされている、豚に対するワクチン接種の実施に期待したいと考えております。
また引き続き発生原因や、その他の感染経路の早期解明にも努めていただきたいと考えております。
本市といたしましては、国や県が進める防疫業務に協力し、今後も豚コレラ発生予防、及びまん延防止に努めていくという思いでございます。
それに関連して、畜産センター公園の展望ということでございますが、昨年の11月16日に畜産センター公園においても豚コレラが発生したということで、以来公園を閉園している状況でございます。
多くの市民の皆様には大変ご不便をおかけしていると思っております。
公園内の飼養衛生管理の状況でございますが、当公園では、豚コレラ発生以降、家畜伝染病の感染予防に向けまして、「岐阜市畜産センター公園家畜伝染病に関するマニュアル」に基づき、馬や羊などを飼育する区域、まさに衛生管理区域においては、柵の設置や出入口の消毒設備の強化を行い、家畜の飼養衛生管理を徹底している状況でございます。
一方で、豚コレラからなお終息が見えない状況であるということで、引き続き状況を注視しながら、岐阜県とも相談させていただき、畜産センター公園の開園時期を慎重に判断してまいりたいと思います。

【記者】
まず、いじめの問題について全国的にいろいろと言われる中で、市長として学校教育全体を捉えたときに、期待すること、あるいはこういった問題に対する基本的な市長としての考え方を語っていただきたいと思います。

【市長】
岐阜市の学校教育に期待することでございますが、私は「こどもファースト」が市政の方針の大きな柱でございますので、やはり子どもたちが安全・安心に学校生活が送ることができるということが最重要だと考えております。
今ニュース等でも言われておりまして、著名な方も様々な発信をしていただいておりますが、夏休みのような長期休暇明けに学校に通うという時に、不登校になったり、あるいは自ら命を絶つようなどの行動が増えるとお聞きしておりますので、29日以降、順次本市の学校でも授業が始まっていくわけでございますが、子どもたちが安心して学びに向かうことができる公教育を確保するということが、大前提としてこれから向き合っていく大事なテーマだと思います。
その中で、学校と教育委員会については、子どもたちが安心して安全な学校生活が送れるように全力で対応してほしいということで、現在例えば説明会が行われたり、PTAの皆さんとの意見交換ということもすでに報道のとおりにございますが、こうした取り組みを重ねながらすべての学校において学校、保護者、そして教育委員会が子どもたちのために連携を深めていくということで、皆さんとの心合わせが今進んでいると認識をいたしております。
今後になりますけれども、現在岐阜市教育委員会における「いじめ問題対策委員会」での調査が進められているという段階でございますので、その委員会での様々な議論ということは逐一コミットメントさせていただいている状態でございます。
今後市長部局でも有識者会議を設けて、「こどもファースト」の理念に基づいて教育立市のさらなる発展に向けた議論を行っていきたいと考えておりますので、来月9月議会が開会されますから、関連議案を9月議会にお諮りしようと考えております。
この会議で示された意見は、総合教育会議の場で教育委員会の皆さんと丁寧に協議調整を行って、そこに連携して本市の教育行政を発展させたいと考えております。
私はかねてから生命の尊厳ということを申し上げてきましたけれども、そうしたことを常日頃から学校現場で子どもたちと共有していける、そういった環境が作られていくことを心から望んでおりますし、現在も様々な教育関係の皆さんと意見交換するなどの努力を重ねておりますので、今は課題山積ですけれども、関係者一同、心を一つにして子どもたちのために学校の環境を作れるよう全力で頑張っていきたいと思います。

【記者】
もう一つ、今朝の新聞にも報道されておりましたが、給食費の横領の問題。
たまたま教育委員会という同じ所管になってしまったのですが、使途不明金の問題が大きく取り上げられましたが、根幹は、私が思うに情報共有の不足という点で根っこはつながっているような気がしてなりません。
それはシステム的な問題が一つ関わりがあるのではないのかという気がしておりますが、そのあたりの市長さんのお考えというのはおありでしょうか。

【市長】
今回現金の取り扱いということで不正が起きたわけですが、私も民間出身でありまして、現金の取り扱い、あるいはその信用性ということについては一番厳しい職場で社会人を経験させていただきましたので、現金取り扱いの是非そのものについても検討を行う必要があるということ、そこに対して一定の思いがあります。
また今回も、いじめの問題でも、情報共有の問題もございましたので、私なりには、これも今後9月の議会に議案として出させていただく、有識者会議で議題にもしてほしいなと思っています。
学校の先生が、いかに子どもたちに向き合える時間を確保できるかということが大変重要なことで、それ以外の事務作業や、まさに情報共有といったところに多くの手間暇や時間がかかっていると子どもたちに向き合う時間が少なくなります。
それはどういうシステムを導入したら、そのことがより実現するのかといったようなところも有識者のお知恵をいただきたいなと私なりには思っておりまして、お知恵をいただきながら現場にも活かせるなら活かしていきたいとは考えております。

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