令和3年11月24日 市長定例記者会見

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ページ番号1014125  更新日 令和3年12月1日

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写真:令和3年11月24日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

(1)熊谷守一展の開催について

(2)岐阜市総合防災安心読本の改訂について

(3)コロナワクチンの追加接種(3回目接種)の実施について

会見資料

発言趣旨

【市長】
それでは第9回の定例会見をはじめます。
本日の発表事項は3点です。

(1)熊谷守一展の開催について

「~岐阜、豊島、ゆかりの地をつなぐ~ 熊谷守一展」ということで、令和3年12月4日(土曜日)から19日(日曜日)の16日間、みんなの森 ぎふメディアコスモス、みんなのギャラリーにて開催します。
開催のきっかけですが、ご案内のとおり、熊谷守一画伯は、現在の中津川市付知町の生まれでございまして、初代岐阜市長のお父さまでいらっしゃる熊谷孫六郎氏が岐阜市で製糸業を営んでいたということから、3歳から17歳で上京するまでぎふメディアコスモスのすぐ近くに住んでおられ、岐阜市にゆかりの深い画家です。
昨年2020年が守一の生誕140周年であったことから、ゆかりの地である岐阜市と晩年を過ごした東京都豊島区が連携して、展覧会の開催を計画しておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、岐阜での開催を今年度に延期をしたというもので、ようやく開催ができます。
展示の内容ですが、豊島区には守一の遺族から寄贈された遺品などがあり、昨年「熊谷守一のアトリエにあったもの展」が10月27日から11月1日に豊島区の自由学園で開催されました。今回は、そこで展示されたものも借用して展示を行いたいと思っております。
また、岐阜市は熊谷守一作品を4点所蔵しておりますが、なかなか普段、市民の皆さまの目に触れることがないため、それらも遺品とともに公開させていただく予定でございます。
そのほかにも、羽島市不二竹鼻町屋ギャラリーや岐阜高校、個人から借用した約20点の作品を展示したいと考えております。そのほか、熊谷守一と同時期に活躍した岐阜ゆかりの画家などの作品約20点も紹介させていただき、展示物は約50点の予定でございます。
この守一展にあたりまして、まず12月4日(土曜日)9時30分から開場式を行います。
場所は、みんなの森 ぎふメディアコスモス、みんなのギャラリー入口でございます。
また、記念対談として、「アート・文化は人とまちを活かす」ということで、12月18日(土曜日)の14時から15時で、同じく、みんなの森 ぎふメディアコスモスのドキドキテラスで、豊島区の高野之夫区長にお越しをいただきまして、私と対談をする予定でございます。アート・文化資源の利活用によるまちの活性化を、岐阜市と豊島区それぞれの取組みを例に考える対談の機会と思っております。
ぜひ、多くの方に足を運んでいただきまして、熊谷守一という偉大な郷土ゆかりの画家を知ってもらうとともに、「モリカズの世界」を味わっていただきたいと考えております。

(2)岐阜市総合防災安心読本の改訂について

この改定ですが、地震・洪水・土砂災害など災害ごとの必要な対策や、適切な防災行動につなげていただく、災害の学習記事と災害種別ごとのハザードマップを掲載した「岐阜市総合防災安心読本」を最新の情報にアップデートをして改訂するというものでございます。
前回は平成28年3月にこの読本を発行しておりまして、5年ぶりの改訂です。
主な変更点でありますが、「自助」「共助」の取り組みの推進に関して、地域の防災力を高めるため地域のコミュニケーションの重要性を周知していくことを基本といたしまして、以下4点、主に変更させていただきました。
まず、地震のハザードマップについては、令和2年度の被害想定調査を反映したものにしております。洪水ハザードマップでは、想定最大規模洪水の浸水想定区域、これは中小の河川についても追加をしたものでありまして、これを反映したマップを掲載しました。土砂災害ハザードマップでは、岐阜県の土砂災害警戒区域の追加指定を反映したものでございます。コロナ禍でもございますので、災害時における新型コロナウイルス感染症対策を追加しました。
平成28年は、この読本をまさに紙ベースのものでお配りしたわけですが、今回は、平常時から一人ひとりが災害に対する備えを強化していただくために、「岐阜市総合防災安心読本」のアプリ版を岐阜市として初めて公開します。
スマートフォンやタブレットで閲覧していただき各種ハザードマップを確認することができますし、特にこの紙ベースのものを常に持ち歩いているわけにいきませんので、外出先などでも適切な避難行動などをとっていただけるよう支援できるものでございます。
また、マイタイムラインアプリというものについても配信をするということで、防災意識を高め、個人に合った「逃げ時」を検討するための避難行動計画、いわゆるマイタイムラインでありますが、これを作成することができるアプリの配信サービスを開始します。
従来は紙でこのマイタイムラインというのを作成していただいたわけですけれども、スマートフォン・タブレットで作成し、登録をしていただくことができます。
登録した自らの避難行動が、市の発令する避難情報等に応じポップアップ通知されるなどの機能がついておりまして、市民の皆さまの適切な避難行動を支援するツールとして活用していただきたいと考えております。
読本の配布及びアプリの公開時期ですが、令和3年12月中に全世帯、事業所に配布を予定しております。併せて12月中にこのアプリ版の公開及びマイタイムラインアプリの利用開始も予定をしております。
さらに今後は、市民の皆さまへの活用啓発に合わせて、教育委員会とも連携し、市立の小中学校において、すでに配布済みのタブレットを用いて、防災教育の一環として活用していただくなど、多くの方に利用していただけるよう働きかけてまいりたいと考えております。

