令和6年8月22日 市長定例記者会見

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ページ番号1028434  更新日 令和6年8月29日

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写真:令和6年5月24日 市長定例記者会見の様子

※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表項目

1.「岐阜市防災フェア2024」の開催について~能登半島地震の教訓を踏まえ市民の防災意識の高揚を図る~

2.「ぎふアクションスポーツフェスティバル2024・ぎふeスポーツ交流会」の同時開催について

 (1)「ぎふアクションスポーツフェスティバル2024」の開催

 (2)「ぎふeスポーツ交流会」の初開催

配布資料

発言趣旨

【市長】
それでは定例会見を始めます。
本日の発表事項は2点です。
 

(1)「岐阜市防災フェア2024」の開催について~能登半島地震の教訓を踏まえ市民の防災意識の高揚を図る~

まず1点目ですが、「岐阜市防災フェア2024」の開催について発表いたします。
市民の皆さまの防災意識の高揚や普及啓発を目的として、この岐阜市防災フェアを開催しておりますけれども、今年度(令和6年度)で4回目の開催です。
本年(令和6年)元日に発生した能登半島地震では、発生から7か月余りが経過するなか、被災地では懸命な復旧・復興活動が進められております。
本市も被災地に派遣した職員は、延べ410人ということで、発生後のフェーズの変化に合わせて人命救助や医療活動、給水活動、その他、避難所運営支援や公費解体支援などの支援活動を行っており、引き続き必要な支援を行ってまいります。
今回の能登半島地震での被災地支援などから得られた経験や教訓を、本市の防災対策にしっかりと活かしていくこととしておりまして、「地域防災計画」をはじめ、「岐阜市災害時受援・支援計画」や「岐阜市業務継続計画」などの各種計画やマニュアルの見直し、企業団体や他都市との災害時応援協定の推進や、防災関係機関との連携強化を進めているところです。
9月1日の防災の日には、岐阜県との連携強化として能登半島地震を踏まえた岐阜県総合防災訓練を実施し、災害応急対応の習熟などを図る予定であります。
また市民の皆さまに対しては、能登半島地震を受け、危機意識が高まっているこの機会を捉えて、集中して地震対策を進めております。
住宅の耐震化促進のため、木造住宅の耐震診断や耐震改修工事の一部助成、家具固定器具の取付けについて、制度や予算を拡充し、タイミングを逸しない市民の皆さまへの周知を図っているところです。
8月3日には小中学生を対象といたしまして、「岐阜市体感型防災アトラクション」を開催し、当日は約300人の皆さまにご参加をいただきました。
仲間との助け合いの中で、さまざまなミッションをクリアしながら安全を確保し、災害時に必要な行動を身につけ、自助、共助の重要性などを体感していただいたものです。
こうした中、8月8日には日向灘で地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表を受けまして、本市でも災害警戒本部を設置し、全部局に対し、防災体制の再確認を指示するとともに、市民の皆さまに対しても家具の固定や避難場所の確認など日頃からの地震の備えの再確認を呼びかけたところです。
8月15日には政府からの特別な呼びかけは終了しましたが、引き続き日頃から災害への備えを十分に進めていただきたいと考えております。
そこで、この今回の防災フェアですけれども、「能登半島地震の教訓を踏まえた市民の防災意識の高揚」を目的とし、個人備蓄や家具固定など、自助の取り組みとともに、能登半島地震をはじめとする過去の災害の経験から共助の重要性が示されており、災害に強い地域コミュニティの実現のため、共助の取り組みの必要性について、市民の皆さまに理解を深めていただける機会にしたいと考えております。
開催日時は、9月28日(土曜)と29日(日曜)の2日間、両日とも午前10時から午後4時まで開催いたします。
会場はマーサ21の1階で、この会場平面図に示すとおりでございますが、マーサスクエア、東側の専門店街通路、屋外のチェリーガーデンの3つの会場におきまして、一覧にお示ししておりますとおり、本市と災害時応援協定を締結している事業者や関係団体のご協力をいただいて、自助、共助、公助の防災に関わる各種イベントを予定しています。
1つ目の会場であるメインのマーサスクエアでは、「自助を学ぶゾーン」ということで、個人備蓄など自助としての備えに役立つ「体験・展示ブースなど」を設置します。
2つ目の会場である東側の専門店街通路では、「共助を学ぶゾーン」として、共助の中核を担う自主防災組織のブースの設置や「出張輪島朝市」などを開催します。
3つ目の会場である屋外のチェリーガーデンでは、「公助を体感するゾーン」として消防車などの「災害用車両展示」や消防音楽隊による「屋外コンサート」などを行う予定です。
今回のフェアでの主なイベントですけれども、まず1つ目は、共助の中核を担う自主防災組織のブースを設置します。
この自主防災組織は、50の地域にある自治会連合会全てで結成をしていただいておりまして、地域にお住まいの方々との親睦と結びつきを深めながら、安全・安心な地域コミュニティの形成のために活動する自主防災組織より、見守り活動など平常時の活動と避難所開設・運営などの災害時の活動をご紹介いただき、地域コミュニティを守る共助の大切さを市民の皆さまに伝えたいと考えております。
2つ目は「防災とSDGs」をテーマに防災トークショーを実施いたします。
本市は「持続可能なまち・岐阜市」の実現に向けて、SDGsを推進しておりますが、今回は「防災とSDGs」をテーマに、災害に強い持続可能な地域コミュニティの大切さについて、SDGsに造詣が深い、慶應義塾大学の川久保准教授をお招きし、私とトークショーを行うものです。
3つ目は被災地派遣職員による支援活動の報告を行います。
能登半島地震の被災地へ応急支援にあたった経験から、被災者や避難所での切実な要望や課題に対し、どのように対応したのか、また、改善すべき事項などを災害派遣医療チームであるDMATや消防本部の派遣職員がお伝えするものです。
4つ目は防災士による防災講話を行います。
地域の防災リーダーとしての防災士の育成支援を平成29年から実施しており、現在、248名の防災士が活躍していただいております。
防災に必要な知識や技術を身につけた防災士から、地域で助け合うことの重要性や家庭での減災、防災対策の事例紹介などについて防災講話を行います。
5つ目は、出張輪島朝市の出店を行います。
長い歴史のなかに育まれてきた輪島地域の朝市は、生活の拠点から出発し、物を売る人、買う人の心の触れあいのなかで地域の大切なコミュニティの場となってまいりました。
その地域コミュニティの灯火を絶やさぬよう全国各地で出張輪島朝市が行われておりますので、今回、一日でも早い復興を願い、自主防災組織の支援によって物産展を開催するものです。
また屋外の「公助を体感するゾーン」においては、ちびっこ消防士の放水体験、消防車との記念写真および消火体験、地震体験、消防音楽隊のコンサートなどを行います。
大規模な災害に対して行政や関係機関が行う公助と市民の皆さま1人1人の自助、そして共助による地域防災力の向上など、着実な推進が減災への近道であると考えておりますので、いつ発生してもおかしくない自然災害に対し、オール岐阜で備えることで、災害に負けない持続可能な地域コミュニティの実現を進める一つのきっかけにしたいというふうに思っております。

