令和4年2月9日 市長定例記者会見

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ページ番号1015406  更新日 令和4年2月25日

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写真:令和3年11月24日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

(1) 岐阜市未来のまちづくり構想について

(2) 新型コロナワクチン接種の接種券発送スケジュール等について

(3) シビックプライドプレイスのオープンについて

(4) 新リサイクルセンターの開設とプラスチック製容器包装の分別収集の開始について

会見資料

発言趣旨

【市長】

令和3年度第11回定例会見をはじめます。
本日の発表事項は4点です。

(1)岐阜市未来のまちづくり構想について

岐阜市未来のまちづくり構想です。お手元に冊子のコピーで大変申し訳ありませんが、お配りしています。
もともと岐阜市ではぎふし未来地図がございましたが、私の方針で一年前倒しをして、この新しい構想を策定し、これから正式に発表させていただきます。岐阜市には従来の人口減少をはじめ様々な課題がありますが、それに加えてこの2年間のコロナ社会から見えてきた様々な課題についても、市民の皆さまとの対話や有識者の皆さまにもいろいろなお知恵をいただきながら、新しい時代を見据えて新しい構想を策定させていただきました。少し皆さまに中身を見ていただきながら、その思いをお話したいと思います。何といっても、市民の皆さまに向けてという思いが大変強いものです。したがいまして、市民の皆さまに手に取って見ていただきたいです。そして『自分事』としてこの岐阜市のまちづくりに参加していただきたい、そう思い親しみやすいものとさせていただきました。
まずポイントですが、1点目は非常にページ数も少なくてコンパクトです。これはぎふし未来地図の3分の1のボリュームにしています。開いていただきますとイラストを多用させていただいて、視覚に訴えて読みやすいデザインにしました。市民の皆さまに見ていただいて、あるいは子どもたちがこれを見て学習に使ってほしいです。市民の皆さまの地域でのいろいろな話題に活用して一緒に未来を考えていただきたいです。そういう趣旨でデザイン性のあるイラストを多用させていただく内容としました。また、先ほどもお話しましたように、『自分事』にしていただくことが一番でありますので、これを読んでいただいた方に読んでこういうことを考えてみようとか、行動してみようという、皆さまが行動変容していただく内容としています。24ページと25ページに、私から市民の皆さまへのメッセージということで、通常こういったことは私の挨拶文が定番だと思いますが、今回は岐阜市内の中学校生徒3名と座談会という形で、若い未来あるこの岐阜市を担う世代と対談することで皆さまへのわかりやすいメッセージにさせていただきました。中学生がこうして顔も出していいよということで、まさに岐阜を担う世代、ひとつの学びでもありますし、まさに2040年の岐阜市を描いていくところにその時代に社会の中心になっているだろう世代が入ってくれたということで、こちらもぜひご覧いただきたいと思います。構想の内容ですが、大きく2点です。ひとつは2040年という将来像を考えながらです。なぜ2040年かというと、65歳以上の人口がピークになるということで、超高齢化社会です。そこを見据えてどのようにまちづくりを進めていくのかということです。もうひとつは、将来像の実現に向けたまちづくりの方向性をこの構想の中に書かせていただきました。
まちづくりの方向性として、まずは14ページと15ページです。これが「岐阜市の将来像」と、船に乗っているようなイラストがありますが、ここにありますように、ビジョンとして「人がつながる 創造が生まれる しなやかさのあるまち」ということで、大きな方向性の中でまちづくりの方向性は何だろうかということをこれ以降のページに記載しています。2つ分野を取り上げて皆さまにお話したいと思いますが、まず28ページの「こどもファーストでみんなを笑顔にするまちへ」という、例えば教育・子育てのところですと、上段のところに「教育のリ・デザイン」ということで、コロナ禍で学校が約3か月間ストップしたということであります。いち早く導入したタブレット端末等を活かして、さらに教育DXを進め、一人ひとりの特性に応じた個別最適な学びを実現していくという、あくまでも方向性ですが、こういったものを書いています。また32ページの福祉を見ていただくと、下段のところですが「一人ひとりに寄り添う福祉」ということで、こちらには社会的孤立などを背景としながら、「8050問題」のような複雑・複合化した支援ニーズを受けとめる包括的な支援体制を構築していくという方向性をここに書いています。こういったまちづくりの方向性を基に、総合的なビジョンですから、具体的な施策についてはこの構想を各担当部局がしっかりと見て、すでにこの構想自体を本市が持っている各部の計画、あるいはそれぞれ持っている方向性を整合性が取れるように作っています。こういったものを掲げながら、さらに、毎年度予算編成を通じて予算化をしていくことで具体的に実現していきます。今、申し上げたことの中で、さっそく新年度予算については来週発表させていただきますので、その中で具体的にお伝えしたいと思っています。この中に市民の皆さまの市民の声ということで、例えば22ページでも下に実際にいろいろな対話の機会を持ちました。これは私が50校区の中で懇話会もしましたし、ワークショップを担当部が行いました。学校現場にも出かけ、若い子どもたちの声もお聞きしてきたということで、ここに市民の声というコーナーを作っています。この構想は対話の中で作り出してきた、まさに一緒に作ってきたものですということも位置づけをさせていただきながら、ぜひこれを学校の授業やそれぞれの地域のコミュニティでの議論の中で活かしていただきたいと思っています。明日以降、本市のホームページや施設でこの構想を公表したいと考えています。また、この中でも岐阜が好きだといっていただくことが第一ですので、シビックプライドなどを大事にしながら、新しいタイプの構想ですが、岐阜市未来のまちづくり構想ということで、これから施策の中心に置いていただきたいと思っています。

