ごみ処理有料化について(令和8年10月開始)
本市では、限られた資源を有効に活用し、環境への負荷を低減する「循環型社会」の形成を目指し、ごみの減量・資源化を進めています。
ごみ減量・資源化を推進するための具体的な取り組みを示した「ごみ減量・資源化指針」において、「ごみ処理有料化制度の導入」をごみ減量を図る作戦の1つとして位置付け、検討を進めてきました。
令和7年第3回(6月)市議会定例会において、「岐阜市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」が議決され、これにより、令和8年10月から、家庭系及び事業系普通ごみの処理手数料を指定袋制で徴収するいわゆる「ごみ処理有料化制度(有料指定ごみ袋方式)」の導入が決定しました。
ごみ処理有料化制度
ごみ処理有料化制度の導入
- 将来世代の負担を勘案し、更なるごみ減量・資源化が必要
- 地域のごみ処理に係る負担を軽減するため、地域コミュニティへの支援が必要
- 岐阜羽島衛生施設組合の次期ごみ処理施設が令和9年4月に稼働予定であり、他の構成市町と一体となってごみ減量・資源化を推進
⇒本市のごみ処理の現状や地域の課題などを総合的に勘案し
「ごみ処理有料化制度(有料指定ごみ袋方式)」を導入します。
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年月 |
内容 |
|---|---|
| 令和7年7月~ | 市民・事業者周知(地域説明会、チラシ全戸配布等) |
| 令和8年8月頃 | 有料指定ごみ袋販売開始 |
| 令和8年10月 | ごみ処理有料化開始 |
ごみ処理有料化制度の概要
- 「家庭系普通ごみ」及び「事業系普通ごみ」を有料化
※資源ごみ(ビン、カン、ペットボトル、プラスチック製容器包装など)は対象外で、
これまでどおり市販の無色透明又は乳白色で半透明のごみ袋で排出可能です。
※都市美化ごみは個別に市が無料収集するか、
少量の場合には、ボランティア用指定ごみ袋でステーションに排出可能です。 - 有料指定ごみ袋は3種類(45L、30L、15L)で45Lのごみ袋1枚あたり50円
※ごみ排出時の利便性を考慮し、口を結びやすく、持ち運びしやすい持ち手付きの形状とします。
※事業系は1種類(45L、50円)で平袋型とします。 - ごみ袋取扱店(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど)で、1袋10枚入りで販売
※ごみ袋取扱店は今後募集します。 - 生活保護受給世帯、天災その他の災害を受けた者(災害ごみ、火事ごみ)は減免
- 地域団体が行うイベント等で発生する地域のイベントごみは減免
【家庭から出るごみ(有料化のイメージ)】

【事業系普通ごみの排出方法】

| ごみ袋の容量 | 家庭系 | 事業系 | ||
|---|---|---|---|---|
| 45L | 30L | 15L | 45L | |
| ごみ袋1枚あたりの手数料 [税込] | 50円 | 33円 | 16円 | 50円 |
| 販売額(10枚入り/袋) [税込] | 500円 | 330円 | 160円 | 500円 |
有料化に伴う併用施策
有料化に併せて新たな施策を実施し、ごみの減量・資源化の取り組みを促進します。
また、地域のごみ処理に係る負担を軽減するため、地域のごみ処理支援に係る施策を実施します。
- 家庭系剪定枝の資源化
- プラスチック製品の再商品化(令和10年度末までに開始)
- 使用済み紙おむつ、落ち葉や刈り草、草花の資源化手法の調査研究
- ごみステーション維持管理等に対する自治会への協力費の交付
- 高齢者等へのごみ出しを協力する活動に支援金を交付
実施に向けた取り組み
不適正排出、不法投棄対策
- 不適正排出されたごみには、イエローカードを貼り、排出者に注意喚起
※内容物調査を行い、排出者が特定できた場合は、直接指導を実施 - 不適正排出が繰り返されるステーションは、市職員によるパトロールや、警察と連携して対応
- 不法投棄110番オンラインなどによる迅速な対応を図る
ステーション管理のルール化
- 実態調査を行い、地域の実情を踏まえ、設置基準、利用方法等をルール化
よくある質問
【ごみ処理有料化制度について】
Q1-1. ごみ処理有料化はいつから始まりますか?
A1-1. 令和8年10月から開始します。なお、令和8年8月頃から有料指定ごみ袋の販売を開始する予定です。
Q1-2. 有料指定ごみ袋はどこで売られますか?
A1-2. ごみ袋取扱店(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどを想定)での販売を予定しています。
なお、ごみ袋取扱店は今後募集し、決定次第お知らせします。
Q1-3. 有料化後は、現在使っているごみ袋は使えなくなりますか?