(2)「ぎふアクションスポーツフェスティバル2024・ぎふeスポーツ交流会」の同時開催について

発表事項の2点目です。
「ぎふアクションスポーツフェスティバル2024」と「ぎふeスポーツ交流会」を同時開催するということについて発表いたします。

(1)「ぎふアクションスポーツフェスティバル2024」の開催

まず初めに昨年(令和5年)、岐阜の地で初めて「ぎふアクションスポーツフェスティバル2023」を開催いたしまして、延べ1万人の方々にパルクール、トランポリン、ボルダリングを実際に体験したり、トップアスリートのパフォーマンスを見て楽しんでいただきました。
今年も2回目となる「ぎふアクションスポーツフェスティバル2024」を開催するにあたりまして、インドアの「ぎふeスポーツ交流会」も同時に開催をいたします。
先般開催されたパリオリンピックでも、トランポリンやスポーツクライミング、ブレイキンなどのアクションスポーツ競技が実施されまして、日本人選手も活躍をされました。
また開会式の聖火リレーに際し、パルクールランナーがパリの街中を縦横無尽に駆け抜ける映像が披露されるなど、新たなスポーツといわれるアクションスポーツがひときわ存在感を見せておりました。
そこでまず、昨年(令和5年)初開催した「ぎふアクションスポーツフェスティバル2023」の動画をご覧いただきたいと思います。
これは1分30秒ほどですので、ちょっとご覧いただきたいと思います。

