令和3年10月29日 市長定例記者会見

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ページ番号1013777  更新日 令和3年11月26日

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写真:令和3年10月29日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 史跡岐阜城跡山上部発掘調査開始について
  • 移住・定住情報発信拠点「ココカラ」の開設について
  • 「キャッシュレス決済を活用した地域経済活性化事業第三弾」の実施について

会見資料

発言趣旨

【市長】
それでは第8回の定例会見をはじめます。
本日の発表事項は3点です。

(1)史跡岐阜城跡山上部発掘調査開始について

山上部の発掘調査についてですが、史跡岐阜城跡整備基本計画の、パブリックコメントを実施中であります。
この計画では、斎藤道三公や織田信長公の居城であり、日本遺産の主要な構成文化財でもある岐阜城を保存活用するための具体的な計画を示しているものであります。
その中で、山上部の発掘調査を重点事業に今回の計画では位置付けておりまして、今年度も発掘調査をして、山上部整備に向けての新たな一歩としたいと考えております。
昨年度の調査は、一ノ門と天守周辺の2ヶ所で調査を実施いたしました。
一ノ門については、斎藤道三公によって築かれたことが昨年の調査で明らかになっております。
今年度の調査については、まず一ノ門と天守東側の2ヶ所で調査を実施したいと考えております。
一ノ門は、昨年度の調査で門の柱を据えつけた痕跡を確認いたしましたので、今年度さらに調査を行い、これまで伝一ノ門と言われる門の構造の解明を目指していきたいと考えております。
次に、天守の東側については、大正期の絵葉書に石垣が築かれていた様子が写っております。
調査では、石垣の痕跡を調べて、石垣の構造や築城時期について迫ってまいりたいと考えております。
斎藤道三公や、織田信長公が築いた本当の岐阜城の姿を知っていただきたいと思っております。
調査の様子につきましては、「岐阜城跡発掘調査」Twitterで随時紹介をしたいとい考えております。
光秀うーたん、信長うーたん、そして道三うーたんの、うーたん3人衆が岐阜城跡に関する情報をリアルタイムで発信をしていますので、ぜひこの「岐阜城跡発掘調査」Twitterをご利用いただきたいと思っております。
ちょうどここは昨年の調査をした一ノ門ですけども、場所はこのあたりですね。
ここについて、引き続き門の構造を解明するための調査を行うのが、昨年はここで痕跡が出てまいりましたので、こちら側を調査したいと考えております。
天守については、東側に、昔の写真ではこういう石垣が写っておりますので、この石垣がどういう構造なのかとか築城時期について、今回の調査を通じて明らかにしていきたいと思っております。
これまで、この天守台の一番下のところが信長期の可能性のある石垣ということでこれまでも成果が出ていますけれども、今度は東側のところを調査するということで城主も変わっておりますので、岐阜城というものがどのように発展してきたのかということを、こういった調査を行うことによって岐阜城の姿に迫っていきたいと考えております。
なお、調査の期間ですが、本日10月29日(金曜日)から、1月の中旬まで行いたいと思っております。
作業については、平日9時15分から15時45分ということで、雨が降っている場合は中止でございます。
両方とも登山道のところですし、まさにこの東側は岐阜城の天守にお越しいただく方、金華山の山頂にお越しいただく方には、いつでも登山される方は見ていただける場所ですので、そういった形で作業の現場を見ていただければと思っております。
なお、岐阜公園内の発掘調査案内所で当日の調査予定はご案内をしておりますので、見学したい方については事前に発掘調査案内所にお立ち寄りいただきますとご確認をいただけるものと思っております。
また、見学の際は新型コロナウイルス感染症対策のために、マスクの着用やソーシャルディスタンスを確保したうえで、見学をお願いしていこうと思っております。
なお、成果についてはまた調査結果をしっかりとまとめて報告をさせていただこうと思います。
また、多くの人に成果を知っていただくためにZoomを活用してオンラインでの公開を検討中ということでございまして、コロナ禍ですからなかなか大勢の方が集中して山頂に来ていただくわけにもいきませんので、そういった工夫もしていきたいと考えております。