A1-3. 普通ごみの排出には、有料指定ごみ袋を使用してください。
また、市販の無色透明又は乳白色で半透明のごみ袋は、引き続き資源ごみ(ビン、カン、ペットボトル、プラスチック製容器包装など)の排出にご利用いただけます。
【有料化後のごみの出し方について】
Q2-1. 剪定枝の資源化を開始するとのことですが、どのように出せばよいですか?
A2-1. 紐で束ねるか、ビニール袋に入れて、市内3か所にある粗大ごみ自己搬入施設へ排出してください。
なお、有料指定ごみ袋に入れて、これまで通りごみステーションに排出していただくこともできますが、資源化にご協力をお願いします。
Q2-2. 家庭から出る落ち葉や刈草は、有料指定ごみ袋で出すのですか?
A.2-2 現状では、資源化に課題があるため、普通ごみとして有料指定ごみ袋で排出してください。
Q2-3. 公園や街路樹の清掃で出たごみはどうすればよいですか?
A2-3. 都市美化ごみとなるため、有料化の対象外となります。
事前にご連絡いただければ、個別に市が無料回収します。また、少量の場合には、ボランティア用指定ごみ袋を無料配付しますので、ごみステーションに排出していただけます。
Q2-4. 市民運動会や夏祭りなどの地域のイベントで出たごみはどうすればよいですか?
A2-4. 地域のイベントで出たごみは、減免対象となります。
事前にご連絡いただければ、個別に市が無料回収します。また、少量の場合には、ボランティア用指定ごみ袋を無料配付しますので、ごみステーションに排出していただけます。
なお、減免には申請が必要となりますので、申請方法の詳細は決まり次第お知らせします。
Q2-5. ボランティア用指定ごみ袋はどこで配付しますか?
A2-5. 配付方法は決まり次第お知らせします。
Q2-6. プラスチック製品の再商品化は、どのように、いつから始まるのですか?
A2-6.スプーンやフォーク、ストローなどのプラスチック製品を資源ごみとして無料回収して、再生プラスチックの原料に再商品化します。プラスチック製容器包装と一緒にごみステーションへ排出(一括回収)していただきます。
また、制度の実施には国の認定や処理施設の改修等が必要となるため、令和10年度末までに開始することを予定しています。
【不適正排出・不法投棄対策、周知・啓発について】
Q3-1. 指定ごみ袋以外で出すなど、ごみステーションに不適正排出され、イエローカードを貼られたごみは、その後どうなりますか?
A3-1. 排出者に注意喚起するため、一定期間残置します。ただし、生ごみなど鳥獣被害への配慮が必要なごみは、自治会等と協議のうえ速やかに回収します。その後、内容物調査を行い、排出者が特定できた場合は、直接指導を実施します。
Q3-2. 不法投棄にはどのように対応するのですか?
A3-2. 山間部などへの不法投棄に対しては、市職員によるパトロールなどの対策強化を図るとともに、啓発看板を設置するなどの周知啓発を行い、未然防止に努めます。
また、不法投棄110番や不法投棄110番オンラインなどで市民から通報を受けた場合には、迅速に対応いたします。
Q3-3. 自治会未加入者や外国人に対しては、どのように周知していくのですか?
A3-3. 今後、有料化制度のチラシを言語等も配慮して作成し、市から直接全戸へ配布します。
また、毎年発行する「ごみ出しのルール」や広報ぎふ、SNS、ごみ分別アプリ「さんあ~る」、 デジタルサイネージ、ごみ袋販売店での啓発ポスターの掲示、市のホームページなど、様々な媒体を活用し周知啓発を行っていきます。
【地域支援策について】
Q4-1. ごみステーション維持管理等に対する自治会への協力費は、いくら支給されますか?また、いつからどのように支給されますか?
A4-1. ごみ処理有料化の開始に合わせて実施できるよう、現在、制度詳細の検討を進めています。詳細が決まり次第お知らせします。
Q4-2. 地域支援策の実施にあたっては、自治会長に負担がかからないようにしてください。
A4-2. 意見交換会や地域説明会でいただいたご意見を参考に、自治会等の皆様に、できる限り負担がかからない仕組みとなるよう、現在、制度詳細の検討を進めています。
Q4-3. ごみ出し困難な高齢者に頼まれて地域のみんなでごみ出しを手伝っています。この制度を活用できますか?
A4-3. 制度詳細については現在検討を進めていますが、既に実施している活動であっても活用可能です。
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このページに関するお問い合わせ
環境政策課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階
- 電話番号
- 058-214-2165
- 058-214-2175
