カンピロバクターのお話
カンピロバクターは、お肉(とり、牛、ぶた)、ペット(犬、ねこなど)、野生どうぶつなどのあらゆるどうぶつのおなかの中にいる細きんです。カンピロバクターがおなかにいても、どうぶつはおなかをこわしません。
その中でもとくに、にわとりの肉についていることが多いのです。
お肉についているカンピロバクターの数が少なくても食中どくをおこすことがあります。

私たち人やどうぶつはいきをするのに空気の中のさんそがひつようですが、この細きんはさんそがにが手で、長い時間、空気(さんそ)にふれることでしんでしまいます。
ですから、にわとりからお肉にしたばかりの「朝びき」「新せん」と書かれているようなとり肉の方が、ついているカンピロバクターが元気なため、食中どくにかかりやすいのです。
カンピロバクターの食中どくでは、食べてから2日から7日という長い時間がたってから、おなかがいたくなったり、下りをしたり、はいたり、ねつが出たりします。ふだん元気で体をきたえている人でも、かかります。下りやもどしがなおった後に、ギランバレーしょうこうぐんという手足のしびれのしょうじょうが出る人がいます。ギランバレーしょうこうぐんは、人によっては長くつづき、なおらないこともあるこわいびょう気です。
カンピロバクターの食中どくをふせぐには、とり肉をしっかりかねつしてから食べることです。
とり肉のさしみや中までやけていないりょう理は食べず、しっかりやいて食べましょう。

※とくべつな場しょで、きれいにかん理されて作られた、「生食用(なましょくよう)」の食ひんひょうじがされたとり肉は、生で食べることができます。
じっさいにおきた食中どく
お店で、お父さんがすすめたので、中がなまのままの牛レバーを食べた14さいの男の子が、ねつがでて、体のちょう子がわるくなり、食中どくになってしまいました。
中まで火がとおっていない牛レバーを食べたので、牛レバーについていたカンピロバクターぞくきんが食中どくをおこしたと考えられました。
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