寄生虫(アニサキス)による食中毒に注意しましょう
サバ、イワシ、サンマ、イカなどの魚介類には「アニサキス」という寄生虫がついていることがあります。
これらを刺身などで食べた場合、「アニサキス」がヒトの胃や腸壁に侵入して急激に激しい腹痛に襲われることがあります。
その多くが、食べてから8時間以内に発症し、吐き気やおう吐などを伴うこともあります。
近年、この「アニサキス」による食中毒が増加傾向にあり、発生件数は食中毒発生原因の第1位になっています。
アニサキスによる食中毒を予防するには
消費者の皆さまへ
刺身などを食べる場合
- 自分で調理する場合、新鮮なものを購入し、速やかに内臓を取り除いてください。
- 内臓を生で食べないでください。
生鮮魚介類を取扱う事業者の皆さまへ
刺身などを提供する場合
- 調理する魚は新鮮なものを選び、速やかに内臓を取り除いて低温保存してください。
(鮮度が落ちると、アニサキスは内臓から筋肉(身の部分)に移動します) - できれば冷凍処理してください。(-20℃で24時間以上)
- 内臓を生で提供しないでください。
- 調理は明るい場所で行い、目視でよく確認し、「アニサキス」がいたら取り除いてください。
*一般的な料理で使う程度の量や濃度(塩・わさび・酢など)では、「アニサキス」は死にません。酢でしめた、しめさばが原因となった例も少なくありません。
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