〈動画再生〉

という昨年(令和5年)の開催だったということです。
そこで今年(令和6年)の開催日ですけども、9月28日(土曜)、29日(日曜)の2日間、開催をいたします。
9月28日は10時から17時まで、29日の日曜日は10時から16時30分まで開催をします。
会場は、みんなの森 ぎふメディアコスモス、みんなの広場カオカオとせせらぎの並木テニテオ。
主催は岐阜市および「ぎふアクションスポーツフェスティバル実行委員会」の皆さんです。
ご来場にあたっては、事前予約は不要、入場も無料で開催をします。
今回も大会の目玉として、「PARKOUR PREMIER CUP 2024 IN GIFU CITY」と称したパルクールエキシビションマッチを開催いたします。
前回大会で男子優勝の宮崎裕来選手、女子優勝の永井音寧選手の他、朝倉聖選手、泉ひかり選手といった、国内外で活躍するトップレベルのパルクールアスリートの皆さんが、フリースタイルで持ち前の技を競い合います。
動画を見ていただいたとおり、子どもたちは間近でその競技を見ていただきますので、トップアスリートの華麗な技や迫力のパフォーマンスを生で体験できる機会ということです。
各種体験コーナーも今年も準備をいたします。
プロのトップアスリートの技を観覧するだけではなくて、この自らがパルクールの動作を体験できるコーナーや、パルオニという、これはパルクールの鬼ごっこですけれども、障害物が置かれた約10m×10mのフィールド内を鬼ごっこする競技の体験会のほか、トランポリン、ボルダリング、ストリートダンスの体験会を開催します。
各体験コーナーでは、プロのインストラクターから指導を受けることができ、パルクールでは、東海地方を拠点に活躍するパルクールチームSPEMONが指導してくださいますし、トランポリンでは元世界王者で現在もトランポリン日本代表コーチである山口学さん、ロンドンオリンピック日本代表の岸彩乃さんが指導にあたっていただきます。
昨年(令和5年)特に好評でありましたトランポリンについては、競技用トランポリンを1台増設して、多くの子どもたちに体験していただきたいと思います。
さらにブレイキン等のストリートダンスでは、プロのダンサーによるライブパフォーマンスのほか、来場者も一緒になってダンスを楽しむことができます。
キッチンカーの出店や協賛企業のブースの出展もございます。
なお、9月7日(土曜)にモレラ岐阜におきまして、告知イベントとしてパルオニ体験を開催いたします。

