揮発性有機化合物(VOC)

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ページ番号1003149  更新日 令和3年8月31日

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VOCは揮発性有機化合物(=Volatile Organic Compounds)の略です。

代表的な物質としては、トルエン、キシレン、酢酸エチルなどがあり、主なもので約200種類あります。多くがいわゆる“有機溶剤”であり、塗料溶剤(シンナー)、接着剤、インキ、ガソリン、一部の洗浄剤等に含まれます。
光化学オキシダントや浮遊粒子状物質(SPM)という大気汚染物質の原因物質の一つであり、環境中への排出抑制が求められています。また、健康被害(シックハウス症候群や化学物質過敏症)の原因の一つであり、作業環境改善の面からも排出抑制が重要となります。
法による規制と自主的取組の2つの手法を組み合わせてVOCの排出抑制を進めています。

法による規制

多くのVOCを排出するとされる大規模施設に対して、“法による規制”が適用されます。規制の対象となる施設を設置している事業者は、自治体への届出、自主測定の実施、排出基準の遵守等の義務が生じます。

自主的取組とは

“自主的取組”は業界や企業等が自発的に計画を検討・立案し、自由度のあるVOC排出抑制対策を実行していく仕組みのことです。
VOCを使用される事業者の方であれば、施設の規模、種類、排出形態によらず、どなたでも参加することができます(例:車や電気部品の塗装、洗浄、印刷、接着、屋外での溶剤使用等)。
自主的取組の成果は業界団体ごとに経済産業省が取りまとめております。業界団体に所属されていない場合、一般社団法人産業環境管理協会に“自主的取組支援ボード”という仕組みを設けられており、助言・情報提供を受けることや成果の報告ができます。

VOC削減(自主的取組)の例

  1. 現状把握
    VOCの使用量や保管、廃棄状況を確認する。
  2. 密閉化(整理・整頓)
    容器のこまめな蓋閉め、ビニルカーテンの設置等によりVOCの揮発を抑制する。
  3. 作業方法の点検
    適切な温度・濃度での作業、最適な塗装方法の選択、洗浄回数の見直し等、ムダを省く。
  4. 使用量の削減・代替
    代替可能であれば、揮発性が少ない塗料やインキ、洗浄剤等を利用する。

リンク

VOCや自主的取組について詳しく知りたい方は、下記リンクを参照してください。

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