(2)移住・定住情報発信拠点「ココカラ」の開設について

新たに移住・定住を促進するためのシティプロモーションのブースを、カラフルタウン岐阜に開設をいたします。
名称は、移住・定住情報発信拠点「ココカラ」という名前で、場所はカラフルタウン岐阜の1階であります。
場所は、イトーヨーカドーの側の正面口のエスカレーターの隣とで、11月1日(月曜日)に開設いたしますので、ぜひご取材いただきまして現地を確認いただければありがたいと思っております。
事業を行う背景ですけれども、人口減少、少子高齢化という時代の中で、本市では、持続可能で選ばれるまちを目指しております。
この実現のために、これまでも「こどもファースト」やセンターゾーン関連施策などの成長都市の基盤づくりに取り組んできておりますが、シティプロモーションについても、これまで強化をしてまいりました。
この成果として、今、20代・30代など、若い世代の社会動態が大きく改善をしてきているということで、ぜひこの流れを活かして、まちのさらなる活性化を図っていきたいと考えております。
そうした中、2019年には株式会社トヨタオートモールクリエイト様と包括連携協定をすでに締結をさせていただいておりまして、このカラフルタウンは岐阜市南部、それから愛知県からも大勢お客様がいらっしゃっている場所でございます。
従って、こうした集客力のあるカラフルタウン岐阜でこれまでも本市の様々な魅力情報を発信してまいりましたけれども、今回新たに移住・定住情報発信拠点「ココカラ」を開設することといたしました。
コンセプトでありますが、生活者目線で岐阜市での暮らしの魅力を発信したいということで、リアル展示版の「エエトコタント」と考えております。
この「エエトコタント」というのはシティプロモーションの紙媒体でありますけれども、私、就任いたしまして、これまでは岐阜市の名称でありますとかいろんな制度・仕組みということを発信しておりましたが、「人にフォーカス」をするということで、岐阜市に移住された方、あるいは岐阜市で活躍をしておられる方、いろんな思いを持っておられる市民の方にスポットを当てて、そういった人の営みに共感していただいて岐阜の魅力を伝えていこうということで、私はシビックプライドということを言ってきたわけであります。
今回は、それのリアル展示版ということで、この「ココカラ」という場所を設置いたしました。
ターゲットですが、20代から30代の子育て世代をターゲットとし、特に愛知県からのお客様も多いということで、愛知県民の方に住んでみたいという興味・関心の喚起をしていただくきっかけにしたいと考えております。
それから、岐阜市民の皆さまにも、特に岐阜市の南部は、転入・転出とも多い流動性の高い地域でございますので、こういった皆さまに岐阜市に住み続けたいという定住意識の醸成も図ってまいりたいと考えております。
「ココカラ」というネーミングですが、岐阜のよさを再発見し、もっと好きになっていただき、住み続けたいと思ってもらえる市の魅力を発信していくための拠点ということで「ココカラ」というネーミングにさせていただきました。
ブースの内容は、まず岐阜へ移ってきてくださった方の暮らしぶりをご紹介するということで、これはメインのパネル展示を考えております。
四半期ごとに新たな展示を行うということで、2組の方をご紹介して、岐阜市に移住をしてくださった経緯やきっかけ、あるいはその移住された方の岐阜のお気に入りなど、取材記事と写真で紹介してご覧いただいた方に共感をしていただくような展示をメインとさせていただき、移住・定住に関する補助制度等の様々なご案内をここで情報提供する。
また、プロモーションの動画や広報番組等の放映しお伝えをしていきます。
さらに、紙媒体の様々な広報資料等も配架させていただいて、手に取っていただくというような場にしたいと思っております。
市内の魅力的な風景写真のパネル展示等もさせていただいて、写真を撮られる方、見ていただける方、いろんな方にシビックプライドを高めるきっかけにしたいと考えておりますし、市民の方からも、公募作品などの発表の場にもしていきたいということで、コンセプトに合う活用のしかたを考えているところでございます。オープニングについては、11月1日(月曜日)の11時に、カラフルタウン岐阜で行いますので、ぜひとも多くの方に足を運んでいただきたいと、ご取材もいただければありがたいと思っております。

