仕事始めの式 市長訓示(平成31年1月4日)

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ページ番号1006476  更新日 令和3年8月31日

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【市長】
皆さん、新年あけましておめでとうございます。
旧年中は岐阜市政発展のために職員の皆さんお一人お一人にお力添えをいただきましてありがとうございます。
また行政サービスは365日不断でございますので、この年末年始の間行政サービスに携わっていただいた方もいらっしゃると思います。
皆様方のご努力にも心から感謝と敬意を表したいと思います。
さて、この年末年始は少し雪が降りましたけれども、大変穏やかな年始でありました。
私も家族とゆっくり過ごす時間が久しぶりに多く取れましたが、皆様方もそれぞれに充実したこの年末年始を過ごされたのではないかな、と思います。
2019年を迎えるにあたって、皆様方にはこの年末年始に培っていただいた力を、存分に市民の皆様のために発揮していただきたいと思います。
私は着任当初、この場所で市政運営についての基本原則を5つお話させていただきました。そのことを皆さんと改めてこの仕事始めにあたりまして共有させていただきたいと思います。
1つ目は「オール岐阜のまちづくり」、2つ目は「対話による合意形成」、3つ目は「一年勝負」、4つ目は「こどもファースト」、そして5つ目は「働き甲斐のある職場づくり」、この5つであります。
ぜひ皆様方にはこの5つの基本原則をそれぞれにしっかりと理解をしていただいて、それぞれの現場の職員の皆さんに伝えていただきたいと思います。
皆様方、管理職にはこうした大切にするべき1つ1つの理念、考え方、職務、こういったものを現場の皆さんにしっかりと浸透させ、お互いにそれを共感し、そしてチームとして職務にまい進をしながら市民の皆さんに貢献する、その現場のリーダーという使命がございます。
先日、熊本地方では地震が発生いたしました。
2019年は穏やかであってほしいなと思う反面、年始からこういった自然災害が起きますと、やはり南海トラフ巨大地震等、私たちの地域においてもこういった自然災害がいつ起こるとは限らないと思い知らされます。
「明日は我が身」というより「今日は我が身」という日ごろの緊張感がとても重要だということを認識いたしております。
平時においては皆さんそれぞれの力で乗り越えることができるけれども、いざというときにこの考え方、あるいはその仕事ということを100%それぞれの皆さんの現場の職員としっかりと共有しながら力を出していかないと、緊急時、災害時にその課題を乗り越えていくことができないと思っています。
それくらい災害時というものは非常事態であるし、また市民の皆さんも生命・財産に関わるそんな局面がやってくるということを認識しているからであります。
そういったことを常に念頭に置きながら、日々の職務にまい進をしていただきたいと思います。
昨年の夏に2019年度の予算編成についての方針を出させていただきました。
この年始からは来たるべき3月議会に向けてこの予算を総仕上げして、議会に諮りそして2019年度は市民の皆さんにその予算を通じて、事業を通じてこの岐阜が動いていくということを実感していただく、そんな1年になってまいります。
これからの年度末に向けての3か月弱、皆さんとともに総力を挙げて予算を作り、議会に承認をしていただけるように皆さんと心合わせをしてまいりたいと思います。
予算編成に向けた5つの政策のベクトルについて、全職員の皆さんが関わるものになりますから改めて簡潔に述べさせていただきたいと思います。
まず1つ目は「広域連携」、これは岐阜都市圏ということを念頭に置きながら連携都市圏、岐阜県との連携、さらには連携都市圏には入っていないけれども近隣自治体との緊密な連携ということを常に念頭に置いた事業を行っていただきたいということがあります。
2つ目は私どもが常に意識をしている「こどもファースト」。
これは子育て・教育という分野からお子さんが産まれる前から産まれたのち、そして育っていく過程において切れ目なく支援をしながらこの地域で育っていく人材をしっかりと担う、そんな体制作りを目指します。
さらには昨今の虐待や悲しい子どもを巻き込んだ事件等が起こらないよう、安心・安全というものをしっかりと私たちの地域では守っていくことを、ぜひ念頭に置いていただきたいと思います。
3つ目は「観光振興」。
昨年も申し上げましたが、2020年いよいよ1年後に迫りました、大河ドラマ「麒麟がくる」の放送という大きなチャンスを迎えながら、私たちが持っている地域の資源を遺憾なく発揮することが重要となってきます。
さらに、岐阜公園を中心とした地域において観光拠点としての大きなビジョンを作るチャンスもやってきております。
この交流人口を大きく増やしていくという挑戦を、皆さんと力を合わせてやってまいりたいと思います。
4つ目は中心市街地の活性化と、私たちの成長都市としての基盤を作るということであります。
2024年の東海環状自動車道西回りルートの岐阜インターの開通や、2027年のリニアインパクト等、様々な事業が前進してまいります。
2月には岐阜イーストライジング24の竣工が行われますし、2021年には新庁舎、そして高島屋南の再開発、さらにはイーストライジングにとどまらず駅周辺の再開発と様々な中心市街地における事業が展開されますし、また岐阜インター周辺においてはライフサイエンス拠点の形成という形で 岐阜薬科大学の整備・統合という長年の課題も大きく前に進んでいくということが予定をされております。
ぜひこうしたものを、私たちにとって大きく動くまさにチャンスととらえて、皆さんの力を結集してまちづくりを進めていただきたいと思います。
5つ目は「シティプロモーション」であります。
皆様方が日ごろ各部において取り組んでいただいている、市民の皆さんに資する様々な仕事も市民の皆さんに知っていただかなければ、それは市民の方からするとやっていないと思われてしまうわけであります。
市民の皆さんにしっかりと知っていただいて理解をしていただいて、またその事業を通じて幸せや喜びを感じていただいて、私たちの仕事は報われるわけでございますので、ぜひ発信して伝える・伝わるということを皆で意識してまいりたいと思います。
最後になりますけれども、先ほど「一年勝負」という基本原則をお話しさせていただきました。
私たちは人口減少という大きな時代の変化の中にあって、1年遅らせるということは大きな損失、今まで考えていた以上の損失になると私は理解をしております。
この「一年勝負」ということは、丁寧に慎重に物事を進めていくという行政の持つ素晴らしさと同時に、打つべき手は1年でも早く打つことによって成果を出しながら、市民の皆さんに喜んでいただくためのものです。
そんな気持ちも皆さんとしっかり共有してまいりたいと思います。
地方行政というのは、長年先輩方が培ってきた大きな経験と英知が結集されております。
皆様方もこの道で長年歩んでこられる中で様々な経験を重ね、また知恵も持っておられるわけであります。
ぜひ2019年は改めてそうした皆さんの経験と知恵をこの市政発展のために存分に発揮していただきますことを心から願いまして、新年にあたりましてのあいさつとさせていただきます。
1年間一緒にがんばりましょう。
よろしくお願いします。

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