令和3年5月28日 市長定例記者会見

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ページ番号1010954  更新日 令和3年8月31日

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写真:令和3年5月28日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 史跡岐阜城跡調査結果の公開について
  • 公共施設での新型コロナウイルスワクチン接種の次回の予約受付及び基礎疾患を有する方等への接種について

会見資料

発言趣旨

【市長】
それでは定例会見をはじめます。
本日の発表事項は2点であります。
1点目は、史跡岐阜城跡調査成果の公開についてです。
これまでの岐阜城に関する発掘調査や分布調査などの成果を紹介するグッズとして、岐阜城石垣マップと山上部模型をこのたび作成いたしました。
まずお手元に配布資料といたしました、石垣マップ「史跡岐阜城跡石垣発見伝」のパンフレットを準備していただきたいと思います。
これまで発掘調査成果などをもとに、岐阜城山上部と山麓部の戦国時代の主な石垣を紹介したマップになっております。
A3三つ折りで、これまで見つかった主な石垣19件を紹介しております。
マップの解説には最新の調査成果も満載しておりまして、調査で明らかになった岐阜城の魅力を知っていただけるものと考えております。
石垣を巡りながら岐阜城を歩いてもらうことができるので、初めての人はもちろん、過去に来訪いただいたことがある方にも岐阜城がもっと面白くなること間違いなしということで、このマップを配布してまいりたいと考えております。
また、山上部の模型につきましても、岐阜城山上部、リス村付近から裏門までの約15万平方メートルですが、3Dプリンタによる立体化をいたしました。
縮尺は1/1,300で、材質は石膏です。
これの特徴は、縦約25cm×横約35cm、高さ約16cmですけれども、地形や曲輪(くるわ)、竪堀(たてぼり)などを鮮明に観察することが可能であるということで、ただ今お配りをいたしました石垣のマップと模型を見比べていただきますと、石垣との位置関係や立体的に岐阜城がどのような構造になっているのか、大変よくわかるものであります。
ぜひ後ほどじっくり見ていただきたいと思います。
公開については、マップ・模型、共に6月以降、岐阜公園内の「日本遺産・信長居館発掘調査案内所」で展示・配布をしたいと考えておりますが、昨今の岐阜市緊急事態宣言等もございますので、解除されてから公開ということにさせていただこうと考えております。
この石垣マップは文化財保護課でも配布いたしますし、ホームページからダウンロードもしていただけるということで、広く市内外の皆さまにご覧いただきたいと思います。
次に、「史跡岐阜城跡 総合調査報告書1.」を刊行いたしました。
これまでの発掘調査成果の整理や検討を中心に、岐阜城に関する幅広い分野の論考を掲載したということで、大変分厚いものでございまして、318ページというものでございます。
これは、岐阜城に関する調査の総合的な報告書というものは初めてでございまして、現在までの岐阜城研究の集大成といえるものでございます。
主な内容ですが、これまでの発掘調査・分布調査成果のまとめや、石垣・庭園・出土瓦などの考察、文献資料などによる岐阜城の考察でございます。
私も読み出すと止まらないくらいとても面白い内容になっておりまして、学生時代を思い出すような感じでありますが、こうした考察、文書も多いですけれども、写真も取り入れて、石垣の写真も入れておりますので、岐阜城についての最新情報がここにすべて入っているということでございます。
配布先といたしましては、岐阜市内の図書館などに配布するということで、市立図書館本館、分館、コミュニティセンター内の図書室などで閲覧・貸し出しをしたいと考えております。
報告書の成果は、今後の発掘調査や整備にも反映していきます。
総合調査は今後も継続いたしますし、こうした岐阜城の眠っている価値を引き続き明らかにしていきたいと考えております。
次に、岐阜城紹介マンガ冊子を小中学生貸与のタブレットに配信したいと思います。
実はすでにご案内のとおりですけれども、令和元年度に、こうした漫画の冊子を民間有志である岐阜お城研究会がクラウドファンディングによりまして、岐阜城を紹介するマンガということで、「キミはまだ本当の岐阜城を知らない。」を作成され、岐阜市の小学6年生に3,400冊を寄附していただいて配布いたしましたし、市立図書館でも閲覧・貸し出しが可能でございます。
ただ、当時の小学6年生のみにこうしたマンガと本物の石垣とか、岐阜城というのはどんな魅力があるのかということをわかりやすく紹介しているものですが、このたび令和2年度に、小中学生にGIGAスクールということで、タブレットを1人1台貸与しましたので、この冊子を電子化、データ配信を行うことで、子どもたちに岐阜城について学んでいただきたいと考えております。
配信対象は岐阜市内公立小中学校の全生徒でありまして、現在貸与しているタブレット内のコミュニケーションツール「Teams」内で、マンガ冊子配信のURLを紹介して、タブレットで子どもたちに見ていただくということであります。
