令和3年6月30日 市長定例記者会見

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ページ番号1011918  更新日 令和3年10月1日

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写真:令和3年6月30日 市長定例記者会見の様子


※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。

発表内容

  • 市庁舎窓口等でのキャッシュレス決済の導入について
  • ぎふしスタートアップ支援事業について
  • 岐阜市広告宣伝支援事業の期間延長について
  • 令和2年度新成人が集う会について
  • 今後の新型コロナワクチンの接種スケジュールと見込みについて

会見資料

発言趣旨

【市長】
それでは第4回の定例記者会見をはじめます。
本日の発表事項は5点です。
まず1点目ですが、市庁舎窓口等でのキャッシュレス決済の導入について、であります。
キャッシュレスを取り巻く現在の状況ですが、決済スピードが速いということ、非接触ということもございまして、利便性の向上 や 新型コロナウイルス感染対策につながっているという中で、社会的な関心が高まっております。
このような事情から、スマートフォンアプリを利用したキャッシュレス決済が急速に普及しているところでございます。
こうした状況を踏まえまして、岐阜市においてもキャッシュレスに関する取組みを行ってまいりました。
例えば、市民の皆さまへのサービス向上に向け、鵜飼観覧船の乗船料の支払い、納付書を用いた市税等の納入についてキャッシュレスにてお支払いいただくとともに、地域経済の活性化に向けて市内店舗におけるキャッシュレス決済時にポイントを還元する「やっぱ岐阜やて!"対象店舗で最大20%"たんと戻るよキャンペーン」を昨年度と今年度で2度にわたって実施し、好評をいただいております。
そして、このたび、7月1日(木曜)から、市庁舎窓口等でキャッシュレス決済の導入を開始いたします。
さらなる市民サービスの向上に向けまして、約50(56か所)の窓口・公共施設で利用が可能となります。
具体的には、本庁舎における住民票の写し、印鑑登録証明書、所得課税証明書などの各種証明書の手数料や、岐阜城や科学館などの観光・文化施設の入館料、あるいは、スポーツ施設の使用料、市立保育所・幼稚園の一時預かり利用料などにおいてキャッシュレス決済の導入を行ってまいります。
また、決済の方法についても、市民の利便性の観点から、決済の選択肢が増えるよう、クレジットカード2種類、電子マネー9種類、コード決済7種類、合計18種類の多様な決済方法に対応してまいります。
導入の効果についてですが、今回の導入にあたっては、多機能モバイル決済端末を使用いたします。
これにより窓口においては、現金を取り扱う負担軽減に加え、1台で多様な決済方法に対応、無線で持ち運びもでき、どこでも決済が可能となり、クラウド型簡易POSレジ機能搭載で、売上データの自動集計などが実現できるということで、市役所の窓口のみでなく、観光、文化施設やスポーツ施設など、幅広い窓口で、待ち時間の短縮といった市民サービスの向上や、職員の業務効率化にも寄与するものであると考えております。
今後も市民の皆様の利便性の向上と安心安全を確保できるよう、対象窓口・公共施設と手続きについては、さらに拡大を図っていきたいと考えております。
2点目です。
ぎふしスタートアップ支援事業について、であります。
7月1日(木曜)から、ぎふしスタートアップ支援事業を行います。
本市における起業支援の拠点でもある、Neo work-Gifu(ネオワーク・ギフ)において、ぎふしスタートアップ支援事業を開始しますが、特色としては、「スタートアップ相談窓口」と「リモートオフィスの運営」の二本柱であります。
この場所で岐阜商工会議所や金融機関等と連携した「オール岐阜市」の体制を作り、起業意識の醸成から起業、さらに起業後まで伴走型で支援してまいりたいと考えております。
事業の目的ですが、若者をはじめとした起業意識の醸成、起業者数の増加、新たな事業やサービスの創出、市内事業者の経営安定化、雇用の創出、多様な働き方モデルの提案などを目的としております。
事業概要ですが、まずひとつめの、スタートアップ支援相談窓口を新規で開設いたします。
この窓口は、令和3年7月1日(木曜)より新設いたしまして、月曜から土曜、10時30分から16時30分まで開いています。
ここでは幅広い知識等を有する相談員が常駐いたしまして、毎日無料で事業者の方の相談に対応してまいります。
また各種支援機関と連携した対応や橋渡しなどを行いますし、必要に応じて岐阜商工会議所のエキスパートバンクを活用した専門家サポートも受けていただく予定であります。