(2) 新型コロナワクチン接種の接種券発送スケジュール等について

お手元の資料、スライドをご覧ください。
まず、ワクチン接種の追加接種の状況ですが、本市でも2月1日から一般の高齢者の方への接種を開始しました。2月8日現在の接種者数は、医療従事者等も含めて3万2,348人ということで、これは18歳以上で2回目の接種者が約30万人、2回接種した方が約30万人いらっしゃいますが、これを分母としますと10.78%というところです。岸田総理が1日100万回のペースアップと、これは総理のご下命でおっしゃっているわけです。本市としても希望する方が少しでも早く接種できるように全体的に接種券の発送を前倒しして行っています。例えば、この表ありますように、もともと2月8日から10日で送付予定であった接種券をすでに2月7日に前倒しして発送します。1日・2日のことですが、少しでも早く発送して予約につなげていきたいということで取組んでいます。今後は、残りの高齢者及び64歳以下の方々については、まず2月中の分だけを載せていますが、例えば7月15日から7月28日に2回目の接種された方については2月18日に発送します。これが、約2万5,500人いらっしゃいます。次に、7月29日から8月28日に接種された方は2月22日に接種券を発送します。この対象の方は、約5万6,500人いらっしゃるということで、順次発送をしていきます。接種券を1月28日にまとめて発送しましたが、この方々の接種済み及び予約率は、約72%ということです。本来は100%の方に3回目の接種を受けていただきたいところです。また、集団接種会場の予約率も約70%ですから、大体同じようなパーセンテージということで、本市の足もとの状況はそういうことだと現状認識しているところです。それ以降も、2回目の接種から6か月を経過することを目途にお届けできるように今は送付時期を調整して、少しでも前倒しで送れるよう、調整しているところです。2回目の接種から6か月を経過した方から接種券が届きましたらしっかりと予約を取っていただいて、追加接種を希望の方には受けていただきたいです。なお、ご案内のとおりですが、公共施設では全施設モデルナ社製のワクチンです。医療機関ではファイザー社とモデルナ社ワクチンをお概ね半数ずつ使用しています。ワクチンの種類にかかわらず、できるだけ早くご希望の方には接種していただきたいと思っています。
次に、小児ワクチンの接種体制等についてです。
ご案内のとおり、今年の1月21日に薬事承認をされて、国からも3月からの接種開始に向けて準備を進めるよう本市も通知がきているところです。現在、岐阜市医師会と協力して準備をしていくというところです。接種体制等ですが、まず対象は5歳から11歳で、約2万3,000人です。公共施設での集団接種会場は設けませんので、本市では小児科を中心とした35の医療機関で接種を行っていきます。12歳以上の接種の際には、かかりつけ医がない方やかかりつけ医で接種できない方の受け皿として公共施設での接種を行っていましたが、小児接種は公共施設での接種は行わない、集団接種はなしということです。したがって、接種医療機関の受信歴のある方に限らず、接種を行っていただけるように岐阜市医師会にもご協力いただきながら、現在体制の整備を進めています。なお、35の医療機関につきましては、近日中に岐阜市ホームページ等に掲載する予定です。
次に、接種券ですが、3月末までの小児ワクチンの供給量は4,800人分です。全体の対象者が2万3,000人ですので、そのうちの4,800人分が3月末ということです。限られた小児ワクチンを無駄なく使用するために、本市としてはまず9歳から11歳の約1万人に対して2月25日に接種券を発送する予定です。接種券が届きましたら、接種可能な35の医療機関から選んでいただいて、直接予約を行っていただきたいと考えています。なお、5歳から8歳の方については、接種状況やワクチンの供給状況を見ながら発送時期を決めていくことになりますので、現時点では発送時期は未定です。また、接種開始時期は、ワクチンの供給日が現時点では未定ですので、改めて時期についてはお知らせさせていただきたいと思います。追加接種については最大限の前倒しができるよう努めていきますし、小児ワクチンについても岐阜市医師会と協力をして、しっかりとした接種体制を構築していきますので、市民の皆さまのご協力をお願いしたいと思います。

