[市] 上宮寺の大イチョウ

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ページ番号1018864  更新日 令和4年12月8日

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上宮寺の大イチョウ

上宮寺の大イチョウ(じょうぐうじのおおいちょう)

分類

市指定天然記念物

指定年月日

昭和49(1974)年7月29日

所在地

岐阜市大門町12番地(上宮寺境内)

基本情報

樹種
イチョウ
学名
Ginkgo biloba
樹高

約25m

胸高直径
約140cm

解説

 鶯谷トンネルにほど近い上宮寺の境内にあるイチョウの古木。イチョウは、中国原産と推定される落葉高木で寺社の境内等日本全土に広く植栽されているが、外来種のため本来日本には自生しない。約5000万年前頃を中心とする古第三期には、北極圏をはじめ世界各地で繁栄を遂げていたが近縁種がすべて絶滅したため、一説には最も近い裸子植物の現存種からでも3.5億年近く前に分岐した種であると考えられている。生きた化石とも呼ばれる遺存種である。

 幹は直立し、樹皮は灰色で縦裂、老木では幹枝からしばしば気根を垂れる。葉は扁形で中央に切れ込みが見られ、長枝では互生(1つの節に1枚ずつ葉が生じ、互いに方向を異にしていること。)し花はつけず、短枝では束生(枝先に葉が集まること。)し花をつける。雌雄異株で、雄株は淡黄色、雌株は緑色の花をつける。岐阜市内ではこの他に、円龍寺の大イチョウが天然記念物に指定されているが、上宮寺のイチョウは雌株、円龍寺のイチョウは雄株である。10~11月頃にかけて小粒で丸みを帯びた実をつける。

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