貴重野生動植物種
ヒメコウホネ(スイレン科)
(レッドデータブックカテゴリー:環境省-絶滅危惧II類(VU) 岐阜県-絶滅危惧I類 岐阜市-絶滅危惧I類)
沈水葉と浮葉を持つ多年草で、5~10月頃に黄色い花が水面から突き出て咲きます。
湧水を水源に持つ丘陵山間部の池沼や農業用水路などに生育します。
本種の生育環境である丘陵地の池沼や水路などは、人間の生産活動の活発な場所でもあり、改変や改修などにより生育地が減少しています。
ヤマトサンショウウオ(サンショウウオ科)
(レッドデータブックカテゴリー:環境省-絶滅危惧II類(VU) 岐阜県-絶滅危惧I類 岐阜市-絶滅危惧I類)
全長10cm程度の小型のサンショウウオで、体は褐色で黒褐色斑が密にあり、尾の上下の縁に黄条があることが多いのが特徴です。成体は低山や丘陵地の落葉広葉樹林などに生息し、山間の水田脇の水溜りや湿地などの止水域において産卵します。
ヤマトサンショウウオの生息に適した、落葉広葉樹林と湿地などの止水域が隣接した環境が減少しているため生息域および生息数が減少しています。また、岐阜市の個体群は西日本に生息するヤマトサンショウウオの分布の境界にあたり、学術上貴重なものです。
※令和元年に「カスミサンショウウオ」から「ヤマトサンショウウオ」に和名・学名が変更されました。
ホトケドジョウ(ドジョウ科)
(レッドデータブックカテゴリー:環境省-絶滅危惧IB類(EN) 岐阜県-準絶滅危惧 岐阜市-準絶滅危惧)
大型の個体では全長8cmを超え、体型は円筒形で、4対8本の髭があります。体色は地域差や個体差がありますが、茶褐色または赤褐色で体側には黒点が散在しています。
湧水を水源に持つ細流や用排水路、池の砂礫底または泥底に生息し、底生の小動物を捕食します。
水田の圃場整備、湧水地の埋め立て、水質汚濁などにより生息環境が悪化し、生息域および生息数が減少しています。
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