もうひとつ、岐阜市リモートオフィス(Neo work-Gifu)の活用はリニューアルでありまして、起業家等が交流するコミュニティを創出し、異業種間交流を促進することや、リモートオフィスを活用した、新たな働き方の提案をこれまでも行ってまいりましたが、引き続きこの場所で行ってまいりたいと考えております。
今後の予定ですが、スタートアップ支援事業開所式典ということで、7月1日(木曜)10時からNeo work-Gifuで開催いたしますので、ぜひとも皆さまにもご取材いただければありがたいと思います。
なお、この式典の詳細につきましては会見終了後、担当部より市政記者クラブに資料提供させていただきます。
また、具体的な取り組みとして、第1回スタートアップセミナーを7月21日(水曜)18時からNeo work-Gifuで開催する予定でございます。
講師は一般社団法人サステイナブル・サポート代表理事 後藤千絵さんで、今後も、毎月第3水曜日に無料セミナーを継続的に開催する予定でございます。
3点目です。
岐阜市広告宣伝支援事業の期間延長について、であります。
本市におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少した、市内の中小企業者等が行う、広告、宣伝等に要する経費を支援する「岐阜市広告宣伝支援事業」の第2弾を本年4月から実施しております。
しかしながら、まん延防止等重点措置に伴い、時短要請や外出自粛が出されたことにより、広告宣伝等を行う事業者が減少いたしました。
こうした状況の中、まん延防止等重点措置が解除され、このタイミングで広告宣伝を行いたいという事業者のニーズに応える必要があることから、申請期間を当初は6月30日まででありましたが、2か月延長したいと考えております。
事業者におかれましては、まん延防止等重点措置後の再スタートとして、この事業をぜひともご利用いただきたいと思っております。
申請期間については令和3年4月1日(木曜)から6月30日(水曜)までであったものを、8月31日(火曜)まで2か月延長いたしますし、広告宣伝を行っていただく実施時期につきましても令和3年4月1日(木曜)から8月31日(火曜)までであったものを10月31日(日曜)まで2か月延長をいたします。
事業の実施については、原則、交付決定日より2か月以内に行っていただいていることから、申請期間の延長に伴い実施期間についても2か月延長するということでございます。
対象事業者の条件については、これまでと変更はありません。
周知については本日から岐阜市のホームページで案内しており、7月1日号の「広報ぎふ」においても、申請期間の延長についてご案内をさせていただく予定でございます。
なお、この補助金の交付については同一の事業者につき年度内1回限りということでございますので、その点もご注意いただきたいと思います。
4点目です。
「令和2年度新成人が集う会」について、であります。
新成人の皆様にとって、成人式は同級生と集まる貴重な機会でもあります。
本市では、令和2年度の成人式「新成人を祝い励ます会」が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました。
そこで、同級生と集う機会として「令和2年度新成人が集う会」を開催します。
なお、式典ではありませんので、ご参加をされる新成人の皆さまにはカジュアルな服装でご参加いただきたいと考えております。
開催日時は令和3年8月7日(土曜)、雨天の場合は延期とし、8日(日曜)を予備日としております。
新型コロナウイルス対策として密を防ぐため、中学校区ごとに時間帯を4回に分けて行うということで、お手元の資料の中段の表のとおりでございますので、ご参照いただきたいと思います。
開催場所は「みんなの広場 カオカオ」で、これは新庁舎市民交流スペース「ミンナト」の前をメインステージといたしまして、カオカオに集まっていただきたいと思います。
新成人の皆さまには、中学校名のパネルを掲げておきますので、そのパネル付近に1m程度間隔をとって集まっていただきたいと考えております。
内容ですが、式典ではありませんので、毎回30分程度ということで、短い時間としたいと思います。
岐阜市消防音楽隊によるオープニング演奏にはじまり、私が新成人の皆さんに激励のメッセージをさせていただきます。
また、新成人代表の方、各回1名ですけれども、メッセージを、スピーチをしていただいて、新成人としての思いを仲間に伝えていただきたいと思います。
そして、記念といたしまして、4階「みどりの丘」から全体写真撮影を行いまして、この写真は、後日、岐阜市ホームページにアップし、新成人の皆さんにも見ていただけるようにしたいと考えております。
最後に岐阜市消防音楽隊によるエンディング演奏で終了ということで、短時間での集いにしたいと考えております。
