達目洞ヒメコウホネ特別保全地区
達目洞ヒメコウホネ特別保全地区 概要
岐阜市自然環境の保全に関する条例に基づき達目洞のヒメコウホネ自生地を自然環境保全地区(特別保全地区)に指定しました。
1 自然環境保全地区の区分
特別保全地区
2 自然環境保全地区名
達目洞ヒメコウホネ特別保全地区
3 自然環境保全地区に含まれる土地の区域
岐阜市達目洞6番2地先から達目洞18番1地先までの水路及び岐阜市達目洞21番
4 告示日
平成19年3月15日
達目洞ヒメコウホネ特別保全地区ってどんなところ?
自然の宝庫 達目洞
昔ながらの里山の自然を残す達目洞には、金華山を水源とする清らかな水が湧き出して逆川(さかしまがわ)となり、この清流にヒメコウホネが可憐な黄色い花を咲かせています。
達目洞にはヒメコウホネのほかにも、コクロオバボタルやモリアオガエル、ナガボノアカワレモコウ、ノハナショウブなど多くの貴重な動植物が生息・生育しており、市内で最も生物多様性が高く、重要な自然環境を有する地域といえます。
達目洞のヒメコウホネ
金華山東山麓の達目洞に自生するヒメコウホネは環境省レッドデータブックの絶滅危惧II類に指定される絶滅危惧種であり、市は「岐阜市自然環境の保全に関する条例」において貴重野生動植物種に指定し保護しています。
ヒメコウホネには葉が小型で丸い「東海型」と、葉がやや大型で卵形をした「西日本型」がありますが、狭義のヒメコウホネは東海型を指しており、達目洞のヒメコウホネもこの東海型です。ヒメコウホネ東海型の自生地は、達目洞の他には愛知県、三重県内の数地域に現存するのみで全国的にも非常に貴重な場所となっています。開花時期は5月から10月です。
ヒメコウホネ保全の経緯
平成4年に植物研究家の故・成瀬亮司先生が達目洞に自生するヒメコウホネを発見されました。以降、成瀬先生の指導のもと、ヒメコウホネ保全活動が活発に行われるようになり、岐阜市もこの活動を支援、現在も市民団体や県との協働により継続的に保全活動を実施しています。
平成16年4月には「岐阜市自然環境の保全に関する条例」に基づき、ヒメコウホネを貴重野生動植物種に指定して採取を禁止するなどの保全を図りましたが、平成19年3月には保全体制を更に強化するため、同条例に基づきヒメコウホネ自生地を特別保全地区に指定しました。
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このページに関するお問い合わせ
環境保全課
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