(3)「キャッシュレス決済を活用した地域経済活性化事業第3弾」の実施について

事業については、もうすでに第1弾・第2弾と取り組んできているところでありますけれども、この間、第1波から第5波ということで、その時々に大変、市内の事業者の方も影響を受けてこられ、売り上げが減少しているということであります。
従いまして、こういった市内事業者を支援するために、消費喚起策として「やっぱ岐阜やて!“対象店舗で最大20%”たんと戻るよキャンペーン 第3弾」を実施するものでございます。
本事業については、DX(デジタルトランスフォーメーション)の普及・拡大という視点がございますし、また非接触型のQRコードというキャッシュレス決済の活用ということで、ポイント還元を行うという事業であります。
今回も利用していただけるサービスは「PayPay」、「au Pay」、「d払い」でありまして、還元率は最大20%であります。
1回の利用では最大1000円相当、期間中最大1万円相当のポイントが付与されるということで、市内の対象店舗ではどなたでもご利用可能でございますので、市民の皆さまはもとより、岐阜都市圏の皆さまにも岐阜市に来て消費をしていただきたいと考えております。
実施期間については、11月19日(金曜日)から12月19日(日曜日)までの実施でございます。
PRについては、「広報ぎふ」での周知と、それぞれ「PayPay」、「au Pay」、「d払い」に登録しておられる対象店舗でポスター等によって、告知をさせていただきますし、また第2弾に引き続いて、スマートフォンや当該アプリの操作方法をご案内する「スマホ教室」を各キャッシュレス決済事業者に実施をしていただき、キャッシュレス決済の普及に繋がるよう努めてまいりたいと考えております。
なお、詳細は本市のホームページでも掲載しますので、ご確認をいただきたいと思います。
また、その他関連事業でございますけれども、「岐阜市広告宣伝支援事業補助金 第3弾」を合わせて実施をしたいと考えております。
キャッシュレス決済事業 第3弾とあわせて、売り上げが減少した市内事業者が行う広告宣伝等に要する費用を支援する広告宣伝支援事業 第3弾を実施することで、さらなる消費喚起を促し、相乗効果を生み出してまいりたいと考えております。
市内の中小企業者等におかれましては、こちらの補助金も活用していただき、売り上げ向上に役立てていただきたいという思いでございます。
申請期間は、11月1日(月曜日)から11月30日(火曜日)まで。
実施期間は、補助金の交付決定日から1月31日(月曜日)まででございます。
補助額は、補助対象経費の10分の10で、上限は10万円であります。
なお、今年度に当該補助金の支給を受けた事業者であっても、再度申請が可能ということで、この秋、このコロナが収束している中で経済をしっかり回していって、事業者を支援していきたいという思いでございます。
発表事項は以上です。

【記者】
客引き行為等の禁止条例が全面施行されてからもうすぐ1か月経ちますが、現状、客引きはなくなったのかとか、効果などを教えてください。

【市長】
10月1日から全面施行になりまして、禁止区域内では、私も参加をして合同パトロールをしてスタートしました。
現在も、客引き行為等対策指導員の方、3名、巡回指導をしていただいているところです。
すでに指導勧告に至ったものや、客引きをやめたものも確認できており、一定の効果が出ていると認識していますけれども、現在コロナが収束ということで、まちのにぎわいも戻りつつありますので、客引き行為もあわせて活発化していると受けとめております。
また、残念ながら客引き行為者は、まだ目に見えて減っていないと私どもは受けとめております。
今後の取り組みですけれども、指導員による巡回指導と、基本的な取り組みをしっかりと積み重ねていくことがまずは重要だと考えております。
始まって1か月、まだ正式にいうと経過をしておりませんので、そういったことをしっかりと重ねながら、この1か月間の状況を見ていろんなことがわかってきておりますので、これまでの取り組みの強化も含めて、より効果のある対策を検討し、地域団体や警察と協議・連携しながら適宜実施していきたいと考えております。
地域の皆さまや地域を訪れる皆さまが安心して通行し、また利用できる環境の確保を目指して、実効性の高い取り組みに引き続き努めてまいりたいと考えております。
例えば、指導員の方は現在3名ですけども、その巡回してくる指導員が次のとこを巡回していくと、また客引きが現れてくるというようなことですので、私どもの担当部の職員も監視するなど、実情をしっかり把握しながら指導していきたい。
もちろん地域の皆さまとも連携をしてお互いに情報共有をしっかりやっていくというようなことで、地道な取り組みですけど、対策を積み重ねていきたいということです。
一番は、やはり市民の皆さまが客引きを利用しない、あるいはその店舗の方も客引きを利用しない、これが一番ですので、こういったことも引き続き協力を求めてまいりたいと考えております。

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