なお、そのほかにもAR拡張現実アプリを5月に市ホームページで紹介しておりますけれども、活用したバーチャルフォトを推奨するほか、庁舎周辺におきましても「記念撮影用パネル」を準備して、新成人の皆さまには記念写真を撮っていただきたいと考えております。
参加にあたっての新成人へのお願いとして、マスクの着用や手指消毒の徹底など、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底していただくことはもとより、時期は8月7日ということですので、こまめな給水のために水筒を持参するなど、十分な暑さ対策を行っていただきたいと考えています。
また、自家用車の利用は控えていただきまして、徒歩や自転車または公共交通機関等でご来場いただきたいということでございます。
これらの情報につきましては、7月1日(木曜)から岐阜市ホームページやSNSに掲載いたします。
なお、岐阜市の新型コロナウイルス感染状況により、開催の可否を含む内容の変更等がある場合は、岐阜市ホームページやSNS等によってお知らせしたいと考えております。
中止の判断についてですけれども、7月下旬に開催の可否について判断したいと考えております。
判断の要件といたしましては、岐阜市の感染拡大状況を見て次の要件に当てはまる場合は中止とするということでございます。
まず一つ目は、緊急事態宣言、または、まん延防止等重点措置が発令されているということ。
二つ目が、市内感染者数が、高いレベルで推移、または、見込まれることということで、先般5月の「新成人を祝い励ます会」についても、この高いレベルで市内の感染者が急増することが見込まれたということで中止の判断をしたわけでありますけれども、そういった判断をいたします。
また、県をまたいでの人の往来に制限がある場合については、県外からのご参加はご遠慮いただくということで開催したいと思っております。
以上、こうした事前に中止、開催可否についての判断も新成人の皆さまには十分にご理解いただいたうえで、私どもとしては感染防止対策をしながら、なんとか令和2年度の新成人の皆さまが同級生と集まるこうした機会を作ってあげたいという私なりの気持ちでありまして、感染が現在のように一定数抑えられている状態が8月までしっかりと続いてくことを心から願っております。
では最後5点目です。
今後の新型コロナワクチンの接種スケジュールと見込みについて、であります。
お手元に資料をお配りしていますので参考にしていただきたいと思います。
まず現在のワクチンの接種の状況についてお話をいたします。
接種実績については、これまで高齢者の方の実績を発表してまいりました。
しかしながら、予約枠に余裕のある集団接種会場では高齢者施設の従事者や保育士への接種を行っていることから、今後は岐阜市全体の接種状況を発表させていただきたいと考えております。
岐阜市全体のこれまでの接種状況は、医療従事者等を除いて、6月29日現在、1回接種された方が8万7,398人、2回の接種が終わった方が4万1,186人となっております。
パーセンテージで示しますと、分母を岐阜市全体の人口である約40万7,000人とした場合には、1回目接種された方が21.5%、2回目接種された方が10.1%となっております。
なお、高齢者の方への1回目のワクチン接種率は6月29日現在、70%を超えており、7月末までの接種完了に向けて順調に接種が進んでいるという状態でございます。
そこで今後の見込みですが、今後は、高齢者以外の方への接種へと移行していくこととなりますが、7月以降は国からのファイザー製のワクチンの供給が減速する見込みであるほか、8月以降の見込みについては示されていない状態でございます。
そのため、公共施設での集団接種については、予定しておりました小中学校体育館での巡回接種を取りやめ、市役所及び南・北保健センターの3か所での実施に変更したいと考えております。
また、個別の医療機関へのワクチンの供給も減少せざるを得ない状況となっておりまして、高齢者の方と同じスピードで接種を進めることは難しくなっております。
こうしたことから、中核市市長会や岐阜県などを通じ、国に対して必要量を確保することや供給計画を早期に示すことなどを求めてまいりたいと考えております。
今後のスケジュールですが、画面にも映しますので、ちょっとご説明を申し上げたいと思います。
現在、6月までは24万回分のワクチンが供給されておりまして、この7月に5万6,000回分ということで、まさにここがワクチン供給の枠が少なくなったということであります。
今後ですが、まだ具体的に内示はされておりませんが、7月の供給の計画を見ると、この状態で今後も推移していくならば、8月以降ファイザーについては2週間あたり2万6,910回分、モデルナについても岐阜市は申請しておりますので、モデルナを1週間当たり2,100回分の供給が続いた場合を想定して、この今後のスケジュールを明示させていただいております。
