第6回検討委員会概要

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1006868  更新日 令和3年8月31日

印刷大きな文字で印刷

日時

平成18年2月24日(金曜) 13時30分~15時40分

場所

岐阜市役所低層部3階 大会議室

出席委員

井上委員、宇留野委員、大野委員、駒宮委員、佐藤委員、清水委員、道家委員、富樫委員、西川委員、幅委員、肥後委員、藤縄委員、吉田委員
【オブザーバー】岐阜県 黒岩室長

関係機関出席者

環境省中部地方環境事務所 筒井課長、岐阜県治山課 森川課長

傍聴者

26名(報道関係者除く)

次第

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 第5回委員会議事録について
  4. 再生ビジョン部会の検討経過について(報告)
  5. 検討内容まとめについて(報告)
  6. 次回日程について
  7. 閉会

議事概要

第5回委員会議事録について

第5回委員会の議事録について原案どおり承認

再生ビジョン部会の検討結果について(報告:富樫副部会長)

  • 再生ビジョン部会は計12回、うち8回は市民と一緒に勉強会を行った。
  • 検討事項は大きく分けると2つ、市民協働による不法投棄の再発防止と現地の廃棄物処理方策について議論した。
  • 国は法律や制度の運用等で対応してきたが、不法投棄は発生した。法律や財政的な問題等について国に要望する。
  • 岐阜市として循環型社会づくりに取り組み、市民が不法投棄を許さない監視や通報を行うなど、環境基本条例にそのようなことが担保できる委員会のような仕組みをつくることを提言する。
  • 中間処理施設に不法投棄した事業者は当然として、収集運搬業者、排出事業者の責任も追及していくことを要望する。
  • 廃棄物処理については、安全性や安心が優先であり財政やコストの問題ではないという意見もあったが、技術部会において安全性、リスク等を考え、コストの試算もおこなった全量撤去、残置、部分撤去(3案)の5案を再生ビジョン部会の立場からコストや安全性、安心も十分に尊重して検討した。
  • 不法投棄を行った事業者に全量撤去を求めることが大前提であるが、代執行を行った場合には当然事業者に請求を行い、行政、市民や企業等にも基金の支出等をお願いし、国や県にも財政的な支援を求める。
  • 市の焼却施設等も利用し、新しい技術も入れ費用の削減に極力努める。
  • 不法投棄現場については植生の回復は十分可能である。
  • 地元の了解が必要となるが、現地に廃棄物処理施設を置くことなども考えられる。
  • 地域的な経済効果等も考え撤去作業を進める。

審議

  • 全量撤去という意見があったことを併記してほしい。代執行の場合でも全部撤去を前提にするべきだ。違法な犯罪である不法投棄は許すべきでなく、現時点で生活に支障がと報告されているが、将来にわたっての安全とイコールではなく、子や孫に負の遺産を残さない責任がある。また、現場の原川は、下流で取水され生活に利用されており残置は納得できない。全部撤去を前提とすることで業者への確固たる姿勢を示し、住民の理解も得られ費用負担のあり方や循環型社会の構築等を進めていく基本になる。
  • (委員長)不法投棄を許してはならないということはだれしも認めるところだが、代執行についてどの程度まで行うべきなのか意見がかなり違う。再生ビジョン部会、市民勉強会、検討委員会においてもいろいろな意見があった。安全'性と安心を確保し、特に重要なのが環境の問題、企業の行動倫理、財政の負担という三つの問題を一挙に片づけなければならないということだ。
  • それぞれの立場で思い等の相違はあるが、それぞれの意見を皆さんが確認されているのでこれでよいと思う。
  • 地元は全量撤去を前提とした撤去案を要望してきた。十分地元と協議を重ねて撤去することをお願いする。
  • 市民が求めている安全と安心について、安全は技術部会の指導による調査等によりほぼ有害な物質はないとされたが、安心についても第3案は全量撤去に近い案であり、これを説明すれば市民や地元の皆さんの理解が得られるのではないか。
  • 処理施設は最終処分場ではなく椿洞の産廃を処理するための施設なのか。
    (事務局)委員から焼却施設をつくり燃やしたらどうかという意見があつたが、最終処分場ということは聞いていない。
  • 技術部会において、ほぼ現状では安全であり、将来にわたって周辺環境に影響を与えるとことはないと結論づけした。不安があるかもしれないことに対して、安心を得るために膨大なお金を使おうとていることと、不法投棄をどのように防止するかということが入り混じって議論されている。現状では安全であるが、その上の安心を得るために膨大なお金をかけることは、費用対効果を考えると問題だと思うが市民が選ぶのであれば仕方がない。しかし、再発防止とお金をかけてどこまで安全にしなければいけないかということは本来違う話である
  • 今後どのように不正行為に対してネットワークをつくり防止していくのか、この再発防止の中に市民からわき上がってくるようなものが欲しい。市民やネットワーク社会を通じた監視が行き届いていればこういうことはなかったはすだということを書かないと、モラルハザードのような大きな原因があるものを防止することはできないという考え力を盛り込む必要がある。
  • 安心、安全だけを考えれば全量残置でもいいが、年間何十億円も使うのであればモラルハザードがなくなるようなお金の使い方もある。モラルハザードの部分が抜け技術系に偏重し全体的に骨がない議論になってしまった。
  • 安全性に配慮し、安いという気持ちの問題についても意見をいただいた上で、どこまで費用をかけて対策をするのか十分検討してきた。財政的な問題を抜きにして安心という気持ちの問題だけで対策案を出せない。ほかの不法投案でも技術的な対応策と財政的な対応を十分検討した上で解決案を出していっていると理解している。
  • 検討の結果をよくまとめていただいているが、地元としては一日も早くそういう段取りをしてもらいたいということを要望する。
  • 再生ビジョン部会の報告についてさまざまな議論があったことをまとめる。