各学校のホームルームで紹介するとともに、授業等でも活用していただく予定でございます。
マンガを通じて、楽しみながら郷土の歴史を学んでもらいたいと思っております。
またこれらの成果物を通じて、様々な世代の方に岐阜城の価値や魅力を知っていただくとともに、岐阜城、そして岐阜市に、市民の皆さまにはシビックプライドを感じていただきたいということで、まず岐阜城関連の発表をいたしました。
2点目です。
公共施設での新型コロナワクチン接種の次回の予約受付及び基礎疾患を有する方等への接種について、発表いたします。
まず高齢者向けワクチンの接種の状況でありますが、施設に入所しておられない一般の高齢者へのワクチン接種は、ご案内のとおり5月22日(土曜)から北・南保健センター、5月24日(月曜)から病院・診療所において接種が始まっております。
これまでの高齢者の方の接種実績は、速報値でありますが、施設入所者も含めて、5月27日現在、1回接種された方が1万4,382人ということであります。
なお、2回の接種が終わった方が371人であります。
これまで順調にワクチン接種が進んでおりまして、改めて接種にご協力いただいている医療従事者の方々のご貢献が大でございますので、心より御礼申し上げます。
接種人数増加に向けた取り組みでありますが、5月14日(金曜)から開始した公共施設での接種の予約については、重症化するリスクがより高い75歳以上の方に優先的に予約していただけるようお呼びかけをさせていただきましたところ、多くの市民の皆さまにご協力を賜り深く感謝申し上げます。
公共施設での接種の予約は2時間弱で定員数に達しましたし、病院や診療所にも多くの方々がお問い合わせされたとお伺いしております。
ワクチン接種においては市民の皆さまが高い関心を持っておられることを認識しております。
そのため、市民の皆さまに少しでも早く接種していただけるように、7月から予定していた小中学校体育館等での接種を6月12日(土曜)からに前倒して実施することといたしました。
あわせて、医師会や薬剤師会ご協力のもと、レイアウトの工夫や予診医など医療従事者の増加により、1日あたりの接種回数を増やすことができました。
その結果、次回の公共施設分の接種予約では、トータル1万人を超える予約枠を設ける予定としております。
あわせて、病院や診療所に対しても接種回数の増加をお願いしてきた結果、5月24日(月曜)から6月18日(金曜)までの約1か月間の接種分として8万回分を超えるワクチンの申し込みを病院や診療所からいただいているところであります。
今後もワクチン接種を希望される方が少しでも早く接種できるように努めてまいりたいと考えております。
次回、公共施設の予約受付についてですが、65歳以上の方全員を対象とした公共施設における接種予約については、6月8日(火曜)から受け付けいたします。
今回の公共施設での接種は、6月12日(土曜)からの土・日に行い、小中学校体育館8か所と公民館1か所が会場であります。
具体的には小中学校の体育館では、1回目の接種日が6月12日・13日は、草潤中学校、岩小学校、本荘公民館。
6月19日・20日は、岩野田小学校、木田小学校、藍川小学校。
6月26日・27日は、厚見小学校、黒野小学校、長森北小学校でそれぞれ実施をいたします。
あわせて、市役所新庁舎での接種についても、7月末までに2回の接種を完了することが可能な7月10日(土曜)接種分までの予約を受け付けるとともに、すでに予約受付を終えた6月末までの接種分についても6月12日(土曜)実施分から接種回数を増加させることから、増加分の予約をあわせて受け付けたいと考えております。
今回の予約に関しても、受付開始直後は、電話がつながりにくくなり、予約がとりづらい状況が予想されます。
そのため、できるだけインターネットで予約を行っていただくようご協力をお願いいたします。
なお、今回も岐阜市役所や岐阜市保健所等に直接お越しいただいてもワクチン接種の予約をすることはできませんので、市民の皆さまにはご理解いただきたいと思います。
次の接種順位への対応について、です。
65歳以上の高齢者の皆さまへの接種の目途が立った段階で、次の接種順位の対象者への接種に移ってまいります。
現在、国が示している次の接種順位の対象者は、「基礎疾患を有する方」、「高齢者施設等の従事者」、「60~64歳の方」となっております。
今後の接種に向け、7月上旬を目途に「60歳~64歳の方」のほか、「基礎疾患を有する方」、「高齢者施設等の従事者」で接種を希望される方へ接種券を発送する予定としております。
なお、「基礎疾患を有する方」、「高齢者施設等の従事者」については、接種を円滑に実施するため、6月11日(金曜)までに申込みをいただいた方に対して接種券を発送いたします。
引き続き、国や県の方針や動向を注視しながら、接種を進めてまいりたいと考えております。
現在、希望される65歳以上の方への接種が7月末までに完了できるような体制が整いつつあります。
今後も公共施設での接種の際には全庁一丸となって、市民の皆さまが少しでも早くワクチンを接種できるよう取り組みを進めてまいりたいと考えております。
本日の発表事項は以上です。