全体では、私どもの予測でいきますと、累計は54万4,800回分が供給されますが、一番下を見ていただきますと、最後10代の方までいった場合、50万9,100回分あれば11月末までに供給量が上回りますので、スピードは別として最終的に11月末までに接種が完了できるだろうと、こういう見込みであります。
すでに皆さんにご説明しておりますように、「65歳以上の高齢者」については7月末までに完了が見込まれるということでございますので、すでに先ほどお話しましたが、高齢者施設等の従事者の方、保育士の方も一部スタートしておりますし、このピンクの丸は接種券をお送りする時期を示しておりまして、ここで接種券をお送りして、「基礎疾患を有する方」や「60~64歳の方」が始まっていきます。
ここについては、ワクチンが供給されているという感じでカバーすることができます。
次に、教職員や幼稚園教諭、保育士等というということで、エッセンシャルワーカーの皆さまが優先的に接種ということで、この時期に接種券をお送りいたしますので、こういった皆さまの接種が始まっていく見込みです。
この優先の方と同時に50歳から59歳の方にも同じタイミングで接種券をお送りいたしますが、49歳以下の皆さんについては、接種券はここのタイミングでお送りいたしますけれども、今破線になっていますのが供給について、全体ではこういう形ですけれども、月の頭のほうなのかお尻のほうなのかわかりませんので、見通しがいろいろと不安定ですということで、個別の医療機関において予約枠が空いていれば予約を取っていただきますけれども、こちら先に接種が優先的に行われる方が予約をすでに入れておられるので、このあたりで予約は取れなくてあとのほうで予約になる可能性があるということであります。
もうひとつ、接種券の発送、予約受付及び接種開始についての日程表をご覧いただきたいと思います。
「基礎疾患を有する方」等については、6月30日(水曜)、本日発送いたしました。
予約受付については、公共施設の集団接種では、7月14日(水曜)から電話とインターネットで予約を受け付けますけれども、受付人数については、ワクチンの供給状況を見て今後、決定してまいりたいと考えております。
また、接種予定については、市役所及び南・北保健センターの3か所において、7月24日(土曜)からの毎週土・日曜日に接種を行う予定でございます。
なお、個別の医療機関については、医療機関によって高齢者への接種状況等が異なりますので、各医療機関の判断において、接種券をお持ちの方の予約・接種を行っていただきたいと考えております。
次に、「教職員」、「幼稚園教諭」、「保育士」、「消防団員・水防団員」、「障害児通所支援事業所の従事者」及び「59歳~50歳の方」については、7月16日(金曜)に接種券を発送する予定でございます。
「教職員」、「幼稚園教諭」、「保育士」などの方への接種については、現在、スケジュールの調整を進めておりますので、決まり次第改めてお知らせいたします。
そして、「49歳~12歳の方」については、7月21日(水曜)に発送し、これでワクチン接種対象の全ての市民の皆さまに接種券が届くこととなりますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。
予約に当たってのお願いでありますが、現状、市町村に対するワクチンの供給量は減少しておりますが、政府においては全国民分を確保しているということでございますので、必ず接種を受けることができます。
接種まで時間がかかることもありますが、焦らずに、しばらくお待ちいただいてから予約いただきますよう、ご理解・ご協力をお願いいたします。
また、公共施設での集団接種予約については、原則、24時間対応可能なインターネットで予約を行っていただきたいと思っております。
ただし、中にはインターネットを活用することができない方も一部おみえになると思われるので、そういった方がコールセンターでの電話予約がスムーズにできますよう、インターネットを日ごろお使いになっておられる方については、ぜひインターネットでの予約をお願いしたいと思います。
また、岐阜市役所、岐阜市保健所等に直接お越しいただいても予約を行うことはできないので、ご承知おきいただきたいと思います。
個別の医療機関での接種を希望される方は、これまでと同様に希望される医療機関に直接、予約をしていただきたいと思います。
この間、多くの医療関係者の皆さまには大変ご尽力をいただいておりまして、65歳以上の高齢者の方への接種完了の目途が立っておりますので、こうした接種のスピードが加速してきたのも、医療関係者の皆さまのお力添えということで、心から感謝申し上げたいと思います。
今後の接種にあたっては、ワクチンの供給量など不透明な部分も多くございますが、国に対して必要量を確保することなどを働きかけ、11月末までの接種完了を目指して、接種を希望される方が少しでも早くワクチンを接種できるよう、引き続き取り組みを進めてまいりたいと思います。
発表事項は以上です。