(3) シビックプライドプレイスのオープンについて

シビックプライドプレイスの開設についてです。スライドに少しイメージ図もご用意させていただきました。この地域への愛着や誇りというシビックプライドは、私の市政においても重要なキーワードでありますし、様々な機会にも市民の皆さまにお伝えしているところです。みんなの森 ぎふメディアコスモスを担当している部署は、市民協働推進部ですので、この市民協働をキーワードにシビックプライドの醸成に本市としては取組んでいます。
本年度、シビックプライドの拠点として進化を続けているみんなの森 ぎふメディアコスモスに、過去・現在・未来にわたる岐阜の魅力を伝える情報を集積して、小さな観光やまち歩きにつなげようと、情報発信を行うシンボルエリアとして「シビックプライドプレイス」の整備を進めてきました。このたび、シビックプライドプレイスを3月26日(土曜日)にオープンします。内覧もその機会にさせていただこうと思っています。3月26日(土曜日)10時にオープニング式典を実施します。具体的な主な機能ですが、3つありまして、ひとつは「まち歩きステーション」という機能です。これは、市民の皆さまだからこそ知っている岐阜らしい魅力スポットを紹介、あるいは岐阜市の店舗のご紹介、史跡などの観光地情報も網羅しています。例えば市民の皆さまに新たな発見を促していきたいということや、もちろん市外のお客さまにも十分にご利用いただいてまち歩きをしていただきたいということです。オリジナル散歩地図を作成して、QRコードを読み込むことによってスマートフォンで見ることができるという仕組みです。岐阜らしい魅力スポットについてはメディコス編集講座修了生などの皆さまと情報を追加して今後も充実していきたいです。現時点では200か所程度のスポット数を用意する予定ですが、今後も増やしていきたいです。2つ目の機能は、「ぎふ歴史ギャラリー」ということで、複数の古地図と現在の地図を切り替えて表示できることや、古地図上に関連する古い写真や歴史的資料をプロットして見ることができます。市民の皆さまや岐阜ゆかりの方々から収集した古い写真や資料を登録して市民の皆さまとともにこのコンテンツを育てながら発信していきたいと考えています。例えば、昨年、「思い出の1枚」ということで、市民の皆さまに夏にお呼びかけをいたしまして、大変ありがたいことに17名の市民の方から51枚の思い出の写真を提供いただきました。こういった写真もこの岐阜歴史ギャラリーで見ることができ、岐阜市歴史博物館所蔵の写真など、合計300点程度から見ていただける予定です。ぎふ歴史ギャラリーの大事なポイントは、街もいい意味で変わっていき、様々な建物も解体されていく中で、現在の岐阜市とその場所の過去はどうだったのかしっかりと見ていただくことによって、子どもたちの学びにもつながるし、岐阜を訪れていただいた方にも岐阜の現在と過去をしっかり見比べていただくということで、岐阜の魅力を発信していきたいという、ギャラリーをイメージしています。3つ目の機能はその他ということで、「岐阜な人」という人物カードを展示したいと思っています。これは岐阜市にゆかりのある偉人・文化人や、現在、岐阜市で活躍する人々のカードをしおりサイズで自由に持ち帰ることができるように展示したいと思っています。現在、岐阜で活躍する人はQRコードで、シビックプライドプレイスのホームページの珍ちんな人コーナーにアクセスでき、詳しく見ていただけます。「ちんちんな」とは「あつあつ」という意味で、岐阜弁ですが、そういった方々の活躍の様子も見ていただきたいと思っています。岐阜市内で活躍する人々にスポットライトを当て、人物が語る岐阜の魅力を発信するということでございますので、またどんな方がここにエントリーされているのかご覧いただいてからのお楽しみということです。「まち歩きステーション」は先ほどお話しましたように、中心市街地の200か所のスポットですし、「ぎふ歴史ギャラリー」は300点程度の古い写真でスタートします。今後も担い手の育成とともに市民協働によるコンテンツ情報の拡充を多様に図っていきたいということで、まさに我々行政が作って終わりということではなく、市民の皆さまとさらにこれらをブラッシュアップしていきたいです。まさに市民協働ということで、シビックプライドにつながる岐阜の魅力を発信していきたいと思います。なお、来年度ですが、5月ごろに市民の皆さまからシビックプライドプレイスの愛称を公募したいと考えています。まさに市民の皆さまと一緒に作るということで、まずはオープニングにお越しいただきたいと思います。