(2)「ぎふeスポーツ交流会」の初開催

次に、同時開催の「ぎふeスポーツ交流会」についてですが、まずこのeスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、オンラインゲームやビデオゲームでの対戦をスポーツの競技として捉えたものであり、国、性別、年齢を超え、従来のスポーツや運動の枠にとらわれない、新たなスポーツとして世界的に盛り上がりを見せているものです。
そもそも英語のスポーツ(sport)の語源は、ラテン語のdeportare(デポルターレ)にあるとされておりまして、「運び去る、運搬する」という意味から物体が精神的な部分に転じて、「義務からの気分転換、元気の回復」すなわち、「気晴らし」や「遊び」といった要素をさすと言われております。
市民の皆さまに、もっと気軽にスポーツに親しむきっかけづくりの一環として、この「ぎふeスポーツ交流会」を開催するものです。
開催日は9月28日(土曜)10時30分から15時30分で、会場はみんなの森 ぎふメディアコスモスのかんがえるスタジオとおどるスタジオです。
主催は岐阜市および、「ぎふeスポーツ交流会実行委員会」の皆さまです。
来場にあたっては、事前予約は不要で、入場も無料ということです。
使用タイトルは2つでして、まず「ぷよぷよeスポーツ」、それから「リアルタイムバトル将棋」というものです。
まず、かんがえるスタジオですけれども、多くの方に馴染みがあり、初心者も気軽にプレーすることができる「ぷよぷよeスポーツ」の体験会やミニトーナメント、プロeスポーツ選手によるデモンストレーションを開催します。
また地元の高校生、これは県立岐阜商業高校と岐阜東高校ですけども、こういった地元の高校生とプロeスポーツ選手による座談会も実施をいたします。
あわせて、今年度(令和6年度)から公開をしておりますが、「メタバース岐阜城」をせっかく作りましたので、体験できるコーナーも設けてまいります。
おどるスタジオでは、通常の将棋とは違い、好きなタイミングで好きな駒を動かすことができる「リアルタイムバトル将棋」体験会を開催いたします。
アクションスポーツに加え、eスポーツにも慣れ親しむことは、余暇の充実やウェルビーイング(Well-being)の促進にもつながると考えております。
また若い世代にとりまして、将来の夢の選択肢の一つとして、その可能性を見出すきっかけになるとも考えております。
両イベントともに、子どもからシニアまで幅広い世代が、見て、参加して、楽しめるイベントでありますので、多くの市民の皆さまにご来場いただきたいと考えております。
本日の発表事項は以上です。


【記者】
最初に発表していただいた防災フェアの中で、出張輪島朝市があるということなのですけど、どのようなものが並ぶのかということと、あと、このような、輪島市の方が市内で朝市をしていただくというのは、市内で初めてなのかどうかをお聞きしたいと思います。

【市長】
まず、市内で朝市が初めてかどうかは、民間の皆さんのそれぞれの個々の事業までは私も把握しておりませんので、こうした岐阜市の呼びかけで行うのは初めてということだろうと思います。
それから、出張輪島朝市ですけれども、例えば蒸しあわびとか、こういった海産物を販売いただいたり、輪島の塗り箸とかそういったもの、さらには天然のワカメとか、これも海産物ですけど、そういういわゆる輪島の皆さんの海産物と工芸品と、こういった輪島らしいものをぜひ販売していただきたいということで予定をしているというところです。

【記者】
今のことに関連しまして、8月8日から15日に発表が出ていました南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に関して、岐阜市でも種々の対応をされたということだったのですけれども、改めて振り返って、初めてこの注意情報が出されたことで、何か市としての課題、今後こういった対策が必要だというところが見えてきたものがあれば教えていただけますでしょうか。

【市長】
まず8月8日に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)ということで発表されましたけれども、令和元年5月の運用開始以来初めてということでした。
お盆の休みにも重なって市民の皆さまも驚かれたと思いますが、1週間、市内では大きな混乱は発生しなかったと報告を受けております。
市民の皆さまにおかれては、政府や県、市からの呼びかけに対して、冷静にご対応いただけたのかなと思っておりまして、感謝を申し上げたいと思います。
市の対応としては、今回の発表を受けて災害警戒本部を設置して、全部局に職員の連絡体制や施設等の地震対策など、防災体制の再確認の指示をいたしました。
また市内50地域の自主防災組織の隊長である自治会連合会長の皆さまにも連絡体制や避難所の開設手順の再確認を依頼いたしました。
市民の皆さまに対しては、市のホームページやSNSを通じ、落ち着いた行動をしていただきたいということを促しましたし、家具の固定など日頃からの地震の備えの再確認をお願いしたというところです。
こういったことは非常に貴重な機会で、市民の皆さまの中にも、例えばつっかえ棒を購入したとか、そういった話を私もお聞きしましたので、それぞれにお考えいただいたのかなというふうに思っております。
また、特別な注意の呼びかけは終了しましたけれども、引き続き注意が必要であるということですので、日頃から備えをしていただきたいというふうに思っております。
今後も岐阜市としては、国や県の動向を注視しながら対応していきますし、全国の世論調査でも、臨時情報の発表や1週間の呼びかけに対して肯定的、妥当とする回答が多数であったというふうにもお聞きをしております。
市民の皆さまには、改めてご自身や家族の命を守るための行動を考えていただくと。
日頃からの災害への備え、家庭での備蓄などの見直しとか、私ども常にフェーズフリーということを申し上げて、日常生活の中で備蓄をしていただいて、またそれを使っていただいて、常に補充していただくということが、これは無理のない備えでありますので、そういったことを各ご家庭で話し合っていただければありがたいというふうに思っております。
また先ほど発表しましたけれども、このタイミングで「岐阜市防災フェア2024」を開催いたしますので、こういったフェアにもお出かけいただいて、考えるきっかけにしていただければありがたいというふうに思っております。

