第3回技術部会概要

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ページ番号1006890  更新日 令和3年8月31日

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日時

平成16年10月8日(金曜) 13時30分~15時50分

場所

岐阜市役所高層部4階 4-1会議室

出席委員

藤縄部会長、佐藤副部会長、井上委員、樋口委員、永瀬委員
【オブザーバー】環境省 橋詰室長、岐阜県 藤本室長

傍聴者

5名

次第

  1. 開会
  2. 第2回部会議事録について
  3. 緊急調査結果及び詳細調査内容辞実施状況について
  4. 表層ガス調査について
  5. 崩落モニタリング調査について
  6. 想定される課題に対する技術例について
    1. 発生ガス
    2. 崩落
  7. 米の調査について
  8. まとめ
  9. 次回開催日程

議事概要

第2回議事録の確認

第2回部会議事録について承認

緊急調査結果及び詳細調査内容実施状況について

報告、説明

  • 3月末から実施した場内及び場外における緊急調査の結果について、環境汚染を疑うデータは出ていない旨を確認した。
  • 詳細調査内容については、第2回委員会での提言に基づき、地下水観測用井戸の位置や数等について調整を行った。
  • 場内調査は、場内を三つの工区に分け実施しており、現在は電気探査を行っている。
  • 場外調査については、既に地下水観測用井戸を掘り調査に着手している。

討議

  • どのように三つの工区に分けたのか。
    (事務局)広い区域の調査を効率的に行うため調査区域を分けた。試料分析は公平性を保つため、同一項目の分析機関を統一した。
  • トレーサー調査(地下水の流向、流速等を測定)が期間中に7回となっているがそんなに必要があるのか。
    (事務局)季節的変動、降雨等を考慮して月に1回設定している。
    (部会長)何回かやって、結果が同じようなら回数を減らしてもよい。
  • バックホウ掘削の際に、力学試験(土地が耐えられ重量等の測定)を行えばよい。
    (事務局)検討する。
  • 水質試料の採取日については、様々な天候条件下で臨機応変に実施したほうがよい。
    (事務局)原案では晴天時の採取を基本としているが、雨天等のいろいろな条件下での採取を検討したい。
  • ガス調査は一般的な組成ということで、酸素、窒素の2項目を増やせばよい。
    (事務局)実施する方向で検討したい。

表層ガス調査について

報告、説明

  • 信州大学藤縄研究室が費用負担して、地表から1メートル下のガス濃度分布の調査を行った。
    調査結果のガス濃度分布を参考にして安全に調査作業をしていただきたい。

討議

  • 温度は測定されたのか。
    (部会長)今回は測定していないが、地表から調査でき、かつ比較的経費も安く済むことから今後行う調査の中で実施することは可能である。

崩落モニタリング調査について

報告、説明

比較的大きな移動がなかったが、資料中のno.1の杭が9月27日と10月4日の間に前方に3センチメートル移動している。

討議

  • この程度のひずみは想像される範囲内であり、今後小規模な表層破壊は起こるかもしれないが、大きな地すべりということは考えられない。
  • 転圧不良があり、雨の影響で覆土が動いたものと考えられる。
  • 崩落はしないだろうが、周辺に杭を1、2本打ちモニタリングを継続すればよい。
    (事務局)資料中のno.1周辺の杭の本数を増やしモニタリングを継続したい。

想定される課題に対する技術例について

報告、説明

  • 発生ガス対策として、薬剤注入による硫化水素の固定、ガス抜き,曝気水の散水による好気的雰囲気への改変、廃棄物の整形、可燃物の除去、キャッピング等の方法がある。
    崩落防止対策として、監視、法面整形、法面保護、水浸透の防止等の方法がある。

討議

  • 発生ガス対策に発生源の除去を入れたほうがよい。
  • 今のところ支障がないのであれば、詳細調査の結果を待ち恒久対策として検討を行えばよい。

米の調査について

報告、説明

原川の水質、農業用の井戸、水田土壌の調査の結果、基準があるものは基準以下で特異な状態でないと考えているが、住民の中には農作物への不安を指摘する声がありこの問題を提起した。

討議

  • 水、土壌、大気をモニタリングしてその中にないものが米に蓄積するはずがなく、あまり有効的ではない。
  • 米の汚染がなく安全であると評価することにより、安心という意味から必要ではないか。
  • 食品安全基準の項目であるカドミウム、鉛について分析する。
    (事務局)米の調査について、内容、方法を検討し実施したい。

まとめ

  • バックホウ掘削の際に力学試験を実施することを検討する。
  • 周辺部の水質調査については、天候等による変化も捉えられるよう考慮の上実施する。
  • ガス調査については調査項目を増やし、酸素、窒素及び温度についても実施する。
  • 10月末までを予定していた崩落モニタリング調査は、引き続き継続して実施する。
  • 米の調査については、安全・安心の観点から実施することとする。

資料請求等

なし

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