腸管出血性大腸菌(O157)による食中毒に注意しましょう

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ページ番号1002732  更新日 令和3年9月10日

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平成30年5月25日以降に、遺伝子型が同一の腸管出血性大腸菌O157による食中毒・感染症が、埼玉県、東京都、茨城県及び福島県で報告されています。
原因は特定されていませんが、生野菜による食中毒が疑われています。野菜等を生食する場合は、よく洗いましょう。
また、高齢者・若齢者及び抵抗力の弱い者を対象とした食事は、加熱せず喫食する食材は、殺菌しましょう。
本事例についての詳細は、厚生労働省HP「腸管出血性大腸菌O157等による食中毒」をご覧ください。
気温が高くなる夏にかけて感染が拡大する恐れがあるため、次のことに注意してください。
特に乳幼児やお年寄りが感染すると重症化しやすいため注意が必要です。

  1. 肉は生食を避け、中まで十分に加熱(中心温度で75℃1分以上)調理しましょう。
  2. 生肉を取り扱った器具は殺菌消毒しましょう。
  3. 生野菜はよく洗い、必要に応じて殺菌しましょう。
  4. 調理済み食品は、室温に長く放置せず、早めに食べましょう。
  5. 食事や調理の前には、石けんを使い、丁寧に手を洗いましょう。

腸管出血性大腸菌(O157)

特徴

本来、動物(特に牛)の腸内にいるため、生肉の汚染や、農場からのし尿や排水を介して汚染が広がることが考えられます。塩素消毒されていない水中では1~2か月も生き続けることが知られています。また、少量の菌でも食中毒になる恐れがあります。この菌が人の腸内で増殖し「ベロ毒素」という毒素を出し、腎臓や脳にダメージ(溶血性尿毒症症候群(HUS)、急性脳症)を与えると、生命が危険にさらされることもあります。
二次感染の予防が大切です。この菌は空気感染することはなく、仮に知らないうちに菌が手に付いても、それが口に入らなければ感染を防げます。食事の前には必ず手洗いを!!

溶血性尿毒症症候群(HUS)

腸管出血性大腸菌感染後、1~10%の方に発症する重篤な病態です。細血管障害性溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全の症状が併発し、重篤な合併症を引き起こすことがあります。

原因となる食品

牛肉・加熱不十分なハンバーグなど
きゅうり、ポテトサラダ等の非加熱および加熱調理済みの食品

潜伏期間

数日~10日(他の食中毒菌に比べ長い)

主症状

腹痛・水溶性下痢(粘血便)など

関連情報

厚生労働省ホームページ

国立感染症研究所ホームページ

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食品衛生課
〒500-8309 岐阜市都通2丁目19番地 4階
電話番号:058-252-7194 ファクス番号:058-252-0012

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