(3)コロナワクチンの追加接種(3回目接種)の実施について

画面もご覧いただきながらお聞きいただきたいと思いますが、おかげさまでワクチン接種につきましては、希望する方の接種を11月21日までに完了できるよう取組みを進めてまいりました。
その結果、対象となる12歳以上の人口は約37万2,000人ですが、11月21日現在、この表示にございますように、1回目接種された方が31万6,036人ということで、85%となりました。また、2回目の接種を完了された方が31万1,272人ということで、83.7%となっております。
次の画面ですが、年代別の2回目接種率を見ておりましても、最も低い10代の方でも73.6%ということで、73%を超えておりまして、全世代で接種を進めることができたと考えております。
これまで62万回以上の接種にご協力をいただきました市の医師会や市の薬剤師会はじめ、医療従事者や市民の皆さまのご協力に心から感謝を申し上げます。
一方で、新たに接種対象の12歳になる方もいらっしゃいますし、何らかの理由で未接種の方もお見えになりますので、今後、こうした方についての接種機会を確保できるように努めていく方針でございます。
次に、1回目・2回目の接種がおおむね完了を迎えまして、次は3回目の追加接種ということです。すでにご案内のとおり、11月17日には国の自治体説明会が開催をされ、実施手順が示されました。21日には、岐阜県新型コロナウイルスワクチン供給調整本部が開催され、追加接種の進め方について協議も行われております。こうした状況において、本市としても県と連携しながら、次のとおり追加接種を実施していきます。
接種体制でありますが、1回目・2回目の接種と同じように、公共施設の接種とかかりつけ医などの医療機関での接種を組み合わせたハイブリッド方式で接種を進めていきたいと考えております。接種を行う会場等については、詳細は現在調整を進めておりますので、決まり次第発表したいと思います。
次に、接種の対象者ですが、2回目の接種を完了した18歳以上の方でありますので、現在のところを約28万4,000人の方が対象でございます。接種間隔は、国が示しておられるように、2回目の接種完了から原則8ヶ月以上の間隔とする予定でございます。
そのため、2回目の接種完了の時期が4月までの方は12月、5月の方は1月、6月の方は2月というように順次、追加接種を行っていく予定ですので、具体的にはこの画面表示のとおりでございますけれども、医療従事者については令和3年12月から、65歳以上の高齢者のうち、一部の高齢者施設に入所されている方については令和4年1月から、それ以外の65歳以上の高齢者の方は令和4年2月からということですし、64歳以下の方については、令和4年4月からの接種開始をそれぞれ予定しております。
接種券についてですが、原則2回目接種から8か月以上を経過するタイミングで、対象者に届くように発送する予定でございまして、12月に追加接種の対象となる方が約5,100人いらっしゃいますので、この方についてはすでに11月19日に接種券を発送したというところでございます。
前回の教訓もございまして、一斉に発送いたしますと、コールセンターで電話がつながりにくいというような混乱が生じる可能性もありますので、発送については1週間から2週間に1度行うなど、なるべく分割して対応させていただき、市民の皆さまの混乱が生じないように努めていきたいと考えております。なお、ワクチンについて、これもすでに報道のとおりですが、追加接種のワクチンは、モデルナ社製ワクチンが現在薬事承認前でありますが、国はすでに1月まではファイザー社、2月以降はファイザー社とモデルナ社のワクチンを合わせて必要数を配分するようにしております。
国が試算をした市町村別のワクチンの配分量によると、岐阜市では2月・3月に接種対象となる約12万人のうち、約5万1,000人の方がモデルナ社ワクチンを使用することとなります。したがいまして、1回目・2回目をファイザー社ワクチンで接種された方の多くが交互接種を受けることとなります。また、5万1,000人分のモデルナ社ワクチンを、これは公共施設での集団接種で接種することは困難でありますので、今後、医療機関でモデルナ社ワクチンを接種することについて、医師会等と協議を行っていく必要があると考えております。
最後に12月と1月の接種についてですけれども、追加接種の対象となる方は、基本的には医療従事者の方でありますので、原則、勤務先で接種を受ける自院接種であります。現在、各医療機関での意向調査などを含めた準備が整い次第、順次接種を行っていただきます。
なお、勤務先を辞められた方や、何らかの事情で自院接種を受けておられない方もみえると思われますので、そうした方については12月・1月は市役所でも接種を行います。予約については、12月3日(金曜日)午前8時45分から開始をいたしますが、原則、岐阜市新型コロナウイルスワクチン接種Web予約システムを利用して予約を行っていただきたいと考えております。

