令和元年5月31日 市長の記者会見

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ページ番号1006240  更新日 令和3年8月31日

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写真:令和元年度第3回市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 「エンジン01文化戦略会議オープンカレッジin岐阜」の開催決定について
  • 「われらも麒麟!!!」プロジェクト 第1弾の募集を開始
  • 「こどもファースト」の取り組みについて 本年6月から使用済み紙おむつの回収事業及び病児・病後児保育の送迎サービスを実施
  • スマートシティ「重点事業化プロジェクト」に選定

会見資料

発言要旨

【市長】
ただ今から令和元年度第3回定例記者会見を始めます。
まずはじめに、すでに岐阜県において記者発表されているとおりでございますけれども、「エンジン01文化戦略会議オープンカレッジin岐阜」の開催決定について、岐阜市としても改めて発表させていただきます。
岐阜県内では初めての開催ということでありまして、2020年5月29日から5月31日に岐阜市内で開催することが決まっております。
昨年度から岐阜県、岐阜商工会議所、岐阜大学そして私ども岐阜市が開催に向けて取り組みを進めてまいりました。
先般、エンジン01文化戦略会議の林真理子氏ほか、事務局の方が岐阜市をご訪問され、現地をご視察いただき、開催が正式に決定したということをお聞きしております。
エンジン01文化戦略会議には、約250名の文化人や芸術家の皆様が会員となっておられるとお聞きをいたしております。
全国各地の地方都市を毎年訪問され、シンポジウムや講座等を開催して市民と「知の交流」を行うということで、過去17回開催されているということでございます。
開催テーマやプログラム等の詳細は今後検討を行い、来年1月ごろの発表を予定しています。
今年の夏を目途に岐阜県、岐阜市、岐阜商工会議所、岐阜大学が中心となりまして、関係団体にも参画いただき、地元の実行委員会を立ち上げる予定でございます。
それでは発表事項に移ります。
まず1点目でございますが、「われらも麒麟!!!」プロジェクトの第1弾の募集を開始するということで、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に向けての取り組みについてお話をさせていただきます。
来年1月からいよいよ放送が始まるわけでございますが、この大河ドラマに向けて、ぜひ若い世代の皆さんにもどんどん関わっていただきたいと思っております。
特に私は「岐阜学」ということを掲げ、この岐阜に根っこのある次世代を育てていきたいという思いを持っておりますし、またシビックプライドということで市民の皆様方に岐阜市に対する愛着や誇りを持っていただく、こういった一環で子どもたちが岐阜の歴史や文化を学習する、非常に貴重ないいきっかけになると考えております。
彼らが自分たちで街の歴史や魅力を伝える事業として、大河ドラマ館の開設期間中に中高生が観覧者に向けて様々な活動を行うものとして、「『われらも麒麟!!!』プロジェクト」という命名で実施してまいります。
まず第1弾の募集についてでありますが、「戦国時代と岐阜」をテーマとした次の3つの部門で作品を募集するということであります。
1つ目はグラフィック部門でありまして、岐阜地区に居住、通学をする高校生を対象に、ポスターやイラスト、あるいはキャラクターイラスト、デジタルフォトグラフィックなどの作品を募集いたします。
岐阜地区というのは、岐阜市、各務原市、羽島市、山県市、瑞穂市、本巣市、岐南町、笠松町、北方町の6市3町ということでございます。
2つ目は映像部門で、これも岐阜地区内に居住・通学をする高校生を対象といたしまして、実写アニメーションやCGなどの作品を募集いたします。
これらの応募作品は歴史博物館内に設置する「われらも麒麟!!!」コーナーに展示をして、全国から来館していただくお客様にご覧になっていただこうと思っております。
また3つ目の記念スタンプ部門ですが、同じく岐阜地区内に居住・通学をする中学生と高校生を対象に募集をしてまいります。
応募作品の中から5作品を選出しスタンプを制作、館内に設置し、来館者の記念に使用していただこうと考えております。
また、各部門の優秀な作品に対しては表彰を行うということで、特に市長賞の受賞者には「市長と歴史を語る会」ということで、ランチを食べながら岐阜の歴史を熱く語り合う、そういった機会にご招待しようと思っております。