【記者】
先日、古田肇知事が不出馬というお話をされたわけなのですけれども、先日も市長からもコメントいただいているところではありますが、改めて古田知事の不出馬を受けてどのようなお考えをお持ちになったかということをお聞かせいただきたいのと、前回の知事選の際には古田さんの方を支持されるということだったと思うのですが、今回の不出馬ということで、市長としてどのようなお立場、お考えなのかをお願いします。

【市長】
まず、懐かしいお話しなのですけれど、古田知事が当時、候補予定者として岐阜に帰ってこられた時期、私もちょうど岐阜に帰ってきた、20年前のことです。
そのときに、古田候補予定者が若い人たちといろんなコミュニケーションしたいということで、当時、私も岐阜へ帰ってきたばかりで声をかけていただいて、玉宮の芸文ダンスホールか何かに、若い人たちが昼間に集まって、いろいろと意見交換の機会をいただいたことが本当に懐かしく、私が古田知事と初めてお会いをしたのは、実はそこなのですね。
その後、当選されて、知事としてこうして5期20年のご活躍をいただきました。
コメントでも出しましたけれども、古田知事は非常に経験も豊富ですし、特にリスクマネジメントについての手腕が、大変卓越したものをお持ちだったというふうに思います。
鳥インフルエンザもそうですし、豚熱に対する対応、こういった能登半島地震など、本当に危機管理のスピード感と決断力ということに対して、いろいろと私もご指導いただいたこと、一緒に仕事をさせていただいたことに感謝をしております。
また、岐阜市にとっては、長年の懸案でありましたけれども、名鉄名古屋本線の鉄道高架事業など、私と古田知事と2人で話し合って、こういった積年の課題について、どう県市連携して進めるかということも、率直に意見交換をしていただき、ご指導もいただきました。
結果として、市民の皆さまの安心安全や未来への礎を築いていただいたということで、私は感謝をしております。
残り任期わずかですけれども、10月には国民文化祭を控えておりますので、ぜひこの10月から11月に予定されている国民文化祭を古田知事とともにぜひ成功させたいというふうに思っております。
2つ目ですが、先般渡辺(猛之)議員が意向を示されましたけれども、皆さんの報道もあるとおりでありますので、どういうスタンスでいるかということを話しておきたいと思いますが、まず渡辺議員と私ども岐阜市との関係ということでいきますと、岐阜県選出の国会議員でいらっしゃいますので、長年の懸案であった、先ほどお話をした名鉄高架事業の推進とか、交通の利便性の向上や防災力の強化のための道路整備、これは国道21号線の岐阜市内の立体化、それから国道156号岐阜東バイパスの整備推進、さらには東海環状自動車道の開通に向けての取り組みなど、非常に、国土交通副大臣もお務めいただきましたので、ご理解をいただき、ご支援もいただきました。
また、昨日(8月21日)治水のシンポジウム(治水・防災シンポジウム in ぎふ)を行いましたけれども、こういった治水事業に関する予算の確保なども、毎回、渡辺議員に要望もさせていただいて、ご理解をいただき、ご支援もいただいております。
また名鉄高架(事業)はじめ、さまざまな岐阜市の重要プロジェクトについても、逐一お話をしながらご支援をいただいているということです。
例えば、こういうこともあるのですが、今、夏祭りで私は毎週末夏祭りに行きますけれども、体育館を地域の方がご利用いただいて、中には盆踊りの会場が小学校の体育館みたいな、これだけ日中も暑いので、体育館を有効に使っていただいています。
今年度(令和6年度)、中学校も含めて全て岐阜市内の小・中学校は体育館のエアコンの整備が完了いたしますので、小学校は既に整備できているということで、住民の皆さまにもこういう一番暑いときに、地域の絆を深める取り組み、事業で体育館が使えるということも、これも大変喜んでいただいておりまして、これは緊急防災・減災事業債、今、期限が延長されていますが、当時、私が体育館のエアコン整備の必要性を感じて取り組もうと思ったときには、まだ期限の延長が認められていないというか、決まっていないときで、こういったことも率直にご相談して、国において適切に期限の延長ということで、ご判断いただいたおかげで、この体育館のエアコンも整備できたということですので、基礎自治体の取り組む一つ一つの事業なのですけれども、岐阜県選出の国会議員として非常に耳を傾けていただいて、お世話になったというふうに感じております。
もちろん県会議員としても4期お務めになりましたので、県全体の問題や県内各自治体の首長とも日ごろからコミュニケーションをいただいたり、課題についてもご理解いただいている方ですので、私は適任者のお一人だという、こういう認識を持っているというところです。
一方で、ご案内のとおり、8月24日に自民党岐阜県連が選考委員会を開催されるということですが、岐阜県政というのは県政自民クラブが多数を占めておられるわけですね。
ですから、まずは自民党岐阜県連において、推薦候補者の選考として、党としての方針をしっかりと示していただくのが、私は第一だというふうに実は思っております。
従って、適任者のお一人として、今回、市長会の、県内の市長の皆さんがお取りまとめになったものの中には、「今後の選考を含め」という文言が入っているというふうにお聞きをしておりますけれども、それはまさに県政自民クラブが岐阜県政においては中心でありますので、自民党岐阜県連においてまずしっかり議論をして、方針を決めていただきたいということが第一にあるということです。
そういった私の考えも取り入れていただいたことで、今回の取り組みに賛同したということですので、まずは自民党岐阜県連の議論をしっかりと見守っていきたいというふうに思っております。

