平成29年 5月25日 黄道12星座と木星

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ページ番号1012316  更新日 令和3年9月14日

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木星の天体写真

5月18日(木曜日)久しぶりに日中から青空が広がり絶好の星日和となったので、
岐阜県揖斐川町藤橋へと撮影に行きました。

最近、宵の頃南の空高いところに一際明るい星があります。
街明かりの中からでも十分に見られるため、
「あの星は何だろう?」、「何座の星だろう?」と思っている人もいると思います。

この星の名は「木星」です。
私たちの地球と同じく太陽系の惑星です。
そのため、星座を形作る星(恒星)とは違うため、
いくら明るくとも、その明るさは太陽の光に照らされたものです。

この写真は、過去4年間の木星と木星が位置している星座を撮影したものです。

2013年12月はふたご座、2015年5月はかに座、
2016年2月はしし座、2017年5月はおとめ座と木星の位置が変化しています。

この星座の並びをみて何か思い出しませんか?
まさに星占いや誕生日の星座として知られる黄道12星座の順になっています。
黄道12星座とは、地球が太陽の周りを約1年かけて公転することによって起こる、
星空における見かけ上の太陽の通り道である黄道上に位置する星座を表します。
黄道12星座はおひつじ座から始まり、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、
おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座の順に並んでいます。

この星座の並びと先程の写真を合わせてみると、
まさに木星はほぼ毎年一つずつ隣の星座へと移っていることが分かります。
これは木星が太陽の周りを約12年かけて公転しているため、
あたかも黄道12星座の中を毎年一つずつ移動しているように見えるからです。
そのため、撮影をしながら、
「2017年はおとめ座で輝いている木星も、2018年はてんびん座で輝いているんだろうなぁ」などと感慨深く思いました
(ただし、黄道上における各星座の範囲は広いものもあれば、狭いものもあり必ずしも一定ではないため、
必ず毎年隣の星座に移るわけではありません)。
普段、変わりないものとして見上げている星空も実は変化があります。
そんな変化を探してみたいですね。
 

5月18日の星空の写真

追記:
日中は汗ばむくらいの陽気でしたが、山間地の夜間の気温は10℃前半とまだまだ寒いものでした。
この時期の天体観望は厚手の服装で行うことをお勧めします。
しかし、午前0時近くには土星が昇ってきました。
現在夏の星座である「へびつかい座」に位置しているので、夏も直ぐそこまでやってきていますね。
また、帰宅時に鹿を3箇所計7頭、ウサギを2箇所計2羽、キツネを1箇所計1頭見ました(いずれも道路中央にいました)。
くれぐれもスピードは控え目に安全運転に徹してくださいね。

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