ノロウイルスのお話
ノロウイルスはもともと人のかんせんしょうの原いんとなるウイルスです。
人の口から少しのノロウイルス(10~100こ)が入っただけで、体の中ですごくたくさんにふえて、かんせんした人は下り、はつねつ、おうとなどをおこします。とくに冬にたくさんの人がかんせんします。
牛やぶた、犬などのどうぶつがノロウイルスを食べてしまっても、かんせんしないし、びょう気にはなりません。
ノロウイルスにはどうしてかんせんするの?
1 ノロウイルスがついた食べものを食べてかんせんする
ノロウイルスにかんせんした人のウンチにはとてもたくさんのウイルスがいるので、おしりをふくときに、目に見えないくらい少しだけ手についたウンチにも、たくさんのウイルスがいます。
トイレの後には、手だけではなくトイレのふたやドアにたくさんのウイルスがつきます。
その後で同じトイレをつかった人の手にもウイルスがついてしまいます。手あらいをしっかりしないと、手にウイルスがのこってしまい、食べものを食べる時にウイルスをいっしょに食べてかんせんしてしまいます。
ノロウイルスは、ウイルスの中でも小さなウイルスです。目で見える手のしわやしもんの中には、たくさんの数のウイルスが入りこみます。(ノロウイルスが1,400こくらいならぶと、しもんのふかさになるよ。)
ですから、ノロウイルスにかんせんしている人が、手をしっかりあらったつもりでも、しわの間にウイルスがのこってしまうことが多いのです。その手でりょう理をしたり、食べものにさわると、食べものにウイルスがついてしまい、それを食べた人がかんせんして、食中どくになってしまうことがあります。
2 ノロウイルスの入った二まい貝を食べてかんせんする
「二まい貝」とは、2まいの貝がらをもつ貝のことです。カキやあさりなどは二まい貝です。
人がトイレをつかうと、ウンチなどをきれいにして海に流しますが、きれいにする時に、ノロウイルスまではとりのぞけません。
海にながれたノロウイルスは、二まい貝の中にあつまります。
人が二まい貝を生やかねつが足りないまま食べると、貝の中にあつまっているノロウイルスも食べることになり、かんせんします。
3 ノロウイルスが空気といっしょに口に入ってかんせんする。
トイレの後や、はいた場しょからは、小さなノロウイルスは空気といっしょにまい上がって、それが口に入ることで、ほかの人がかんせんしてしまうことがあります。
ノロウイルスはどうすればやっつけられるの?
1 ノロウイルスは85℃(ど)より高いおんどで90びょうより長い時間かねつすることで、やっつけられます。
2 えんその入ったしょうどくやくでやっつけられます。
(しょうどくする場しょや、ものによって、ひつようなえんそののうどがちがいます。)
みんなが気をつけること
1 手あらいをしっかりしよう!
手についているかもしれないノロウイルスを、正しいあらい方で、ちゃんとおとそう。
「太郎さんの食中毒事件簿(しょくちゅうどくじけんぼ)」の一ばん後ろにのっているよ。
2 びょう気かもしれない時は、きゅう食当番はお休みしよう!
おなかがいたい、はき気がする、ねつがあるなど、体のちょう子がわるい時は食べものにさわるかかりはお休みさせてもらいましょう。
3 学校ではいてしまったら、先生にしょうどくしてもらいましょう。
先生は正しいしょうどくをしてくださいます。すぐにそうだんしましょう。
4 二まい貝はよくかねつしたものを食べる。
子どもやお年よりはびょう気とたたかう力が弱いので、しっかりかねつしたりょう理をえらびましょう。
大人になった時に気をつけること(おぼえておいてね。)
1 手あらいをしっかりする。
2 りょう理のおしごとをしている人は、かねつした後の食べものや、生のまま食べる食べものには、手で直せつさわらない。かならず手ぶくろをしたり、はしなど の道ぐをつかいましょう。
3 りょう理のおしごとをしている人は、自分や家ぞくの体のちょう子がわるい時は、食べものにさわるかかりは、お休みさせてもらう。
じっさいにおきた食中どく
友だちとやき肉店でユッケなどを食べて、はく、下りをするなど体のちょう子がわるくなりました。お店では体のちょう子がわるい人がりょう理をしていたため、手あらいがきちんとできていなかったり、手ぶくろをつけていなかったりしたことがげんいんでウイルスが食べものについたかのうせいがありました。
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