雨が降らない日がずっと続いても川の水はなくならないの?

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ページ番号1010344  更新日 令和3年8月31日

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質問雨が降らない日がずっと続いても川の水はなくならないの?

回答

日本は世界の中でも雨の多い国ですが、それでも、雨が毎日降ることはありません。しかし、川の水は普通、雨が降らなくてもなくなりません。
川の上流には、木が生い茂った森がたくさんあります。森に降った雨は、木の葉や枝をぬらし、やがてしずくとなって地面に落ちます。地面には、枯れ葉や枯れ枝、コケなどがあって、落ちてきた雨の一部は、ここにとどまり、しだいに土の中にしみ込んでいきます。地下にしみ込んだ水は、やがて水を通しやすい地層の中を下へ下へとしみ込んでいき、水を通しにくい地層の上にたまります。これを地下水といいます。
地下水は、土や岩石の層が傾いていると、その傾きにそって流れます。地下水が、地層の境目や割れ目などから、自然に湧き出ているものがあります。これを泉といいます。
この湧き水が、川の流れになったり、川の流れといっしょになったりします。雨が地中にしみ込んでから川の水になるまでの時間は、地中の深い岩までしみ込む場合には1~3年といわれています。このように湧き水は急になくなることなく、少しずつ流れ出て川の流れになっているので、雨が降らなくても川の水はなくならないのです。
しかし、逆に市街地にある小さな川では、地表がアスファルトやコンクリートで覆われていて水がしみ込みにくいため、雨が何日も降らないと水が枯れてしまうことがあります。

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