平成30年度 岐阜城跡山上部の発掘調査で信長期に築かれた石垣を確認しました!
平成30年度発掘調査の概要
- 所在地
- 岐阜城山上部
- 調査場所
-
馬場~二ノ門の間の登山道周辺の2ヶ所
(ロープウェー山頂駅から天守閣までの道沿いの中間地点です)
- 調査期間
- 平成30年10月24日~平成30年12月1日(予定)
- 調査面積
- 約140平方メートル
- 調査目的
- 石垣の基礎構造及び関連遺構の確認
発掘調査でわかったこと
信長期に築かれた石垣を確認(1区)
石垣石材が比較的大きく、石材の間に間詰石(まづめいし)を入念に入れて構築している。
→山麓の信長公居館の石垣と共通する特徴
※『稲葉城趾之図』(伊奈波神社所蔵)に描かれた石垣と対応すると考えられる
⇒中腹の石垣に続き、今回も現地との対比ができたことで、絵図の信頼性がより高まった。
岐阜城跡で初めて鉄の矢じりを発見(2区)
鉄鏃(てつぞく)の長さ14.6cm、幅2.0cm
→慶長5年(1600)8月23日の関ヶ原の戦いの前哨戦で使用された可能性がある。
遺物は軒平瓦、飾り瓦、鉄鏃など コンテナ4箱、破片数約500点が出土
岐阜城、信長公居館跡の紹介ページ
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