(4) 新リサイクルセンターの開設とプラスチック製容器包装の分別収集の開始について

新リサイクルセンターの開設とプラスチック製容器包装の分別収集の開始についてです。
本年の4月に新リサイクルセンターを開設し、プラスチック製容器包装の分別収集を本格的にスタートする予定です。現在もリサイクルセンターはありますが、施設の老朽化が著しく、夏場のペットボトルの処理能力が不足しています。また、プラスチック製容器包装の資源化を本市としても本格的に進めるにあたって、現リサイクルセンターでは不十分ということで、この間、新リサイクルセンターの建設を進めてきました。場所は岐阜市木田にあります、現リサイクルセンターの南側で、この写真のとおりで、現在のリサイクルセンターはこちらですので、この南側に建設をしました。事業費は約38億円です。1日当たり46.1tの処理能力を持ちます。今回の特徴ですが、非常にペットボトルやプラスチック容器包装は市民の方のご利用も多いということで、貯留量を確保するために地下式のピットを設け、さらに資源ごみの選別作業では障がいのある方の就労の機会を確保するということで、障がい者の方々にも働いていただきます。そのために安全に働いていただけるように通路幅を広くし、エレベーターを設置する、休憩室なども設置するということで、働く環境にも配慮させていただきました。また、施設内では、子どもたちがごみ減量や資源化について環境学習ということで学んでいただけるように環境学習機能を整備しました。竣工式ですが、3月30日(水曜)に行う予定です。第6波の状況の中ですが、これから収束に向けて皆と努力していくわけですので、3月30日に行わせていただきたいと思っています。内容については、また後日発表したいと思っています。プラスチック製容器包装の分別収集ですが、いよいよ紙ごみや生ごみとともに排出量が多いプラスチックごみの資源化を図るために、一般家庭を対象に分別収集を開始します。対象品目と排出方法ですが、プラマークがついているもので市民の皆さまには識別していただいて、食料品や日用品などに使われているプラスチック製の容器や包装を分別していただきます。排出方法については、中身をしっかりと使い切っていただいて、汚れを水でさっと洗っていただくか簡単に拭き取っていただき、透明または半透明の袋に入れて、週1回の収集日の朝8時半までに、地域のごみステーションに出していただきます。これまでも市民の皆さまへの説明会や出前講座、広報ぎふ、ホームページ、またチラシも全戸配布、ポスターやデジタルサイネージなど、担当部としては周知をしっかりと重ねてきています。今後もバスのデジタルサイネージやテレビ放送などを通じてしっかりと周知を図ってスタートまでこぎつけていきたいと思います。
また、本年1月12日から長良地区と長良東地区では先行収集を実施させていただいております。その結果も分析して、しっかり市民の周知に活用していきたいと思います。私も1月20日に新リサイクルセンターを訪問してきました。設備や試運転の状況を確認して順調に準備が進んでいるところです。まさに本市の資源リサイクルの拠点となる施設ということで、先ほどもお話しましたが、障がいのある方の働く場にもなるわけですので、施設開設後もしっかりとサポートしていきたいと思いますし、何よりもこの資源ごみのリサイクルはごみの減量ももちろんですし、地球温暖化対策にも資する大事な施策ですので、市民の皆さまにはご理解・ご協力をいただいてしっかりと分別収集をしていただきますよう、ご協力をお願いしたいと思います。
発表事項は以上です。

