【Web連載】ちょっと知れば、もっと面白い。長良川鵜飼再発見

ちょっと知れば、もっと面白い。長良川鵜飼再発見

岐阜市を流れる清流・長良川を舞台に行われている長良川鵜飼。市民の皆さんであれば、観覧船に乗ったことがあったり、ニュースなどで触れたりして、鵜飼がどんなものか「知っている」と思っていらっしゃる方が多いかもしれません。

しかし鵜飼は、一見しただけではわからない、奥深い世界を持つものです。

岐阜市では2013年に、ハンドブック「長良川鵜飼再発見」を発行しました。鵜飼の歴史や、鵜匠や船頭らの技、6人の鵜匠のインタビュー、観覧船等の鵜飼を支える技術などを、豊富な写真とともに詳しく、読みやすく掲載しています。

しかし取材・発行から年月が経ち、鵜匠や船頭の世代交代が進んだり、新たな取り組みが始まったりする中で、ハンドブックが鵜飼の「いま」を反映できていない部分が増えてきました。

そこで2023年から、このハンドブックのリニューアルに向け、取材を進めています。取材を重ねる中で、初版から10年後の「いま」の鵜飼の姿が、また少しずつ見えてきました。

この連載では、その成果の一部を少しずつご紹介します。

詳しい解説から、WEBならではのタイムリーな話題、ハンドブックには載らないようなこぼれ話まで、項目ごとに気軽に読んでいただける形にまとめました。ほんのひと時のぞいていただくだけでも、鵜飼がもっと面白く見えてくると思います。

【文・宮部遥（ライター）】

第1回

• 舟づくりを、朗らかに伝えたい。現役唯一の鵜舟の舟大工が3人の見習いとつくりあげた新造船

第2回

• 鵜との一生続くつながりを大切に、昔からの鵜飼を続けたい

第3回

• サプライズな練習は、急な事態に対応するため。観覧船船頭の訓練に潜入してみた