WLB vol.1

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ページ番号1010828  更新日 令和3年8月31日

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ワーク・ライフ・バランスは、社会をもっと元気にするキーワード。

ワーク・ライフ・バランス(WLB)は、仕事にやりがいや充実感を感じながら、家庭でも家族や地域の関わり、趣味などさまざまな時間を楽しめるよう、家庭環境やライフスタイルに応じて、ワーク(仕事)とライフ(生活)のより良いバランスを実現することです。

育児や介護などライフステージに適した働き方で、心身のストレスを軽減したり、自己啓発や地域活動への参加などにも時間をあてることは、毎日の豊かな生活につながるのはもちろん、その中で得た人脈やスキル、アイディアを活かして、さらに仕事の質や効果を上げることにもつながります。自分に合った働き方を見直して、仕事と生活をバランスよく両立するWLBは、一人ひとりが幸せに暮らすために欠かせない取り組みです。

イラスト:企業・働く側の悩み

企業と働く人をWIN-WINの関係に。WLBは未来への投資です。

WLBの取り組み例

休暇・休日制度の充実
育児や介護・看護などに対応する特別な休暇制度や、自己啓発・ボランティアなどの活動に専念できる休業制度、年次有給休暇の取得促進などでライフの充実を図ります。
働き方の見直し
残業の抑制、短時間勤務制度やフレックスタイム制度の導入などで、ゆとりある働き方を取り入れます。
復職支援
結婚や出産、介護などで退職した従業員の再雇用や、勤務地の変更や在宅勤務の導入による復職支援、パート・契約社員の正社員登用などを進めます。
キャリアアップ支援
結婚・出産などのライフイベントも考慮したキャリアプランニングや、資格取得などのスキルアップを支援します。

WLBに取り組むメリット

優秀な人材の確保・定着
長年の勤務で培った技術や知識を持つ優秀な人材を、育児や介護などによる離職で失うことがなくなります。
企業イメージの向上
先進的な取り組みを内外にアピールでき、企業の知名度向上につながります。
業務の効率化
労働時間や人員配置の見直しを通して業務を改善することで、労働生産性が高まります。
コスト削減
長時間労働の是正による残業代や光熱費、離職回避による新規採用・育成のコストなどが軽減できます。
従業員のスキルアップ
仕事以外の多様な経験から創造性や時間管理能力が向上し、満足度やモチベーションも高まります。

ノンストレスで再チャレンジ! 目指すは、ムリゼロ育休復帰

「ずっと働き続けたい」と願う女性が増えている中、求められるのは無理なく育児と仕事を両立できる環境。

育児休業中にじっくり子どもと向き合った後、スムーズな復帰をサポートする職場づくりがポイントになります。

そこで今回は、そんな職場整備に取り組む企業と、復帰後も生き生きと働く女性から、ストレスのない育休復帰のヒントを探ります。

活用している人

充実した制度や経験者が多く、産みやすく、育てやすい環境

たんぽぽ薬局 株式会社

小売業

従業員数 1,016名(男性177名、女性839名)

写真:たんぽぽ薬局小木曽文香さん

薬剤師 小木曽 文香さん

2014年に1年間の育休を取得後、一児の母として職場復帰。

Q.当初から育児休業後の復帰を希望していた?

はい。友人も子育てしながら仕事を続けたい人が多く、当たり前という感覚。妊娠が分かった時から育休の手続き方法や利用できる制度が分かるマニュアルももらえたので、復帰までのイメージもしやすかったですね。周りも育休経験者が多く、情報交換やアドバイスが効きやすい環境なのもよかったです。

Q.復帰に不安はなかった?

以前のように仕事ができるか不安はありましたが、(1)育休中も毎月会社から新薬の情報や会社の様子などの情報提供があり、復帰しやすいかったです。子どもが急に体調を崩した時も、職場の理解があり休みやすい雰囲気。今は9~16時の短時間勤務なので、夕方から病院にも連れて行けるし、(2)病児・病後児保育料の補助制度などもあるので、いざという時も安心です。

Q.現在、2人目を妊娠中だとか。

はい、今年の11月に再び産休に入りますが、また復帰する予定です。子どもが小学1年修了までは2.5時間まで時短勤務ができ、生活の変化に合わせて調整できるので、活用していきたいです。

ここがポイント!