【記者】

なかなか気が抜けない日が続いていると思いますが、最初にコロナに関してなのですが、現状の感染状況をどうご覧になっていますか。

【市長】

現状を少しお話したいと思いますが、新規の陽性者が12月は4人だったわけです。1月に入り急増して2,386人で、これが過去最高です。2月はすでに1,428人ですから、おそらく1月の過去最高を更新するのではないかと思っています。人口10万人あたりの直近は345.95人ということで、岐阜県の平均よりは少し高い数字ですが、愛知県よりは低いです。感染者の6割が30代以下ですが、今回の特徴として60代以上にも広がって、現在2割弱を占めるようになってきています。したがって、リスクのある高齢者の感染者も増えてきていますので、このことが医療提供体制をひっ迫させていくと、負荷がかかってくると感じています。現在、県内の入院病床の使用率は52%ということに聞いておりますけれども、この52%で内容がご高齢の方が非常に多いということで、これは医療的なケアのみならず介護が必要な方とか認知症の方とか様々配慮が必要な高齢者が増えてきている中で、在日数も伸びてくると現場からは聞いております。高齢者の感染が拡大しないよう、介護施設でのクラスターを防止していくなどの必要な取組みだと思います。なお、自宅療養者については市内で現在711人ということで、岐阜県全体では3,937人ですから、そのうち市内では711人ということです。この感染者や濃厚接触者が増えておりますし、学校の休校や学級閉鎖、幼稚園・保育園等の休園ということもあって、働く世代が出勤できないということが非常に大きな社会機能を維持していく上での課題だと認識しています。岐阜市の現場でも、それぞれ単発で職員が家庭内感染で陽性になるということが出てきていますけれども、私は現場にとにかく感染させない、本市の職場でクラスターを発生させない。それは市民の皆さまへの行政サービスをしっかりと維持することが我々の大事な責務ですので、行政の現場が止まらないようにしっかりと職場での感染防止対策の徹底を図っているというところです。なお、先ほども発表しましたが、3回目の追加接種は非常に有効ですので、ぜひ接種の予約を接種券が届いた方には積極的にお願いしたいです。

【記者】

自宅療養者が711名とお聞きしました。まだピークが見えない状況だと思いますが、今は市と県と看護協会と体制を組んでされていると思うのですが、市としてさらに充実されるお考えはありますか。

【市長】

現在、自宅療養者の関係では岐阜県としっかりと連携をして、9名の職員を派遣しております。この9名の職員は前回の第5波の自宅療養者の支援でも経験をしている職員でございますので、県の皆さまには大変感謝をしていただいていまして、まさに即戦力として県市連携の本当に大事な役割を果たしていただいています。県には、県内の市町村に自宅療養者支援にかかる連携体制の確保ということで協力を求めていますが、本市も当然こういった協力体制に向けて体制整備を進めているところです。例えば、健康観察中に連絡が取れないと、こういった方が万が一ということがございますので安否確認を行うこと。物資の配送も県全体で行っていますが、万が一滞った場合に配送作業を担うなど、県と状況をしっかりと聞きながら必要な体制は取っていくということで準備をしています。

