12の人権課題
岐阜市で重点的に取り上げている12の人権課題について取り上げたページです。
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1 女性の人権を守ろう
家庭や職場における男女差別、性犯罪等の女性に対する暴力、配偶者・パートナーからの暴力、職場におけるセクシャルハラスメントや妊娠・出産等を理由とする不利益取扱い(マタニティハラスメント)等の人権問題が発生しています。さまざまな立場を尊重して協力し合えるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。 -
2 子どもの人権を守ろう
いじめや体罰、それらに起因する自殺、児童虐待、児童買春や児童ポルノ等の性的搾取といった人権問題が発生しています。
子どもが一人の人間として、また、権利の主体として最大限に尊重されるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。 -
3 高齢者の人権を守ろう
高齢者に対する就職差別、介護施設や家庭等における身体的・心理的虐待、高齢者の家族等による無断の財産処分(経済的虐待)等の人権問題が発生しています。
高齢者が生き生きと暮らせる社会にするため、認知症への理解も含めて、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。 -
4 障がいを理由とする偏見や差別をなくそう
障がいのある人が就職差別や職場における差別待遇を受けたり、車椅子での乗車、アパート・マンションへの入居及び店舗でのサービス等を拒否されたりする等の人権問題が発生しています。障がいの有無にかかわらず、誰もがお互いの人権を尊重しあう「心のバリアフリー」を推進することによって、多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現するため、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の趣旨を踏まえ、この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。 -
5 同和問題(部落差別)を解消しよう
同和問題(部落差別)については、インターネット上の差別的書き込み、結婚・交際、就職。職場における差別、差別発言、差別落書き等の人権問題が依然として存在しています。「部落差別の解消の推進に関する法律」の趣旨及び同法第6条に基づく調査の結果を踏まえながら、啓発によって新たな差別を生むことがないように留意しつつ、それが真に問題の解消に資するものとなるよう、内容や手法等に配慮し、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
また、同和問題(部落差別)の解消を阻む大きな要因となっているものに、いわゆる「えせ同和行為」があり、この「えせ同和行為」を排除するための取組を行っていくことが必要です。 -
6 外国人の人権を尊重しよう
外国人であることを理由とする不当な就職上の取扱い、アパートやマンションへの入居拒否等の人絹問題が発生しています。また、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動がヘイトスピーチであるとして社会的な関心を集める中、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」の趣旨を踏まえ、ヘイトスピーチを解消していくことが必要です。
多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現するため、文化等の多様性を認め、言語、宗教、生活習慣等の違いを正しく理解し、これらを尊重することが重要であるとの認識を深めていくことが必要です。 -
7 HIV感染者・ハンセン病回復者等の人権
新型コロナウイルス感染症、エイズ、肝炎等の感染症に関する知識や理解の不足から、日常生活や、学校、職場等、社会生活の様々な場面で差別やプライバシー侵害などの人権問題が発生しています。感染症に関する正しい知識を持ち、正しい情報に基づく冷静な判断が重要であるとの理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。
「ハンセン病家族国家賠償請求訴訟の判決受入れに当たっての内閣総理大臣談話」にもあるとおり、ハンセン病対策については、かつてとられた施設入所政策の下で、患者・元患者のみならず、その家族に対して、社会においてきわめて厳しい偏見、差別が存在したことは厳然たる事実です。
ハンセン病患者・元患者やその家族が置かれていた境遇を踏まえ、ハンセン病についての正しい知識を持ち、この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。 -
8 刑を終えて出所した人の人権
刑を終えて出所した人やその家族に対する根強い偏見によって、就職差別や住居の確保が困難であること等の人権問題が発生しています。
刑を終えて出所した人が更生するためには、本人の強い更生意欲と共に、周囲の人々の理解と協力により円滑な社会復帰を実現することが重要であり、この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。 -
9 犯罪被害者等の人権
犯罪被害者とその家族が、興味本位のうわさや心ない中傷等によって名誉を傷つけられたり、私生活の平穏が脅かされたりする等の人絹問題が発生しています。
犯罪被害者とその家族の立場を考え、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。 -
10 インターネットを悪用した人権侵害
インターネット上で、他人を誹謗中傷したり、個人の名誉やプライバシーを侵害したり、あるいは偏見・差別を助長するような情報を発信したりするといった悪質な事案が急増しています。このような情報の発信は、同様の書き込みを次々と誘発し、取り返しのつかない重大な人権侵害にもつながるものであって、決してあってはなりません。
個人の名誉やプライバシー、インターネットを利用する際のルールやマナーに関する正しい理解を深めていくことが必要です。 -
11 性的少数者の人権
同性愛や両性愛といった性的指向に関する偏見から、場合によっては職場を追われたりする等の人権問題が発生しています。また、性自認(性同一性)に関する偏見から、からだの性と心の性が一致していない人が、周囲の心ない好奇の目にさらされたり、職場等で不適切な取扱いを受けたりする等の人権問題も指摘されています。この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。 -
12 さまざまな人権問題
すべての人間は、一人ひとりがかけがえのない「いのち・生き合う」存在であり、その人権は、等しく尊重されなければなりません。
このために人権を尊重するまちづくりを進めています。