応募期間はいずれも本日5月31日から6月30日までということで、この機会に子どもたちには、戦国と岐阜を深く学んでいただき、イメージを膨らませながら若い感性に溢れた積極的な作品の応募をお待ちしております。
なお、今後第2弾・第3弾の活動プログラムも予定をしているところでございまして、また正式にそれぞれ発表させていただこうと思っております。
この「麒麟」というのは、非常に情け深い動物、仁獣(じんじゅう)と言われておりますし、恵み深い、思いやりのある王のときに現れる聖獣(せいじゅう)と伝えらえておりますが、まさにこのプロジェクトを通じて一人でも多くの子どもたちが「われらも麒麟!!!」という志を持って、ふるさと岐阜で活躍することを心から期待をしているということでございます。
2つ目、「こどもファースト」の取り組みについてでございます。
この2019年度の5つの政策のベクトルの一つの柱として「こどもファースト」を掲げておりますけれども、この具体的な施策の中で2つ、サービスが始まるものについてお話をさせていただきます。
まず、使用済み紙おむつの回収事業であります。
これは公立保育所における児童の使用済み紙おむつについて、これまでは保護者の皆様にお持ち帰りをお願いしていたわけですけれども、6月1日から、各保育所による使用済み紙おむつの一括回収業務を開始するということでございます。
これによりまして、保護者は使用済み紙おむつの持ち帰りが不要になるということで、保護者の負担軽減や衛生面のさらなる向上につながるということでございます。
今、仕事をしながら子育てをしている方も大変増えており、しかも夫婦共働きという世帯も大変多いわけでございます。
そういった中、このおむつを持って帰る途中に買い物に寄ったりというようなことをするわけですけれども、使用済みの紙おむつを持っていると買い物等がしにくいという声が、若い方々との意見交換等の中でもありましたので、今年度スタートさせていただいたところであります。
ちなみに参考でありますけれども、近隣の中核市では金沢市と富山市がすでに実施中でございまして、私どもが3番目ということでありますし、県内では各務原市、海津市、飛騨市、美濃加茂市、山県市が実施中ということでございます。
次に、病児・病後児保育の送迎サービスについてであります。
現在岐阜市では市内5か所で病児・病後児保育を実施いたしております。
その内の2か所におきまして、6月3日から児童の送迎サービスを実施いたします。
具体的には福富医院様の「ずずらん」、それから小牧内科クリニック様の「ピノキオ」において行います。
送迎受付時間は9時から15時、施設の利用時間は18時までとしております。
これも「こどもファースト」の取り組みの一環ということでございますけれども、仕事と家庭の両立ということで夫婦共働きの家庭が大変増えているという中において、子どもの発熱等、急な病気への対応というのは非常に仕事と両立していく上で様々な課題を抱えておりました。
非常に優先順位の高い仕事があったりすると、急に電話がかかってきたからといって即座に迎えに行けないという場合もあるわけでございます。
この送迎サービスを利用していただくことによって、子どもは看護師さんがタクシーに乗って迎えに来てくれ、病児・病後児保育に連れて行っていただき、仕事に目途がついたり終わった中でお子さんを迎えに行っていただくという流れの取り組みでありまして、これも今の社会の中にマッチしている取り組みではないかなと思っているところでございます。
主要な発表事項は以上ですが、1つ追加で、速報ということで皆様方にご報告をさせていただきたいことがございます。
スマートシティ「重点事業化促進プロジェクト」に岐阜市が選定をされたということでございます。
これは本日選定をされたばかりでございまして、また今後具体的に進めていくにあたりまして、会見でご報告をさせていただく予定でございます。
速報といたしましては、国土交通省がこのスマートシティモデル事業について公募を行いました。
本市といたしまして、ソフトバンク株式会社とコンソーシアムを組みまして、企画提案をさせていただいたところ、本日「重点事業化促進プロジェクト」に選定いただけたということでございます。
今回提案数は73団体あったそうでございますが、この「重点事業化促進プロジェクト」は23事業が選定をされているということでございまして、今後専門家の派遣や計画策定支援など、人的な支援を国から受けることができるということでございます。
本市が目指している自動運転の取り組み等、スマートシティの取り組みに向けて国の支援を大変期待しているところでございまして、まずは速報ということで報告をさせていただきました。
発表事項は以上です。