1回目・2回目の接種は、医療従事者の皆さまや市民の皆さまに多大なご協力いただいて、おおむね完了することができたと考えております。
今後は、追加接種を行っていくことになりますが、関係機関と調整を図りながら、市民の皆さまが安心して接種を行うことができるよう、引き続き取り組みを進めてまいりたいと思いますので、ご理解ご協力をよろしくお願いします。
発表事項は以上です。

【記者】
ワクチンのことに関連してですが、コロナ対策でお伺いします。
第6波の可能性というのが危惧されているわけですが、実際に欧米でも感染の再拡大やもしくはその兆候が見られる事例が出てきており、岐阜市においても、これまでの経験を踏まえて、年末年始の宴会シーズンに向けて、現在考えておられる対策についてお伺いできればと思います。

【市長】
コロナ対策ということでございますが、現在、大変ありがたいことに、11月12日以降は12日間、本市の新規感染者もゼロを継続しております。この9月・10月・11月を比べても、9月が643人、10月は112人、そして11月は23人ということですので、これもひとえに市民の皆さまのご理解・ご協力のおかげだと思っております。
医療提供体制も、現在、県内の入院病床使用率は0.9%ですし、宿泊療養施設も使用率も0.1%ということでありますので、こうした状況から、今は感染防止対策を徹底しながら、社会経済活動を進めていく時期というふうに認識をしております。
したがって本市としても、消費喚起を目的に、すでにご案内のとおり、「やっぱ岐阜やて!“対象店舗で最大20%”たんと戻るよキャンペーン」を実施中でございますし、宿泊割引助成による観光誘客促進事業など、社会経済活動を後押しする事業を行っているところでございます。
そういった中で今後ですが、近く県において、感染症対策の専門家会議が開催される予定でございますので、私もメンバーとして出席します。専門家の皆さまの意見もしっかりとお伺いをしたうえで、県と連携して今後対策を検討していくということでございます。
本市としては、すでに発表のとおり、海外から入国者に対する入国の制限、行動制限の緩和措置が行われておりますので、11月18日から入国後の待機場所の確保を支援するということで、「外国人受入事業者等サポート事業」を開始いたしました。このことは、市内の事業者でも、外国人の雇用という問題がございますので、こうした市内事業者の社会経済活動をサポートするということと、やはり海外からコロナウイルスが入ってくるということはこれまでも何度も経験してきたことでございますので、本市として独自の感染拡大の予防対策ということで、こうした水際対策を実施させていただいているということでございます。
また、先ほどもお話をしましたが、コロナ対策としてワクチンは重要でございますので、3回目の接種を来月からしっかりと開始できるように準備を進めていくということです。
また、感染防止対策を徹底しながら、社会経済活動を進めていくにあたって、当然、本市は12日間ゼロですけれども、県内では時折、感染者が確認されております。
したがって、ワクチン接種後のブレークスルー感染も散見されるという中ですので、本市の保健所として積極的な疫学調査の実施の徹底をしていきますし、そういった中から感染再拡大の兆候を見逃さないということで、第6波を未然に防いでまいりたいと考えております。
いずれにしても、第5波の教訓として、感染が再拡大しないように、皆さまには基本的な感染防止対策を徹底していただきながら、飲食の際にもすでに本市としては黙食、マスク会食を各飲食店等で掲示もしていただくなど呼びかけも徹底させていただいておりますので、しっかりと守っていただきたいと思っております。

【記者】
市役所の旧庁舎跡地の活用についてお聞きしたいと思います。
一昨日、市議会の方に説明がありましたが、金竜町にあります岐阜合同庁舎の移転を今後検討するというような話が出ましたけれども、そう決まった経緯と今後どういった方針でそういう検討をしていくのか、市長の考えをお聞きしたいと思います。

【市長】
中心市街地において本庁舎跡というのは非常に貴重な公共用地だと考えております。
基本構想の中でも、「将来的なそのときどきの時代の要請や行政需要の変化などにも備える」ということを記載させていただいております。今回、まさにこういう動きが出てまいりましたので、速やかに対応すべきだと判断しました。
今後については、この本件の実現可能性について、まずは国、そして市双方が検討をしていくということになっておりますので、本市としても本件についての実現可能性をしっかりと検討を重ねていきたいと考えております。
また、経緯でありますけれども、本件については、もともと国は私どもの本庁舎の跡地については全く言及がなかったわけでございますが、今後、合同庁舎を建て替えていくということのお話もございましたので、本市としてはその実現可能性について検討していきましょうということでお話をしたということで、先般、国と我々との話し合いの中で市議会でもしっかり説明していくということでご了解をいただきましたので、議会に本件についての説明をさせていただいたということで、まだようやく始まったばかりという認識をしております。

【記者】
跡地の利用の基本構想にもありますけども、にぎわいづくりをするということもありますけど、そういったところと整合性みたいなところはどうでしょうか。

【市長】
本件については、まだ実現可能性を検討していくという段階でありますので、基本構想についての我々の考え方の中で、こうした話も出てきたということで、我々の大きな構想とずれはないのではないかなというふうに考えているところです。
 

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