岐阜市内でカモシカを見かけた場合

最近、市内各地でニホンカモシカの目撃情報が多く寄せられています。山間付近に限らず、市街地においても確認されています。

ニホンカモシカは、昭和30（1955）年に国の特別天然記念物に指定され、保護されています。成獣の体長は1～1.5m程度で、体色は黒褐色や灰褐色が多く、12～15cmほどの黒い角を2本もっているのが特徴です。

ニホンカモシカは基本的に臆病な気質なため、人に危害を加える習性の動物ではありませんが、万が一を避けるために、見つけた場合でも刺激を与えたり近づかないようにお願いいたします。

特別天然記念物「カモシカ」の保護に、ご理解とご協力をお願いいたします。

生きたカモシカを見かけたときは..

• 近づかない
• 逃げ道をふさがない
• おどろかせない

人を襲わない動物です。

山に帰る道筋がわかれば帰っていきますので、静かに様子を見守ってください。

市街地や道路、畑などで見かけた場合

山間以外で生きたカモシカを見かけた際には、速やかに「文化財保護課」へ目撃情報をお寄せください。カモシカも移動しますので、見かけた場合は早めのご連絡にご協力をお願いします。

(目撃した場所が岐阜市外の場合は、その市町村の文化財担当課に連絡をお願いいたします)

 

また、『けがや病気など、しばらく見守っても動かない場合』、『交通安全上支障がある場合』、『登下校時間帯など、児童・生徒・住民への危険が考えられる場合』など、緊急の場合には「文化財保護課」または「管轄の警察署」へ至急ご連絡をお願いします。

山間で見かけた場合

登山中など、自然の中でカモシカを見かけた場合は、静かに様子を見守ってあげてください。市街地に逃げていった場合などを除き、文化財保護課へのご連絡は不要です。

死亡したカモシカを見つけたときは..

交通安全上支障がある場合などを除き、できる限り動かさずに、「文化財保護課」まで速やかに連絡してください。

(目撃した場所が岐阜市外の場合は、その市町村の文化財担当課に連絡をお願いいたします)

 

また、野生動物はさまざまな病原菌やウイルスを持っていると考えられます。人に感染する可能性が指摘されているウイルスもありますので、できる限り触らず、やむをえない場合は必ず手袋などの着用をお願いします。