【記者】
まずワクチンに関して2点お伺いしたいのですが、49歳以下に関しては、特に優先順位は作らないということでよろしいでしょうか。

【市長】
49歳以下の皆さまで、基礎疾患を有する方は優先されておりますし、エッセンシャルワーカーの皆さんも優先されておりますので、そういった方については優先されているということで、あとは等しく同じ日に郵送させていただくという予定でございます。

【記者】
12歳から49歳に関しては、特に順位というのは設けずに接種していただくという形になるということでよろしいでしょうか。

【市長】
接種券について、この時期までに市民の皆さんに送ってほしいというのが国そして県としての大きな方針でありますので、私どもはそれにのっとって送らせていただくということでございます。

【記者】
ワクチンを打ちたい方がいる一方で打ちたくないという方もいらっしゃるということですが、そういう方に対してワクチンハラスメントではないですけれども、疎外されたり、何かそういう事態が起きないために、岐阜市として何か呼びかけとか対策というのは取られているのでしょうか。

【市長】
これまでもワクチンについての様々な情報については、継続してお知らせさせていただいているところであります。
従いまして、これからもワクチンとはどういうものであるかとか、そういったことについて適宜情報は発信していきますし、特にワクチンについてはそれぞれ努力義務ということでありますので、それぞれがワクチンのメリットやデメリットをご判断いただいて、接種を自ら選択していただくわけでありますので、そのことについて個人の選択が尊重されるのは当然のことだと思いますし、そういう思いでこれからも発信していきたいと思います。

【記者】
何か対策や呼びかけみたいなことはされないのでしょうか。

【市長】
これまでも政府等が様々な機会に呼びかけはされておりますので、私どもとしても適宜適切に情報提供をしっかりやっていくことになろうかと思います。

【記者】
発表事案ではないですけれども、2019年7月3日に岐阜市の男子生徒がいじめを苦に自殺されたという事案がありまして、来月の3日で丸2年経つということですけれども、その間に岐阜市としては教育大綱の改定や条例の改正などをされてきて対策をとってきたと思いますが、改めて丸2年経ったということで市長の今のお気持ちをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

【市長】
この7月3日のことは、2年前でありますけれども、いろんな機会に、私のちょうど40歳の誕生日でもあったこともお話しておりまして、私の自らの誕生日が来るたびに、生命の尊厳ということを考えるわけですし、亡くなられた当時の中学3年生の男子生徒のことを改めて思いをいたす日であります。
この間、二度とこうした悲しいことが起きないように公教育検討会議をはじめ、教育大綱の改定に向けて総合教育会議でも毎月のように教育委員の皆さんと議論を重ねてまいりましたし、「いじめ対策監」の配置についても、これを早期に行って、学校の中で子どもたちの様々な小さな変化を見逃さないように学校現場に子どもたちと先生が向き合えるような環境をどう作っていくかというようなことも含めて教育委員会と2年間連携を重ねてまいりました。
改めてこういった施策を着実に進めていくことが必要でありますし、今は学校現場でも子どもたちがこうした時期が来ますと、特にいじめについて考えるような機会を各学校現場がそれぞれ持っていただいているとお聞きをしておりますので、決して風化させることなく常に私たちの周りにはこうしたいじめの問題というのが存在しているということを、そして生命の尊厳ということが何よりも大事だということを、私としてもこれを教訓に伝え続けていきたいと思っております。

【記者】
あともう1点お願いします。
先日、千葉県で子どもたち、小学生の列にトラックが突っ込んで亡くなったお子さんがいるという事故が起きましたが、それを受けて岐阜市として各小学校の通学路の見直しを進める予定などはありますか。

【市長】
これまでにも全国でこうした子どもたちが車両事故に巻き込まれて、尊い命が失われることがありました。
これまで、例えば大津の保育園の問題などが起きるごとに、特にそのときには一斉に見直しを、まさに「オール岐阜」の体制で取り組んできておりますので、こうした取り組みを岐阜市としては着実に重ねてきているということを感じております。
また、定期的にこういったことは学校関係者、PTA、いろんな機会にご相談いただいたり、チェックをしていただく機会もございますし、また地域からも様々な要望をいただいているところでございますので、必要な対策が適時状況を見て取り組みを重ねてきているということで、それは岐阜市としては変わらない取り組みではないかなと思います。

【記者】
ワクチンの件で2点質問させていただきたいと思います。
確認ですけれども、高齢者のワクチン接種率も昨日で70%を超えているということは、これは高齢者に関しては希望される方は7月末までに接種が完了するということでしょうか。

【市長】
すでに集団接種会場では、お話をしたように、予約の空きも出てきているということで、さらに県の大規模接種会場においても、こちらも空きが出たということでしたので、希望される方についてはいずれかの形で接種がすでに終わられていたり、予約をされていると認識しております。

【記者】
もう1点は、今後のワクチンの供給のことですが、これは岐阜市に限ったことではないのかもしれませんが、これは今後どういった形で要望していくことになるのでしょうか。

【市長】
これはすでに様々なチャレンジ、例えば、岐阜県に対して実情をお伝えして、知事も知事会等で要望していただいているところでございますし、市長会でも立谷会長を中心に、様々な要望活動をしていただいておりますので、いろんな角度からこれまでもワクチンの安定供給と、あるいはそのスケジュールを明示してもらいたいと申し上げてきましたので、そういった声を出し続けるということだと思っております。

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