【記者】
市長もご存じだと思うのですが、最近登下校中の児童または散歩中の幼児の安全を脅かす事件や事故が相次いで起こりました。
小中学校における不審者対策、もしくは通学路における安全対策の現状や、もし今後強化するというお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

【市長】
まず公立の保育所、そして私立の保育園等への対応状況でありますが事故があった翌日にすべての公立保育所及び私立保育園等に対しまして、園外活動における安全対策の再徹底を文書にて通知させていただきました。
お散歩コースというものが保育園等にはあるわけですけれども、各施設においてこのお散歩コースの見直しを実施していただき、見直しと同時にハード面の整備に対する要望が挙がってきておりますので、調査を実施するということであります。
私立の保育園等は107施設あるわけですけれども、信号のある交差点でガードレール等がなく、危険性が高いと思われる箇所の抽出調査を6月5日を期限に依頼をしておりますので、取りまとめができ次第、関係各所と対策協議を進めていこうと予定しております。
次に公立の幼稚園と私立の市内の幼稚園等についての対応状況であります。
保育所と同じく5月9日には、公立幼稚園の各園長に対して園外活動の実施及び安全管理について状況把握をするとともに、次の3点について文書で徹底をさせていただいたところであります。
1点目は、交通の状況、道路の環境を事前に把握をして園児の安全をしっかりと確保すること。
これは当然のことでありますけれども、経路の確認や引率者の立ち位置等、十分に事前に調査をして安全な対策を行うということであります。
また再度、施設周辺の道路環境についても危険箇所等を確認するように通知をいたしました。
さらに、引率に際しては十分な人数で対応することということで、原則3人以上での対応を求めております。
また園児には出発前に十分な交通安全指導を行うということで、引率する幼稚園の先生方はもとより、園児についても交通ルールを、これまでも徹底しているのですが、継続して徹底を行うことを考えております。
また市内の私立幼稚園等につきましては、岐阜市私立連合会に所属している園が36園ございますけれども、3月に岐阜市は「岐阜市と私立幼稚園連合会との連携・協力に関する協定」を締結させていただいております。
この協定書に基づきまして、信号のある交差点でガードレールがなくて危険性が高いと思われる箇所について、同じく抽出調査を6月5日期限でご依頼をさせておりまして、取りまとめでき次第関係各所と対応を協議したいと考えております。
小学校についてであります。
まず通学路の安全点検ですけれども、小学校の通学路の安全点検については岐阜市通学路交通安全プログラムにより、平成26年度から国・県・市の道路管理者や警察等の各関係者による、岐阜市通学路安全推進会議をすでに開催してきており、要望箇所を学校・PTA・交通安全協会等との合同点検という形でこれまでも実施してまいりました。
さらに今回の事故を踏まえ、通学路の信号交差点で緊急に防護柵等の設置が必要と思われる箇所について、各学校に調査をすでに依頼をし、現在69か所の報告を受けているところでございます。
今後、通学路の安全対策につきましては、当該の箇所について計画的かつできるだけ早期に、通学路安全推進会議の合同点検を実施し、防護柵の設置をはじめ通学路の見直しなどの対策を実施していくということで、市道については岐阜市の担当部が対応いたしますし、国や県が道路管理をしているところについては道路管理者に要望していくということでございます。

