ヒスタミンによる食中毒に注意しましょう
ヒスタミン食中毒は、ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品、特に魚類及びその加工品を食べることにより発症する、アレルギー様の食中毒です。
ヒスタミンは、食品中に含まれるヒスチジン(アミノ酸の1種)にヒスタミン産生菌の酵素が作用することで作られます。
ヒスタミンは熱に強く、調理加工工程で除去できないため、注意が必要です。
原因食品について
ヒスチジンを多く含むマグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなどの赤身魚及びその加工品(焼き物など加熱調理品も含む)
食中毒症状について
食後数分~1時間くらいで顔面紅潮、じんま疹、頭痛、発熱などの症状が起こります。
多くの場合6~10時間ほどで回復しますが、重症の場合は呼吸困難や意識不明になることがあります。
予防のポイント
- 生魚は常温で放置せず、速やかに冷蔵または冷凍で保管し、冷凍と解凍を繰り返さないようにしましょう。冷蔵でも長期間保存せず、早めに食べるようにしましょう。
- ヒスタミン産生菌はエラや内臓に多く存在するので、魚のエラや内臓は購入後できるだけ早く除去しましょう。
- 鮮度が低下したおそれのある魚は食べないようにしましょう。調理時に加熱しても分解されません。
- ヒスタミンを多く含む食品を口に入れると、くちびるや舌先がピリピリすることがあります。その場合は食べずに処分しましょう。
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