【1】育休中も情報提供

仕事から離れる不安を払拭するため、毎月社内報や新薬など業務に関する情報を家庭に配布。「離れていても会社とのつながりが感じられてうれしい」と好評です。

【2】病児・病後児保育料を補助

2014年から病児・病後児保育を利用する際の保育料補助をスタート。自己負担を500円までとし、差額を負担することで、子どもの急病時に働くママを応援しています。

VOICE 担当者の声 ( ヒューマンサポート室 室長 滝 栄子さん)

写真:滝栄子さん

2009年から育休を2歳まで、育児短時間勤務は小学1年修了まで延長。新たな育休取得者も、毎年40人を超えています。女性社員が80%を占める中、出産を機に退職する人はほとんどおらず、育休後の職場復帰が定着しています。

取り組んでいる会社

ライフスタイルの変化に合わせ、助け合う体制で働き方をチェンジ

株式会社 ディマンシェ

販売業

従業員数66名(男性18名、女性48名)

写真:ディマンシェ里佳さん静佳さん希佳さん

(左)三輪里佳さん(中)白木静佳さん(右)白木希佳さん

「自分たちも子どもの頃から母が働いていたので、出産したから仕事を辞めるという選択肢はありませんでした」そう語るのは、会社を経営する希佳さん・静佳さん・里佳さんの3姉妹。社員の7割が女性というディマンシェでは、結婚や出産など女性が直面するライフステージの変化を機に働き方を見直し、(1)育児と両立して勤め続けられる体制整備に取り組み始めました。

まず全社員にアンケート調査を行い、必要な制度を吟味。短時間勤務などベースのルールを決めながらも、それぞれが無理のないペースで働けるよう、臨機応変に対応することに。また面談を重ねつつ、育休中の在宅講習や職場環境適応講習、職場復帰直前・直後講習などを行い、徐々に職場感覚を取り戻す、きめ細かな復帰サポートをしています。「(2)仕事内容を把握し合って働く体制を強化することで、育児中の急な早退や休日にも対応。チームワークも以前より深まったように思います」と話す3人は、今後も何でも相談しやすい社風づくりを目指します。

ここがポイント!

写真:ハンドブック

【1】ディマンシェスタイル(仕事と家庭の両立支援ハンドブック)

妊娠から出産、育児時までの備えや必要な対応を細かく記した、企業版母子手帳のようなハンドブックを作成。全員に配布したことで、本人だけでなく社内全体に認識が広まりました。

【2】助け合いの体制づくり

チームで支え合う仕事体制をつくった結果、これから結婚や出産を控えた社員も安心感を抱き、協力的に。求人に対しても、取り組みに魅力を感じて応募する人が増えています。

VOICE 担当者の声

写真:白木希佳さん

代表取締役
白木 希佳さん

インテリアは知識や長年の接客スキルが大切な仕事。長く働きたいと思ってくれる人材は、会社の財産です。私自身も2人の子を持ち、育児の大変さを実感。その経験も生かして、両立支援をしていきたいと思います。

WLB NEWS1

東海三県下の地銀初!企業内託児所をスタート

株式会社 十六銀行

銀行業

従業員数3,344名(男性2,174名、女性1,170名)

写真:託児所

十六銀行では、女性行員6名による「輝けなでしこ☆プロジェクト」を発足し、女性がもっと働きやすい職場づくりを目指した提言を行ってきました。こうした提言を踏まえた取り組みの1つとして、企業内保育所「じゅうろくスマイルルーム」が2016年4月にオープン。「経済状況などによって変化の激しい銀行業界において、育児休業によるキャリア断絶は働く側・企業側双方にとって影響が大きいと考えます。託児所設置により育休からの早期復帰を促進することで、育休明けの行員が一日も早くトップスピードで活躍できるよう、応援していきたいです」と話すのは、人事企画グループの山下晶弘さん。同所は、小学校就学前までの子を19時30分まで預かることが可能。年度内に12名の入所を予定しています。

本店近郊に設置された託児所は、定員15名まで受け入れが可能。

WLB NEWS2

全社員を対象に、子どもの保育料を補助

株式会社 トーカイ

サービス業

従業員数3,510名(男性1,479名、女性2,031名)

写真:市岡さん

社員の約6割を女性が占め、5年間で育休取得率94.7%、育休後の復帰率94.5%を誇るトーカイは、仙台から九州まで幅広い営業拠点で働く社員に対し、公平に仕事と育児の両立をサポートするため、2005年から保育園に通う子どもの保育料補助制度を採用。短時間パートなどの非正規社員を含む全社員を対象に、第1子・第2子は月4,000円を上限に月額保育料の10%を、第3子以降には全額を支給しています。2016年6月に育休復帰した市岡由理さんは、「子どもの急病時に有料の病児保育を利用することがありますが、通常保育料の補助分を充てられるのでありがたいです」と制度への満足度を語ってくれました。

「周りに育休経験者が多いため、アドバイスをもらえる」と話す市岡さんは、現在9時30分~16時の時短勤務。

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