仕事納めの式 市長訓示(平成30年12月28日)

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ページ番号1006475  更新日 令和3年8月31日

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【市長】
平成30年の仕事納め式にあたりまして、ひと言ごあいさつをさせていただきます。
まずは私が市長に着任させていただいてこれで約10か月でございますけれども、今日までこのように仕事を務めることができました。
これはひとえに本日お集まりの皆さん、そして今現場で仕事をしておられる皆さんのご尽力とお支えのおかげであります。
心から感謝を申し上げます。
今年を振り返りますと、災害の二文字に集約をされるわけでございまして、夏の猛暑、そして7月の豪雨、台風21号・24号の到来、様々な災害ということがこれほど1年の間に集中するのかというくらい災害がありました。
その中で、この危機の状態に対して各担当部それぞれに持ち場をしっかりと守り、やるべき対策を打っていただいたおかげで市民の皆様の安心・安全を守ることができました。
また、私にとりましては初めての危機管理の対応でありましたけれども、これをしっかりと乗り切ることができたのも職員の皆さんの素晴らしい仕事のおかげであります。
改めてお礼を申し上げたいと思います。
また、豚コレラという家畜伝染病が発生いたしました。
この対応についても遅くまで業務に励んでいただいたり、初めての経験にも関わらず県とも連携しながら対応を進めてくださった皆さんに感謝を申し上げたいと思います。
自然災害においては様々な検証の中で対策の必要性も明らかになりました。
それに対して短期的に取り組めるものは短期的に対策を打っていただきながら、中長期の課題も明らかになっておりますので、それに向けての取り組みを進めていただいております。
また、地震に対してもブロック塀の撤去等、公共施設だけではなく、暑いなか民有地のブロック塀についても職員の皆さん力を合わせて調査をいただき、市民の皆さんへの啓発活動をしていただきました。
また撤去費用に係る補助制度も迅速に整備をしていただきました。
これらのことも、まさに問題が起きたときに、そのために打つべき手をしっかりと打っていただいた1つの事例だと思っております。
私はかねてから自然災害というものはいつ何時起きるかわからないし、ましてや南海トラフ巨大地震については今日にでも起きるかもしれないと、それくらいの危機感、緊張感を持って取り組んでいかなければいけないんだということを申し上げてまいりました。
今年私たちが経験をしたことは、来たるべき災害に対する準備とそして打つべき対策というものを事前に打っておくということの1つのきっかけになったのではないかと思います。
ぜひ皆様方におかれましてはそのような気持ちで、それぞれに臨んでいただきたいと思います。
今年は喜ばしいこともいくつかございましたので、振り返りをさせていただきたいと思います。
まず1つ目は「広域連携」という時代の中で、消防の広域化ということで4月1日から体制を作っていただいて、今日まで無事にやっていただきました。本当にありがとうございます。
これが1つの模範となり、今後は様々な分野において広域での連携が進んでくると思います。
人口減少という時代の中で、私たち岐阜市だけが生き残るということはありえないわけでありまして、近隣の市町の皆さんともお互いに助け合える分野では協力をしながら共に人口減少時代を乗り越えていく、そんな広域連携を広げてまいりたいと思います。
また2020年に向けて、NHKの大河ドラマという、岐阜市にとっては大変大きなチャンスを迎えます。
この大きなチャンスを岐阜市が成長していくきっかけとして取り組めるかどうかは今後の施策にかかっておりますので、ぜひ皆様方のお力添えをお願いしたいと思います。
また、「クアオルト健康ウオーキングアワード」という表彰もいただきました。
他にも今年いただいた表彰は教育委員会の関係でも多数ございますので、挙げればきりがありませんけれども、私たちがしっかり取り組んでいることが外部の機関から評価を受けることは大変誇らしいことでありますし、それが皆様方の日ごろの仕事の成果と考えていただきたいと思います。
ぜひこれからも私たちが取り組んでいることが決して間違っているわけではなく、自信を持って進めていけばそれは必ず市民の皆さんや外部から高い評価をいただける、そういう素晴らしい仕事をしていただいているという、こんな誇りを持っていただきたいと思います。
2020年にはオリンピック・パラリンピックもございます。
今年はホストタウンの覚書も交わさせていただきましたが、まさに多様性の時代の中にあって、海外とのつながりということは多くの先輩方が種を蒔き、築いていただき、受け継いでくださったその成果ということを実感いたします。
そうした先輩方の思いや取り組みを大事にしながら、これからも進んでまいりたいと思います。
今年、私の市政になりまして、いくつか課題がある中で方向を決めさせていただいたことがありました。
岐阜薬科大学の整備・統合、市民病院の地方公営企業法の全部適用、中市民健康センターの移設、新庁舎の運用の見直し、そして政策総点検。
こうした様々な決断するべきことを1つ1つ決断しながら岐阜市政を前に進めていくことは、「一年勝負」ということを当初申し上げましたけれども、1年先送りをするということは、それだけ課題解決を含め、それだけ岐阜市としても大きな損失を得ると思っています。
ですから、問題を先送りせず、決断できるものはしっかりと決断をして前に進めていこうという気持ちでいます。
こうした思いを皆さんに共有いただいて、担当部におかれましてもそれぞれにしっかりと準備を進めて前に進めていただけたことを感謝申し上げたいと思います。
最後に、いよいよ来年は市制130周年でもありますし、平成の時代が終わり新しい時代がやってまいります。
皆様方の中でも先日の天皇陛下の記者会見のメッセージをお聞きになった方もおられると思いますが、私は大変印象に残りましたのは、天皇陛下が「人生は旅だ」ということをおっしゃいました。
旅であるということは、スタート地点があって、そして旅に出て、最後には帰るところがあるということであります。
私も皆様方もそれぞれに与えられているこの旅、人生はたったの1度きりであります。
ここで皆さんとこうして時間と空間を共有し、ともに市民の皆さんのために仕事をさせていただけるのも、まさにその旅の中の1つの旅程ではないかと思っております。
様々な機会に申し上げてきましたけれども、せっかく同じ時間と空間を共有しておりますので、ぜひお一人お一人の皆さんがこの人生の中で誰のために何のためになぜ公務員としての仕事をされるのか、私は誰のために何のためになぜ市長としての仕事をするのか、といったことをお互いにしっかりと、これはそれぞれ違うと思いますので、お一人お一人それぞれ持ちながら、2019年はさらに市民の皆さんの幸せのために皆さんといい仕事をし、そのことが皆さんの人生を豊かにしてくれると確信をいたしております。
年末年始は家族や友人や様々な方とともに過ごす貴重な機会となります。しっかりと心身ともに英気を養っていただきまして、2019年の新しい時代に私たちがともに同じ船に乗るものとして、しっかりとその一歩を踏み出していけることを心から願っております。
健康でよい年を迎えられますよう願いまして、今年一年の心からのお礼とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
よい年をお迎えください。

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