【記者】
今の件についての関連なのですが、柴橋市長として、渡辺猛之参議院議員への出馬要請に名前を連ねるということだったのですけれど、これについては、いつ、何月何日に誰から依頼を受けて、同意されたのはどのタイミングでしょうかというのが1点と、あと岐阜県の発展に向けて渡辺議員に求める政策、こんなことを求めていきたいという点、2点お願いします。

【市長】
まず1点目ですけれども、これは政治の機微に関わりますので、個別のことはコメントを控えたいというふうに思っております。
2つ目の求めることですが、私は今お話をしましたように、県会議員のご経験があり、さらには県選出の国会議員として、これまでも岐阜市政で大変お世話になりました。
今お話を申し上げたようなことも、非常によくご理解をいただいて、国会での必要な活動もしていただけたというふうに感じております。
従ってそういった、県内のさまざまな自治体の課題について精通しておられ、正式にまだ発表されておりませんので、今後、正式に出馬を表明されるという際には、それぞれの課題について、どのように解決に向けて、各自治体、市町村と協力していただけるか、連携いただけるかということを私としても聞いてみたいなというふうに思っておりますが、現時点では、先ほど来申し上げているように、あくまでもこれは県政自民クラブがまずしっかりご議論いただいて方針を示していただくということですので、その方針をしっかり私としては注視したいと、その結論を見定めたいというふうに思っております。

【記者】
先日、国土交通省とNEXCO(中日本)の方から、東海環状自動車道の岐阜インターチェンジの名称が、今まで仮称だったものが正式に決まるという発表があるなど、年度内の開通に向けていよいよという感じがしてきているのですけれども、今までも岐阜市では、ライフサイエンス拠点というお話は何度か私も書かせていただいておりますが、岐阜インターチェンジの周辺を活用して市としてどのように地域を振興していくのか、市長のお考えがあれば、お聞かせいただきたいです。