【記者】
不審者対策はいかがですか。

【市長】
不審者についてはこれまでも「不審者メール」の送付等、対応を行っており、そういったものも含めてご紹介をしたいと思います。
まず、通学路の近くにあるお店や民家で、緊急時に子どもたちの支援を行っていただく「子ども110番の家」というものが、現在2,790軒登録していただいております。
また、子どもたちの登下校の際に、通学路周辺で地域の方が見守り活動を行っていただく「子ども見守り隊」というものがございまして、これに2,396人がご登録いただいております。
また、「地域安全マップ」という、防犯・交通安全及び防災用の地図を全小学校区において毎年度作成をし、危険箇所等を確認しているということもございます。
保護者向けには「不審者メール」等を随時配信して注意喚起に努めています。
また、「みんなで作る『ホットタウン』プロジェクト」ということで、中心市街地を中心に308台の防犯カメラを自治会や商店街の組合が設置しています。
さらに本年度新たな事業として、スマートフォンのGPS機能を利用し子どもの居場所がわかるサービスを導入予定ということで、様々な取り組みを進めているということであります。
こうした岐阜市内における安全対策があるわけですけれども、今般起きた問題につきまして、川崎市で事件が起きた当日に各学校宛に、注意喚起を通知させていただきました。
まず、児童生徒に対しては、まずは不審者等を見かけて危険を感じたら大声で叫びをあげて助けを求めようとか、防犯ブザーをしっかり鳴らそうといったようなこと、さらには先ほどお話をしました「子ども110番の家」に逃げ込む、さらには近くの大人に助けを求めるということを改めて指導したところであります。
また保護者や地域の方に対しては、地域やPTA等の見守り隊の方に対する協力や、「ながら見守り活動」への協力など、改めて依頼をしたところであります。
さらに「子ども110番の家」に対しましては児童または教職員が訪問をして、今後も子どもの安心・安全の確保への協力を依頼をするということで、再度のお願いと呼びかけをさせていただいたということでございます。
また、様々な関係団体があるわけですけれども、76団体に見守り協力を依頼する通知を出させていただきました。
またスクールバスが今回ターゲットになりましたので、現在スクールバスを利用している岐阜特別支援学校では、従来は運転手と介助助手によってスクールバスの運行が行われておりましたけれども、5月末まででありますが教員1名を加えた計3名が同乗して対応に努めているということであります。
その後の対応については要検討ということでございます。
また保護者の方に確実に保護者から児童・生徒をお預かりして、またお帰りの時にも保護者に引き渡すまでしっかり確認をする等の対策も、事件後行っているということでございます。
今後国におきまして様々な動きがあると思いますけれども、私どもからも国に対して要望すべきことは要望し、迅速に対応してまいりたいと考えております。

【記者】
子どもの安全対策に関連してなんですけれども、5月に入って気温が急上昇している中、岐阜市内でも小学校で運動会を開かれておりまして、おそらく明日も開かれる学校があるかなと思います。
熱中症の危険性が高まる中で市としての対策について、今後何か考えがあるのかというところをお聞かせください。

【市長】
先般も運動会がございまして、児童1名が熱中症ということとなりました。
幸い軽い症状でありまして、治療完了後その日の内に帰宅することができ、翌日も不調なく元気に過ごしたと報告を受けております。
このことを受けまして5月27日には、教育委員会より熱中症の事故防止に万全を期するよう、再度の注意喚起を各学校に行ったところであります。
熱中症による事故防止にかかる注意喚起ですけれども、運動会での熱中症が起きる前日に各学校長に対して、気温や湿度の変化を把握して活動すること、児童生徒の健康状況を把握してこまめな水分補給や十分な休養を取ること、日よけ用のテントを設置するなど、日陰で休憩が取れる配慮を行うこと等の注意喚起は行ってまいりました。
今回熱中症が起きた学校に対しても当然これらのことは行われ、保護者向けにも体調管理に関する啓発依頼等を行っておりますし、職員に対しても研修を実施しております。様々な打つべき手は打ちながら取り組んでおりますけれども、こういうことも起きるということでございます。
今後気温が高くなってくる時期がやってまいりますので、教育委員会といたしましてはこれまでに取り組んできたことに加えて、適宜適切な注意喚起を継続するとともに、各小中学校への「熱中症指数モニター」の導入を進めていく予定でございます。
全中学校には昨年度末までにすでに導入済みでございますけれども、今夏までには残るすべての小学校・特別支援学校・幼稚園に導入を予定しているということで、こうした数字がしっかりと出るモニターも適切に活用しながら、事故防止に努めてまいりたいと考えております。

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