タオル、容器、タイル目地などが青くなるのは、どうしてですか。
質問タオル、容器、タイル目地などが青くなるのは、どうしてですか。
回答
青く見えるのは、銅イオンと脂肪酸が反応した「銅石けん」です。
解説
容器やタオル、タイル目地などに付着した銅イオンが、石けんや湯あかに含まれる脂肪酸と反応して、水に溶けない青色をした銅石けんを作ります。これがタイルの目地などを青く染める原因です。
銅は、湯沸器、給湯管や一部の給水管に使われていて、新しく設置した際などの銅の内面が新しいときに溶け出しやすく、銅石けんが発生する場合ありがあります。
銅の使われている配管は水を長期間通すことによって酸化銅の被膜が形成され、溶けにくくなります。
酸化銅の被膜は、一般的に数週間から数か月で形成されますが、遊離炭酸の高い水では形成されにくいこともあります。
また、湯沸器などは、温度が高い水が滞留しているため、銅が溶出して銅石けんが発生しやすくなります。
対策
タイル目地などを青く染めないためには、石けんや湯あかが残らないようにこまめに手入れをすることが大切です。
<タオル>
食酢を10倍程度に薄めたものを70~80℃に温め、タオルを浸すと数秒で脱色するので、その後きれいな水で十分にすすいで下さい。
ただし、この方法を繰り返すとタオルが黄ばむこともあるので、漂白剤を使用してタオルを漂白するとよいでしょう。
<容器、タイル>
市販のアルカリ性洗剤を少量滴下してから、スポンジ等でよくこすり、食酢で中和して洗い流して下さい。
より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
水質管理課
〒500-8156 岐阜市祈年町4丁目1番地 庁舎2階
電話番号:058-259-7521 ファクス番号:058-259-7522