身の回りの電磁界について

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ページ番号1033855  更新日 令和7年6月30日

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電磁界と電磁波

「電磁界」とは、電圧と電流が流れている電線などのまわりに発生する「電界」と「磁界」の総称です。

「電界」は、電線などの電流を良く通すもの(導体)に電圧がかかったり、電流を通しにくいもの(絶縁体)などが帯電するなど、電圧と電流が存在すると発生します。

「磁界」は、磁石の周りや、電流が流れている導体の周りに発生します。

「電磁波」とは、電界と磁界が交互に発生しながら空間を伝わっていく波のことです。

電磁界の種類と発生する機器など

 電磁界は「周波数」(波長)によって性質が異なり、次のように分類されます。

電磁界の種類と主な発生源
名称 主な発生源

静電磁界

医療機器、鉄道

超低周波電磁界 電力設備、家電製品、電気自動車、太陽光発電システム
中間周波電磁界 IH調理器、電子商品監視装置
高周波電磁界 携帯電話などの無線機器、携帯電話基地局、TV・ラジオ放送局

 

電磁界の生体作用

 非常に強い電界や磁界の中では、不快感、めまい、吐き気、神経や筋肉に影響を及ぼす「刺激作用」、温度を上昇させる「熱作用」があります。

電磁界の健康影響

 「送電線の近くでは白血病が増えるのでは」、「携帯電話を使用すると脳腫瘍が増えるのでは」といった懸念を抱いている方々がいます。

 世界保健機関(WHO)では、送電線については、「全てを考慮すれば、小児白血病に関連する証拠は因果関係と見なせるほど強いものではありません」との見解を示しています。

 携帯電話基地局など(無線LANを含む)では、「携帯電話基地局などからの弱い高周波電磁界が健康への有害な影響を起こすという説得力のある科学的証拠はありません」との見解を示しています。また、携帯電話では、脳腫瘍のリスク上昇との因果関係は確立されていないものの、長期間の使用と脳腫瘍のリスク上昇との関連についてのデータが少ないことから、「携帯電話使用と脳腫瘍リスクのさらなる研究が必要」としています。

電磁過敏症

 刺激作用や熱作用を生じるよりもはるかに低いレベルの電磁界にばく露されることにより、頭痛や睡眠障害などの不特定の症状が生じるのではないかという、いわゆる「電磁過敏症」(電磁波過敏症)について関心が高まっています。

 これについてWHOは、「電磁過敏症の症状を電磁界ばく露と結び付ける科学的根拠はありません」との見解を示しています。

電磁界の医療機器への影響

 電磁界は、電気・電子機器に誤作動などの影響を及ぼすことがあり、特に心臓ペースメーカなどの植込み式医療機器については、装着者に健康影響が生じる恐れがあります。

健康相談

 健康に関するご相談は 各保健センターへお問い合わせください。

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