【記者】

当面は9名のままでしのいでいこうとお考えですか。

【市長】

岐阜県からはしっかりとやっていただけているということですので、本市として大事なことは、岐阜市は保健所設置市でございますので、県の「オール岐阜県」としての体制とともに、今はこの庁内でも2つの会議室を確保して、保健所からの連絡としてのファーストコンタクトをしっかりと行っていくということが重要です。新規陽性になった方に連絡をして、最初に連絡が来ると市民の皆さまにも安心していただけますので、そこを保健師のみならず事務方も含めて全庁体制を構築しながらやっています。今は一気に新規陽性者が増えて、連絡のところで少し苦労していましたが、職員が非常に頑張ってくれています。そこはどんどん進んできましたので、私としては、今はしっかりと体制が取れていると認識しています。

【記者】

ワクチンの追加接種ですが、小児ワクチンで、2月25日に9歳から11歳に対して接種券を発送。限られたワクチンの量しかないので、年齢が高い順にという説明がありましたけれども、年齢が高い順にしたのは改めてどうしてかをお願いします。

【市長】

例えば、11歳の方だと12歳にどんどんなっていってしまうので、11歳までと12歳はまた別のワクチン接種のフェーズですから、特に11歳の方にはお早めにという趣旨です。

【記者】

みんなの森 ぎふメディアコスモスのシビックプライドプレイスですが、これは予算としてはもう計上済みの予算でしょうか。

【市長】

令和3年度の当初予算で計上させていただいて、現在、3月26日に向けて着々と準備が進んでいます。ぜひオープンを楽しみにしてください。

【記者】

冒頭のまちづくり構想の公表についてですが、数々の課題があって、やりたいことも多数あると思うのですが、中でも市長が特にこだわったところはどこですか。

【市長】

2040年に向けての全体的な、総合的なビジョンですので、そういう意味でいうとまちづくりの方向性は教育・子育てから、健康・福祉・医療、市民協働・防災・環境、産業・労働・交流と、いわばオールラウンドで、各分野について全体的にこれをまとめるということなので、どこにということではなくて、2040年代に向けて本市の全体的な課題に対してどんな方向性でまちづくりを進めるかということを記したものなので、ここはぜひ皆さまに自分のご関心のあるところを見ていただければいいのではないかなと、私自身は思っています。
こだわったのは、先ほどもご紹介しましたが、24ページの中学生とのメッセージの対談というところにこだわったのです。通常なら私のあいさつ文で終わるわけですが、そうではなくて2040年はまさに10代の子どもたちの時代ですので、この子どもたちがどう未来を受け止めているか。これをぜひこの子どもたち、中学生などに授業でこれをテキストにして、自分たちの将来を考えてもらいたいです。それが社会参加に繋がり、学ぶということの意味に繋がります。こんなまちづくりで自分はじゃあどんな夢を持って、将来どんな職業に就きたいか、どんな生き方をしたいかということを考えるきっかけになるのではと思います。だからここに、彼らは当事者としてこの対談の中に彼らには入っていただいて、彼らの思いを語っていただきました。おそらく他の自治体ではこういう計画はないと思います。ここにすごくこだわりました。

【記者】

小児用ワクチンの関係で、小児用ワクチンは成人用より1バイアルあたりの接種回数が多かったりして、個別接種は難しいという自治体がある中で今回個別接種というか公共機関での集団接種を行わない理由はどういったところでしょうか。

【市長】

小児科の先生方というのは、子どもたちのいろいろな体調や副反応も含めて非常に精通していただいているエキスパートでいらっしゃるので、この小児科の先生のもとでワクチン接種をするほうが子どもたちや保護者の皆さまからしても安心ではないかと私どもは思っています。大変ありがたいことに35の医療機関が協力していただけるということで、本市は医療資源が豊富ですので、医師会の先生方のご理解・ご協力の中でこういう体制がしっかりと取れるというのが岐阜市の強みだなということで、ここは個別接種で行こうと決めました。

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