検討内容まとめについて(報告:吉田委員長)

資料3 委員会検討報告(案)を最終案として報告したい。

審議

  • 清水委員の意見書の「今、・・・」から「絞るべきであると考えます」というあたりを多少文面が違ってもいいので入れる。技術的な問題ではなくハートが入っていなければ全体的におかしいことになる。
  • 今後の対策について、「調査結果などを」の後に「地元の意見を踏まえて」と加えていただきたい。
  • (2)市民協働による不法投棄の再発防止の見出しと、内容がマッチしていない。こういう見出しを設けるとすれば、むしろ1.の2)市及び市民にできることを前面に出し、その上で国レベルの問題を問うという姿勢の方がよい。
  • 国、県、市、特に県、市町村が連携して産業廃棄物の問題に当たっていくというのがいい。
  • (3)現地の廃棄物処理方策の2.今後の対策の2)を1)の中に含めたらよい。
  • 1)は事業者にやらせること。2)は市が代執行する場合と分かれる。一緒にしてしまうと意味がない。

まとめ

  • 今回いただいた意見を踏まえて以下のような修正をした上で、これを最終的な検討委員会の報告書とする。
  • (2)市民協動による不法投棄の再発防止1.再発防止の1)市及び市民にできることと、2)再発防止の順番を入れかえる。
  • 清水委員の意見書「今、・・・」の内容を(2)市民協働による不法投葉の再発防止の冒頭のところに入れ、モラルハザードがこのような結果を起こしたという意味が通じるようにする。
  • 役割合担について、県と市の役割分担がきちん明示できるようにする。
  • (3)現地の廃棄物処理方策2.今後の対策の2)の最後に「地元の意見」を追記する。
  • 生活環境保全上の支障が認められた場合、緊急に対策をとることを明記する。
  • 金量撤去を求める声が少数ではあるがあったことを明記する。

資料請求等

なし

意見箱提出意見

1通

1

  • 椿洞の産廃処理については、全て善商、排出事業者及び行政指導に当った岐阜県、岐阜市の歴代の担当職員(含、上司、元市長)の責任において応分の費用を負担し行うべきである。
  • 不法に投棄された産廃の後始末を、貴重な税金を使って行うことは市民感情としても納得できない。
    (使うべきでない)
  • 行政の不作為に対し、もっと厳しい処分をすべきだ。
  • 身内に甘い処分で責任をあいまいにして、そのツケを市民に押しつけるべきではない。
  • 議員の圧力(?)もあったとのことであるが事実とすれば自らを律して責任を取るべし。
  • 業者や身内に甘い、ことなかれ、問題先送りの役所の隠蔽体質は少しも変わっていない。
  • 市長、議会、議員の責任も重大である。
  • 委員から安全宣言されたとの発言があったが、聞いていない。あれば、いつ、誰が、どのように行ったのか。

より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの情報は役に立ちましたか?

このページに関するお問い合わせ

環境政策課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階

電話番号
  • 058-214-2165
  • 058-214-2175

環境政策課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。