【市長】
まず先般、正式に岐阜インターチェンジということで名称が決まったこと、大変嬉しく思っております。
その上で、このインターチェンジができることで、交流人口はもちろん増えるわけですし、また経済的な面でも非常に効果があるということで期待をしております。
このうち岐阜インターチェンジがあるのは黒野地域ということで、これまでも岐阜薬科大学の本部キャンパスと、それから岐阜大学があり、医学、薬学、工学、獣医学、農学分野が集積する国内でも屈指の学術研究拠点であるということを申し上げてきました。
経済では、岐阜市では「ものづくり産業等集積地計画」というのを持っておりまして、これは三輪地域、柳津地域そして黒野地域ということで、この3つの地域に企業集積を図るということで候補地にしているというところです。
それぞれの地域特性がございますので、他の2ヶ所については時間がありませんので申し上げませんが、この黒野地域は、岐阜薬科大学と岐阜大学がありますから、両大学にしっかり連携をしていただいて、研究機関や関連企業などを立地誘導するという、これがライフサイエンス拠点の形成に向けての方針ということです。
一方で、このライフサイエンス拠点まで一足飛びに行けばいいのですけど、現時点では私どもの岐阜薬科大学のキャンパス移転整備が、これが第一の優先でありますので、これは令和10年度末の完成を目指しておりますから、まずはそこに向けて今取り組みを本格化しています。
特に今年度(令和6年度)は基本設計を進めながら、年度内の用地取得がございます。
地権者の皆さんにご協力を求めているところで、この用地取得ができないと岐阜薬科大学の移転整備が実現できませんので、まずは今年度(令和6年度)の用地取得に全力を傾けるというのが私たちの思いということですので、これが実現いたしますといよいよ建設に向けて動いていきますから、その後のライフサイエンス拠点に向けていろんな議論が進められるだろうというふうに思っております。

【記者】
将来的に市として企業誘致活動をするとか、そういったことも視野には入れてらっしゃるということでしょうか。

【市長】
これまでも三輪地域そして柳津地域の企業立地に向けていろんな取り組みを進めていって、多くの企業から、特に柳津地域はオファーがありますので、今、そこの具体的な議論をやっていますけども、岐阜薬科大学があるこの黒野地域については、まず地権者の皆さんのご理解・ご協力が不可欠なので、まずそこを最優先にしてお話し合いをしながら、今年度(令和6年度)用地取得をすると。
そこで皆さまから、「一緒に地域のまち作りやろう」「一緒に進めていこう」ということで、薬科大学の完成に向けて道筋ができたら、その次の議論を始めるということですね。
私も敢えてここはきちんと丁寧にやっていまして、やはり地権者の市民の方が第一でありますので、まずはそこに全力を傾けるということでやっているということです。

【記者】
知事選の話に戻りますが、先ほど自民党岐阜県連の行方、議論を見守りたいというお話で、8月24日に確かに選対委員会が開かれるのですけど、1個気になったのは、今日(8月22日)午後から出馬要請書を渡されると伺っているのですけど、県連の中には24日に県連として方針を決めるので、その前にいろいろなところで動きが出ると、ちょっと迷惑だみたいな声も実際あったりするのですけど、選対委員会の前に渡辺猛之さんに出馬要請を出すっていうことのタイミングについてはどのように。
議論を見守りたいという先ほどの発言と、その議論が進む前に出馬要請をされるっていうことが、整合性が取れるのかなというのが、若干疑問なところなのですけど、その点、どのようにお考えでしょうか。

【市長】
県内の市長の皆さんいろいろとお考えがあるでしょうけど、そういったアクションをしたいという方々がいらっしゃいましたので、私は今申し上げたとおり、適任者の一人として、もちろん、これまでもお世話になっておりますから、そういうふうに認識しておりますので、わたしも賛同しますよというそういうスタンスで、時期とかいろんなことについては、中心の皆さんがいろいろとご検討された結果だろうと。
ただ私は、先ほど来お話をしているように、この自民党岐阜県連がまずきちんと方針を出すということが第一だと思っていますので、そのことについては言及させていただいたと、その話をいただいたときにですね。
ということで、そのことで私の考えも盛り込んでいただいてのことになっているので、そこはありがたく思っているというところです。

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