【記者】
コロナ関連で伺いたいのですが、ワクチン接種について、7月末までに完了させるということなのですが、現在の段階だと医療機関の方からなかなか難しいのではないかという声を聞いたり、市民の方からすでに予約が8月に入っているというお話を伺うのですが、市長として7月までに高齢者の接種がすべて完了するというようにお考えかどうかという点と、歯科医師への協力などを考えているかという点をお伺いできますか。

【市長】
先日、県の医師会長を含めた感染症の県の専門家会議でご議論いたしましたけれども、各医師会の先生方からは追加のワクチン接種についてワクチンはぜひ供給してほしいと、たくさんのご要望をいただいておりまして、そういった点では大変ありがたいと思っております。
先ほどもお話ししましたが、すでに6月18日までの約1か月間の接種分で8万回を超えるワクチン接種のお申し込みをいただいておりますので、今回の公共施設における集団接種の枠の増加等を含めて、7月末までにワクチン接種が順調にいけば実施ができるのではないかと考えているところです。
また、歯科医師については、これは医師会の皆さま方の要請が前提ですので、今後医師会の皆さまがどのようにお考えになるか、現時点では医師会の皆さまから大変ご協力いただいて、今、枠を拡大していただいているところでございますので、今後の様子はよく見ていきたいと思います。

【記者】
ありがとうございます。
現在、岐阜市が出している独自の緊急事態宣言についてですけれども、31日までが期限ということだったのですが、まん延防止等重点措置が6月20日まで延期されるということで、この独自宣言については今後延期されるということでよろしいでしょうか。

【市長】
岐阜市の緊急事態宣言についてですが、すでに報道のとおり、政府が緊急事態宣言や、岐阜県を含めたまん延防止等重点措置の延長について、本日正式な方針を決定ということであります。
また、昨日、県の感染症対策専門家会議においても現在の感染状況や今後の対策について専門家の方々からご意見をいただきました。
それを受けて本日夕方には県の対策本部会議が開催される予定でありますし、そこで今後の対策が正式に発表される予定でありますので、それを踏まえ本市独自の緊急事態宣言の延長について決定をし、県と連携して対策を行うということで、岐阜市としては、対策本部会議は明日土曜日でありますので、土曜日に正式決定をしたいと思います。

【記者】
皆さんが注目している鵜飼についてお伺いしたいのですが、鵜飼の開幕も明日土曜日に決まるということでよろしいでしょうか。

【市長】
鵜飼についても、これは市の本部会議で議論することでございますので、そこで今後の延長について議論し検討したいと考えております。

【記者】
今回の発表とは関係ないのですが、新庁舎のことで、以前、市長や議員を乗せる特権エレベーターを作るという計画がありまして、その計画について柴橋市長が取りやめたという経緯がありますが、エレベーターの部分が空洞になっているということで、今後それをどのように活用されるか教えてください。

【市長】
新庁舎はおかげさまで5月6日に開庁いたしまして3週間ですけれども、先週末の移転作業で、新庁舎で業務を行うすべての部署の移転が完了いたしました。
今週月曜日からそろって新庁舎の業務を開始したというところでございます。
この新庁舎を使用していく中で、今後様々なニーズが生じるということを想定しております。
こうしたことから、南東部エレベーター跡の活用についてもニーズを的確にとらえたうえで、整備効果や費用などを慎重に見極めて適切に対応していきたいと考えております。

【記者】
ワクチン接種の件で1点質問をさせていただきます。
集団接種のワクチンの予約ですが、前回もその日のうちにすぐに埋まってしまうという状況でした。
今回は6月8日からまた新しいワクチンの集団接種分について受け付けるということですが、非常に電話がつながりにくくなったり、インターネットでももちろん予約を受け付けておりますけれども、ほかの自治体ですと例えばインターネット予約をサポートするみたいなことをやっているところもあります。
そういったことは考えておられますか。

