令和5年度 岐阜市こどもエコクラブ交流会
令和5年度岐阜市こどもエコクラブ交流会を開催いたしました。
こどもエコクラブ交流会とは、こどもエコクラブに登録する団体が、1年間の環境活動の成果をまとめて発表し、他のこどもエコクラブとの交流を図るものです。
- 日時 令和6年3月16日 土曜日 14時00分から16時00分まで
- 場所 みんなの森 ぎふメディアコスモス かんがえるスタジオ
関係者挨拶
交流会の初めに、国際ソロプチミスト岐阜-長良 河村会長から、小さな命、小さな動植物を大事にする環境活動が続いていてうれしく思うと挨拶されました。
続いて、岐阜市こどもエコクラブ応援団の小林さんが、漸くSDGsが皆さんに知られるようになり、地球を大切にすることは自分のためにもなるので環境活動を続けてほしいと挨拶されました。
活動発表
しぜん、生きものクラブ天神川、柳津イオンチアーズ、岐阜高校の3団体が発表しました。
まず、しぜん、生きものクラブ天神川が壁新聞を用いて発表しました。
稲刈りや寒かった白川町での植林体験など、3人の子どもたちが発表しました。
柳津イオンチアーズは壁新聞をスクリーンに映して発表しました。SDGsに取り組み、江戸時代から続く味噌造りに感動したことなど3人の子どもたちが発表しました。
岐阜高校自然科学部生物班の皆さんは、地域に生息する生きものについて調査結果を発表しました。昆虫班は在来種のジャコウアゲハと外来種のホソオチョウの競合について長良川堤防除草時期の調整により外来種を減らせないかという発表でした。サンショウウオ班は岐阜県内で3か所に減ったヤマトサンショウウオの生息地について遺伝的多様性や捕食被食関係や降水量など減少する要因について発表しました。魚班は長良川の鮎の個体数調査において、環境DNAを分析する方法について発表しました。植物班は、将来の稲作に脅威になる侵入定着予防種のヒサウチソウについて、種からの生育条件の実験について発表しました。
どの班も一生懸命に取り組んできたことはもちろん、楽しみながら取り組んでいることも伝わってくる素晴らしい内容でした。
体験活動
岐阜県植物研究会の近藤さんを講師としてお招きして体験活動を行いました。
ぎふメディアコスモス周辺で、近藤講師が用意した写真を手掛かりに、写真と同じ植物を探しました。木の葉を見上げたり、草花を見みつけたり、葉のにおいを嗅いだりと五感を使って自然を感じることができました。参加者は、写真と同じ植物がどこにあるのか歩き回って探し、見つけると嬉しそうに会場に戻って、メディアコスモスの地図に植物のある場所を示していました。参加者のみなさんで見つけた植物は、下記写真のようにたくさんあり、普段気づかないだけで、身近に多くの植物が生きていることを実感しました。参加者の方々からは、「身近な場所でも少し歩いただけでたくさんの植物を知ることができた」「実際に植物を観察することで、多様性を身近に感じられた」などの感想をいただきました。
写真を手掛かりに、春の草花探しに皆さん苦労されていました。大人も子ども一緒になって楽しみ、講師の近藤さんが、メディアコスモス周りの春の訪れをまとめられました。
講評
最後に、岐阜市学校指導課の鈴木先生より活動発表と体験活動について講評をいただきました。
これからもフィールドワークを続け分析する力をつけ、環境活動に繋げましょうと締めくくられました。
今回のこどもエコクラブ交流会は、33名(子ども15名、大人18名)のメンバーとサポーター及び支援団体の方々に参加していただきました。参加した様々な年代の子どもたちとサポーターは、他のこどもエコクラブの環境活動について理解を深め、新たな発見を得ることができました。今後も環境活動を頑張っていってほしいと思います。
こどもエコクラブパネル展
3月12日(火曜日)~3月22日(金曜日)に開催したこどもエコクラブパネル展では、1年間の環境活動の成果を展示し、多くの方々にご覧いただきました。
岐阜高校自然科学部生物班、しぜん生きものクラブ天神川、岐阜イオンチアーズクラブ、柳津イオンチアーズクラブ、岐阜北高校科学部自然科学班、且格小学校5年生、岩野田北小学校4年生エコ委員会、柳津小学校5年生に参加していただきました。
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