平成30年度 新規採用職員研修 市長講話(平成30年4月3日)

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ページ番号1006471  更新日 令和3年8月31日

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皆さんおはようございます。岐阜市長の柴橋正直です。
皆さんと同じように、社会人になって新たに仕事を始めたことを大変懐かしく思い出しています。
私はもともと金融機関に就職をしましたので、同じように大勢の同期とこうして集まって、そして研修を受けたことがもう16年、7年くらい前になりますけれども、今も多くの仲間が貴重な友人でありますし、苦楽を共にした仲間として、いい人間関係を作ることができています。
皆さんも縁あってこの岐阜市役所で同期として共に仕事ができる関係でありますので、この機会を大いに活かしてほしいなと思います。
年度末に、定年退職をされる部長さんたちがいらっしゃって、いろいろ話しましたけれども、同期で、最終的に退職をするときも一緒の方もおり、何年経っても同期というのは変わらないものなんだなということを実感しました。
皆さんにもこれから、この岐阜市というフィールドで、とことんやり抜いてほしいな、と思っています。
私も市長になってまだ2か月目ですので、ほとんど皆さんと変わりません。
ただし、私は政治家になって今14年目ですけれども、この中で浪人をしたのが10年間あります。
今こうして市長として仕事をさせていただいているわけですけれども、私にとってこの10年間の浪人は人生の中でなくてはならない時だったな、と感じています。
皆さんはこれまで地方公務員を受験するにあたっていろんな勉強をしたり、経験をされてきたと思いますけれども、私は市長に就任をするにあたって、4年間浪人して2回目の挑戦で当選させていただいたんですけども、その間岐阜市の様々な資料を見ながら勉強すると同時に1000回を超える会に出席し、とことん市民の皆さんと向き合って話を聞き、自分の思いも伝えてきました。
岐阜市内をとことん歩いて、岐阜市はどういうまちなのか、どの地域にどういう課題があるのかというのも、自らの目で見て、足で歩いて、手で触れて、声を聞いてやってきました。
この浪人の期間が私にとって大きな力になり、様々な判断をするにあたっても、そのことが大事な指標になっています。
皆さんにお伝えしたいことは、いいこともあれば辛いこともあるかもしれませんが、辛いことがあっても、それは必ずみなさんのキャリアの中で、その時の経験が活かされる、そんなふうに思います。
いろいろな経験をしていく中で、特に市民の皆さんの直接の声を聞いたり、それにかかわる方の思いを聞いたり、そこに直接触れるということがどれだけ皆さんの公務員としての歩みの中で生かされていくか、そういうものを大事にしてほしいと思っています。
皆さんに同じ価値を共有してもらって、大事にするものを一緒に大事にして、皆でパートナーとして、仕事をしていただきたいと思っています。

私なりにこれだけは皆さんに大事にしてほしいことをいくつか話をしたいと思います。
1つは、守秘義務ということを常に意識をしてほしいと思います。
皆さんが仕事を通じて市民の皆さんの様々な情報、あるいは市政に関する様々な重要課題といったものに触れると思います。
皆さんが知り得た情報について守秘義務を意識し、自分の心の中にしっかりとしまい込んで、家族であろうと言わない。このことは常に肝に銘じていただきたいと思います。
2つ目に、公務員は全体の奉仕者でありますから、常に全体、公共ということを考えていただいて、職務に励んでいただきたいと思います。
それぞれの部署の中で、様々な方と接することがあると思います。
皆さんには全体の奉仕者として、法に則って誇りを持って仕事をしていただきたいと思います。
そういった公務員としての原理原則をしっかりと守っていけば、いい仕事ができるわけですし、長く公務員として活躍をしていただけると思いますので、ぜひそういったことを大事にして職務に励んでほしいと思います。

私が日ごろ意識をしていることを皆さんにお伝えしたいと思います。
まず、ピラミッドを書きます。そしてピラミッドの中に線を4本引くと、ピラミッドの中が下から5段になります。
私はいつもこのピラミッドの中に書き込み、それを自分の人生の方針にしています。
何を書いているかというと、1番下には自分にとっての人生の理念を書いています。下から2番目には人生のビジョンを書きます。
そして、3番目には人生の目標を書いています。4番目には計画を、1番上には実践を書きます。
私のピラミッドには、1番下の理念には貢献、と書いています。
ビジョンのところには、人々の幸せに貢献したいんだ、というビジョンを書いています。
私は岐阜市長を目指して活動してきたので、岐阜市長になるということを目標にし、そのために日々何をすればいいかということをずっと考えて、ひたすら計画をして、あとはその計画通りに実践してきました。
自分にとっての人生の理念、人生のビジョンというものを持っている人は幸せですし、まだ持ってないという人は自分にとって何だろうというのをぜひ考えてみていただきたいと思います。
皆さんに昨日辞令をお渡ししましたけれど、いろいろと思うところがあったと思います。
私も銀行に入った時、最初に配属された場所、辞令をもらったときに、これは違うなと思いました。
しかし、皆さんにとって人生の目的がはっきりしていれば、今置かれているところがどうであれ、必ず一気通貫で行きつけると思います。
皆さんの公務員人生は始まったばかりです。
ぜひここに相集った仲間として、家族として共にお互いの人生の目標だけじゃなくて、目的もしっかりと達成していける、そんな岐阜市役所になるように私も精一杯がんばりますので、本当に縁あって入ってくださった職員の皆さん一人ひとりの力を大いに発揮して頑張っていただきたいと思います。
私は皆さんのところに行ったら片っ端からおはようと声をかけまくりますので、皆さんも声をかけていただいて、また、いろんな先輩方を頼って、いい仕事を一緒にしていければ最高だと思います。
ぜひ頑張ってください。
以上です。ありがとうございました。

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