【市長】
今回第2回目の予約を6月8日からですが、すでに先ほどお話をしましたように病院や診療所では続々とワクチンの追加の申し込みをいただいておりまして、先行して地域のかかりつけのお医者さまのワクチン接種の枠が広がっているということで、そちらでの予約がすでに相当進んでいると認識しております。
さらに今回はトータル1万を超える集団接種会場の予約枠を設定しましたので、前回よりも今回のほうが予約が取りやすいのではないかと認識をしているところであります。

【記者】
もうひとつ関連してお願いいたします。
前回集団予約につきましては75歳以上を優先したいという考えでしたけれども、今回はそういうことはないのでしょうか。

【市長】
今回は65歳以上の方、すべての方が対象でございます。

【記者】
鵜飼の件ですけれども、今年から飲食を再開するという方針でこれまで進めてきましたけれども、コロナの感染のひとつの原因が酒類を含めた飲食ですので、それを踏まえて、開幕の折には飲食を再開して予定通り行うのか、それともいったん停止したうえで開幕するのかという方針はお決まりでしょうか。

【市長】
再開時の実施方法ということですけれども、今年度ご案内のとおり新たに一部の観覧船を除いて船内にアクリル板を設置します。
現場では、いろいろと創意工夫をしており、船内で飲食を楽しめる体制は整えてきたという状況ですが、感染状況や感染拡大防止措置の内容、例えば7時までしかお酒は提供しちゃいけないよということが出されている状況も今後も想定されますので、そういったことを踏まえて船内での飲酒禁止など時々の状況に応じて判断してこうと考えております。
今後準備の中でどのようになるのか検討してまいりたいと思います。

【記者】
1点だけ、高齢者接種の進捗状況を数字でお出しいただきましたけれども、もしお分かりになれば1回目、2回目何割くらい進んでいるのでしょうか。

【市長】
1回目については、先ほど1万4,382人と申し上げましたが、同時に高齢者の施設の従事者の方も接種しておりますが、その方の人数は含めていない数字で、いわゆる65歳以上の高齢者の方のみの数字ですが、進捗率でいうと11.7%という報告を受けております。
2回目については、まだ371人の状態です。

【記者】
2点お尋ねしたいと思います。
まず1点目です。
今の市長の発表ですと、7月末までに65歳以上の方の接種が完了するのは見通しが立っている、体制が整えつつあるということでしたけれども、岐阜市内において医療従事者の方の接種というのがどのくらい進んでいるのでしょうか。
順調なのでしょうか。
まずこちらお尋ねしたいと思います。

【市長】
医療従事者については基礎自治体ではなくて県が担当しますので、県にご確認をいただきたいです。

【記者】
もう一点です。
今日の午後の県の本部員会議を経てからではないとなかなか見解をお示ししづらいと思いますけれども、まん延防止等重点措置が延長されて、飲食店に酒類の提供停止などを要請された場合に、なかなか飲食店さん、特に岐阜市内は岐阜県内で随一の柳ケ瀬、玉宮を抱えていますので、疲弊がさらに増すかなと思います。
それで岐阜市としてさらに県とは違う独自の支援策などを考えていらっしゃいますでしょうか。
もしくはそういう必要があるかどうかを、どのようにお考えでしょうか。

【市長】
これまでも様々な消費喚起策を、岐阜市としての広告宣伝を含め、独自の取り組みは当然してきております。
あわせて県市連携という中で県に担っていただくもの、岐阜市として取り組むもの、ともに予算を出し合いながら取り組むもの、これはオールインパッケージであると思います。
そうした流れの中でこれまで通り取り組んでまいりたいと考えております。

【記者】
これまで通りとおっしゃるというのは、前向きに検討しているというふうにとらえてよろしいでしょうか。

【市長】
例えば今回消費喚起策として、20%ポイント還元等を取り組みしてきておりますが、これはこうした一連の感染の様々な波の中で、消費喚起で支援するということが大事であるということで手を打ったわけでありますので、これは当初の段階からこういった状況を見込みながら様々な施策は当初予算からやっているということであります。

【記者】
ではどちらかといえば飲食店への直接な支援よりも、市長としては消費者向けの喚起のほうが必要であると、そういうお考えでしょうか。

【市長】
この事業というのは、もともと消費喚起策というのは、消費喚起によって事業者が助かるということでありますので、その趣旨で昨年度来施策を講じてきたということであります。

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